瀬戸口 竜 プロフィール - Wantedly
株式会社リブセンス ビジネスディベロップメントT・新卒採用 ※アイコン写真のドヤ顔はご愛嬌です笑※ はじめまして。株式会社リブセンスにてジョブセンス新規開拓営業と時々新卒採用をしております。 以前は京都大学法学部に所属する傍ら、スローガン株式会社に約1年間勤務しておりました。 ...
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2017年4月、リブセンスには22名の新卒社員が入社しました。このシリーズでは、多彩な経歴を持ち、計り知れないポテンシャルを持つ彼らにフォーカスを当て、紹介していきたいと思います。
第2回は、以前ご紹介した五十嵐さんと同じ部署で成果を競い合う、反骨精神の風雲児・瀬戸口 竜さんをピックアップ!
「入社3年で役員になる」という大風呂敷発言でリブセンス社内をザワつかせた彼が、この半年の間で流した悔し涙は3回。それはすべて、自分の不甲斐なさからくるものでした。
どん底から這い上がってきた瀬戸口さんは、今では複数の大手企業をも担当する一端のセールスマンに成長。そこで改めて聞いてみました。瀬戸口さん、リブセンスで何を成し遂げたいですか?
「はい、入社3年で役員になります」
目次
1. 配属から3ヶ月で一人立ち。大型案件に気持ちが高ぶる!
2. リブセンスにはバグってる人が多い
3. 入社3年で役員を目指す。…その真意とは?
4. 反骨精神で乗り越えた、体型のコンプレックス
5. 「ビジコン出場」が、リブセンスで働く意思を強くした
6. ぼくがリブセンスを選んだ「本当の理由」
7. 人生を変えた「3つ」のターニングポイント
−−4月の入社から早半年。瀬戸口さんは今、どんなお仕事に携わっているのでしょうか。
リブセンスでは、入社直後の研修を終えた後に配属部署が決まります。ぼくはマッハバイト(旧ジョブセンス)を運営するアルバイト事業部に配属されました。
まず最初に取り組んだのは架電での営業ですね。並行してロープレ研修や資料制作をこなし、6月の中頃からは先輩に同行しての実地営業に望みました。
全国に数十〜百店舗抱えているような大手企業を担当し、いかに求人案件を多く獲得できるかがKPIとなっています。7月からひとりで営業していて、目標を達成できるように日々企業様のところに足を運んでいます。
ぼくは大学時代から仕事していましたし、インターンもしていましたから営業自体初めてなわけじゃないんですよ。でも、毎日超不安です。マジで不安です。
クライアントが大手企業ということもあるんですが、先方は人事歴十数年のベテランなのにこちらは新卒4ヶ月のペーペーだし…みたいな気持ちがなかったかと言えばウソになりますね。
−−1人立ちされて早くも2ヶ月経ちましたね。今はどんな心境ですか?入社当初から変化はありましたか。
明らかに変わりました。今日はこの企業様からどれくらい掲載がもらえるだろう、なんて仮説を立ててシミュレーションするのが楽しくなってきました。よく当たるんですよ、ぼくの仮説。これまで案件を取れていなかった大手企業の求人をガッツリ獲得できたのは気持ちよかったですね!
「酒は百薬の長」とばかりにストレス解消剤として飲んでいたビールも、成績が出せず苦しんでいた頃はクスリの味しかしませんでした。でもこのときばかりは、苦味の中にあるマイルドな甘さを感じる余裕すらできましたね。正直、こんなにビールを「旨い!」と感じた日はなかったです(笑)
最近ではフランチャイズの大型案件が動きそうなんです。日本を代表する企業様ですから獲得の影響も大きいですし、どうすればこの人たちが喜ぶ採用活動ができるかなーって考えるとワクワクしますね。
−−リブセンスにいざ入社してみて、ギャップみたいなものってありましたか?
