― 就活で一番大切だったのは、「何をするか」ではなく「誰と働くか」だった。
「正直、自分には何もないと思っていました。」
そう振り返るのは、NANICAで働いて10年目を迎えた佐藤さん。
現在は営業として活躍しながら、後輩育成や組織づくりにも携わっています。
しかし、大学生だった頃の佐藤さんは、「やりたい仕事」も「将来なりたい姿」も見えていませんでした。
そんな佐藤さんが、なぜNANICAへの入社を決めたのか。
10年前の就職活動を振り返っていただきました。
「何がしたいか」は分からなかった。でも、能力だけは身につけたかった。
イ)就職活動をしていた頃は、どんな学生でしたか?
佐)
大学4回生の時から、学生インターンという形でNANICAに関わっていました。
でも、その頃は「何がしたいか」は全然決まっていなかったですね。
いろんな就活イベントに参加していましたし、漠然と会社を見ていました。
ただ一つ思っていたのは、「能力を身につけたい」ということでした。
イ)能力を身につけたい。
佐)
はい。
当時は、自分には特別な強みもないと思っていましたし、自信もありませんでした。
ちょうど就職活動をしていた頃は、「会社に入れば安泰」という時代ではなくなってきていて、大企業ですら倒産する時代でした。
だから、「このままの自分で将来、本当に大丈夫なのかな」という漠然とした不安があったんです。
何を身につければいいかは分かりませんでしたが、会社に依存するのではなく、自分自身の力をつけなければいけないという想いだけは強くありました。
だからこそ、就職活動では「何をするか」よりも、「自分が成長できる環境はどこなんだろう」ということを一番大切にしていました。
最初は、就職先ではなく"相談相手"だった。
イ)NANICAとはどうやって出会ったんですか?
佐)
就活イベントですね。
そこで辻さんと初めてお話ししました。
イ)第一印象はいかがでしたか?
佐)
すごく話しやすい方だなと思いました。
学生の話だからと流すこともなく、本当に親身になって聞いてくれる。
しかも、否定をしないんです。
「それは違うよ」と頭ごなしに言うんじゃなくて、「なんでそう思ったの?」と、一緒に考えてくれる。
その距離感がすごく印象的でした。
"社長"というより、同じ目線で話してくれる人だった。
就職活動中、多くの企業の説明会や面接に参加したという佐藤さん。
その中でも、辻との時間は少し違っていたと言います。
佐)
自分が悩んでいることや考えていることを、そのまま話せたんです。
しかも辻さん自身も、「自分も昔はそうだったよ」と経験を交えながら話してくれました。
上から教えるというより、一緒の目線まで降りてきてくれる。
だから、自分を取り繕う必要がなかったんですよね。
入社を決めた理由は、仕事内容ではなかった。
イ)最終的にNANICAへ入社しようと思った決め手は何だったのでしょうか。
佐)
一番大きかったのは「人」です。
仕事内容というより、「この人たちと一緒に働きたい」と思ったことが決め手でした。
学生スタッフとして関わっていた時も、定期的に面談をしてもらっていました。
その時間を本当に大切にしてくれていて。
今でも覚えている出来事があります。
「佐藤との面談を優先しよう。」
ある日、他の予定と佐藤さんの面談時間が重なってしまったことがありました。
その時、辻は迷わずこう言ったそうです。
「佐藤との面談の時間の方が大事だから、こっちは日程を変えよう。」
佐)
正直、学生だった僕にそこまで時間を使ってくれるとは思っていませんでした。
でも、それが一度だけじゃなかったんです。
他のメンバーとの関わり方を見ていても、誰に対しても同じように向き合っている。
「あ、この人は本気なんだ。」
そう思いました。
「何をするか」ではなく、「誰と働くか」
イ)当時を振り返って、一番大きな決め手は何だったと思いますか?
佐)
やっぱり「誰と働くか」ですね。
営業をしたかったわけではありません。
通信業界に興味があったわけでもありません。
でも、「この人たちと一緒なら、自分も成長できるかもしれない。」
そう思えました。
それまでの自分には、自信がありませんでした。
だからこそ、自分を信じてくれる人がいる環境で挑戦してみたいと思ったんです。
10年前の自分は、今を想像できなかった。
営業経験もない。
将来やりたいことも決まっていない。
能力にも自信がない。
そんな22歳だった佐藤さんが選んだのは、「仕事」ではなく「人」でした。
あれから10年。
営業として経験を積み、後輩を育て、組織づくりにも携わるようになった今でも、佐藤さんは当時の決断をこう振り返ります。
「何をするかより、誰と働くかを選んで、本当に良かったと思っています。」
次回予告
次回は、10年間の中で最も苦しかった出来事について伺います。
営業成績が伸びず、自信を失い、「辞めた方がいいのかもしれない」と本気で悩んだ時期。
それでも佐藤さんがNANICAで働き続けることを選んだ理由とは――。