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★Genki Groupで進むウェルビーイング★  「職員全員がリーダーとなる組織作り」


いよいよ今年もあと1ヵ月ですね。皆さんは2022年にやり残したことはありますでしょうか?
私は社会人になって十分な親孝行ができていないので、年末年始には神戸牛のあるステーキハウスに連れて行きたいと思っています🐄

さて、今回記事は新シリーズの第1回をお送りしたいと思います!そのタイトルは、、、

★Genki Groupで進むウェルビーイング★です!

「ウェルビーイング」(well-being)とは、身体的・精神的・社会的に良好な状態にあることを意味する概念で、「幸福」と翻訳されることも多い言葉です。

今回の新シリーズでは医療・介護福祉・教育それぞれの領域で現場のメンタルのマネジメントを行い、
ウェルビーイングの精神の部分である「心の健康」を実現・推進している方々にインタビューをしていきます!

第1回のタイトルは「職員全員がリーダーとなる組織作り」です!
今回は社会福祉法人元気村グループ 行徳翔裕園の施設長である髙井さんへのインタビュー記事です。私が入社して初めて訪れた介護施設が行徳翔裕園でした。そのときに職員の方々が施設長と同じ目標を持ちイキイキと働かれている姿を見て、このような職員に対する「共に生きる」を伝えたいという想いからこの第1回の企画が発足しました。

☟こちらの記事で行徳翔裕園の紹介をしていますので是非ご覧ください

★Genki Group施設紹介★~行徳翔裕園~地域とのコラボを目指す | ★GenkiGroup施設紹介★
こんにちは。株式会社メディクルードの星加です。先日、介護現場を見てみたいという23卒学生さんとともに行徳翔裕園を見学してきました!その時の様子をレポートとしてお伝えします✨ この施設 ...
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今回インタビューするのは?

行徳翔裕園の施設長を務めていらっしゃる髙井さんです🌟

髙井施設長は大学時代に海外での介護ボランティア経験もあり、海外を見据えて介護事業を運営しているGenki Groupに興味を持ち介護職として入職しました。その後も社会福祉士やケアマネージャーの資格を取得されています。現在でも通信制の大学で心理学を勉強されていて、それらもすべてご利用者様のために必要なスキルであると考えて行動されています。そのような勉強熱心な髙井さんが施設長として管理している行徳翔裕園は2020年と2022年のGenki Group AwardのMVPとして表彰されています!

Genki Group Award 介護領域 表彰式2021を開催しました。 | ★GenkiGroup法人紹介★
こんにちは!メディクルードの角中です!!👓気付けば紅葉のシーズンが終了し、街がクリスマスの雰囲気に包まれ始めていますね。先日同期の吉田と仕事終わりに六本木のイルミネーションを見に行ってきました。...
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☝こちらの記事では2021年のGenki Group Award 介護領域を紹介しています!

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《もくじ》
●Genki Groupで働く職員が共通して持つべき"想い"
●チームの"想い"が一つになるマネジメント
●職員の行動が"自発的"になるマネジメント
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Genki Groupで働く職員が共通して持つべき"想い"

小西)それでは、よろしくお願いいたします!早速ですが、職員がイキイキと働ける環境づくりのために大切にされていることを教えてください。

髙井)大切にしていることは元気村グループの会長や理事長の想いを共有することです。私は組織で働くうえでトップへの理解は欠かしてはならないと考えています。そのために、まず私自身がグループの想いを理解することに努めています。
次に、社会福祉法人としての役割を伝えることを大切にしています。というのも、社会福祉法人は営利活動を目的とせずに、セーフティネットとして国や地域のために活動することが求められます。例えば、国の制度の一つに生活保護制度というものがありますが、これは自ら申請して行政の力に頼ることで生きていくための援助を受けられる制度ですよね。しかし、本当に困っている人は自分から声も上げることもできません。そのため、社会福祉法人として事業をしている私たちが地域と協力しながら、本当に困っている人たちに救いの手を差し伸べていかなければなりません。それこそが社会の公器、セーフティネットたる私たち社会福祉法人の使命です。

小西)たしかに、介護施設は多職種や幅広い世代の職員が働いていると思うので、同じ方向を向くためには共通の目標を持つことが大事になりそうですね。グループの指針である「理念」や社会福祉法人の役割をただ言葉で伝えていくだけになってしまっては、実際は全然伝わっていないこともあると思いますが、髙井施設長はなぜ周囲に伝播させられているのでしょうか?