ベンチャーなので変わった人が多いんだろうと思っていましたが、その幅の広さは想像以上でした。元々ぼくが行こうと思っていたのは外資系のコンサル会社か新進気鋭のベンチャー企業だったんです。尖った人が多いから、というのが理由なんですが、中でもリブセンスはバグってる人が多かった(笑)。
キャラクターや個性はもちろん、バックグラウンドも考え方も多彩で、あらゆる点で想像を上回っていました。それに加えて人を育てる文化がしっかり根づいている点も、いい意味でのギャップでした。
これはぼくが所属しているビジネスディベロップメントチーム特有なのかもしれませんが、もうこれ以上フィードバックされたらキャパオーバーで死ぬっていう、ギリギリのところまでしごかれます。
先輩たちはみんな前職でゴリゴリの営業マンをされていた方ばかりですし、正直なところ、厳しい環境ではあると思います。
でも、真剣に取り組んだ上で失敗したことに関しては、決して問い詰めたりしないんですよ。何がダメだったのかを懇切丁寧にフィードバックしてくれますし、そのコミュニケーションを繰り返すことで自分が成長している実感もあります。
ただ、怠惰によるミスに関しては絶対に許してもらえません。本来やるべきだったことをやらずに起こした失敗……激詰めされるのは覚悟しないといけません。
−−他にもあれば教えてください。
ベンチャー企業ではあるものの、「どこか落ち着いた印象がある」と感じられる場面があることでしょうか。もちろんこれは、捉え方によってはメリットにもなることですよね。大事なのは成果を出すことですから、そんな雰囲気だけで何かを語るべきではないとわかってはいます。
村上社長もよく言っていますが、リブセンスの完成度ってまだ5%くらいなんですよね。落ち着いていいフェーズではないはず。
正社員転職情報サービスのジョブセンスリンクが「転職ナビ」に変わり、創業から続くアルバイト求人サービスのジョブセンスが「マッハバイト」に変わったのも、リブセンスが現状に甘んじず変化し続けようとしていることの現れなんじゃないでしょうか。
だから、これからも成長し続けるために変化していかなければならないんですが、社内全体にそんな張り詰めた空気感があるかというと、まだまだなんじゃないかと。逆に言えば、そんな空気感を醸成していくのも、ぼくたち新卒の役目のひとつなんじゃないかと思っています。
−−広げすぎた大風呂敷のように聞こえる「入社3年で役員になる」という目標ですが、それをどうやって実現していくのでしょうか?描いているビジョンについて教えてください。
いま取り組んでいる営業の仕事を軸に、来年の3月にはまず営業チームのリーダーになり、2年目にはその上位となるグループリーダー就任を目指します。本来だとそこから事業部長になるというステップがあるんですが、このあたりで非連続成長を起こすつもりです。
3年目で役員というビジョンは、何もリブセンス本社である必要はないとすら思っています。いま現在、宮崎に支社を設けているように、3年後には新たな支社や子会社ができている可能性だってありますよね。
マッハバイト直属の代理店をつくるかもしれないですし、これまでとは全く違う文脈で規模が拡大していくことも考えられます。3年で役員を目指すというのは、それくらい幅広い視点で捉えているんです。
営業していて思うのは、人を動かすのって面白いなということ。例えばフランチャイズのお店って、いうなれば個人経営者です。直営店のサラリーマン店長とは違って、経営事情がモロに生活にも関わってくる。
そんな人たちは、どうすれば動いてくれるのか。営業マンはニーズを全部ヒアリングしないといけません。そうやってマネジメントにタッチするのが本当に楽しくて!
−−トッププレイヤーではなく、経営者を目指しているということですか?
プレイヤーとしてトップを目指すことにも楽しさは感じるんですが、人を動かしながら成果を出していくことへの想いが強いんです。人を動かす立場でありつつも、いざというときには自分が前に出ることで解決させる、そんな働き方が理想ですね。
理想は高く置いておきたいこともあって、情報のアンテナは常に張っています。リブセンスはITベンチャーですから、巷で流行っているWebサービスやアプリは試してみるようにしているんです。
最近はVALUをやってみようと思っているんですが、意外とこういった新しいモノへの興味が浅い人って世間には結構いるんですよね。
従事している仕事以外への興味が持てるかどうかって、一生プレイヤーのままで終わる人か、マネジメントもできる人になれるかの差につながってくるんじゃないでしょうか。
もちろん年収ウン千万を叩き出す一流プレイヤーの方もいらっしゃいますから一概に良し悪しは言えませんが、少なくとも一生プレイヤーの先に自分が目指すものはないと考えています。
−−「3年で役員になる」というビジョンが、経営に携わりたいという目標からきていることがよく分かりました。そんな想いを抱きはじめたはいつごろでしたか?また、何がきっかけだったんでしょうか。
人を動かして成果を出すという夢は、小学校高学年の頃にはもうありました。まだ当時は「経営」という言葉にはできていませんでしたけど、それは当初、同じベクトルの向かう先にあった「教師」を目指していたからだと思います。
