14年間在籍した大手を飛び出し、スタートアップのNateeに転職した理由とは?ビジネスキャリアを活かし、SNSマーケティング市場の「一丁目一番地」を取りに行く。
安定したキャリアを捨てて、スタートアップに転職する。
サイバーエージェントで14年間勤務し、最終的に局長職として組織のマネジメントを担ってきた丸山も、そんな大きな決断をしたひとりです。
もう一度、自身の成長を最大化できる環境を求めて、30代後半で初めての転職活動に臨んだ丸山。彼の挑戦を後押ししたのは、「SNSマーケティング市場で、Nateeが一丁目一番地をつくろう」という言葉でした。
そんな丸山の転職に至った理由と、Nateeで描きたい未来について話を聞きました。
▼プロフィール:丸山 聖司(まるやま さとし)
東京都出身。上智大学経済学部を卒業後、2011年にサイバーエージェントへ新卒入社。広告事業、スマートフォンアドネットワーク事業を経て、子会社であるCyberZに出向。西日本グループの立ち上げやマネージャー職、局長職を経験し、2025年8月にNateeにジョイン。新規顧客の開拓と既存顧客との取引拡大、組織マネジメントの役割を担っている。
サイバーエージェントで局長職を経験。マネジメントの楽しさ、苦しさを味わう
━━まずは丸山さんの自己紹介をお願いします。
大学卒業後、2011年に新卒社員としてサイバーエージェントに入社しました。当初はセールスやアカウントコンサルティングに従事していましたが、その後は新事業の立ち上げ、子会社への出向、西日本オフィス立ち上げなど、組織の変革フェーズに携わりながら幅広い経験を積んできました。
サイバーエージェントグループで14年間の勤務を経て、2025年にNateeにジョインしました。現在は、新規顧客の開拓と既存顧客との取引拡大というミッションを担っています。
━━もともと広告業界に興味があったのでしょうか?
はい、漠然と広告業界への憧れがあり、就職活動ではこの業界に絞っていました。サイバーエージェントは当時から勢いがあり、社員の情熱や活気を肌で感じましたね。「ここで働いて、事業成長を身をもって経験したい」と強く思い、入社を決めました。
━━大きな組織でのマネジメントも経験されていますが、どんな役割・ミッションを担っていたのか教えてください。
2017年に西日本オフィス立ち上げを任され、マネジメントとしてのキャリアが始まりました。2020年からは局長職に就任し、15名規模の組織を率いていました。
会社全体の数値責任を負う立場として、売上達成の大きなプレッシャーと常に戦っていました。市場成長が鈍化するという苦しい時期も経験しましたが、チームから全社の最優秀新人を輩出するといった確かな成果を得ることもできました。
私はマネジメントで、チームに活力を絶やさないことを意識してきました。大変な状況でも、メンバーの前では努めて明るく振る舞い、常に前向きで活気のあるチームづくりをしていました。
恵まれた環境を離れ、自分自身を鍛え直す
━━転職活動を始めたきっかけを教えてください。
前提として、サイバーエージェントグループは私にとって本当に素晴らしい環境でした。会社が成長を続けていたおかげで、私自身も常に挑戦する機会に恵まれました。色々な経験をさせてもらえたことに心から感謝しています。
一方で、14年間同じ環境に身を置いてきたことで、“慣れ”のようなものを感じ始めていました。「このままで良いのか」と自分のキャリアを見つめ直し、「全く新しい場所で挑戦し、自分自身をもう一度鍛え直すべきではないか」と転職活動を始めました。
━━転職でなく、グループ内での異動は検討されなかったのでしょうか?
グループ内での異動も選択肢として考えていましたが、それよりも、恵まれた環境から一歩踏み出す必要を強く感じていました。振り返ってみると、サイバーエージェントという「ブランド」に守られてきた部分も大いにあったと思っています。だからこそ、あえて外に出ることで、自分の市場価値を試したい、自分の力でどこまでできるかを証明したいと考えました。
━━転職活動をする上で、大事にしていたポイントを教えてください。
最も大事にしていたのは、もう一度、自身の成長を最大化できる環境に身を置くことでした。私の強みは、新規事業や拠点の立ち上げなど、事業成長の真っ只中で多くの経験を積んできたことです。すでに成熟した大企業ではなく、これから大きく伸びていく過程のベンチャーやスタートアップで、組織や事業の成長にダイレクトに貢献できるようなフェーズに身を置きたいと思いました。
次に重視したのは、どんな人と一緒に働くかです。組織のミッションに心から共感でき、かつ、切磋琢磨できる仲間がいる組織で働きたいと思いました。
━━転職について、ご家族の理解はありましたか?