髙井)私自身がグループの方針や活動へ関心を持ち、積極的に情報を収集をしているからですね。それだけでなく「このグループを本当に素晴らしいと思っているから」ということもあると思います!

小西)グループの取り組みや事業に共感できたからこそ自ら情報を収集し、それによってさらに相乗効果で深い共感が生まれているのかなと感じました。どういった部分が特に素晴らしいとかありますか?

髙井)違う方向に進むんじゃないかと一見思ってしまうような新しい取り組みもありましたが、必ず一つの目的に向かっているという点ですねGenki Groupはこれまで様々なチャレンジをしているにもかかわらず、ぶれずに「共に生きる」を目指しています。

小西)ではその想いを職員に理解してもらうために伝えていることはありますか?

髙井)職員に向けて「グループの想いを理解し共感できるのであればとことんついていくべきだ。しかし、もし法人の方向性が自分に合わないと思ったときは無理して働き続けなくて良い。」と伝えていますね。

小西)そう伝えるようにしたきっかけは何でしょう?

髙井)私が介護職員時代の経験ですが、目の前の人間関係に問題があったとしても、理事長や法人の想いに共感していたので、どんなことがあってもついていけたんですよね。日常で些細な違和感があったとしても、理念経営を大切にしている会社であれば、いずれ会社の方向性に向かって修正されていくはずなので。

小西)働くうえで理念に共感することを大前提とされていて、その共感を生み出すために理事長の想いを伝播させることが大切なんですね!

髙井)おっしゃる通りです♪ 一般の介護職員はどうしても理事長との距離が遠くなってしまうため、より多くの機会で伝える必要があります。
逆に、働いてみて「この仕事は私のしたいことではないな」と気づくこともあると思います。そのときは法人の目標や方針に無理に合わせる必要はないと思うので、価値観が合わない場合は送り出してあげることも仕方ないと思います。

小西)その人のためにより価値観の合う会社を選んでもらいたいということですね。

小西)それでは、髙井施設長ご自身が大切にされている想いなどありますか。

髙井)どんな些細なことや大きなイベントも「今やれることは、今全力でやろう」という想いを大切にしています。あるデイサービスのご利用者さまとのエピソードがきっかけなんですが、その方が入院された際に、職員とお見舞いに行こうと話していました。その日が忙しかったため翌日に伺おうと判断しました。しかし、そのご利用者さまはその日の夜に亡くなってしまったということがあったんですね。
この経験をきっかけに私たちにとって明日が来ることは当たり前ですが来園されるご利用者さまは健康な方ばかりではなく、明日があるかはわからないと実感させられました。来年のお花見で一緒に桜を見れるかどうかもわかりません。

小西)とても考えさせられます。インタビュー当日に参加させていただいた「秋祭り🍁」ではたしかに「全力で運営して全力で楽しむ」姿を見ることができました。では、職員に対してはどのような想いを持って働かれていますか。

髙井)職員や職員の家族に対しても「家族主義」を大切にしています。若いときは「いずれ自分も結婚するし子育てもするし」と思っていたので、子育てする人を応援したいなとはずっと思ってましたし、実際に私も子育てをしながら仕事を続けることができました。例えば子どもが学校から帰宅して家で一人きりになってしまうときには、施設に迎え入れて過ごしてもらうこともありました。子どもたちが「ただいま~!」って施設に来て、おじいちゃんおばあちゃんと交流したり、子ども同士で遊んだり、もはや第2の家みたいに過ごしてくれていたりもしていましたね~。

☝引用元:元気村グループホームぺージ内、「元気村グループの想い」より抜粋。グループとして大事にしていることの一つに“家族主義”があります。

小西)ご利用者さまだけでなく仲間に対しても家族である意識を持たれているのですね!

