株式会社クラダシ
クラダシは、ミッションを「善いビジネスで未来に実りを。」 、ビジョンを「日本一のインパクト企業グループへ。」と掲げ 、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の運営をはじめとしたフードロス削減が循環する「善い食事業」と、電力ロスを解決し再生可能エネルギーの普及に貢献する「善いエネルギー事業」を展開しています 。世の中に山積するさまざまな社会課題を価値へと転換し ...
https://corp.kuradashi.jp/
前回の記事では、本プロジェクトリーダーのけいちゃんに、180日間にわたるプロジェクトの裏側を語っていただきました。
今回は、新たなコーポレートアイデンティティ(以下「CI」)を軸に経営戦略を描く経営層と、その戦略を現場で形にする部長陣が登場。新CIを旗印に、私たちがこれからどのような未来を切り拓いていくのか、その決意をインタビュー形式でお届けします!
経営トップが語る「善いビジネス」で日本一のインパクトを生む唯一無二の存在へ
新CIを武器に仕掛ける各カンパニーの「非連続な成長」
メンバーの行動を変え、社外の視線を変える「言葉の力」
DNAはそのままに、さらなる「レジリエンス」を求めて
—―—CI刷新の過程では、メンバーとの「対話」を何度も重ねてきました。その中で、河村さんが「これだけは絶対にブラさない」と心に決めたクラダシの核は何でしたか?
河村:CI刷新プロジェクトが走り出したときから、私の中で決めていたことがあります。 それは、「公益性と経済性は、絶対にトレードオフにしない」ということ。社会に資することを行うだけでなく、それを継続可能な「事業」として成立させる。理想論でも、利益至上主義でもない、その両立に本気で挑みつづけることこそが、クラダシの存在意義だからです。
そして今回、プロジェクトを通じてメンバーとの対話を重ねる中で、その想いはさらに強くなりました。何より嬉しかったのは、それが自分ひとりの意志ではなく、クラダシ全体の総意になっていると実感できたことです。
「私たちは、社会的にも、経済的にも、勝ちにいく」
その一点で一枚岩になれていると分かった瞬間、経営者として胸が熱くなりましたし、より大きな挑戦への勇気をもらいました。この核だけは、今後どんな事業領域に挑戦しても、決して揺るがせないと改めて決意しています。
代表取締役社長CEO 河村 晃平
—―—新ビジョン「日本一のインパクト企業グループへ。」を掲げられましたが、河村さんが描く「日本一」とは具体的にどのような状態ですか?
河村:私が目指す「日本一」は、売上規模やランキングの順位ではありません。「ソーシャルグッドな会社といえばクラダシ」というように、誰もが真っ先に思い浮かべる存在になることです。 「社会に与えているポジティブな影響の大きさと深さ」において、日本で最も信頼される企業グループになることを目指しています。
社会課題に向き合う企業はこれからもっと増えていきます。その中で、“インパクトの象徴”として語られる会社でありたい。
こうした指標の総和において、「クラダシがいることで社会が前進している」と誰もが実感できる状態をつくりたい。規模はその結果としてついてくるものだと考えています。インパクトを本気で追求した先に「日本一」がある、それが私の描くビジョンです。
—―—「フードロス」から「インパクト」へ旗印が変わることで、クラダシの事業の展開はどう変わっていくのでしょうか?
河村:今回のCI刷新は、私たちにとって「リミッターを外す宣言」だと思っています。これまでクラダシは、フードロスという明確な課題を軸に成長してきました。それは誇るべき原点であり、これからも大切にしつづけます。
ただ、私たちの可能性はそこだけに留まらないと思っていますし、クラダシが取り組むことができる領域はまだまだ無限に広がっていると感じています。だからこそ、一つに領域から脱し、これからは「インパクト」を軸に、圧倒的なスピードと広がりで事業を展開していきます。
食品に限らず、環境、エネルギー、地域、暮らし、教育。
公益性と経済性が両立し、本当に社会を前進させられる領域には、果敢に踏み込んでいきます。
「社会にとって意味のあることを、 本気で、事業としてスケールさせる。」
そんな挑戦を、クラダシ単体ではなくさまざまなステークホルダーを巻き込みながら、“インパクトを生みつづける企業グループ”として加速させていきます。
「フードロス」はクラダシの原点であり、誇りです。 その原点を大切にしながら、「インパクトを生み続ける会社」として、より大きな社会変革に挑む。 それが、これからのクラダシの進化だと考えています。
まずは、主力の「Kuradashi」を運営するフードビジネスカンパニー(以下「FBC」)CEO徳山さん(とくさん)にお話を伺ってみました!
