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【システム本部勉強会】第55回~第60回

KIYOラーニング株式会社のページをご覧いただいている皆様こんにちは。
技術広報メンバーの大原です。

今回はシステム本部が独自に活動している「勉強会」の第55回~第60回の計6回分の内容を簡単に紹介させていただきます。

以前にも勉強会について紹介するストーリーを公開していますので、まだの方は以下のリンクから是非一度ご覧ください。

システム統括部の勉強会を紹介します | システム統括部_エンジニア
KIYOラーニング株式会社のページをご覧いただいている皆様こんにちは。技術広報メンバーの大原です。今回はシステム統括部の組織・文化紹介シリーズの第一弾になります。記念すべき第一弾はシステム統括部...
https://www.wantedly.com/companies/kiyo-learning/post_articles/393997


【第55回】
開催日:2022年8月31日(水)
講師:AirCourseグループ所属 エンジニアTさん
テーマ:IDE

エンジニアとってなじみ深いIDE(統合開発環境)に関する勉強会でした。
なぜIDEが作られたか?その経緯から改めておさらいし、次のような説明がありました。

■IDEを使用することで得られるメリット

  • 作業効率向上
  • プログラミングを効率化
  • 管理性を向上
  • チーム開発を実現

■代表的なIDEの種類と特徴

  • Eclipse
  • PyCharm
  • Xcode

番外編

  • VSCode
    • 厳密にはIDEではないが、プラグインを入れることでIDEと遜色なく開発可能

■最近のIDEは?

Webブラウザでサービスへアクセスすれば開発できるクラウドIDEと呼ばれるものがある。

  • AWS Cloud9
  • PaizaCloud

クラウドIDEはネット環境に依存するという制約がありますが、次のようなメリットがあると考えられています。

  • 場所や端末にとらわれずにWebブラウザさえあればどこでも開発可能
  • 共同編集がし易い
  • 作業環境に左右されにくい

実際に講師のTさんがAWS Cloud9のチュートリアルをやって感想としては
「意外とサクサク動くのでストレスなくコーディングができた」
「ターミナル、エディタ、リアルタイムレビュー、デバッガを試してみたが、基本的なものは揃っているので開発で困ることはなさそうだった」
とのことです。

最後に当社でもクラウドIDEを活用できるケースはないか?という議論もありました。



【第56回】
開催日:2022年9月16日(金)
講師:AirCourseグループ所属 エンジニアNさん
テーマ:技術的負債

エンジニアなら技術的負債という言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
そんな実は今までにありそうでなかった技術的負債がテーマの勉強会でした。

改めて技術的負債とはどのようなものなのかおさらいしました。
近年では特にネガティブな印象を与える場面が多く、単にレガシーや老朽化を表現することがあるようです。

技術的負債がもたらす影響としては次のようなものがありました。

  • 生産性の低下
  • 技術力低下
  • モチベーション低下
  • 採用が困難

技術的負債が発生する原因と返済方法、発生させないための対策などについて
それぞれ解説していただきました。

技術的負債というものは0になることはないため、どう付き合っていくかが重要ということが分かりました。
また、返済の方法によってはビジネスサイドと技術サイドの都合を勘定して
意思決定する必要がありそうなので、難しい課題だと再認識しました。



【第57回】
開催日:2022年9月28日(金)
講師:AirCourseグループ所属 エンジニアYさん
テーマ:コードレビューのガイドライン2

第47回の勉強会で「コードレビューのガイドライン」に関する勉強会の講師をしてくださったYさんより、その続編として次のような内容を取り上げていただきました。

  • レビューを効率的に行う方法
    • メインとなる部分を最初に確認する
  • コードレビューのスピード
    • コードレビューは早くなければならない
    • 最大で1営業日、集中状態のタスクがなければすぐに行う
  • コードレビューのコメントの書き方
    • 丁寧に、尊敬の気持ちを持つ
    • 「なぜ」かという理由を説明する
    • 具体例を与える
  • 反対の扱い
    • 開発者が正しいのではないかと考える
    • 提案が正しいと思う理由を丁寧に詳しく説明する

参加者より、過去のコードレビューに関わる武勇伝として次のようなエピソードがあがりました。

■指摘をしたらブチ切れて帰ってしまった
 普段はそんなような人じゃないのに、ある日突然ブチ切れて帰ってしまった人がいた。真相はわからないが、もしかすると日頃のストレスが積もりに積もって、コードレビューがトリガーになってしまったのかも?

■レビュアが嫌な奴だった
 レビュアの人間性に問題があって、コードの問題点などを嫌味な言い方で伝えたり、全体の前で平気で愚痴を言うような人だったので、皆から嫌われていた。

さすがに当社では上記のようなトラブルが起きるような環境ではないと信じていますが、今後も各開発チームでコードレビューの方法を改善し、より良い開発文化を築いていけたらと考えています。



【第58回】
開催日:2022年10月14日(金)
講師:STUDingグループ所属 エンジニアHさん
テーマ:学生症候群とパーキンソンの法則

私もそうでしたが、ご存じない方には何のことだろう?となるかもしれませんが、今回はプロジェクト管理に関係する学生症候群とパーキンソンの法則の2つがテーマになっています。

■学生症候群とは?

