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【経営企画部スタッフインタビュー】色んな人を巻き込んで子どもたちの笑顔を増やしていきたい

皆さんこんにちは、Learning for All(以下、LFA)中途採用担当の長島です。

LFAでは「子どもの貧困」を本質的に解決するために多くの職員が携わっており、それは現場だけではなく、様々な場所で活躍しています。

皆さまに子どもの貧困を解決するために、LFAが行っている色んなお仕事を知っていただきたく、今回は2020年6月に入職をした経営企画事業部の平地にインタビューを行いました。

自身が今まで関わってきた仕事や、LFAの活動に関わりたいと思ったきっかけ、そして入職後に行った現場研修での思い出を話してもらいました。

ぜひご一読ください!

※こちらのインタビューは2020年5月に掲載したものを編集して再度公開しております※



ーー今回はよろしくお願いします!まずはじめに、平地さんがLFAに入職する前に関わっていたお仕事に関して伺ってもいいですか?

前職はJICA(国際協力機構)でアフリカ諸国の若手人材と日本の大学院・企業をつなぐ役割を担当していました。

アフリカ諸国で産業開発を担う若手人材に日本の大学院でマスター(修士課程)を取ってもらい、その後に日本の企業でインターンシップを行ってもらうことで、そこで得た知識や経験・人脈を母国に持ち帰り、日本とアフリカ諸国の架け橋となる人材を育成する、というプログラムです。

その前は新卒で通信関係の会社に入ったのですが、それも「教育を人に届けるツールとしてインターネットが有効だ。」と思ったからです。そのころから「教育に関わりたい」という強い思いはありました。そこでまずファーストキャリアとしてインターネットの知識や経験をつけられる会社に入り、そしてその後に前述したJICAで働いたんです。

すごくやりがいのある仕事だったんですけど、もう少し幼い段階(小学校~中学校)での教育にも興味があったので、そこで転職を考え始めるようになりました。




ーー「教育」の分野にはかなり前から興味があったんですね。そしてその後に勤め先として選んだLFAに興味を持ったきっかけは何だったんですか?

大学の先輩がLFAでボランティアをしていたんです。なので、「教育系の団体だな」というくらいは前から知っていて。

NPO団体に絞って仕事を探していたわけではないのですが、「教育」に関わりたいという軸以外に、「現場の意向がちゃんと反映されているところで働きたい」というのが自分の中で重要で。

団体のことを調べたり、実際に面接をして働いている人たちと話して、日々めまぐるしく起きる変化に対応するスピード感や、現場の意見もしっかり反映されているところに魅力を感じてLFAを選ばせていただきました。


ーー確かにLFAの変化に対応するスピード感は、今回のコロナ禍でも強く感じましたね!
そして話の中で、平地さんが「教育に関わりたい」という言葉を繰り返し使っていますが、そう思う理由も聞かせてもらえますか?

自分の過去の経験として「教育によって将来の選択肢が増えた」、というのを強く感じているからです。教育を通して学んだことを活かし、やりたいことを今仕事にできていると思っています。

「子どもがやりたいことが見つけたときに、それが実現出来る環境にしたい」、「全ての人の選択肢を増やしたい」、この思いは私が働く原動力になっています。


ーーLFAが実現したい「すべての子どもたちが自分の可能性を信じ、 自分の力で人生を切り拓くことのできる社会」に通じるところがありますね。
そして入職後に実際の現場で子どもたちに勉強を教えてきたとのことですが、どうでしたか?

楽しかったところもあれば、悔しかったところもある、ですかね。

小学校6年生の女の子2人に算数を教えたのですが、彼女たちがどんどん成長していく様子は見ていて頼もしかったです。

その一方で、点数とかにこだわらず、「過去の自分と比べてどうだったか」という部分にもっと価値をおいて授業設計をすればよかったな、と振り返ると思ったりして。


ーー具体的にはどういうことでしょう?

「これで満点取れちゃうね!」などといった一見ポジティブな声かけも、「満点であることがすごい、えらい」という形で子どもが受け取ってしまうと、本人の成功体験を邪魔する価値感形成の一助となってしまったのではないか、とか。

あと、事後テストの後に点数が思ったより伸びず少し落ち込んでいる生徒には、出来た部分をもっともっと褒めてあげれば良かったのでは、とか思い返すと悔しかったことがたくさんあります!

もちろん悔しいだけでなく、嬉しい発見もたくさんありました。

小さなことでも沢山「出来ること」を褒めると、子どもたちはその先生に「認めてもらいたい!」「褒められたい!」という気持ちから行動が変わります。

そして成功体験を積み重ねることで、ただ問題を解くだけでなく、子どもたちが自分から問題を出してくれたりと、ポジティブな変化を間近で見ることが出来たのは本当に嬉しかったです。

どれも子どもたちと真剣に向き合ったから得られた経験だと思います。


ーー現場でないと見えない部分はたくさんありますね。他に子どもたちへの指導を通して感じたことはありますか?

一番感じたのは「教育の限界」ですね。LFAが行う学習支援に来ている子どもには、夜ご飯はお菓子だけ、昼夜逆転して朝起きれない、という子もいますが、学習支援だけでは子どもたちの生活にまで入り込むことは出来ません。

LFAが掲げる学習面だけのサポートではなく、「地域として子どもを見守る仕組みを創る(包括的支援モデル)」というのが、いかに大切であり、重要なのかを感じました。

同時に「点数」という数値で勉強を評価されてしまうのにも疑問を感じました。

点数で全てを表すと、結果が出る子もいるけれど、点数が悪かった子に対して「何も成長していない」というレッテルを貼るのは間違っているな、と思います。

もっと子どもたちひとりひとりに向き合う環境が重要ですよね。


ーーそうですね、学校と私たちのようなNPO団体が上手く連携をして、子どもたちにとって一番良い仕組みをつくっていきたいですね。
最後に今後LFAで取り組んでみたいことなどありますか?

LFAの活動を加速させるために何が自分で出来るのだろうか、と日々考えている最中ではあります。

その中でも、「現場が身近にある」というのはLFAの強みだと思うので、しっかり子どもや現場職員の意見も聞きながら、「包括的支援モデル(詳しくはこちら)」の確立と、全国への展開に力を入れていきたいなと個人的には考えています。

地域の方や、子ども食堂など、色んな人を巻き込んで子どもたちの笑顔を増やしていきたいです。


ーー様々な形でLFAの活動に関わる職員ひとりひとりが、「自分が子どもたちのために出来ることは?」というのを考えていきたいですね。
平地さん、ありがとうございました!

こちらこそ今日はありがとうございました!

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