―――FBCはこれまでもフードロス削減を牽引してきましたが、新ミッション「善いビジネスで未来に実りを。」を掲げた今、これまでの「当たり前」をどう変えていきますか?
徳山:根本の部分は何も変わらないと思っています。もともと掲げていた「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」というミッション、「日本で最もフードロスを削減する」というビジョンにおいても、クラダシが取り組むべきことは「滞留在庫の解決」が唯一のソリューションとは考えていなかったからです。
中期経営計画でも掲げている通り、サプライチェーンを横断した解決のソリューションを構築することがクラダシの使命であり、「フードロス削減のインフラ」だと思っています。
一方で、従来のビジョンでは、「滞留在庫の解決」にフォーカスが「当たりすぎる」ことを、社内外から感じていたので、より本質的な事業展開がしやすくなったと考えています。
また、「食」は当然ながら私たちに必要不可欠なものです。健康や予防医療の領域など、日本の資源活用という観点ですでに事業の幅も広げていますが、今回ミッション・ビジョンを刷新したことでさらに意思統一をしやすくなったと感じているので、より加速していきたいですね。
―――「フードロス削減のインフラ」という目標に向け、これまでのクラダシの枠を超えて挑戦したい「新しい領域」や「連携」はありますか?
徳山:「フードロス削減のインフラ」を担う大きな柱の一つとして、ロジスティクスソリューションがあります。まずは、Kuradashiでお取引してきた食品メーカーさまの物流課題の解決を主題においておりますが、日用品、化粧品、アパレルなど、食以外の商材でも同様の在庫管理の課題が存在しています。
商材それぞれの固有の要素はありますが、課題として共通する部分は少なくありません。食品の領域での実績を積み重ねた上で、将来的にはあらゆる業界の物流課題の解決に取り組んでいきたいと考えています。
また、社内でグリーンインフラカンパニーとのシナジーも実現していきたいポイントです。たとえば食品メーカーさまの事業構造の改善やBCPの観点で協業していけると、クラダシの目指す共創モデルがさらに進化する可能性を感じています。
FBC CEO 徳山 耕平
―――「絶対に実現したい」と燃えていることはありますか?
徳山:中期経営計画から目指している、商品開発、生産、流通、販売といった、あらゆるファネルでの一気通貫したソリューション提供です。
どんな商品を、どんなプロモーションで、どれくらい、どうやって、いくらで、いつに、誰が、、、の最適解を、クラダシが提供している状態をつくりたい。それが実現して初めて、旧ビジョンである「日本で最もフードロスを削減する」に近づいたと言えるからです。
また、そのプラットフォームを活用し、人の課題解決にも貢献していきたいです。「日本」や「世界」といった俯瞰した目線で、人の資本を最適化できないかと考えています。そのためにも教育や健康やウェルビーイングは切り離せないテーマなので、公私を横断して、目指す状態を模索しつづけていきたいと考えています。
続いて、クラダシの新規事業再生可能エネルギー事業を牽引するグリーンインフラカンパニー(以下「GIC」)のカンパニーCEO 亮さんにお話を伺ってみました!
―――「フードロスの会社が、なぜエネルギーやインフラを?」と思う人もいるかもしれません。亮さんが描く、GICだからこそ創れる「インパクト」とは、どんなものでしょうか?
