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ポストコンサル的 スタートアップ転職のススメ

ベンチャー界隈人のすなる入社エントリというものを我もかいてみんとてするなり。

というわけで、はじめまして。
2022年3月からMNTSQ(モンテスキュー)にて事業開発/BizDevとして働いている岩井と申します。

入社から2か月経過し、採用イベント等でもお話しすることが増えてきたので、改めて自分がMNTSQに入社するに至った経緯について簡単にまとめてみたいと思います。


1. これまでのキャリアと芽生えた悩み

そもそもこれまで何をやってきたかという部分ですが、下記2社を踏んでMNTSQへ移ってきました。

  • 1社目:大手ITソフトウェア企業 トレンドマイクロ の法人向け営業
  • 2社目:デロイトトーマツコンサルティング

元々ITやテクノロジーが好き、プライベートでもPCやガジェットが好きで、縁あって1社目はITでしたが、もっと企業の成長や課題に根本的に貢献出来る仕事を、との思いでコンサルに転身。

コンサル時代は調査・戦略系から業務改革系の案件まで幅広く経験し、日本の名だたる大企業が抱える様々な課題を、良くも悪くも目の前で生々しく見つめる日々を送りました。

スタッフの間(コンサル-シニアコンサル)は、とにかく「コンサルタントとして一人前」と言えるレベルになることと幅広い経験を蓄積することが最優先目標で、わき目を振る暇もなく。

しかしマネージャーに昇格し「さぁ次の目標は?」と思った瞬間に、「コンサルは好きだし自分の性にあった仕事だと思うけど、この先ずっとコンサル会社でコンサルを続けていくのか?」という疑問にぶち当たってしまったのでした。

特に自分は1社目・2社目通じて際立った専門領域というものがなく、ある意味でジェネラリスト的なコンサルの中でも「これが専門分野です」と言えるものが無いという課題感がありました。

他方、これから先もコンサルとして職位を上げパートナーへの道を上っていくのであれば、何かしら自分の軸となる強味を作らなければならない。
「岩井さんといえば、あの領域だよね、こういう系の案件だよね」と言われるほどの軸を作り出さなくては…でも一体、何によって?

ご多分に漏れずAIや機械学習、ロボットなどのテクノロジーに関心があった私は、出来ればそういった領域で軸を作りたいと思いつつ、一定の専門性をきちんと身に着けられるほどの具体的なプランを描けず、悶々としていました。


2. 先端テクノロジーと最新ビジネスのある場所は?

しかし2020年夏頃、「GPT-3*」という自然言語処理(NLP)の世界的な盛り上がりを目の当たりにして、興奮とともに「世界はヤバいくらいの速度で進化している、シンギュラリティは真面目にやってくるかもしれない」という実感を持ち始めます。
* 参考:ITmedia『革命かパンドラの箱か、新AIツールGPT-3の波紋

この技術が元になって、最近「文章から高クオリティな画像を生成できるAI」として話題になった「DALL・E 2」も生まれ、たとえば「宇宙飛行士」「馬に乗る」といったワードを指定すると次のような画像を生成することが出来るようになった訳ですが・・・。

*引用:OpenAI https://openai.com/dall-e-2/

これが、2020年夏から2年経たずして、実現した世界です。

日々の仕事と闘いながら情報を追いかければ追いかけるほど、残念ながらいかに自分が「いま最先端のテクノロジー」から遠いところにいるのか、を思い知らされました。

NLPだけでなく、様々な先端テクノロジーが凄いスピードで進化している、それを様々な企業が社会実装しようとしている光景も視野に入ってきました。

そしてそういったプレーヤーは、決して大企業だけではないということ。

むしろスタートアップの方が、最先端のテクノロジーを凄いスピードで現実的に利用可能なレベルに落とし込みビジネスに結び付けようとしているのではないか、そう思い始めるようになるまで、時間は掛かりませんでした。

振り返れば、MicrosoftやGAFA等のTech Giantsだって、みんな最初はスタートアップ。

世界的に普及し得る新しいテクノロジーとビジネスを生み出す挑戦に身を投じ、その中で最先端の経験を蓄積すること、それが自分のキャリアにとっての最適解なのではないか。

次第にそう強く思うようになったのでした。


3. ポストコンサルキャリアとしてのスタートアップ転職って?

本当に転職活動をするかどうか、最後に改めて悩んだポイントは2つ。
 ① ある意味安定的とも言えるコンサル街道を本当に敢えて外れる必要があるのか
 ② スタートアップに転職して、その先はどうするのか?

