LITALICOワンダーオンライン:ものづくり大好きメンターがお子さんのやる気と好奇心に柔軟に対応!IT×ものづくりのプログラミング教室
「障害のない社会をつくる」をビジョンに掲げ、IT×ものづくりを通じてその子らしい世界を拡げるLITALICOワンダー( https://wonder.litalico.jp/ )。LITALICOワンダーは、プログラミングやロボット、デジタルファブリケーションといった、テクノロジーを活用したものづくりの機会を提供することで、子どもの創造力を解き放つ教室です。
教室といっても先生と生徒という上下関係はありません。お子さんと対等な関係で接するという理念のもと、LITALICOワンダーでは指導者にあたるスタッフは「メンター」と呼ばれ、お子さんたちからはクリエイターネーム(あだ名)で呼ばれて親しまれています。
今回は在宅勤務でLITALICOワンダーのメンターのお仕事に従事する松久保さんから詳しくお話を伺いました。
松久保さん(あだ名:まこっち):専門学校を経て、社会人を2年経験したのち、23年4月にLITALICOワンダーオンラインにメンターとして入社。現在、週に5日勤務し、3コース担当。
ー LITALICOワンダーに応募した経緯を教えてください
幼い頃からレゴやパズルが好きで、学生の頃からプログラミングや物理学を学んできました。根っからの理系タイプでしたね。卒業後は職業訓練校でプログラミングを学び、関連する企業に就職しましたが、納期の厳しさなど働き方が合わずに退職しました。
その後休職期間や他社での就業を挟んだ後、Instagramで「お子さん向けのプログラミング教室」としてワンダーの求人広告を見たのがきっかけで応募。働くことに障害のある方向けの就労支援をおこなうLITALICOワークスの求人も魅力的だなと感じたのですが、その時はプログラミングを学んだばかりだったこともあり、ワンダーを選びました。
ー 仕事内容は?
お子さん向けのプログラミングツールである「Scratch(スクラッチ)」やゲーム制作ソフトウェアの「Unity (ユニティ)」、3DCGアニメーションを制作するためのツール「Blender(ブレンダー)」をお子さんたちに教えています。
お子さんを二人同時に担当することもあります。その際は、頭の切り替えや時間配分が難しいなと感じる場面もありますね。先に画面を共有しておいたり、オンラインの機能を活用してわかりやすく伝えることを心がけています。
「コンパス面談」と呼ばれる保護者さまとお子さまの教育方針や今後についてじっくりお話する機会もあり、そこでお子さんがどのくらい伸びたかなどを小まめに報告するようにしています。
ー これまでの経験やスキルで活きているところは?
長女だったため、よくきょうだいの面倒を見ていたからか、もともと子どもは好きでしたね。求人を検索するときも子ども向けの教室で探していたくらいです。
趣味が多いのでお子さんに合わせた話題を振って緊張をときほぐし、そこから学びに繋げることもあります。たとえば音楽が好きなお子さんには音楽系のソフトを教えたりしていますね。逆に私が知らないことがあれば素直にお子さんに「教えて!」と尋ねるようにしています。お子さん一人ひとりに合わせて柔軟に対応していくスキルは、この仕事が自分に合っているな、と思える大切なポイントのひとつかなと思っています。
― 働きやすいと感じるところは?
先輩メンターに相談できる機会が充実しているところが良いですね。1on1ミーティングの時間や授業終わりの振り返りの時間がしっかり確保されているので、不安を溜め込むことがありません。
振り返りの時間のあとは、メンター同士で業務時間外に通話を繋いで雑談したり、ゲームをしたり。メンター同士がとても仲が良いところに働きやすさを感じています。
ー やりがいや魅力は?
入社当初に、やる気がないときに寝てしまったり、「今日はやりたくない」と言ったきり話しかけても反応してくれなかったりといったお子さんがいました。でも、根気よく話しかけ続けて、少しでもその子の興味ややる気に合わせた授業を心がけました。
その結果1年ほど経った頃、「やる気はないけど、ここまでは頑張ってみようかな」と言ってくれるようになったんです。すごく成長を感じましたね。単に「やる気がない」で終わらせず、「どこまでならできる」、と自分自身でメンターに提案できるようになったのは大きな成長だなと感じました。
一般的なアルバイトと比べて、お子さんの将来やご家庭の教育方針にも携わる仕事ということで責任の大きさを感じることもありますが、だからこそお子さんの成長を実感した際には達成感が持てるし、自信にも繋がりやすい仕事でもあると思います。
ー 入社してから成長したことと、今後の展望は?
お子さんの入塾時やはじめての授業の際、保護者さまのご希望とお子さんの現状をできるだけ詳しく伺うよう心がけています。事前情報をしっかりと得ることで、お子さんに合わせて柔軟に授業が行えます。それによりマニュアル的にお子さんと関わるのではなく、その時々の状況やお子さんの気持ちに寄り添った授業ができるようになってきたと思います。
私自身、「ものづくり」が大好きなので、今後もお子さんと同じようにプログラミングスキルをさらに伸ばしていきたいと考えています。また、もっと多くのお子さんにものづくりの楽しさを伝えていきたいですね。ワンダーの授業内に留まらず、将来的に「ものづくりを仕事にしたい」というお子さんが増えることを願っています。