髙井)そうですね!身近な人を大切にできる人は他人も大切にできると考えています。
もっと言えば、私たちは社会福祉法人なので、保育(育児)や介護を通して施設内だけでなく地域の児童や高齢者も地域の皆で助け合うものだという考え方も根付かせてきました。

チームの"想い"が一つになるマネジメント

小西)ここまで会長・理事長や髙井施設長の想い、法人の理念の重要性を教えていただきましたが、それらを浸透させるためにやってきたことはどんなことでしょうか

髙井)職員と話し合う機会は多かったと思います。現在ではリーダークラスの職員が同じ方向を向いてくれているので、あえて指摘をしなくてもわかってくれていますが、過去には問題が発生するたびに会議を開いており、時には全体会議を開くこともありました。職員が悩んだり行き詰まったりするときや目的を見失っているなと感じるたびにとことん話し合いをしていました。また、その場その場で解決したかったので、陰口は言わないというルールを作っていました。

小西)現在ではリーダークラスの職員が髙井施設長と同じ想いと判断基準を持てていると思いますが、これまではずれを感じることも多かったのでしょうか?

髙井)はい。認識のずれを感じることも度々あったので小さなことでもその都度よく話し合いましたし喧嘩も沢山してきました(笑)。例えば、ある職員から「熱いお茶だとやけどしてしまうためぬるくして出しました」と報告を受けたことがありました。これはやけどの予防という手段であり、一見ご利用者さまのための行動のように思えます。しかし、そのご利用者さまは熱いお茶を飲むことが好きでした。私たちはご利用者さまに怪我をさせないことも大切ですが、介護の大前提としてのご利用者さまが望んでいる日常生活をできるだけ叶えてあげることを大切にしなければなりません。この場合だと、熱いお茶を飲んでいただくためにやけどしない方法を考えて工夫することが私たちに求められていました。

小西)ご利用者さまの「安全のために」と「想いを叶えるために」のように目的が異なるのですね。安全だけを見てしまうことで想いを叶えるという本質を見落としているので、安全を取りつつ想いを叶える方法を考えることが「介護」なんですね。

髙井)はい。さっきのエピソードのように業務の中で優先すべきことの判断が麻痺してしまうことがしばしば起こります。これは、この職員だけでなく、介護現場に長く勤めれば務めるほど感覚が麻痺してしまいます。施設の当たり前でも世間の当たり前ではないことは当然たくさんあると思います。なので、施設の当たり前にとらわれず「ご利用者さまにとって普段の生活」を見つけ出す必要があります。その一環として最近は、「新入職員が違和感に思うこと」の意見を大切にして、聞くようにしていますね。

小西)介護は毎日決まった介助を決まった手順でするルーティン業務のように見えますが、ご利用者さまの想いや過去の生活によって望ましい介護は変わるのですね。

髙井)その通りです!介護はご利用者さまの普段の生活を補助するものなので、人によってケアや補助内容は変わってきます。そう考えると、職員にもそれぞれの「当たり前」があるとわかると思います。なので、それぞれの職員の行動の先にある目的がずれる可能性も必然なので、タオルの絞り方のような些細なことでも多く職員の意見を取り入れていきました。こうして、これまで些細なことでもうやむやにすることなく、何のためにどうすべきかをとことん話し合うことで目的を統一させてきました。職員皆で行徳翔裕園のルールを作ってきました。

小西)どんな小さな「ずれ」もうやむやにしないことを徹底されていることが、職員の方々の目的を揃えるうえで大切であると感じました。またその目的が全てグループの理念や社会福祉法人の役割に接続されてるため、職員一人ひとりが視座が高く責任をもって業務できることにつながっているんですね。

髙井)その通りですね。同じ思いを持ってもらうために「小さな困りごとを見逃さない」ことが大切でしたが、それが延いては社会福祉法人として社会の小さな声を拾い上げるためにも必要であると考えています。些細なことでも1時間くらいかけて話し合ったこともありました(笑)。今ではリーダークラスの職員が判断できるようになってきたので、相談される機会も減ってきて報告がメインになってきました。同じ想いを持ってくれたという成果と捉えて嬉しく思いますが、寂しさも感じますね(笑)。

小西)話し合いをしてもなかなか決まらない、どの方法も間違ってない中で1つを選択しないといけない、ということもあると思いますが、その時はどうされるんですか?

