ミツモアの就活生の多くは、ESや面接でアピールするガクチカ(学生時代に力を入れたこと)に長期インターンのことを話す。GAFA内定者の高草木さんもその1人だ。
彼がミツモアに入り、未経験のマーケティング職を始めて7カ月後。GAFA面接官から評価されたのは「顧客視点の思考」と「やり切り力」だった。今回はその秘密を探る。
この記事がオススメな方
・長期インターンで経験できることを知りたい人
・ガクチカを魅力的にする方法に興味がある人
・外資系(とくにGAFAのようなテックカンパニー)に応募したい人
豊かな経験を積める環境がミツモアにはある
―― ミツモアの長期インターンではどのような仕事をしていますか?
コンテンツマーケティング部のSEOチームに所属しています。主な仕事はリーダーとして目標達成するためのSEO施策の立案や記事執筆、メンバーの進捗管理です。
SEOとはGoogleなどで検索するとき、記事を上位表示させるマーケティング手法でして、「このワードで検索する人は何を知りたいんだろう」や「この記事を読んでいる人は満足できているか」など、ユーザーに寄り添った有益な情報を発信しています。
※SEO施策の例
1カ月に「名刺交換」が検索される回数は約8,000回。とくに4月に検索するユーザーが最も多い。この事実から「新卒の方が検索している」と仮説を立てて、ペルソナに「新卒」を設定。新卒の人が初めて名刺交換を行う際のわかりやすい記事を書いている。
名刺交換の検索回数の推移
―― 長期インターンの前にSEOの知識はありましたか?
SEOはまったく知らなかったです。コンテンツマーケチームに入ったのも「マーケティングに関わる業務をしたい」という、漠然とした思いからでした。
元々マーケティングの本を読んでいたこともあり、関心を持っていました。ただ、現場を体験しないことには「マーケティングが自分に向いているかもわからない」と思い、マーケティングができる長期インターンを探した結果、ミツモアとご縁があった感じです。
―― 長期インターンでミツモアを選んだきっかけは何でしょう?
多くの優秀な社員がいらっしゃるのが魅力的だったからです。すでに実績を持った人が立ち上げたベンチャーなので、学べることが多くあると思って求人に応募しました。
ただ、正直にお話すると「就活に役立てたい」「ガクチカを作りたい」という目的が強かったので、応募当時はミツモアのことをあまり知らなかったです(笑)
実際に入社してみて、社員の方は優秀なだけではなく、インターン生に対して親身に接してくれるので「長く続けられるインターン先」と感じました。
ベンチャー企業には業務の丸投げや、仕事を教えていただけないイメージを多少は持っていました。ただ、ミツモアではインターン生が多いこともあり、業務マニュアルが整っていて、ノウハウから業務目的、何をすればいいかまで、すぐにわかるようになっています。
他にもインターン生の悩みについて、定期的に社員と話せる1on1制度があり、とてもいい環境です。社員の中野さんには就活の相談に乗っていただくなど、社員とインターン生の距離が近いことも特徴ですね。
スキルやメンタルについて配慮していただきながら、ハイレベルなメンバーと働けるという意味ではミツモアは貴重だと思います。
―― 研修体制はどうでしたか?
業務を遂行するために必要な点でいえば、初期研修の体制やマニュアルは整っていますし、社員やインターン生の先輩に質問したら、絶対に答えてくれます。
ただ、成果を出したいのであれば、SEOマーケティングの専門的な知識について、自分でキャッチアップしていくことも必要だとは感じています。
自分でアンテナを張って情報を集め、業務に活かすことが必要な職種ではあるので、主体性を持って行動できる人のほうが、コンテンツマーケティングには向いている印象です。
―― 入社前後でギャップはありましたか?