ありがたいことに、妻は「やってみたら?」とすぐに背中を押してくれました。家族に負担をかけることなく、自分が挑戦できる最適なタイミングだったことも転職の決め手になりました。
SNSマーケティング市場で一丁目一番地をつくっていく
━━丸山さんがNateeに応募したきっかけについて教えてください。
30代後半ながら初めての転職活動だったんですが、転職エージェント経由で情報収集をするなかで、私の思いや強み、これまでの経験をもとにNateeを紹介してもらったのがきっかけです。
━━Nateeの選考はいかがでしたか?
最初の面接担当が、同じ出身大学であるセールス責任者の大塚でした。学部・学科も同じという共通点もあって盛り上がり、会社や転職のことを率直に話し合う時間になりました。
選考過程で、経営陣全員と話をする機会を設けてもらったのですが、一番印象的だったのがNateeでCOOを務める東谷との面接です。東谷は前職の博報堂で多くの結果を残しており、私も以前から活躍を耳にしていました。
そんな東谷から「SNSマーケティング市場は圧倒的価値を出している会社が少ない。Nateeで一丁目一番地をつくろう」という言葉を掛けてもらいました。まさに挑戦を求めていた自分の心に深く刺さりましたね。
また、面接や面談以外に、会食の機会もつくってもらい、Nateeの本気度を感じましたね。皆さんの事業への強い思いはもちろん、「私と一緒に働きたい」「私を必要としている」という熱意に、心を動かされました。
事業と個人の成長をリンクさせ、Nateeの成長を実現する
━━丸山さんがNateeで期待されているミッションや、取り組まれている役割について教えてください。
現在、私のミッションはふたつあります。
ひとつは、既存顧客との取引を拡大していくことです。前職でのクライアントとの取り組みやマネジメントの経験を生かし、既存事業の成長をさらに確実なものとして推進していきます。
もうひとつは、これまでにない新しい顧客層や提案内容を創出していくことです。SNSマーケティングの可能性を広げるため、未開拓の領域へ積極的にアプローチし、Nateeの事業の幅を広げていきたいと考えています。
━━ミッション達成のため、どのようなタイムラインで進めていく予定ですか?
基本的には半年ごとの売上目標を設定し、それに基づくKPIを管理して進めていきます。ただ、SNSマーケティング市場は変化が激しいため、目標にはある程度の柔軟性を持たせながら、タスクの優先順位を決めています。このスピード感は、まさに成長中のスタートアップならではの面白さだと感じています。
━━入社して実感したNateeの魅力について伺えますか?
なんといっても「ひと」がNateeの最大の魅力だと思います。何事もポジティブで、プロジェクトへのコミット力が高いのが素晴らしいなと感じます。
平均年齢は28.9歳と若い組織ですが、素直で、誰からも貪欲に学びたいという意欲に溢れています。先日、箱根でオフサイトミーティングがあったのですが、年齢がひと回り違う私にも、臆することなく積極的にコミュニケーションをとってくれました。この組織なら絶対に伸びると確信できる、本当に良いメンバーが集まっている会社だと実感しますね。
━━Nateeで実現したいこと、組織で実現したいことは何ですか?
当たり前のことですが、Nateeの事業を本気で伸ばしたいと思っています。売上規模を拡大し、Nateeができることを増やしていきたいですね。
理想は、事業と個人の成長がリンクすることです。挑戦や失敗を恐れないカルチャーを大事にしながら、Nateeの成長を実現させます。
また、Nateeに入って印象的だったのは、「クリエイターとブランドの両方を輝かせる」という考え方を全員が強く持っていることです。どちらか一方を優先させるのではなく、双方の魅力を最大限に引き出す。そして、Nateeが介在することで、どちらかだけではできないことを、実現していく。
この共創のあり方こそ、Nateeならではの面白さだと感じています。SNSを起点としたマーケティング事業を伸ばし、本気で一丁目一番地を取りにいきたいと考えています。
━━ありがとうございました!最後にNateeへの入社を検討されている方にメッセージをお願いします。
Nateeは、一緒に市場をつくっていきたい人にとって最適な環境です。スタートアップは変化も激しいですが、同時に最高の成長環境ともいえるでしょう。20代の方はもちろん、私のように経験を積んだビジネスパーソンにとっても、さらなる挑戦ができる機会に溢れています。
Nateeに転職し、改めて前職であるサイバーエージェントの良さも再認識することができました。ですが今は、それ以上に新しい環境で会社を良くしていくことへのワクワク感と強い責任感を持っています。
ぜひ、あなたの培ってきた経験をNateeで生かし、SNSマーケティング市場の一丁目一番地をともに取りにいきましょう!