一見まったく違う仕事ですが、根っこにある人を導きたいというモチベーションには似たところがあるんじゃないでしょうか。
今でこそ一般的な体型のぼくですが、当時はとても太っていました。今みたいにアクティブではなく、暗い性格の卑屈な少年だったんです。でも、皮肉なことに勉強はできたんですよね。当然の帰結として、日の目を浴びる同級生たちを下に見るようになりました。
「塾に行かなくても好成績を出せる自分なら、もっと上に登れるはず!ちやほやされてるアイツらも、将来動かせるようになるはずだ…!」
そんな反骨精神のカタマリみたいな原体験が今に生きているんです。生まれ育ったのが大阪で、関西の最高学府・京都大学を受験したのもそんな思いがあってのことでした。ひとことでいうならドヤれるんじゃないかってことです。
体型にコンプレックスを抱いていた小学生の頃からバスケを始めたのですが、それも実は裏があるんですよ。あの頃って、勉強よりもスポーツができる人の方が人気モノになれるじゃないですか。元々勉強はできたので、その上でバスケもできたら「最強じゃね、オレ」みたいな思惑があったんです。
そんな反骨精神の練磨が人を動かすことへの欲求へとつながって教師を目指すことになり、社会のことを知っていくにつれ経営へとシフトしていった。あの頃のコンプレックスがあったから、今のぼくがあると思っています。
ただ、人を動かすこと自体が目的ではなく、あくまで手段の一つに過ぎません。今はまだ具体的に何を成し遂げたいのか言語化できているわけではないですし、探し続けるものだと思っています。
いつか将来のビジョンが明確になったときに、困難を乗り越えるためには人を動かす力は必要ですし、反骨精神もエネルギーとなるはず。世に大きなインパクトを与えるのに無くてはならない力だと信じています。
−−京都大学に入り、将来の就職に向けて「社会」を知っていくことで、夢が「経営」へと変わったのですね。リブセンスの内定受諾後にビジネスコンテストに出場されたのも、「経営」に近い経験をしたかったからなのでしょうか。
はい、そうなんです。ぼくが出場したのは、優勝者には資本準備金として1000万円の出資が約束されるビジネスコンテストでした。一緒にやろうと声を掛けたメンバー3人と話し合った結果、Webサービスを軸に飲食店に導入できるものを考えてみようとなり、ターゲットは大学生にとって身近な存在の居酒屋に決めました。
そもそも居酒屋って、高級個室型と激安型で取るべき戦略って全然違うんですよ。高級店だとリピート客を増やしていくのがセオリーですが、当時のぼくたちのようにお金のない大学生が通う居酒屋は、いかに一見のお客さんをお店に引き込めるかが重要なんです。
でも、一見で来てくれたお客さんをリピーターにできればもっといいですよね。しかしリピーターになってもらうための分析はまったくできていない。そこでぼくたちは、オーダーを取るときに使うハンディコンピューターに目をつけました。
−−具体的なプラン内容も教えてもらえますか?
ハンディに来店されたお客さんの情報を入力しておき、誰がいつ何を頼んだかというオーダー情報と紐付けることで、個々のお客さんにフォーカスした接客が可能になるという仕組みを考えました。
既存のハンディをカスタマイズするのは難しいですが、代わりにスマートフォンを使えば実行可能だと思ったんです。
京大近くの居酒屋に足を運んでモックアップを見せ「こういった機能のハンディを導入するとしたら年でいくら出します?」なんて聞き回っていました。これがぼくの、初めての営業体験かもしれません(笑)
ビジコンの結果は残念ながら3位だったんですが、プランを磨き込んでいくためにリブセンスの方々からフィードバックをたくさん貰えたのはいい経験になりました。なかでも、村上社長に直接連絡をとって、直々にアドバイスを受けられたのが嬉しかったのをよく覚えています。
あらためて「リブセンスでがんばっていこう!」と、気持ちを新たにするきっかけになりました。
−−そんな経緯があったとは!就職活動時には外資系コンサルなどを中心に受けていたそうですが、最終的にリブセンスを選んだのはなぜだったんでしょう?
もちろん就職活動はしていましたが、じつは内定をもらったのってリブセンスが最初だったんですよ。それで就活自体スッパリやめてしまいました。選んだ理由はいくつかあるんですが、リブセンスで出会った一人ひとりの目線が、会社の成長というベクトルにきちんと向いてたことでしょうか。
いわゆる大企業を見ていて思うのが、自分の利益のことしか考えていない人とか、上司という立場に甘んじて部下の発言を黙殺するような人が多いということ。もちろん自己成長の気持ちは大事ですが、それが会社や事業の成長と同じ方向だったのが魅力的だったんです。
例えば人事の方。ぼくたち新卒が最初に知る企業の人って、たいていは人事なんですよ。言ってしまえば、そのときの印象で入りたい会社かどうか決まるんです。人事は人事で採用数のKPIがあるはずですよね。いやらしい話、それ次第で自分の評価が決まる面だってあると思います。
でも、お会いする人事の方々にそんな目線は微塵も感じず、一緒に成長していくひとりの人間として、パートナーとして見てくれているのがよく分かりました。
−−最終的にリブセンスを選んだのは「人」にあったと?