マーケティングという分野の幅がかなり広いと知れたことが新鮮でした。元々マーケティングには華やかなイメージがあったのですが、SEOマーケティングは結構正反対に近く、コツコツと粘り強く依頼者体験に向き合う仕事でした。
ただ、成果が数字でわかりやすく確認できて、目標を達成した際にはやりがいを得られるので、個人的には楽しいと感じました。
就活ではなく社会人を見据えてインターンリーダーに立候補
―― ミツモアの長期インターンで大変だった経験はありますか?
入社2カ月でインターンリーダーになったことです。当時のインターンリーダーが退職することになり、次のリーダーを決めるタイミングが2カ月目でした。
せっかくの機会ということもあり、立候補してリーダーになったのですが、業務内容やミツモアについて十分に知らない状態だったので、特にマネジメント業務が大変でした。
私より社歴が長いインターン生がメンバーだったので、多くのことを学ばせていただきながら、チームリーダーとして成果を出すためにしっかりと指針を示し、目標達成に向けてリードするように努めました。
―― 2カ月でリーダーは大変かもしれませんね!なぜ立候補したんでしょうか?
社会人に必要なマネジメントなどのスキルを身に付けたい意識がありました。就活のためだけではなく、入社後も使えるスキルのために長期インターンを続けていましたが、なかなか経験できないリーダーを通じて、マネジメントスキルも習得しようと思いました。
就活のことだけを考えていると、内定のために短期インターン、夏季や冬季インターンに参加して、とにかくインターン中にこなしたタスク量を意識してしまいがちです。
ただ、それが「本質的な自分の成長に繋がるのか」と思い、内定をゴールとして置かず、「社会人になってからも役に立つ経験を得ること」をゴールに行動するようになりました。
―― インターンリーダーについて、具体的にはどのような仕事をするのでしょうか?
私の場合は、毎月の行動計画を立て、施策実行、振り返り、改善までを行っていました。今月は「これだけ依頼数を成長させたい」という目標があり、「達成するためにはどのような施策を行うべきか」「施策を行うためにはどれだけ行動すればいいか」を考えます。
その行動目標を元に、チーム内でタスクの割り振りを行い、進捗のマネジメントまで行うという一連の流れを回すのがリーダーの役割です。
―― 高草木さんの上司だった中野さんから見て、高草木さんのリーダーとしての強みはどこにありますか?
一言で表すなら自走力の高さです。自分で目標達成までの道のりを考えて、施策まで落とし込むのは入社したての大学生ではなかなか難しいですが、高草木さんは高いレベルでできるようになりました。
また、なかなか結果が出ないときにも施策を回し続けることで、最終的には目標を達成できたこと。自走した上で成果を出したことは、本当に素晴らしいと思っています。
1on1での打ち合わせ光景(右:社員の中野さん、左:高草木さん)
―― インターンで楽しいなと思う瞬間ってどのような瞬間でしょうか?
リーダーとしてもプレイヤーとしても、自分の携わった記事の順位が上がったときは嬉しいですね。自分なりに仮説を立てて、実行して、数値が上がるとやり切った感や達成感、充実感があり、学生生活ではなかなか味わえません。
構造化して論理的に考える力が長期インターンで身に付く
―― インターンでどのようなスキルが身に付きましたか?
構造化して考えるスキルと話すスキルはかなり上がったと思います。報告書1つをとっても、社員の方が「こういう風に書けばよいよ」と仕事のたびにフィードバックをくれるため、非常に勉強になりました。
要素分解して売上を増やす構造化の例
―― 高草木さんから見て、長期インターンは就活の役に立つと思いますか?
その人の意識次第なところはあるかと思います。目標を持って、自分の就活に役立てようと思いながら長期インターンを行えば役に立つでしょう。
私の場合にはガクチカを作りたいという意識でインターンを始めましたが、リーダーへのチャレンジや目標設定を積極的に頑張り、得た経験は今後の社会人生活でも役に立つと思っています。
―― 高草木さんから見たミツモアの良さを教えてください。
周りの人の良さです。インターンや社員の方がとにかく良いなと思っています。優秀なだけではなく、優しいですし、親身に相談に乗ってくれます。
とくに社員の中野さんには就活のお話も相談できましたし、インターン生同士でも居心地の良い空間を作るためにみんなが工夫していると感じました。
コンテンツマーケティング部の社員の仕事風景
―― ミツモアのコンテンツマーケティングの長期インターンに向いている人はどのような人でしょう?
