自分を管理できなければ、管理される未来が待っている
例えばあなたが風邪を引いたとします。
病院へ行きます。
医者から薬を貰い、過ごし方についてのアドバイスを貰います。
この時点で、あなたの体は病院に管理されています。
おなじ事は仕事にも言えます。
金銭的に自立できないあなたは、会社に週5日務めます。
1週間は168時間。内7分の5をオフィスで過ごします。
21歳から60歳まで40年間勤めると考えると、約71000時間。
あなたの人生、とんでもなく会社に管理されています。
この拘束時間って人によって捉え方は違うと思ってて。
・自分の人生、会社に捧げてもいいのか?
・上司のもとでスキルアップできる!
・働きたくない。投資の知識でも身につけてFIREしようか?
いろいろ思う事はあると思いますが、私は、せっかくオフィスで過ごす時間が長いのであれば、
「会社に生かされている」ではなく「会社を活かして自分を知る」という思考の転換をしています。
私が戦略人事という仕事を任されながらも「会社を活かす」という、ある種ひねくれた考えを持っているのは、弊社・マスターキーの風土のおかげかもしれません。
私が仕事をする上で根底にあるのは「時間は有限で大切な資源。同じ時間なら濃く、効率よく仕事をし、自分という人間を知りたい」という想い。
マスターキー風に言うと「ペイフォーパフォーマンス」です。
私が営業をしていた頃、開拓先の企業群は、メールより電話派。電子系が発達していない企業群ばかりでした。
であれば、テレアポをしつつFAXを一斉送信すると、獲得率は上がるのでは?
そう考えてFAX送信システムを導入したことがあります。
私は新しい施策を考える事が好きだ、と気づきを得ます。
また、KPIを追う時に、数字を手打ちするのではなく、スプレッドシートで関数を組んで、元データをポンっと入れるだけで、精緻な数値がわかるシートをつくった方が綺麗なのではないか?
そう考えて関数の勉強もしました。
私は目に見えない何かを可視化する事が好きだ、と気づきを得ます。
これは私がすごいということを言いたいのではなく、「こうしたらもっと良くなるんじゃないか?」と考え、実行させてくれる環境が有難い事に気付けるか、ということです。
有難いって「有るが難い」と表記しますが、本当に「何かが有ること」を当たり前だと思ってはいけないと。
私にとって「有るが難い」のは、ゼロイチで何でもチャレンジさせてくれる環境。
しかし、私がつくった環境に対して「有るが難い」と思ってくれるメンバーもきっといるだろうと信じているし、そのメンバーが生み出した利益には、「有るが難い」と心から思っています。
「会社を活かして自分を知る」
一見自己中心的な概念のように感じますが、皆がこの意識を持って仕事をすると、当事者意識が芽生えますし、自然と・自発的に組織が回るようになります。
あと、仕事がオモロイ。
自分の成長が会社全体の成長にもつながるという相互関係を意識して行動することで、自己実現も叶うし、仕事に対するモチベーションも高まるのじゃないかなぁ?と思う、今日この頃です。