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私たちは「まるごと人事」というRPOサービスを軸にベンチャー企業の成長を支援するサービスを展開しています。2024年7月には社員が180名を超えましたが、今後もパーパスとして掲げた「理想をともに叶える」企業としてさらなる拡大を目指しています。
今回はマルゴトのリーダー職として活躍中の唐木(からき)に、リーダー昇格までにぶつかった壁と乗り越えたきっかけ、今後の目標を中心にインタビューしました。
会社の考え方に共感。やりたいことができる場所。
ーーこれまでの経歴について教えてください。
新卒では大型ショッピングモールの開発や施設管理を行っていました。その後、転職活動のために登録した人材紹介会社の担当者と意気投合しそのまま入社。キャリアアドバイザーとしてエンジニアから接客業、事務職など幅広い職種の採用支援を経験しました。
ーー採用の仕事に興味を持ったきっかけはありますか?
ショッピングモールで勤務していた際、テナントのスタッフと話す機会が多かったのですが、その中でアルバイトの採用に苦戦しているという話をよく聞いていました。商業施設のお客様だけではなく、働く人たちのことも幸せにしたいという思いが大きくなり、働くことにフォーカスした仕事ができないか考えるようになったのがきっかけです。
ーー他にもRPO企業がある中で、マルゴトに入社した決め手は?
大きく分けると2つあります。
1つ目はライフスタイルの変化でした。夫が転勤になったことをきっかけに、私も一番近くの支社に異動させてもらったのですが、それでも片道1時間という遠距離でした。出社型の「通勤」は距離的にも現実的ではなかったですね。。当時フルリモートが可能か会社に掛け合ってみたものの、すぐには難しいという返答で、地方ということもあり出ている求人も限られるので、そこで初めてフルリモートで転職という選択肢が生まれました。その結果、住む場所を選ばない、やりたい採用の仕事ができるマルゴトの求人に出会い「ここだ!」と思ったのを覚えてます。
2つ目はマルゴトのサービス提供姿勢に強く共感したことです。
これまでキャリアアドバイザーとして経験を積んできましたが、候補者視点ではなく企業側の採用知見も得たいという想いがありました。HR業界で様々な企業を見るなかでRPO企業についても調べていたのですが、例えば「スカウト◯通◯円」のような「数」でサービスを設定されているのが一般的なんです。一方でマルゴトのサービスは「数ではなく”稼働時間”を約束するサービス設計」になっています。採用支援のゴールである「入社に繋げる」ために、ご支援できる内容に制限をかけず幅広く対応できる体制がとても本質的だと感じました。
キャリアアドバイザー時代に候補者の紹介以外の支援の形に課題を感じていたからこそ、マルゴトのサービス体型と「クライアントも社員も幸せにしたい」という企業の想いや考え方が当時の自分にとって大きな魅力に映りました。
LD候補として入社。期待に答えたい気持ちといまの自分とのギャップにがむしゃらになったメンバー時代。
ーーLD候補としての入社でしたが、入社時について教えてください
まず、半年を目安にCSへの昇格を期待されていたので、実務面のキャッチアップを早急に行わなければならないととても気を張っていました。自社サービスの理解や、担当企業の理解、採用媒体やエージェントなど採用サービスの理解、slackを使ったこともなかったのでフルリモートでのコミュニケーションも含めキャッチアップすることが思った以上に多かったです。
特にクライアントのご支援を開始してからは、サービスを提供する立場として、自分にその価値があるのか?期待に応えられるのか?大丈夫なのか?という不安がある中でのキャッチアップ期間でした。時間を見つけては媒体の勉強・外部の勉強に参加したり、分からないことが許せない性分なので媒体のCSに聞きまくったりと、、、とにかくやり遂げたいという意識が強かったのでがむしゃらでしたね。笑
ーー具体的に対応してきた業務について教えて下さい。
応募者対応やスカウト文章の作成・送付といった下流工程にあたる実務作業から入り、媒体戦略やターゲットの見直しを行うといったクライアント支援の上流工程まで幅広く対応してきました。
実務面では日程調整や合否通知に伴う応募者やエージェントへの対応はもちろん、スカウト、カジュアル面談の質問内容の精査や各種数値の集計、改善提案のアイデア出しまで、電話や面接以外の全方位に対するご支援を行いました。
ご支援の内容は企業のオーダーによってそれぞれですが、私の場合は入社後の2社で採用成功に向けた実務作業の基礎を学べました。
初めて担当した企業ではクライアント側の採用の知見も浅く、各社間でトライ&エラーを繰り返しながらではありましたが、1つずつ課題を解決し、企業採用の全体像を理解しながら幅広い経験が積めました。結果的にご支援開始から半年ほどで採用目標に達し、マルゴトから「卒業」された時は寂しいながらも本当に嬉しかったですね。期待に応え、採用成功という結果でお返しできたことでクライアントワークの面白さを感じました。
ーークライアントの採用成功に向け、印象に残ったエピソードはありますか?