チームプレイを大事にしつつ、きちんと自走できる方が向いているという印象です。コンテンツマーケの特性上、記事について考えるときは1人で作業する時間が多くなりやすいです。1人で作業することが苦手でないことも、活躍しているインターンの特徴かと思います。
就活では徹底的な自己分析をし、ガクチカを考え抜く
―― 就活のお話を聞きたいのですが、内定先を選んだ軸を教えてください。
自分は将来的に起業したいので、起業に対する意識を高めることができる会社を選ばせていただきました。社訓や人事評価、企業マインドで1番共感できるのが、今の内定先だと思っています。
―― GAFAへの就活では何か特別な対策はしましたか?
自己分析を徹底的に行いました。就活対策はウェブテスト対策、面接、OB訪問など切りがないですが、すべてを完璧にはできないと思ってます。
ただ、最後は「会社との相性や自分の魅力をどう伝えるか」で、会社が自分を採用してくれるかが決まるので、自分とその会社が合っているかを分析することに力を入れました。
―― GAFAというと、かなり就職難易度が高いという印象ですが、どんなポイントが評価されたんでしょうか?
人事の方から直接評価いただいたポイントは「お客様視点で物事を考えていること」と「結果が出るまでやり切る姿勢」です。
顧客視点で考えることは、コンテンツマーケで意識していましたし、結果が出るまでやり切ることについても、リーダーで成果を追い続けた経験で磨くことができたのかなと思っています。
―― 外資系の就活で悩まれている方へのアドバイスをお願いしたいです。
自己分析を徹底的に行うことに尽きると思っています。自分の良さ、強み、経験を言葉にして面接官にアピールすることが何よりも重要です。
私の場合は、OB訪問や説明会に入った回数を増やすより、自分の魅力を人に説明できるようになるまで磨いていって、内定につなげられたのではないかと考えています。
時間の使い方を見直して、3つのガクチカに挑戦した
―― 高草木さんは長期インターン、アルバイト、サークル活動で多忙ですが、活動意欲はどこから来るのでしょうか?
大学2年生のときに怪我をして入院したことがきっかけで時間を大切にしようと思いました。大学1年生のときも同じ怪我で時間を浪費してしまい、自分は成長できていないと自覚します。
元々「留学したい、バイトで成果を出したい、インターンやサークルで役職をもって働きたい」という思いはあったのですが、まったく実現できていない状態でして、大学生活が半分経過していることに焦りを感じました。
そこから時間を大切にして、すべての活動に対して、一生懸命に活動に取り組むようになりました。
―― 大学生活の中でやりたかったことはできましたか?
留学の資格は取ったのですが、コロナで留学できなかったです。ただ、それ以外はすべてやり切ることができました。
インターンではリーダーとして目標達成できましたし、アルバイトでも合格率1割以下といわれている試験に受かって昇格できました。サークル活動についても、副幹事長として、部員20人で廃部寸前だったフットサルサークルの部員を100人以上に増やせました。
―― 最後に高草木さんが将来目指している姿を教えてください。
大それているかもしれないですが、いつかは自分の生き様をきっかけに多くの人にエネルギーを与えるため、起業したいと考えています。
シンガポールに6年住んでいたのですが、久しぶりに日本に戻ったときに、悲観的な人や暗い人、言い方を変えれば謙虚すぎる人が多いと感じたことがきっかけです。
起業することで、死ぬ間際に後悔しないパワフルな生き方を実現できるような環境を作って提供したいですね。
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