株式会社コンタクト 採用担当の末永です。私は現在、採用・教育・人事・エンジニアサポート を担当しています。
先日、とある企業のセミナーに参加させてもらったとき、ふと気づいたことがありました。
「あれ?うちの会社でやってる“コンピテンシーチーム活動”って、
実は、社員みんなの将来にとって、すごく大事なことじゃないか?」
そう強く思ったんです。
この活動は、“今すぐ役立つスキル”ではなく、ずっと役立つ力=メタスキルを自然と育てる取り組みです。
そしてそれこそが、これからの時代において最も重要な“働く力”だと気づきました。
今日は、そのことを記事にしてみました。
「スキルがない」「将来が不安」「未経験だけど挑戦したい」
そんな方にこそ、読んでいただきたい内容です。
1【不安を感じるのは、あなただけじゃない】
「今の職場、このままで大丈夫なのかな」
「未経験での転職、本当にうまくいくのか不安…」
「そもそも自分には“これ”といえるスキルがない…」
そんな悩みを抱えている人は、実はとても多いです。
特に今は、時代の変化があまりにも速くて、「今持っているスキル」が5年後にも役立つか分からない…。そんな不安があって当然の時代。
けれど、そんな時代でも強く、柔軟に生き抜いている人たちがいます。
その人たちは、「環境が変わっても、自分の力で対応できる」んです。
その力の正体こそ──
メタスキルと呼ばれる、すべてのスキルの“土台”となる力です。
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2【メタスキルとは?── 専門スキルの前に必要な“土台の力”】
メタスキルは「どんな仕事にも応用できる力」
◎メタスキルとは?どんな行動にあらわれるのか
- 自己学習力:わからないことを自分で調べて学び続ける力
- 論理的思考力:複雑な問題を分解し、順序立てて考える力
- コミュニケーション力:相手に伝わるように話し、聞き取る力
- 問題解決力:状況を分析して、最適な方法を見つける力
- 感情マネジメント力:焦らず冷静に判断し、感情を整える力
たとえば、Excelの使い方やプログラミング言語は、時間が経てば「古い技術」になるかもしれません。
でも、「どうやって新しい技術を学ぶか」や「誰かに教えてもらうときの姿勢」は、どんな時代でも役に立ちます。
それが、メタスキルのすごいところです。
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3【 仕事の現場でメタスキルが“効いている”リアルな場面】
◆ 例①:未経験でも評価される理由
Aさん:「使ったことがないツールなので、経験はありません。」
Bさん:「未経験ですが、似たツールを自分で調べて操作できた経験があります。学ぶのは得意です。」
→ 同じ“未経験”でも、Bさんの方が「成長の期待値が高い」と感じませんか?
これは、自己学習力(=メタスキル)が見える発言だからです。
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◆ 例②:「任せても安心」と思われる人の共通点
Aさん:「とりあえず指示通りやりました」
Bさん:「なぜそれをするのかを確認してから進めました」
→ Bさんは、目的を考えて動ける人。
これが、論理的思考+主体性(メタスキル)の力です。
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◆ 例③:スキルがなくても“面接で刺さる人”
「特別な資格は持っていません。でも、以前の職場で、分からないことは自分で調べたり、先輩に質問してすぐ対応できるようにしていました。」
→ こうした話には、自分で学び・考え・動ける人という印象がにじみ出ます。
それこそが、まさに企業が欲しい「メタスキルのある人」。
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4【メタスキルは、どうやって育てる?】
実は、誰にでもできる小さな習慣から育ちます。
◎メタスキルを鍛える4つの方法
- 「なぜ?」を口ぐせにする
何かをやるときに、ただこなすのではなく「目的」を考える癖をつける - 調べたことをノートにまとめる
人に説明できるレベルまで、自分の言葉で整理して書くことで理解が深まる - 「聞く」ときはメモ+要約する
ただ聞くのではなく、聞いた内容を自分の頭で再構成して伝え直してみる - 毎週、3行でもいいので“振り返る”
「何をやったか」「どう感じたか」を短くても言葉にするだけで思考力が磨かれる
◎【実はこのメタスキル、当社では“自然と身につく仕組み”があります】
当社では、こうしたメタスキルを「言葉だけで終わらせない」、
実践型の育成制度「コンピテンシーチーム活動」を全社で行っています。
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◆ コンピテンシーチームとは?
- 目的:スキルや資格ではなく、「行動の質=コンピテンシー」に着目
- 形式:チーム制(チーム長・班長・副班長・メンバー)で月ごとに振り返り
- 内容:自分の“なりたい姿”を考え、チームで支え合いながら行動に移す
ここでは、上司や仲間からのフィードバックを受けながら、
「自分では気づけなかった強みや可能性」に出会えます。
さらに、失敗も「挑戦の証」として受け止める文化があるからこそ、
安心してメタスキルを試す→磨く→活かすことができる環境なのです。
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【スキルは変わる。でも、“考える力”は一生モノ】
今後どんな技術が出てきても、どんな仕事がなくなっても、
「自分で考え、動ける人」は、どんな職場でも必要とされます。
メタスキルは、資格のように“目に見えるもの”ではありません。
でも、それを持っている人は、不思議と「どこでも活躍できる」のです。
そして、それを育てていける場が、当社にはあります。
コンピテンシーチームという仕組みは、
あなたが「理想の自分像」を見つけ、近づいていくための成長の土台です。
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あなたの「理想のあなた」は、ここから始まります。
スキルや経験が今なくても構いません。
まずは、“考える力”を一緒に育てていきましょう。
私たちは、メタスキルを育てながら理想の自分像に近づいていく仲間を、心から歓迎しています。
──自分をもっと成長させたい。
──安心してチャレンジできる場所で働きたい。
──「変化に強い自分」を手に入れたい。
そんな思いを少しでも持っている方。
あなたの未来に必要な環境が、ここにあります。
いま、私たちはこの環境を一緒に歩んでくれる新しい仲間を求めています。
あなたと出会えることを、楽しみにしています。