入社当時の上長のマネジメントについてです。
当時の上長は要点を丁寧に指導しながらも、私が広い領域で主体的に業務に取り組めるよう仕事を任せてくださる方でした。手取り足取り細かく指示することもできたと思いますが、入社2ヶ月目にして初回の打ち合わせから事前準備を主導する立場を任せて貰えたのがとても印象的で緊張もしました。笑
が、その分自分が主体的に動いて採用成功に導くのだという自覚もさらに強くなりました。
担当した企業は他社RPOの対応に課題を感じ、マルゴトにご支援を依頼してくださっている状況のため、業務内容に対する期待値が高く、非常にプレッシャーも大きかったです。
立ち上げ当初は1プロジェクトで1職種のみのご支援でしたが、現在では4プロジェクトにまでご支援の領域を広げています。採用成功に向けて定量的な結果はもちろん、安心して任せられると思っていただけるような関係を構築できたことで、実務面に大きく自信を持てるようになりました。
ーー実務面に自信がついたきっかけなんですね!
クライアントとはどのように関係を構築されたのでしょうか?
最初はクライアントとのコミュニケーションもつまづいていました。言われたことを素直に受け取りすぎるところがあり、ある意味イエスマンになってたんです。これは実務面で知識がついてくることで解消されました。採用知見がまっさらな状態では、いただいた質問に答えられないという不安があり一歩踏み込むことができなかったんです。踏み込めないのは自信のなさの裏返しかなと。
あとは、クライアントと同じ目線で物事を見る意識を持つようにしています。同じ目標である『採用成功』のもとに、最良の策を考え提案をする、意見を言う、違うと言われても納得するまで話すということを繰り返しました。
「自分でやったほうが早い」の思い込みを捨てた時に殻を破ることができた理由。
ーーリーダーに昇格するまでにぶつかった壁はありますか?
沢山ありますが、基本的にはメンバーマネジメントに関することです。
メンバーに仕事を依頼することがとにかく苦手で、自分がやったほうが確実だという思いがどうしても拭えませんでした。また、メンバーに指示を出している間に自分が対応してしまったほうが早いと感じていたこともあり、今は忙しくないかな?と変に気を遣って遠慮してしまっていました。
その上、「クライアントファースト」の考えが強すぎて、メンバーの成長にあまり意識を向けられずにいたことも反省点の1つでした。
配下のメンバーを持ってからも半年近くは自分で手を動かす日々でしたね。結果的に誰の成長にもつながらず、業務負荷もどんどん増えて、自分を追い込んでしまった状態でした。
ーー業務を抱え込みすぎてしまっていたのですね・・!
この課題はどのように乗り越えたのですか?
これは、現在の上長のアドバイスが転機になりました。
なぜ「業務を渡さないといけない」のか。この理由を私がしっかりと理解できていなかったんです。
リーダーが業務を適切に渡せないと、メンバーが「自分ゴト」としてプロジェクトを回す成長の機会を奪ってしまうんですよね。本来はリーダーがプロジェクト全体を俯瞰して見なければならない立場であるにもかかわらず、目の前の業務対応をしてしまっている。それってプロジェクトの在り方として適切なのだろうか、と考えられるようになりました。
自分がメンバーの立場だった以前であれば「クライアントファーストだから!」と率先して小さな作業でも動いてきました。しかし、リーダーとしての視点・育成視点を理解することで背負い込みすぎない・メンバーを信頼して任せることも大切だと分かったんです。
そこから自分の時間ができるようになると「リーダーとして上流部分を考える時間」をより多く確保できるようになりました。メンバーのレベルに合わせながら業務領域を整備・調整することもできるようになり、未来に目を向けた行動へ繋がっていきました。
結果的にこの体制が、「クライアントファーストへの近道」だと気づき、肩の荷が降りたような感覚を覚えましたね。
いまだからこそより大切にしたい想い。マルゴトのリーダー職として目指す未来とは?