大沢:「フードロスの会社が、なぜエネルギーやインフラを?」そう感じる方もいるかもしれません。しかし私たちにとって、フードロス事業とグリーンインフラ事業は、同じ思想の延長線上にあります。
フードロスとは、本来価値のある食が、仕組みの不在によって失われてしまう社会課題ですが、エネルギーも同様に、再生可能エネルギーが増える一方で、需給のズレにより使われないまま失われています。GICが向き合うのは、この「エネルギーのロス」を構造的に解決することです。
私たちが目指すのは、単なる蓄電池の設置ではなく、再生可能エネルギーを安定的に社会へ届け、環境価値・経済価値・社会価値が両立する持続可能なインフラをつくることです。
フードロスの削減も、エネルギーの最適化も、目指す未来は同じであり、本来あるはずの価値が、正しく循環しつづける社会をつくる。GICは、「クラダシが社会の循環を設計する会社」へと進化するための、新たな挑戦です。
GIC CEO 大沢 亮
―――FBCとGICが両輪となって進むことで、地域の未来や、私たちの暮らしはどうワクワクするものに変わっていくのでしょうか?
大沢:クラダシには、全国の食品関連事業者というパートナー企業と、日々の消費を通じて社会課題の解決に参加できるECユーザーという、他にはないアセットがあります。
GICが生み出す再生可能エネルギー由来の電力や調整力は、このクラダシのエコシステムの中で活かされます。たとえば、食品メーカーや流通事業者に対しては、エネルギーコストの削減という、経営に直結する価値を。ECユーザーに対しては、電気代の節約や、環境にやさしい選択を「無理なく」続けられる体験を。
FBCは、パートナー企業とECユーザーという二つの軸を広げ、GICは、その双方にエネルギーという価値を届ける役割を担います。この連携によって、クラダシはALLクラダシで「食」と「エネルギー」の価値を結びつけ、社会にとっての価値を最大化していきます。
現場を率いる部長・副部長の皆さまにも話を伺ってみました!
(左:GIC 事業開発部 山口、中央:FBC 総合通販部 三宅、右:FBC ブランド事業部 関口)
―――新CIが発表されてから、チーム内の会話や意思決定の基準で「変わったな」と感じる具体的な瞬間はありましたか?あるいは自分自身の「仕事への向き合い方」に変化はありましたか?
関口:ミッションは、従来より掲げていた公益性と経済性の両立という点では全く変わらないと思っています。一方でビジョンは、良くも悪くも「目に見えるフードロス商品の直接的な削減」にフォーカスされ過ぎていた経緯はありました。そのため、今回の変更によって、足元で取り組んでいる事業やこれから新たにチャレンジする事業において、クラダシが登ろうとしている山を言語化して、意識統一できたことはポジティブであると考えています。
三宅:確かにそうですね。現場を見ていて思うこととしては、新体制になってから、自発的な提案やメンバー間での声掛けが明らかに増えたなということです。特定のキーワードを口にすることは少なくても、オーナーシップをもって行動するメンバーが多くなったと感じています。また、CI刷新で「クラダシが目指す未来」の輪郭がはっきりしたことで、社外の方に対しても、私たちが進むべき姿を迷いなく伝えられるようになったことに大きな意義を感じています。
山口:私は、チーム内も自分自身も特に変わっていないというのが本音ですね。変わっていないというよりは、 元々やりつづけてきたこと、向き合いつづけてきたことが、新CIとして言語化されたにすぎないと感じています。
一方で、あっちゃん(三宅)が言う通り、社外の方への見られ方は変わったのではないかと思います。特に私は再生可能エネルギー事業を担当しているので、社外の方々にとって、クラダシがエネルギー事業を推進している意味が分かりやすくなったのではないかという印象はありますね。
―――「日本一のインパクト企業グループ」を目指すにあたって、それぞれの現場で「まずこれを成し遂げたい!」という想いを教えてください。
