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新入社員から逆面接してみた!~人事担当の本音を訊く!~【後編】

新入社員から人事に「逆面接」をするこの企画。

前編(→内容はこちら)では

なぜ就活では面接を
重視する?

どんな学生が好印象?

適性試験はどう使っている?

面接前にしてほしいことや準備してほしいことは?

を聞いてきました!

後半スタートです!

ーーー面接のマナーでNGなことやこれさえ押さえておくべきマナーとかはありますか?

マナーは上手にできていなくてもよくて、マナーを守ろうとしている気持ちがあれば、細かいことでは不採用になることはありません。うちの場合は(笑)。

ノックの回数、1回足りないからダメ!とかはないです。緊張しているのはわかるし、緊張するのは当たり前だから。普段、そんなことやり慣れていないだろうし、「きちんとしよう」と配慮する気持ちがあればいいと思います。ただ「自分、マナーとか守らないんで」みたいな人はちょっと…。でもそれも「なんで?」って聞くけどね。「なるほど、そういう理由があるから!」となればいいかもしれませんが(笑)

ーーー学生はマナーを「きちんとしよう」と配慮することが大事なんですね!では次の質問です。学生から「面接が苦手で、うまく話せません。どうしたらいいですか?」「緊張しすぎて、言いたいことが言えません」と相談を受けたらどのように答えますか?

頑張っているけど緊張で話せない人、いますよね。私も人見知りだし、仕事以外では知らない人と全然話せないからよくわかります。緊張するのはしょうがない。だからそれを理解したうえで、

自分のルーティンを作るとかはどうでしょう?

ーーールーティンですか?

例えば面接で最初におこなうのが自己紹介なんだとしたら、「○○と申します。よろしくお願いします。」を普段より2倍くらいゆっくりとでもはっきりと言うというのを決めておいて、それができれば自分は落ち着ける人みたいな、決め事をつくる。勝手に。言いたいことは全部言いたい!それも上手に淀みなく話したい!!と思うから緊張するんです。自己紹介はゆっくりはっきり言うっていうのに集中すれば、半分くらいは緊張が取れるはず。これはプレゼンでもそうです。最初の導入部分がうまく言えるかで、話すペースが決まるから。もし最初が早口になると、最後まで早口になって、話したい内容も飛んでしまったりするし。

あとは面接に臨む前に深呼吸とかしてからノックするとか。決めてからドアをノックするとかもいいかもですね。あとはメタ認知!

ーーーメタ認知って何ですか?

メタ認知は客観的に自分の感情をとらえること。緊張してきたぞ~というのを客観視する。自分の中でもう一人の自分をつくって、自分の感情を認識するいう考え方です。

メタ認知→始まる前のルーティン→話し始めのルーティンの順で行います。

ーーーメタ認知、すごく効果的だと思います!でもこれすごく難しいですよね。

そうです。難しい。これは訓練が必要です。

そこまで緊張していないのに、それでもうまく話せないのは面接官の責任もあると思います。場の作り方とか、こちらに出来ることはたくさんあると思います。

妙にこなれている人よりは、初々しさもあったほうがいい気もします。

ーーー確かに、ビジネスマナーの研修でも、会話は聞き手が大事ということを習いました。

では次の質問です。「御社が第一志望です」とウソを言えないとだめだと言われたことがありました。わかる気もするんですが、就活をしていた当時、ウソをつくのに抵抗がありまして…やっぱり、ウソはつかなきゃいけないものですか?

その質問、うちは聞かない。無駄だもん(笑)。「第一志望です!」と聞いたところで、本当かな?って思うし、第一志望じゃないって言われたらやっぱり傷つくし、聞かない!(笑)

採用する側としては、確実に内定を出したら入ってくれる方を取りたいという意図はあると思います。難しいけど、この質問を聞かなくてもいいくらい、コミュニケーションが取れてればいいなとは思います。継続的な良いコミュニケーションを重ねてお互いの理解が深まった上で、「そろそろ内定出そうか」みたいな。「もう内定出すから、就活止めて来て!」みたいな強引な感じで内定承諾してもらっても、その後にちょっとしたことで「もっと他社も見ればよかった」と学生に思われてしまうようでは、リスクでしかないですからね。

これでは参考にならないですね(笑)「第一志望だとウソをつくべきか?」というご質問への回答とすれば、「ウソをつく必要はない。」です。でもさすがに、「第一志望ではありません。」とはその場で言いづらいでしょうから、「あと●社選考が残っていますので、すべて受け終えさせて頂いて、それから結論を出したいと思っています。」といったところでしょうか。



ーーーこの質問を聞かないというのは、“メディプラスらしさ”がでていますね!(笑)ありがとうございます。では最後の質問です。学生へのメッセージをお願いします!応援の一言など!