納期のある作業を行う際に、余裕時間があればあるほど実際に作業を開始する時期を遅らせてしまう、という多くの人間に見られる心理的行動特性、着手先延ばし現象のことです。

  • 対処方法1
    •  想定外のことは起こるということを想定する
  • 対象方法2
    •  工程ごとにバッファを取らない

■パーキンソンの法則とは?

次の2つの法則がありますが、簡単に説明すると「人間は時間とお金は用意された分を全て利用してしまう」みたいな内容になります。

第1法則
 仕事の量は完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する

第2法則
 支出の額は収入の額に達するまで膨張する

例えば以下のようなケースですが、身に覚えのある方も多いのではないでしょうか?
 「30分間の予定の会議で、当初予定していた会議の内容が途中で完了しても時間になるまで会議が続けられる」

  • 対処方法
    • 期限を決めて生産性を高める
    • 会議のコールを明確にする
    • 増えた分の収入はないものとして考える

上記の対処方法を実践することで以下のようなメリットが得られると考えられます。

  • 先延ばしをしなくなり、時間に余裕を持つことが出来る
  • 時間を有効に使えるようになる
  • 仕事の質が上がる
  • 貯金が貯まる



【第59回】
開催日:2022年10月26日(水)
講師:デザイングループ所属 デザイナーTさん
テーマ:UXライティング

講師のTさんが最近読んだという「UXライティングの教科書」というマイクロコピーについて書かれた本の内容をまとめて発表してくださいました。

■マイクロコピーとは?

UIに添えるちょっとした言葉のこと。具体的には、ボタンの文言やフォームで使用される文言など。他にもエラーメッセージなどもマイクロコピーにあたります。

プロダクトに与える影響としてはユーザビリティの向上だけでなく、個性を与えたりやブランディングの強化が挙げられます。マイクロコピーを書くときには会話を意識した「会話体ライティング」であることが望ましいとのこと。

活用例としてフォームで使用するマイクロコピーを取り上げました。

フォーム画面にマイクロコピーを表示させる手段

  • 静的表示
    • 常に表示させる方法で、必要不可欠な指示などに適している
  • オンデマンド表示
    • ツールチップで表示させる方法で画面がスッキリしつつ必要なときに簡単に情報が得られる
    • 用語の解説などに適している
  • 自動表示
    • フォーカスした際などに自動で表示させる方法で必要なときに見落とさないようにする
    • 反復しない行動、情報や指示が多い場合に向いている
  • プレースホルダー
    • フォーカスor入力で消える表示方法
    • 見落とさないが、消えたら再表示が面倒なので、ヒントや条件を表示するのには適さない
    • 入力を促すようなメッセージを表示したり、入力の手助けになるような具体例を表示するといった使い方が向いている

書籍の中では海外サイトの事例が多く取り上げられており、ユーモアに満ちたマイクロコピーが色々とありましたが、日本のサイトではまだまだそういったケースは少ないような気もしました。

当社のサービスでもマイクロコピーを改善する余地が多くあると思いますので、今後の開発の際に活かしていけたらと思います。



【第60回】
開催日:2022年11月11日(金)
講師:システム部 本部長Sさん
テーマ:マーケティング・経営戦略

講師のSさんが研修で学ぶ機会があったということでマーケティング・経営戦略がテーマでした。前半はスポーツ飲料を例に飲料メーカの各社がどのような戦略で市場に商品を投入したのか、という視点で以下のキーワードについて解説していただきました。

  • ブルーオーシャン:競合相手のない未開拓市場のこと
  • レッドオーシャン:競合がひしめく既存市場のこと
  • 同質化戦略:チャレンジャ企業等の差別化商品と同じような商品・サービスを展開すること

また、同質化戦略を回避する戦略として「事業の共食い化」について歯ブラシと歯磨き粉のメーカを例に解説していただきました。歯磨き粉の大手メーカーはヘッドの小さい歯ブラシに対して、同質化戦略を取ってしまうと自社の歯磨き粉の消費(売上)が減ってしまうことから、事業の共食い化になってしまうということで「なるほど」と思いました。

勉強会の後半は業務提携やM&Aをテーマに当社のサービスであるSTUDYingまたはAirCourseと他社のサービスをどのように組み合わせたら面白そうか各自でアイディアを考えて発表し合いました。
短い時間でしたが、色々なアイディアが集まって面白い結果になったと思います。

業務提携やM&Aを通じて今後当社がどのように成長していくか楽しみです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

今後も定期的に勉強会の様子をお伝えしていきますのでお楽しみに♪

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