三宅:総合通販部としては、「認知の拡大」と「認識のアップデート」を同時に成し遂げたいです。まだクラダシを知らない企業さまには、新規開拓を通じて「横」に認知を広げ、すでに接点のある企業さまに対しては、経営層や他部署も巻き込んだ対話を通じて「単なる安売りサイト」という誤解を解き、関係を「縦」に深めていく。この2つの成長の余白を埋めることが、「善いビジネス」を行える土台になると考えています。
山口:GICの中でエネルギー事業を立ち上げ、一事業領域として胸を張れる水準まで成長させることですね。祖業であるフードビジネスの次なる矢として、この事業が立ち上がれば、インパクト企業グループになる大きな第一歩になるし、会社として次なる一歩を踏み出す時の大きな自信につながると思っています。その一翼を担いたいですね。
関口:ブランド事業部が取り組んでいる冷凍宅食事業は、少子高齢化・孤独化に伴う社会保障の課題解決に大きく寄与できる事業です。まずは、今の宅食サービスを日本郵便との連携やロジスティクスソリューション事業とのシナジーを通じて、「日本で一番インパクトを創出している宅食事業」であると胸を張れるまで育てていくことに全力でチャレンジしていきたいと考えています。
最後に、クラダシを創業した現会長の関藤さんにこれからのクラダシへの期待をお伺いしました!
―――創業から10年。形は進化していますが、関藤さんが「ここだけは絶対に変わっていない」と確信している、クラダシの「芯(DNA)」は何だと思いますか?
「世の中に山積する社会課題をビジネスの力で改善しよう。」
「トレードオフと言われる社会課題改善と経済発展をトレードオンで進めよう。」
「ソーシャルビジネスで持続可能な社会発展に貢献しよう。」
「強くしなやかな社会貢献の総合商社を創ろう」
これらは創業以来、変わることのない私たちのDNAです。
創業当時に抱えていた私自身のミッションは、今やクラダシという組織全体のミッションとなりました。時代が移り変わっても普遍的な価値を持つ事業は、実績を積み重ねることで必ず社会から認められ、応援され、世の中に求められつづけます。
代表取締役会長 関藤 竜也
B corp認証取得企業として日本初のIPOを果たしたクラダシには、今、このDNAに共感する「プロフェッショナルでいい人」たちが集っています。
そんな「今」だからこそ、更なる成長を目指して挑戦の領域を広げ、インパクトを創出していくという意思を明確に示した新CIには、まさに私たちの揺るぎないDNAが刻まれていると確信しています。
―――新CIを纏った新生クラダシ、そしてこれからのメンバーたちに、一番期待していることを教えてください。
この度のCI刷新にあたり嬉しかったことは、
愛すべきクラダシのメンバーひとり一人がミッションを高次元で体現していきたいと深く思っていると再認識できたこと。
本当に皆のことを誇りに思います。ソーシャルインパクトを創出するエネルギーが溜まってきたのだとも感じました。
クラダシの事業性成長が社会インパクトに直結する。
これからのクラダシにも期待していただくためにも、組織全体はもとよりメンバー一人ひとりがさまざまなレベルにおいて変化に柔軟に対応し跳ね返す「レジリエンス」を、より一層高めていくことを期待しています。一人ひとりが体現し、社会へのインパクトを最大化していってほしいですね。
次回で、CI刷新プロジェクトヒストリー連載はいよいよ最終回を迎えます。
新たなCIのもと、再び歩み始めたクラダシ。日々の業務に奮闘するメンバーに、新CIへの想いについて話を聞きます!
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私たちクラダシは、ミッションを「善いビジネスで未来に実りを。」、ビジョンを「日本一のインパクト企業グループへ。」と掲げ、フードロス削減から電力ロス削減まで事業を展開し、世の中に山積するさまざまな社会課題を価値へと転換しつつ、社会・環境・経済へ確かなインパクトをもたらす「ソーシャルグロースカンパニー(Social Growth Company)」を目指します。
もしこの記事を読んで、少しでも「クラダシで働いてみたい」と思っていただけた方は、ぜひ一度採用ページをのぞいてみてください。
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