まず一つは、メディプラスを受けてください!(笑)

あとは、みなさんにとっては生まれて初めての就活ですから、難しくて当たり前、わからなくて当たり前だと思います。あまりテクニックを磨くことに一生懸命になるのではなく、自分が自分自身のことや、将来のことについてどういう風に思っているのかを言語化することに時間を割いたほうがいいと思います。会社側が聴きたいのはそこなので。企業側から見たときの採用選考は、ご応募頂いた学生が、なにかの事象に遭遇したとき、どう考えてどういった行動をする人なのかを見極めるためのコミュニケーションですから。そこの言語化ができていることが大事です。

ーーーだから自己分析って大事なんですね。

そうだと思います。本当は魅力的な人でも、それが言語化されていないとよく分からないですから。それではもったいない。見極めるのも難しくなってしまいます。

ーーー人事側も難しいですか?

難しいよ!だから歩み寄るというわけではないですが、さっきも言ったように学生側も面接という場所を使って企業側を見極めてやろうっていうのは思っていてほしいし、対等な立場でいてほしい。

じゃないと後々苦しいと思います。これまで言ってきたような準備なんてしなくても、今の

採用市場から言えば内定は取れるんですよ。一人でたくさんとる人だって少なくない。でも就職するところは一つで、選ばなきゃいけない。そこの掘り下げが甘いと、最後に選ぶときに困るんです。選考を受ける中で、自分でも会社を見極めていてほしい。自分の中にもここを選んだ「理由」がないと選びきれない。あまり踏み込みの浅い理由で、実際に入ってみて、違ったとか思ってほしくないんです。

選考の時期は1回しかなくて、企業側も盛って話すこともあります。だからこそ学生には“見極める力”を身に付けてほしいと思います。そして見極めるための努力をしてほしい。

ーーーなるほど。そうなると、「何か質問はありますか?」ってすごく大事なチャンスなんですね

大事だと思います。お互いにとって。そこで「残業はどれくらいなんですか?」とか(笑)。それも大事だとは思うけど、それだけでだけいいの?って思います。どんな質問でも理由があればいいと思いますけどね!

ーーーどういう質問が、いい質問だと思いますか?

やはり、こちら側を見極めようとしているなと感じられる質問です。

私はこういう環境を望みたいんだ。なぜならば・・・こうなりたいので。御社ではどうですか?みたいに質問の意図とともに言えれば、とてもいい質問だ!と思います。

ここまで話して私も気づいたのですが、学生の皆さんが企業側を見極めるために必要なのは「セルフイメージ」ですね。セルフイメージつまり、自分はこうなるんだ!というイメージを持てていないと、さっきの質問にも答えられないし難しい。自分はこうなるべき人間だというセルフイメージは際限なく高く掲げていいんですから!この会社は、私にふさわしいだろうか。こうなっていかなきゃいけないんだ私は!と思えれば、会社側と対等にいられると思います。

ーーーまさにバックキャスティングですね!

だからメディプラスではバックキャスティングをしているんです!!

(バックキャスティングについてはこちら)

ーーーなるほど!最後に宣伝が入りましたが(笑)面接は以上になります!

合否については・・・もちろん合格です!貴重なお時間、ありがとうございました!



面接する側を初めて体験しましたが、限られた時間のなかで、聞きたいことを聞こうとすると、とても緊張します!もし、緊張しているとしても、「面接官も緊張しているんだ」と割り切って、面接に臨むのもよいかもしれませんね!

また今回の内容は、私自身が就活の時に聞いておきたかった内容ばかりでした!

皆さんぜひ、この記事を面接のヒントとして、参考にしていただければと思っております!

この記事を見てくださった方の面接がうまくいくよう、メディプラスの社員一同願っております!

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