みなさん、こんにちは!キラメックス採用担当です。
いきなりですが、弊社ではTechAcademyを運営し、インターネットの力を使った教育に日々取り組んでいます。
その中で、会社の軸であり事業の意味でもあるミッションを丁寧にまとめてみました。
キラメックスが社会や市場をどのように捉え、メンバーがどう奮闘しているのかが分かる内容になっています。
TechAcademyやEdTechに興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
理念も人と同じく成長する
2012年のTechAcademy立ち上げ当初は人数も数人で、何も言わずとも以心伝心していました。
それから順調な事業成長を経て、メンバーも常勤のみで50名以上、講師などで関わってくれている人も含めると更に多く、今後も仲間を増やしたいと思っています。
組織の規模が変われば、伝え方も変わります。
改めて会社や事業、組織がどこへ向かうのかを明確にし、大局観を持った判断をしていくためにはミッションやビジョンが必要です。
また、今後入社していただく方にも私たちのミッションに共感して欲しいと思っています。
設立当初からの「キラメキを最大化する」という経営理念は今も変わりませんが、成長と共により明確かつ力強くなりました。
Why:世の中の自己実現の最大化
私たちのミッションは、事業をする意味であり存在意義です。
自己実現とは、世の中の一人ひとりの選択肢が増え、人生が豊かになること。インターネットによって時間と場所の制約から解き放たれたように、個の選択肢、可能性をもっと伸ばすことで「なりたい自分」に近づけると考えています。
サイトを使おうから、サイトを作ろう
これまでに30,000名以上が受けているTechAcademyの受講者は、8歳から88歳です。
その中に、双子のお母さんがいました。当時、双子の育児をするお母さん同士が情報共有する場がありませんでした。だったら「自分で作ってしまえばいい」、そう感じた彼女はTechAcedemyの卒業制作で双子の親向けのコミュニティサイトを作りました。その結果、多くの双子のお母さんが書き込み、彼女も育児を充実させることができました。
彼女は消費者から生産者へ変わり、自分だけではなく他の人の役にもたちました。もちろん創作には、楽しさだけでなく苦しみもあります。
しかし、世の中に価値を生み出したと実感することで、苦しみを乗り越えていく楽しさや面白さを感じます。実現したいことに向かっている瞬間にワクワクし、徐々にマインドが変わっていきます。
これは、まさに私たちの考える自己実現の一つです。私たちは、そんな人たちを「教育」という手法によって増やしていきたいと思っています。
What:次世代の教育のリーディングカンパニー
私たちのビジョンは「次世代の教育のリーディングカンパニー」になることです。
世の中の自己実現を最大化するためにキラメックスは何ができるか。
それは「教育」です。教育とは個の選択肢を増やすこと。個人が取りうる選択肢が増えれば人は豊かになり自己実現ができると信じています。
日々変化する社会の中で、その時代に適した教育内容や方法、教育そのものの定義すら常に変わっていきます。
これから自己実現を最大化していくための「教育」、すなわち「次世代の教育」を牽引することで、キラメックスは個人の自己実現を支えていきたいと思っています。
そして社会の変化の一つであるIT化という次世代において、自己実現を「最大化」できる手段の一つがプログラミング教育でした。
プログラミングを習得することでサイトやアプリ作りなどができるという意味で実現できることが増えるのはもちろんですが、プログラミングは教育の考え方としても学校での教育とは違います。
例えば、受験や学校のテストを見てみると、アイデアを出して正解を増やすというより、正解を暗記して失敗を減らすことが高得点に繋がります。
しかし、教育のあり方の変化として、いかに間違えないかという減点方式から、できることを増やして評価していく加点方式へ変わってきています。やりたいことを実現していく上ではミスすることは当たり前。それを改善し乗り越えていく楽しさを学ぶことができるようになっています。
プログラミングでは、加点方式で学習した方が都合がいいです。作りたいゴールのためのコードの正解は1つではないし、ゴールすら自分が何を作りたいのか、作るべきかを学びながら見つけるからです。
プログラミング教育の価値は、特に子供に顕著に表れます。同じ題材で作っても、完成するものが全然違う。完成までのアプローチも全然違う。そのことを受け入れ、スキルだけじゃなく、考え方、マインドが連動して変わっていく。多様性の理解にもつながります。
私たちの受講生には、日本ゲーム大賞(※その年の優れたコンシューマーゲーム作品に授与される賞)で受賞した子どももいます。自分の作りたかったゲームを作って、それが評価される。社会に貢献できる。自己実現に年齢は関係ないと改めて感じたエピソードです。
「次世代の教育のリーディングカンパニー」を目指すということは、教育が活かされるように社会を変えていくことでもあります。
自己実現において一人ひとりバックグラウンドが違い、実現したい方向、どうなりたいかは違っていいと思います。しかし、社会が受け入れてくれなければ活躍はできません。
せっかく大学で学んで社会に出たのに、大学で学んだことは社会が求めてなかった。そんな経験をしている人も多いのではないでしょうか。
