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こんにちは!LRM人事チームの佐藤です😀
本日は、CSOの瀧下さんに、「LRMと組織」というテーマでインタビューをしたいと思います🎤
少し長めの記事となっておりますが、お茶でもしながらお読みいただけると嬉しいです!🍵
▍プロフィール
瀧下 浩 (Takishita Hiroshi)
京都大学大学院を修了後、IT系スタートアップに入社しIPOを経験。自身でも起業を経た後、2010年にIT企業に入社し、取締役に就任。LRMには2017年に技術顧問としてジョインし、2022年にCFOに就任。現在はCSOとして活躍。
▍”CSO”として普段なにをされているのか、教えてください
瀧下:Chief Strategy Officer(チーフ・ストラテジー・オフィサー)ということで、基本的には「戦略」を考えるという役割になっていて、長期の目線で会社をどうしたいのかという視点で動いています。
事業については、市場・マーケットのことも見ながら「事業を成長させる方向性や規模」や「会社組織をどうしていくべきか」なんかを考えています。具体的には、事業成長の戦略をCxOや事業メンバーと話しながら事業計画に落とし込み、数年後までの売上規模や人員、施策の計画を形にしたり、組織の方向性を実現するために、施策に落とし込んだり、メッセージとしてみんなに伝えたりをしています。
会社の成長戦略を考えていく上で、どのような組織であるべきかというのはとても重要なものと考えています。特に今は、社員が働きやすい状況、持てる力の全てを発揮できる状況をどのように作っていくかを重視しています。
▍”組織”について考えるようになったきっかけはありますか?
瀧下:大学院卒業後に大学の先輩が立ち上げたITスタートアップでキャリアをスタートさせました。大きな組織に行ってもそれなりにうまくやれるのかなと思っていたんですが、あんま面白くなさそうだなっていうのがあって。自分で起業してみたいというのもあり、あえてベンチャーに入ったんですよね。
その会社ではみんなの年齢も近いので、すごくフラットに意見を言い合える環境だったんです。相手は先輩だけど年齢も近いし、小さな会社でみんなでどうにかするしかないので、思ったことはどんどんぶつけていかないと、納得できないし。なので働き始めたタイミングから、結構フラットな組織に慣れていた、ていうのがあります。
その後、起業などもしてたんですけど、2009年に前職のIT企業に入りました。ここも20名程度のエンジニアだけの組織で、非常にフラットな組織でした。お互いリスペクトがあって、言いたいことも言える環境です。僕の考えとも相性が良かったし、実際、従業員自身もみんな働きやすいと思ってましたね。一方、そのIT企業には上場している親会社があり、そちらは割と組織階層がしっかりしている組織だったんですね。いわゆるオレンジ組織ですね。子会社の取締役をしていた僕は、親会社とも接する機会が多く、フラットな組織とオレンジ型組織の違いを間近で見たこともあって「組織ってなんだろうな」とさらに興味を深めていきました。
その後、親会社との合併があり、全社で組織文化をフラットな組織に一新しようとなりました。ただ、組織の文化を変えるってやっぱりそれほど簡単ではないし、時間もかかる。そんなこんなで「組織の文化形成」ってめちゃくちゃ大切だなと思った経験が今につながっています。
佐藤:なるほど!瀧下さんの語る組織の話って、解像度が高いなぁといつも思っていたのですが、原体験があるからこそだったんですね。
▍瀧下さんがLRMにジョインしてから7年ほどたちますが、当時と現在でLRMの組織は変わりましたか?
