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【社員インタビュー/テックリード・玉川 紘子】MagicPodなら、スキルさえあれば個々に合わせた働き方ができる

AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」を運営するMagicPod社。導入企業は500社を超え、2021年7月には3億円の資金調達を実施して採用強化中です。

当記事では、MagicPodの社員インタビューをご紹介します!第2回はテックリードとして働く玉川紘子さんです。

MagicPodではどのような仕事をしていますか?

MagicPodのサービス開発全般を行っています。MagicPodのブラウザ版は私が一からつくったので、ブラウザ系の機能開発や改善、不具合対応などを担当することが多いです。最近だと、クラウド環境でChromeを立ち上げMagicPod上で操作する「クラウドブラウザ」という機能を担当しました。他にも、設計が難しい大きめのタスクも担当しています。例えば、テスト画面に変更があった際にロケータ定義の自動修正を行う「自動修復」という機能などです。開発以外のところでは、新しく入ったメンバーのサポートやお客さまからのお問い合わせ対応なども担当しています。

働き方は在宅勤務が中心で、コロナの感染状況に応じて週1〜2回出社しています。子どもがまだ小さいので9時〜17時に働き、たまに終わらなかった部分を夜やったり急なお迎えで早退した場合は別の日に残業したり、フレックスで働いています。

典型的な1日のスケジュール

09:00-10:00 MagicPodを使った自動テストのチェック・修正指示・レビューなど
10:00-10:15 朝会
10:15-13:00 レビューの続き・開発業務
13:00-14:00 休憩
14:00-17:00 開発業務

朝は夜中に回しているMagicPod自体のテストで失敗があれば原因調査をして、メールのチェックや他のメンバーのレビューをしています。朝会が終わったらレビューの続きをして、午後から自分の開発に入ることが多いです。

なぜMagicPodに入社しようと思ったのでしょうか?

代表の伊藤とは2012年にテスト自動化コミュニティの集まりで席が隣だった時からの知り合いです。人柄・能力ともに尊敬していましたので、いつか一緒に仕事をしたいと思っていました。その後、前職の育休中に一度お誘いを頂いていたこともあって「仕事と育児の両立が難しくなって退職を考えています」と相談したんです。すると、フルリモート・スーパーフレックスというコロナ禍前としてはかなり画期的な条件で働いてもいいと言っていただき、最高の環境だと思って入社を決めました。

前職ではテスト自動化のスペシャリストとして多くのお客さまを支援させていただいていたのですが、もっと一つのプロダクトとじっくり向き合いたいという思いもありました。MagicPodという魅力的なプロダクトを初期から育てていけるという点に魅力を感じたのも、入社したいと思った理由の一つです。

前職までの経歴を教えてください。

大学院を卒業して株式会社インクス(現 SOLIZE株式会社)で製造業の生産管理や不具合管理のシステム開発に三年ほど従事し、その後Webサービスの開発を行う会社に転職しました。当時のチームリーダーが新しい技術を試すことに前向きな方で、「自動テストやCIを活用したい」ということでCIツールであるHudson(現 Jenkins)の運用を任せていただき、知見を貯めることができました。新規サービスの立ち上げなのでとにかく大量の機能を開発していましたが、自動テストがあるからこそ安心して機能の追加・変更できていたのはとても良い体験でした。

その後は株式会社SHIFTに転職してテスト自動化を専門にするようになり、様々なお客様のプロジェクトでJenkinsやSeleniumの導入を支援していました。テストエンジニアになったのはインクス時代の先輩に誘っていただいたからという偶然からなんですが、思えば一社目の頃からバリバリと新サービスを作るというよりはブランチ管理・CI・自動テストなど周辺を固める業務を振られることが多く、自分でも向いていると思っていました。その中で、結果的には自動テストというところに自分の立ち位置が落ち着きました。

MagicPodで働いて、どのような会社だと思いましたか?