はい。こちらがイチ新卒であることなど関係なく、会社や事業が成長させるための意見については耳を傾けてくれますし、職種や立場に関係なく話の場に入れてもらうこともできます。
それに、手を挙げた人に絶対チャンスが巡ってくる環境って最高じゃないですか!「本当かな」と疑問を抱いたりもしましたが、実際にぼくが挙げた手は、ちゃんと取り合ってもらえましたし。成長を目指す姿勢が健全なところが、リブセンスの魅力なんじゃないでしょか。
−−ありがとうございました。では最後に、今の瀬戸口さんを形づくったターニングポイントについてお聞かせ下さい。
3つあります。全部就活以降のエピソードですね。
ひとつめは、就活で外資系のコンサル会社でインターンしていたときのことです。小学生時代から続く根暗で自己中な面は大学生になっても残っていて、インターンでも斜に構えていました。勉強もスポーツもできて、いい大学にも通っているし、塾講師のバイトもしている。
こんな優秀な自分がインターン「してやっている」って気持ちがどこかにあったんでしょうね。インターン対抗のチームバトルでまったく勝てませんでした。何でこんなに優秀な自分が勝てないのか。ふと優勝したチームを見て気づきました。彼らはロジックの正しさだけじゃなくて、感情も大事にしているって。
情けない話、それまでぼくは「論理が正しければ人は動く」って思っていたんです。ロジックが完璧に通ってなくても面白そうなことなら人は動くこともある…。そんなこと、考えもしませんでした。経営者を目指すひとりの人間として、このことに気付かされたのは大きな経験でした。
同時に、自分はこのままコンサルに就職するとマズいなと確信したんです。コンサルって、正しい論理のもと立てた仮説を提案することが仕事ですよね。「理屈で正しいことは正しい」を地で行く自分がコンサル会社に入ると、この偏った性格のまま突き進んでしまう気がしました。
ぼくがベンチャーを見定め始めたのには、そんなきっかけが関係しているんです。
2つめは、あるスタートアップ企業でのインターン経験です。ここ、本当に仕事がハードで…。週に2〜3回は会社に寝泊まりしてましたし、給料もめっちゃ低い。いわゆるブラック企業といっても過言ではないですね。
仕事に関しても、人格否定レベルでボロクソに言われるわりに教育的なことはしてくれず、このままやってたら死ぬんじゃないかと思ったこともあります。
とはいえここで辞めたら何も残らないなとも感じていたので、とにかくガムシャラにこなしました。そうしている内に他のインターン生もついてきてくれるようになり、セミナーや講演をお願いされるようにもなりました。母校の京都大学で講演できたのは思い出深いですね。
ここでのイベント運営がきっかけで、来年リブセンスに入社を決めてくれた人もいます。ブラック体質を許容するわけではないですが、ここぞというタイミングでとにかくガムシャラに頑張ることの価値がわかったように思います。
最後、3つめはリブセンスに入社してからなんです。学生時代から営業の仕事をしていましたし、インターンでの社会経験もあることから、すぐに結果を出せると信じ込んでいました。
入社後にまず取り組むのが架電での営業なんですが、最初の3日間、ひとつも契約を取れませんでした。同じ部署に新卒がもうひとりいるんですが、彼女は初日に2件取っていました。そう、五十嵐さんのことです。
正直、死んだと思いました。
3年で役員になるとか偉そうなことを言っておきながらこの体たらく。上司や先輩方には言葉でボッコボコにされました。配属されて1ヶ月くらいは、会社に行きたくなくてしょうがなかったんです。日曜日が恋しいなんて思ったのは初めてです。
でも、ここで逃げちゃダメだって考え直して、半分死んだ気持ちになりながら頑張りました。そこで気づいたのは、お客さんにこちらの理屈だけを押し付けていたんだなということ。当たり前のことなんですが、お客さんの気持ちになって考えないといけないんですよね。それに一生懸命になる。
それを肌で感じるようになってから、ようやく自分の天狗の面が外れたんじゃないかって思います。
そういった意味でも、最初に営業を経験しておいてよかったなって思います。ぼく、これまでの人生で悔し泣きしたのって、大学受験に一度失敗したときくらいだったんです。それがリブセンス入社してからもう3回も泣いてますからね!まだ半年しか経ってないのに。
ぼくの高くなりすぎた鼻をへし折ってくれたリブセンスには、本当に感謝しています。3年後の役員就任目指して頑張ります。
なれると思ってますよ、何かしらのかたちで。