ーーマルゴトのリーダーとしてメンバーマネジメントで心掛けていることは?
まずは、「自分で考えて動く力」を身につけられる人材に育成することです。
業務において手を出したくなる部分があっても、任せたほうがメンバーの成長につながると思ったらあえて細かく指示は出さず、目の前のタスクに対して自分が手を出すべきか否か客観的に見れる人でありたいと思っています。もちろん、提供するサービスのクオリティを維持したうえで、バランスを見て任せていくようにしてます。
2つ目は、踏み込んで意見をぶつけることです。
1人ひとりの成長や会社の今後を考えてまっすぐに伝えることを意識しています。これまでの経験を通じて、変な遠慮や気遣いは成長を阻害してしまうと気づけた点も大きいですね。
もちろん、ただ間違いを指摘するだけではメンバーも成長できないと思っています。どうしてその行動を取ったのかヒアリングを丁寧に行う。共感できるところは受け止めたうえで同じことを起こさないよう一緒に仕組み化していく。最終的には間違いを通して得られた気づきや今後に活かせる取り組みなど、未来に繋げる話し方をするように意識しています。
ーープロジェクトマネジメントで心掛けていることは?
プロジェクトマネジメントについては「クライアントの採用成功のためにできること」に向けた考えや行動を止めないことを大切にしています。
言われたこと・ご依頼のあったことだけにただ従うのではなく、採用成功に向けて本当に最適な取り組みなのか納得するまで意見を交わし、私たちがパートナーとして顧客に踏み込むことが重要だと捉えているからです。
へりくだってクライアントの御用聞きになってしまうことは簡単ですが、それではマルゴトの介在価値が薄まってしまう。また、全案件の全ての要望に対してリーダーが100%対応をカバーするのは現実的に難しいので、力を入れるべきポイントと抜くべきポイントを見極め、緩急をつけて対応しています。顧客から求められているクリティカルな要素に対しては全力で成果を出せるように意識しています。
ーーリーダーとしての1年後の目標を聞かせてください。
メンバーの育成に自信があります、と胸を張って言えるようになりたいです。
私のユニットに来たからこそ、自信を持って仕事ができるようになったとメンバーに言ってもらえるような存在になれることを目標にしています。
一人ひとり個性があるので正解はないかもしれません。いずれにしてもまだまだ手探り状態ではありますが、希望や志向によってキャリアやスキルアップを後押できるような土壌を作っていきたいです。
私の元から新たな昇格者、リーダーを出せるようがんばります!
ーー素敵な目標ですね!!
最後にマルゴトのリーダー候補へ応募を検討している方に向けて伝えたいことはありますか?
マルゴトにいると、本当に多様な企業で幅広い職種の採用に関わることができます。
だからこそ「採用領域」において、どこの企業よりも多くの経験を積めるはずです。
また、人事経験がゼロだった私に対し、ここまでスピーディーにリーダーを任せてくれる会社も少ないのではないでしょうか。メンバーマネジメントも初めての経験ではありましたが、上長をはじめ社内全体として「人を育てよう」という雰囲気があるので、経験の浅い方でも無理なくキャリアを築いていくことができます。
社内では日々新しいノウハウが展開されており、自分次第でどこまでも知見を得られる環境です。フルリモートだからといって決してユルいという訳ではない分、勉強したり頑張った分だけ評価してもらえる環境であることは間違いありません。
クライアントから高いレベルを求められることもありますが、だからこそ得られるものも大きく、確実に成長できる環境です。より広く深く学ぶことで採用のプロフェッショナルを目指したい方、メンバーマネジメントの領域でも成長したい方はぜひお話を聞きに来てください!
以上、マルゴトでリーダーとして活躍する唐木にお話しをしてもらいました!
スマートで落ち着いた印象の彼女ですが、お話しを聞くと知識欲・行動力を業務に全力投球されている非常に熱い人でした!インタビューの中でご自分のことを知的好奇心タイプと言われていたのも納得です!
マルゴトでは、引き続き採用加速中です!興味がある方はぜひご応募ください!