つまり、教育と社会は繋がっている必要があります。プログラミング教育の場合、老若男女、地域でデジタルの活用ができる人が増えると、社会の需要も増えていきます。
その時に武器になるものを私たちが提供する。
活かせる場がある事で、できることが増え、やりたいことも増えていく。そのサイクルを構築したいと思っています。
How:どうやって目指すか
では、私たちはどうやって「自己実現を最大化」して「次世代の教育のリーディングカンパニー」になるのか? 3つの軸で考えています。
- 教育の定義をアップデートする
- 教育のやり方をアップデートする
- 次世代に求められる人材を育成する
教育の定義をアップデートする:
例えば、教育の前提には先生は生徒より優秀であるべきという考えがあります。ですが、私たちは、教える側が常に技術的に優秀であるべきということすら疑ってもいいと思っています。
時には技術的に優秀であることよりも、生徒の気付きを進め、世の中の答えを得る手段を教育する方が大切なこともあります。教える人が高いレベルの知識があるからといって、常に良い教育になるとは限りません。
その考え方の社会だと、教える人が限界になって、それ以上の広がりが生まれない可能性もあります。このように社会の変容と共に教育を再定義し続けることで、次世代の教育を作ります。
教育のやり方をアップデートする:
オンラインスクール自体が、技術という社会の変化から可能になった教育のやり方です。
例えば、プログラミングの習得方法の一つとして、専門学校に2年通うというやり方もありますが、私たちは最短4週間で学習するコースも提供しています。もちろん卒業したら何でもできるエンジニアになれるというわけではなく、その後の鍛錬も必要ではありますが、短期集中で学習することで学習密度が上がり、結果的に卒業後の継続につながる人を増やせると考えています。
私たちは、時には答えを教えません。答えを知ることも大切ですが、答えを知る方法を学習することは、長期的な自己実現のためにより価値があるからです。
私たちが目指している教育は、社会に出てから自分で問を考え、その答えを見つけ出せる力がつくことです。その手伝いをしたいと思っており「答えへのたどり着きかた」を学んでもらっています。
社会の変化によって、学び方、教え方は変わり続けます。教育のやり方をアップデートし続けることが、次世代の教育のリーディングカンパニーへの道だと信じています。
次世代に求められる人材を育成する:
私たちが目指す教育においては、現在はもちろん、次世代に求められる人材を育成することが大切だと思っています。
激しい社会の変化にも適応できるよう、自ら考えて答えを出すための思考力や、創造性、問題解決能力など正解のない時代を生き抜くスキルを身につけ自己実現できる人材。すなわち、本当に社会と繋がれる人材です。
そういった人たちこそ、自己実現をできる人だと思っています。
Value:日々の業務で価値をおくこと
ここまでで読んでいただき、私たちの目指す方向や取り組み方を理解していただけたと思います。最後はそれを私たちが実現するために、日々意識している3つのバリューについてお話したいと思います。
ユーザーのために:
世の中に自己実現を達成してもらうには、単なるお客様ではなく、親友と思うことが必要だと考えています。
以前、ある大学生の受講生がいましたが、先生への言葉遣いや質問の仕方が少し乱暴でした。なかなか向き合うのが大変でしたが、カスタマーサポートのメンバーが真摯に向き合いました。
もし生徒をお客様として見ているだけなら、サービス終了まで我慢すればいいだけです。しかし、「もし親友だったら、どうするだろうか」と考え行動した結果、質問の仕方、伝え方についても真摯にコミュニケーションを続けました。次第に、彼自身も変わっていき、最後はとても丁寧になりました。彼は、卒業制作でiPhoneのアプリを完成し、大学を出たあとはそのまま起業して活躍しています。
仕事の中でもう一歩相手のためを考える姿勢がキラメックスの色やTechAcademyの価値になっています。
チームのために:
課題を解決するには個々人の能力を上げるより、チームの力を最大化することが大切だと信じています。
指示を受けてやるのではなく、部署や職種の垣根を超えて同時に問題解決に取り組む。デザインはデザイナーだけの仕事ではなく、他の職種でも一歩踏み込んで問題解決を一緒にやる。
その職種である前に、チームの一員であることを意識する。職種というのは、あくまで役割の一つです。いいプロダクトではなく最高のプロダクトのためには、1人で取り組むのではなく、チームの力を最大化することが必要です。
会社としても、個人としても、メンバーが一体感を持って価値を発揮できる環境を作ろうとしています。
自分のために:
私たちはコンフォートゾーンにいては自己成長できないことを強く実感しています。だから居心地が良すぎる環境にしないようにしています。
これから共に働く仲間へ
最後まで読んでくれてありがとうございます。これから共に自己実現の最大化を目指して働いてくれる方に最後のメッセージです。
私たちが求めている仲間は、目先の事業を成功させるのではなく、ユーザーに真摯に向き合う人です。成果には正しさ、愚直さがともなうべきだと思っています。
プログラミング教育が伸びているから来るのではなく、一緒に伸ばしたいから来る。そんな仲間を求めています。そして何より、私たち自身もそうありたいと思っています。