髙井)組織である以上誰かが決める必要があるので、最終的にはリーダークラスの職員が決定します。その決定に反対する気持ちを持つ職員も一定数いると思いますが、とことん話したうえでのことであれば、決まった以上はその方針で進んでいくことが大切です。

職員の行動が"自発的"になるマネジメント

小西)ここまで理念や社会福祉法人としての想いを浸透させるための取り組みを教えていただきました。想いに共感や理解ができたとしても実際に行動に表すことが難しいと感じるのですが、実際の業務の中でどのようにマネジメントされているのでしょうか。

髙井)日々の業務で意識することでいうと、職員には「今やれることは、今全力でやろう」ということを伝え続けていきました。今ではみんな即行動ができるようになってきましたね。
また、「全力で」を実現するために常日頃から職員に対してどんなことでも「これでいいや」じゃなくて「これが良い」になるまで突き詰めるように伝えています例えば、敬老会のプレゼントの品物の提案などに対して必ずその根拠を求めます。根拠がないと意味がないと思っているからです。

☝職員が全力で運営し、ご利用者さまと全力で楽しむ秋祭りの様子です!
こちらは毎年恒例の綱引きイベントです。

小西)根拠を持つことが「これが良い」を生み出すことにつながっているんですね。では、根拠を持つことを浸透させるためにどのようなかかわり方をされてきたのでしょうか。

髙井)「とりあえず自分で調べること」を職員へ伝えています。私が相談員をしていたときに仕事を全部任せてもらえていたことがあったんですが、初めての経験で分からないことが多かったため、自身で推進していく必要がありました。新規ご利用者さまを獲得するための営業方法や施設の強みは何なのかなど、調べ続けることばかりでした。そうすることで施設にとっての「これが良い」を明確に持つことができました。

小西)実際にこのインタビューの中でも髙井施設長のお話は全て根拠や具体例が伴っていて納得感があります!

髙井)良かったです(笑)。現在では、どの職員も基本的に突き詰めて調べたうえでの会話が多いですし、何かわからないことがあってもすぐに調べるクセがついたと思います。職員の皆から「施設長ならこの部分を深ぼってきそう」という声も聞こえてきており、本人たちは常に追われている気がしているそうです(笑)

小西)自発的に調べて行動するクセがついてきたのですね!これまでの流れを整理すると職員が髙井施設長と同じ判断軸を持てるようになってきていて、かつ自発的に行動できる職員が多くなってきたと思うのですが、実際良くなったと感じられることはありますでしょうか。

髙井)はい。おっしゃる通りに、今では特定の分野については私よりも詳しいというような職員も多くなってきましたし、判断基準もそろってきているため頼りになる職員ばかりです。安心して仕事をどんどん振れるようになってきました。

小西)やはり仕事を振ることは大切なんでしょうか?

髙井)大切だと思います。誰かがいないと困る仕事を作りたくないためですね。誰かひとりじゃないとできない仕事があると、結局はご利用者さまに悪影響が出てしまいます。どんどん皆に仕事をお願いしてどんどんできることを増やしてほしいと思っています。

小西)自ら調べる姿勢や思考が生まれたことと、どんどん任せていることが相乗効果を生んでいるのですね!

以上、行徳翔裕園の髙井施設長へのインタビューでした!
職員がイキイキと働かれている現状がどのように作られていったのか理解することができました。
髙井施設長インタビューへのご協力ありがとうございました!

次回の記事もお楽しみに🌟

【👇コーポレートサイト】

株式会社メディクルード
私たちメディクルードは「医療」「福祉」「教育」分野で複数の事業運営を行なっているコングロマリットグループの一員です。 旧態依然とした業界に "Innovation"を起こすため、本気で「まじめをチカラに」と変えていく集団です。
https://www.mediclude.jp/

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