①については、自分の場合はマネージャーまで経験でき、ある程度コンサルとしてのキャリアを積めたと自分で思える区切りの良いタイミングでした。
更に日本でもベンチャー/スタートアップ界隈は成長しており、元コンサル需要があるうえに、上述のテクノロジーの進化についていきたいなら「いまでしょ!」。(なお、個人的な感想です。笑)

②については、正直自分でも分かりません。でも・・・

  • 新しいテクノロジーや新しいビジネスを柱にするスタートアップで
  • 自社プロダクト/サービスをつくり、それに本当に価値があるのか、顧客と向き合い仮説検証しながら事業成長を導くという重要な事業開発プロセスを経験でき
  • 組織が成長していく中で発生する様々な課題を解決するという体験ができる

これらの経験が出来るのであれば、将来またコンサルに戻るにせよ、大手企業に行くにせよ、ベンチャー/スタートアップ界隈でそのままやっていくにせよ、プラスになってもマイナスになることはない、と考えました。

逆にこれらの条件を満たした上で、事業として面白そうであり、成長性がありそうで、何よりも自分が楽しく働けそうな場所を探す!
そういうつもりで転職活動をした結果、出会ったのがMNTSQだった、ということなのです。


4. なぜMNTSQを選んだのか?

MNTSQは、上述の自然言語処理(NLP)をコア技術として利用しているSaaSスタートアップであり、コロナ禍や働き方改革等の影響もあってデジタル化が進み始めた法務・契約業務領域に根ざすリーガルテックの会社でもあります。

正直、法務・契約業務自体にはさほど興味はありませんでした。
が、過去の経験から「契約は重要な割に面倒でめちゃくちゃ大変であり、これがビジネス上大きなボトルネックになり得る」というしみじみした実感はあったので、そこにアプローチするサービスであるということで求人を見かけた時に「へぇ…」と何となく興味を惹かれました。

しかし蓋を開けてビックリ。

国内最大手とも言うべき長島・大野・常松法律事務所と出資・提携関係にあり、その所属弁護士がCEOですし、さらにコア技術面では自分の興味の的だったNLPにおいてその道で有名なPKSHAの コアメンバーが共同創業者として支えている。

さらに、(2022年3月段階では)まだ50人に満たない規模だが順調な事業成長に伴って組織拡大が必要であり、組織を成長させるために全員が同様に組織課題に取り組むことが求められ、そのための仕組みも用意されていると聞いて、「これは凄い」そして「こんな会社にはなかなか出会えないのでは?」と期待値が高まりました。

最後の決め手は、面接やオフィス訪問でお会いした方々の雰囲気。

自分とバックグラウンドが似た人もいる一方で、全然違うNLPや法律業務のプロフェッショナルの人たちもいて、自分の知的好奇心が「おもしろそう」と囁く。

その割に、なんとなく社内の雰囲気が和やかそうで、かつ適度に緩やかな印象を受け、「何となく合いそうだな」と思って入社を決めたのでした。


5. さいごに

入社エントリということで簡潔にまとめようと思っていたはずが、書き始めるとキリがないくらい、あれもこれも書きたくなるものですね。
ここまで長文にお付き合い下さった皆様、有難うございます。

私は入社してまだまだ2か月。
会社も2018年設立からまだ3年。
MNTSQはいま、凄いスピードで成長しようとしています。

我々社員も頑張っていますが、この会社のさらなる成長を支え一緒にチャレンジして下さる方々が必要です。

もし少しでもMNTSQ、あるいはコンサルとしての働き方に興味をもって頂けるようであれば、「とりあえず話を聞いてみるか」くらいの気持ちで、カジュアル面談などお声がけ頂けると幸いです。


あなたも一緒に、新たな挑戦に踏み出してみませんか?


MNTSQ株式会社 採用情報
すべての合意をフェアにする。 テクノロジーで契約のありかたを変革するという挑戦
https://careers.mntsq.co.jp/
コンサルタント | MNTSQ株式会社
テクノロジーで契約のありかたを変革する、MNTSQのチャレンジに一緒に挑んでいただけませんか。 私たちはみな、契約をしながら生きています。あらゆる事業活動でも、あらゆる場面に契約書は登場します。しかし、契約書はとても難解で、作るのにも交渉するにも時間がかかり、その内容がフェアであるとは限りません。 ...
https://hrmos.co/pages/mntsq/jobs/00030
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