伊藤の人となりは以前から知ってはいましたが、一緒に働くようになって社長としての決断と動きがとにかく速いことに驚きました。開発に関することはもちろん、採用や日々出てくる雑多な課題全般についても、とにかく何でも速いです。最近では社内にコロナ罹患者が出た際、すぐ関連する特別休暇の制度を作ってくれました。よくお客さまから「問い合わせに対する返答が速くて助かる」と言っていただく機会が多いのは、みんな伊藤の背中を見て良い影響を受けているからだと思います。

メンバーは真面目で物静かな人が多く、会社の雰囲気は穏やかです。ただ、2021年に資金調達をしてエンジニア以外のメンバーや若手のメンバーも増え、だいぶ多彩になってきたと感じます。それまでは「黙々と開発する」みたいなところがあったのですが、お客さまも増えて、組織として「お客さまのことを考えて仕事をする姿勢」がより強くなったと思います。特に伊藤の「お客さまの使いやすさ」に対するこだわりは強く、今でも新しい機能をつくった際のレビューで何度もNGをもらうことがあります。

ただ、管理が細かいというわけではなく、仕事の多くは個人の裁量に任されています。伊藤はメンバーを信頼して「問題が起こるまではこのままいきたい」と言ってくれていて、そのお陰で社員間でも相手を信頼・尊重する空気が根づいているように思います。

今後の目標や夢を教えてください。

私が入社した頃はMagicPodはまだまだ無名のツールでしたが、最近はテスト自動化を検討する際のスタンダードな選択肢の一つにしていただけるようになりました。いずれはGitHubのように開発をしていく上で欠かせないツールの一つにしたいと思っています。そのためにはエンジニアをもっと増やして、プロダクトを尖らせる機能開発や使い勝手を良くする改善をしていかなければいけないと考えています。大規模なチームになっても、​​いかにしてスピードを落とさずに開発をできるかチャレンジしていきたいです。

会社としても、エンジニア以外のメンバーも増えていきますので全員でプロダクトを育てていけるような組織にしていきたいです。そのためにも多様性は大事にしていきたいですし、IT業界は残業が多くて働きづらいと諦めていた方が働ける場の一つにしたいです。MagicPodならスキルさえあれば個々に合わせた働き方ができます。何より自分がすごく恩恵を受けていますので、これから入ってくる方も同じように恩恵を受けて活躍してもらいたいです。

個人としては、社歴も長く伊藤を除けばMagicPodの中身に一番詳しいので、これから入ってくる若手にどんどんに知見をつなげていくことが自分の役割なのかなと思っています。最終的には、隅っこに座っていて、聞かれると一瞬で答える仙人みたいなポジションを目指します(笑)。また、新しい機能を一からつくるのは大変だと思いますので、そういったパワーを集中することが必要になる時は一緒にやるといった二つの役割を考えています。

MagicPodで働くにはどのような方が向いていると思いますか?

お客さまから「このテストがうまく動きません」というお問い合わせを頂くことが多いのですが、単純にお客さまがMagicPodの使い方を間違えていることもあれば、不具合によるものだったり、外部ツールに問題があったりして原因が何層にもわたっていることが少なくありません。それを調べてどこに問題があるか突き止めるためにも、「物事を論理立てて考えること」が重要です。そこを根気強くできる人は向いていると思います。

MagicPodの開発では詳細な仕様書が存在するわけではないので、自分がつくったものの品質にこだわりを持って、ちゃんと動くかだけでなく「お客さまが使いやすいか」まで考えられることも重要です。現在の開発体制として個々の裁量が大きく、開発プロセスがしっかり管理されているわけではありませんので、未知の領域に挑戦していくことが好きな人も向いていると思います。

最後に、MagicPodへの入社を検討されている方へひと言お願いします!

MagicPodはまだまだ人数が少ないスタートアップでありながら、エンジニアが開発に集中できる環境を整えるためコストをかけてくれています。その中で、さまざまな仕事にチャレンジして成長できる会社です。ソフトウェア開発の根幹である「テスト」を支えるプロダクトに、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

テックリード/玉川 紘子

東京大学大学院情報理工学研究科修了。Webエンジニアとしてキャリアを積んだ後、テストエンジニアに転向し、JenkinsやSeleniumを組み合わせたCI・自動テスト環境の構築・運用を支援。2019年よりMagicPodに入社しMagicPodの開発に従事。的確かつさり気ないフォローで、周囲から絶対的信頼を置かれる。趣味はドラマや映画を見ること。最近見て良かったのはドラマ『不機嫌なジーン』。子育てと仕事の両立に日々奮闘中。

経験スキル
言語:Java/JavaScript/Python/CSS/HTML
フレームワーク等:Django/Node.js/Jenkins/CircleCI/Docker/AWS
データベース:MySQL/PostgreSQL/Oracle
資格:JSTQB FL/応用情報技術者試験
書籍:『初めての自動テスト』翻訳、『Seleniumデザインパターン & ベストプラクティス』監訳

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