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全社でリモートワーク解禁へ。働き方の多様性を受け入れ、社員それぞれが理想とする生き方を実現させるために。

こんにちは、ネットプロテクションズ(以下NP)広報担当です!

NPでは現在、多様な働き方を実現するために様々な社内制度研究を繰り返しています。2018年7月には出産・育児期の「働きたい想い」を支援する新制度「ココット」を発表しました。

https://corp.netprotections.com/news/press/2018/0710

ココットに続き、このたびリモートワークに関する制度が誕生しました。本制度を制定するにあたってどのようなプロセスがあったのか。新しい社内制度の研究を行うDiversity & Inclusionワーキンググループ(以下、D&I WG)の平間亮哉に話を聞いた。

もっと自由に働ける環境づくりを

D&I WGは社員の自由な生き方を実現することでNPの目指す成果・成長・幸福を最大化するという目的のもと、制度の研究・推進を担っています。今回制度化したリモートワークについてもかなり以前よりニーズは顕在化している事項ではありました。

そこで出産育児期支援制度「ココット」の設計が終わったタイミングで、リモートワーク制度の研究にも着手することにしました。良い形で実現できれば、モデルケースとして社会全体の働き方に影響を与えることができるのではとも考えていました。

全社に声をかけ、働く時間や場所の自由化に関心の強いメンバーを募集し、私を含めた5名で新制度の研究プロジェクトを開始しました。

まずは一度、リスクを承知でやってみた

他社の事例や世間の声を集める限り、不安や反対も少なくないので、プロジェクト開始当初は、リモートワークの全社展開までには2〜3年はかかると覚悟していました。一部の社員の既得権益でなく、全員にとって望まれる制度に昇華させるには時間が必要だと考えていたのです。まずはニーズが顕在化している一部の社員やチームからスモールスタートして、設計を見直し、受容文化を醸成し、また適用範囲を変更または拡大して検証し……といったPDCAが必要なのではないかと思っていたんです。

とはいえ社員がどう考えているかを知るためにも、まずはじめにリモートワークの導入について社内の意見をヒアリングしました。意見は見事に賛否両論が分かれました。顔を付き合わせないと意思疎通が難しくなりそうだからと反対する意見もあれば、集中力が増しそう、移動にかかっている時間を有効に利用できそうといった肯定的な意見もありました。そんな中でもある共通点を見出しました。外出が多いなど既にリモートワークに近い働き方をしていた社員や、前職等でリモートワークを経験したことがある社員は、共通して肯定的な意見であることがわかりました。もしかしたら未経験者がイメージだけでネガティブにとらえがちな制度なのではないかと仮説が生まれました。

そこで思い切って 正社員全員に、一ヶ月間の間で一度はリモートワークを実施してもらうことにしました。リモートワークする側としても、オフィスで働く側としても、まずは身をもって、そのメリット及びデメリットを実感してもらおうと考えたのです。

その後再度、リモートワークをした人やその周りの社員にアンケートをとると、ほとんどがリモートワークに対してポジティブな意見に変わりました。当時は電話やWEB会議システム等が未整備でしたので会議がしにくいなど多少の問題点はありましたが、どれもツールの導入などちょっとした工夫で乗り越えられそうな問題だという意見をもらえるようになりました。

また、実際にリモートワークをした人の中には、自分の性格には合わないという気づきを得た人もいました。一度全員で実施したことで、個人の性格や実行する業務の種類によってやりやすさは全然違うのだということがよくわかりました。

働き方に関わる制度などは、得てして最大公約数に落ち着きがちです。その結果、適用する範囲が狭まったり、細かい条件付きの実施になることが多いように思います。しかし、個人の事情やチームのあり方などそれぞれの特性次第で制度利用のハードルは変わるからこそ、最低限のルールづくりだけ行ってあとの問題は性善説の個別調整で解決してもらったほうがよいと考えました。そこで全社員にノートPCとスマホを支給し、研修中の社員や物理的に不可能な業務等を除き、リモートワークを可能とするようにしました。

多様化する社員の希望する生き方を叶えるために

まずは週に一日の頻度でのリモートワークを可能としました。それなら仮にある社員やチームで生産性向上に寄与しなかったとしても経営に及ぼす影響はほとんどないと考えたからです。あくまで皆が上手く活用できるように慣れるまでの暫定的なルールですので、半年以内には利用制限を取り払えるのではないかと思っています。

この働き方は、世界中の優秀な人材ともっと一緒に働けるようになることも会社としてのメリットだと思っています。また、多様化していく社員の希望を叶えることができるのだとも思っています。それは育児や介護との両立といった事情だけではなく、例えば、NPで働きながら農業もしたいとか、海外に住みたいといった希望だって叶えられます。

今後ますます会社や組織の枠組みは曖昧になり、プロジェクト単位で世界中の個人やチームがコラボする時代になっていくと思っています。そんな世の中になったとしても、対応できる土壌づくりができたのではないかと考えています。既存のあり方にとらわれることなく、自分たちらしいあり方を今後も追求していきたいです。

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