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ご縁のあった下北山村で自分らしく生きるためのインフラをつくりたい。「ムラカラ」リーダー・森田沙耶インタビュ―

株式会社リヴァの涌井です!

今回は2014年に新卒で入社した、現在、宿泊型転地療養サービス「ムラカラ」のリーダーとして活躍する社員「森田沙耶(もりたさや)」をご紹介します。

森田が立ち上げたムラカラはどのようなサービスなのか、どのような経緯で誕生したのかが詳しく分かる記事となっております。社会課題の解決や、新サービスや新規事業開発に興味のある就活生は必見です!

また、下記内容の全文は、弊社オウンドメディア「リヴァマガ」に掲載しています。
リヴァマガでは他にも幅広く情報発信を行っていますので、ぜひご一読ください!

以下、『ご縁のあった下北山村で自分らしく生きるためのインフラをつくりたい。「ムラカラ」リーダー・森田沙耶インタビュ―』より一部転載します。

下北山村でスタートした
宿泊型転地療養サービス


私たちリヴァは、「自分らしく生きるためのインフラをつくる」をビジョンに掲げ、1人でも多くの人の「自分らしい生き方」を共に探し、「何度でもチャレンジできる仕組み」を提供しようとビジネスを行っています。

2010年に創業し、現在は主に4つの事業を進めています。うつ病の方への再発予防訓練と職場復帰・再就職支援を行う「リヴァトレ」、企業向けに休職者支援を行う「リヴァBiz」、福祉事業者の業務効率化を支援する「LACICRA」、そして2020年月に下北山村でスタートした宿泊型転地療養サービス「ムラカラ」です。

「ムラカラ」では現在、私を含めた3人のスタッフが村へ移住し、事業に取り組んでいます。サービスの対象者はうつ病などの精神疾患で休職・離職されている全国の方々です。

利用者さんは村内のシェアハウスでの共同生活やプロのメンタルケアなどを通じて、健康的な生活習慣と再発予防法を獲得し、対人スキルと問題解決能力を身に付け、多様な価値観に触れる機会を通じて生き方・働き方を再検討していきます。都市部で自宅から通う通所型のサービスではケアしきれない、生活を丸ごと見直す機会を、日々の文脈から切り離した環境の中でつくります。


個人として飛び込んだ
むらコトアカデミー

村を訪ねることになったきっかけは、下北山村と奈良県が共同で企画していた「奈良・下北山むらコトアカデミー」というプログラムに参加したことです。ワークショップや現地研修を通じて、「自分と村がつながる方法」を考えるというのが「むらコト」から提示されたお題でした。


東京で復職や再就職の支援業務をする中で、都市部とは異なる生き方・働き方の提案ができるといいなと考えていた私は、最終回のプレゼンテーションで、「リヴァを通じた利用者の短期宿泊プログラム」を提案をさせていただきました。

ただ正直なところ、この時はプランを発表するために考えた企画だったので、「本当にやるかはさておき」だったんです。でも、県の方も村の方もおもしろがってくださって、数ヶ月後には県と村とリヴァとで三者協定を結ぶことになって、あっという間に実証実験をすることになりました。

県や村と協力して
実証実験からスタート

実証実験は、初年度こそ参加者は2名でしたが、2年目の参加者は合計9名。複合スポーツ施設の受付業務や温泉の掃除といった仕事のほか、バーベキューなどを通じて、製材所の経営者やアマゴの養殖をされているおじいさん、ゲストハウスを営む若い移住者のご夫婦など、さまざまな生き方・価値観に触れる機会をつくることができました。

その後、プログラムは「自分自身と向き合う3週間プログラム」に発展。その間も何かと、県や村の方にご協力いただき、個人としても会社としても、力強く背中を押していただきました。

正式リリースを行った2020年11月から現在に至るまで5名の方がサービスを利用してくださっていて、街とは異なる暮らしに豊かさを感じ、村への移住を検討されている方もいます。

また、宿泊棟の掃除や参加者の夕食をつくるお仕事は、地元の方に携わっていただいています。その中で、地域の食文化のことや、この土地での生活の様子について話してくださったり、温かく利用者さんと関わってくださっています。


私自身、下北山村に通うようになって4年、暮らしはじめて半年が経ちますが、知り合いが増えて、なんだか大きな家族の一員になったような感覚でいます。

東京では、大半の人が自分の住んでいる地域に誰が住んでいるのかわからないまま暮らしていますよね?会いたい人には会いにいかなければ出会えません。でも、こちらは住んでいる場所に知り合いがたくさんいる。その安心感はすごいです。


当面は事業を軌道に乗せることが目標ですが、ゆくゆくは生産活動をやっていきたいです。畑を借りているのですが、野菜を育てるだけじゃなく、商品にして、販売して、下北山村の発信の一端を担えるようになりたいですね。

その結果、地元の人の新たな雇用につなげたり、「ムラカラ」の対象者ではなくても、生きにくさを抱える人や障がいのある人の居場所をつくったりできたらいいなとも思っています。

※この記事の内容は、奈良県奥大和移住・交流推進室発行の冊子「Okuyamato Planet Office Project」から転載しています。

宿泊型転地療養サービス「ムラカラ
自然豊かな奈良県下北山村にあるシェアハウスでの生活や、メンタルケアのプロによるサポートにより疾病と向き合い、より自分らしい人生へと踏み出すためのサービス。リワークサービスなどを手掛ける株式会社リヴァが運営。

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代表の伊藤も参加し、カジュアルに話ができる「グループ説明会」もオンライン開催していますので、「新規事業実現のために弊社で積める経験」や「新規事業のやりがいや苦労」に興味のある方はぜひ一度、一緒にお話ができますと嬉しいです。

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