瀧下:めちゃくちゃ変りましたね。
一つ目は、ワンマン的な雰囲気が変わったこと。
私が技術顧問としてジョインした時は当時はまだメンバーも十数名で小さい組織だったのと、当時はコンサル事業がほぼ全てな中、代表の幸松さんもコンサルタントとして多くの顧客を抱えている状態で、割とワンマンに近い経営スタイルだったと思います。経験値的にも立場的にも幸松さんの意見が非常に強い状態ですね。聞く耳持たないとかではないですが。
一方で、私と幸松さんは元同級生という間柄もあり、忖度なく物事が言えます。意見もするし、考えもぶつけるし、みたいなことが普通にやれます。幸松さんも元々聞く耳は持ってるし、徐々にワンマンの雰囲気は変わっていった気がします。幸松さん自身もそれを望んでいましたし。
二つ目は、取締役で組織や人の話をよくするようになりました。
中小企業が組織のことを考えることってあまり多くないと思うんですけど、僕が組織って大事だと思ってることもあり、また大きくしていくことを考えていたので、よくディスカッションしてきました。2021年にジョインしたCTOの坪井さんも組織を大切にするタイプだし、CFOの槙原さんもチーム作りや組織作りに意思があるタイプなので、割とどうあるべきかみたいな話はよくしていて、現在ではCxOの中では組織について一定の共通見解がある状態になっています。誰に聞いても組織がありたい姿ってのをそんなに差異なく語れる感じかなと。
▍CxO内での共通見解って、どういうものですか?
瀧下:まず大きいところでは、フラットな組織の方が働きやすいよね、ということですね。
あと、役員っていうのは別に偉いわけではなくて、働いているみんなに力をどれだけ発揮してもらえるかという点が会社の成長に一番大きく寄与するし、持続的に成長する会社になるよね、という点も共通認識になっていると思います。
これだけ情報が溢れている社会で、取締役やCxOだけが特別な情報を持っているとか、全ての情報を持っているってことはないので、情報を持った人が良い判断を素早くできる状態になるといいなってのは話していますね。
▍目指している”理想の組織”って、どんな組織ですか?
瀧下:「ティール組織を目指しているんですか?」と聞かれることも多いのですが、組織論の特定の型を厳格に目指しているわけではないです。ただ、目指している方向性はティール組織に近いです。組織論としてまとめられたものは先人の知恵として読み解いて参考にしつつ、LRMだとあてはまらないところも出てくるので、そこはもう考えながらやるしかないと思っています。
理想の組織を言語化しようとすると、サッカーに近いという話はCxOでよくします。
例えばサッカーで誰かの所にボールが行ったときに、いちいち他の人に「私どこへ行ったら良いですか?」とは相談しないですよね。守備の人でも、ここはチャンスだと思ったら前線に出て点を取りに行ったりする。もちろんチームとしての戦略や決まりごとがあるわけですが、みながそれらを理解しながら、その状況に応じて個々が判断している状態です。みんなそれぞれが独立して「会社の目標ってここだよね」と考えてガッと攻めて行けるような組織が理想です。
あと、サッカーの試合中にメンバー同士で割と激し目に言い合いをしているのをよく見ます。あれ仲が悪いわけではなく、その場で合意を素早く形成するために確認しあっているし、そこで細かく是正しているわけです。強めに言えるのも、お互い信頼してるからだし、勝つためにどうすればいいかをそれぞれが必死で考えて流動的に動いているからですよね。そうしたカルチャーも、組織運営に持ってこれたら最高だな、と。
▍理想の組織になるために、課題はありますか?
瀧下:サッカーの例でも言った、お互い信頼しているからこそお互いに踏み込んで意見が言える・ぶつかれる、という状態まで行きたいなというのはありますね。LRMは穏やかな人が多く、みんな優しいから、まだちょっと遠慮があるのかもとは思っています。もっと踏み込んでぶつけ合ったら、もっと張り合いが出てくると思います。
▍LRMにジョインする方へメッセージ
瀧下:これからのLRM、本当に面白いと思います。
事業的には、「セキュリティ」ってどんどん伸びている市場なので、成長をものすごく楽しめる環境に身をおけます。また、事業の内容としても、世の中に良い影響を与えられると思っています。
そして何より、集まっている人間の面白さも魅力です。いろんなキャラがいて、安心して、やりがい・張り合いを持って働けます。
▍私たちと一緒に、理想の組織を目指しませんか!
以上、CSO瀧下さんへのインタビューでした🌞いかがでしたか?
理想の組織に向けて邁進中のLRMですが、私たちの組織のあり方について、少しでも伝わりましたら幸いです!
「面白そうだな」と少しでも思われた方は、ぜひぜひご応募をお待ちしております😊