こんにちは!株式会社マイベストのインターン生、香田です。
弊社ではフリードリンク・家賃補助・シャッフルランチなど、社員が働きやすい環境となるようにさまざまな制度を設けているのですが、今回は5月より導入を始めた「ピアボーナス」制度についてご紹介させていただきます。
導入に至った背景、運用していく中で見えてきた難しい点や社内の変化などを社員の声を含めながらお伝えします。
ピアボーナスとは?
社員を評価する制度としてGoogleが取り入れていることから、話題となりベンチャー企業を中心に広がっています。
ピアボーナス最大の特徴は、“メンバー同士”で評価し合うことです。そして、メンバー(peer)からの評価が報酬(bonus)に直結します。報酬の形は企業によって様々で、お金や違う形であったりします。
現在マイベストではUniposというサービスを利用してピアボーナスを実施しています。Uniposの魅力的な点としては、メンバーに送るポイントを各自で決めることができ、メッセージと共に送信できるところです。そして、メッセージに共感した他のメンバーもその相手にポイントを送ることができます。
バリューの浸透、そして企業文化へ
代表の吉川さんにピアボーナス導入の経緯を伺いました。
ーーなぜピアボーナスを始めようと思ったのですか?
僕はバリュー経営を経営方針として掲げています。バリューは5つあり、そのどれもがマイベストを成長させる上で必ず必要なものだと考えています。まずはそのバリューを浸透させたい、バリューの体現者を称賛る仕組みを作りたい、という思いからピアボーナスを導入しました。
ーーピアボーナスの制度の先に目指すものはありますか?
ピアボーナスによってバリューを浸透させることが一番の目標ですが、最終的には互いの行動や結果を称賛しあう文化を作りたいと考えています。お互いを称賛しあう文化をマイベストの企業文化の一つとしていけたらと思います。
以上、吉川さんのお話でした。ありがとうございました。
ピアボーナスを利用してマイベストの成長に必要なバリューの浸透を図っているのですね。バリューの体現者がきちんと評価されることで、モチベーションの維持にも繋がりそうです!
代表の吉川さん。写真は少し前のMTGの時のものです。
前途多難。バリュー浸透の難しさ
5月から半年ほどピアボーナスを導入してわかったこと、それは、バリューの浸透は一筋縄ではいかない!ということです。
バリューを浸透させるために、ピアボーナスを送る際はバリューに紐づいた内容を投稿する、というルールなのですが投稿した内容に対し、称賛はあってもそれに対するフィードバックがほとんどなかったり、そもそもピアボーナスを以前より使わなくなってしまったりと、課題はたくさんあります。
現在は利用ルールを変更して、より多くのメンバーがピアボーナスを消費できるように環境を整え、参加率の向上を図っています。今後も状況によってピアボーナスの利用方法やルールを改善していくことが必要になりそうです。
ピアボーナスによってバリューを浸透させることは、少し限界があるかもしれません。ですが、以前よりバリューが意識され、称賛し合う文化の形成に共感しているメンバーがたくさんいることも事実です。
海外チームのハッピーガールをみんなでお祝いしたときの一枚。後ろには国内事業のメンバーも。
ピアボーナスのすごいところとは…
コミュニケーションが取りやすくなるところ
ピアボーナス導入前後の変化を聞いた際、多くのメンバーが挙げられました。
マイベストは現在、成長に伴い人員拡大をしている最中で毎月新しいメンバーが入社しています。メンバーが増えていくと、話したことがない人、話す機会の少ない人も増えていくのは仕方のないことです。
マイベストの構造上、業務で関わりの少ないチームの人と会話する機会はあまりありません。しかしピアボーナスの導入したことで、知らなかった相手の仕事内容や普段の頑張りが見え、話しかけるきっかけに繋がったそうです。
またコミュニケーションが取りやすくなることで次のようなメリットがありました。
①相互理解が深まる
普段の業務では直接話す機会のない人が、どんな仕事を担当しているかはもちろん、どんな人なのかなんて、想像することしかできないですよね。
ピアボーナスは文字にしてメンバーに共有しているからこそ、その人の個性や働き方がわかります。他のメンバーがどんな仕事をしているのか、具体的なエピソードも含めて知ることができることでその人への理解も深まった、という嬉しい声がありました。
②交流が増え、関係値が高まる
コミュニケーションが取りやすくなったことで感謝や尊敬の気持ちを伝えやすくなり、それぞれの交流が増え、関係がさらによくなったというメンバーもいました。
マイベストの社内の雰囲気は以前から良いと感じているメンバーが多いのですが、ポジティブなやり取りが増えたこと、さらに濃いコミュニケーションが生まれたことなど、お互いの関係値が高まったと感じる方もいるようです。
マイベストはフラットな組織を目指しています。そのためにはメンバー間の積極的なコミュニケーションが欠かせません。ピアボーナスは相手への感謝や気づきを伝えやすくします。また、他のメンバーにも共有できるので、相手やメンバーの考えがわかり実際のコミュニケーションをとるきっかけを提供しているのです。
記事チームと海外チーム。バリューを体現して、笑顔溢れる会社にしていきたいですね。
まとめ
今回の記事を作成するにあたって行った者にアンケートでは、Uniposを利用したピアボーナスに満足、どちらかといえば満足していると回答したメンバーは、約8割に上ります。
ピアボーナスが始まってから、関わりの少ないメンバーとの会話が生まれたり、積極的にメンバーの頑張りや良いところを探そうという姿勢も見えるようになりました。そうした行動が、マイベストが成長する上で必要なバリューの浸透に良い影響を与えていることは確かだと思います。