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代表取締役交代対談。創業者村田の退任理由と、創業から9年4ヶ月を振り返り

プロフィール

・村田 雅行|Masayuki Murata(写真左)
キラメックス株式会社創業者。2018年6月、代表取締役社長退任。

樋口隆広|Takahiro Higuchi(写真中央)
ユナイテッド株式会社にて広告事業や新規事業を経て、2016年にキラメックスへ参画。2018年6月、代表取締役社長就任。

金 麗雄|Ryeo Ung Kim(写真右)
2010年キラメックス株式会社参画し、同年9月から取締役COOに就任。2018年6月、代表取締役副社長就任。

聞き手:新嘉喜りん キラメックス株式会社


キラメックス創業者村田の退任の経緯

ーー代表取締役社長を退任した経緯について、教えてください。

村田:遡ると、創業のきっかけは学生時代にインターネットに出会って衝撃を受けたことでした。インターネットの無限の可能性に感動したんです。その時、インターネットサービスを使う側だけでなく、作る側に立ちたいと思いました。そこで「新しい価値のあるインターネットサービスを創る」ために、2009年2月、25歳の時にキラメックスを創業しました。そこから9年4ヶ月が過ぎ、今回の退任となります。


ーーこのタイミングを選んだのはどうしてでしょうか。

村田:全国でTechAcademyの受講生は増え、受講生数は25,000名以上、500社の企業が導入をしてくださってます。スキルを身につけて起業して資金調達に成功された方、公務員からエンジニアにジョブチェンジされた方、双子の育児をしながらサービスを開発しメディアから取材を受けた方、たくさんの方の人生が変わる瞬間を見させていただき、自分が創業時に掲げた、新しい価値のあるインターネットサービスが実現したんだと実感できました。また、売上も大幅に増え、単月・通期共に黒字化させ利益体質に出来ました。経営陣やメンバーも成長し、僕が何も言わなくてもどんどん事業を成長させられる体制になりました。そういった創業以来最高の状態になった今、自分の役割は終えたと感じ、このタイミングで代表を退任し次の世代にバトンタッチすることにしました。

ーー金さんは、9年間村田さんと一緒にキラメックスを経営されてきましが、村田さんの意向をきいて、どう思いましたか。

金:いつか、こういう日がくると覚悟はしていましたが、思ったより早かったというのが正直なところですね。僕らは、これまでジェットコースターのような経験をしてきて、毎年違う景色を見てきました。特にこの1-2年で、ようやくいい景色を見ることができていたんです。この先もっといい景色が見られるぞと楽しみにしていたので、村田さんと一緒にできないのは寂しいという気持ちはあります。ただ、本人が真剣に考えて決めたことなので、意思は尊重したいと思いましたね。

ーー樋口さんはどう感じたのでしょうか。

樋口:聞いた時は複雑でした。共に戦ってきたメンバーが、チームを離れることは何よりも辛いです。村田さんからもありましたが、グループ入り当時と比較して事業は大きく成長し、ここからさらに大きな目標というときに、一緒に挑めないのは残念ではあります。ただ、ここで事業の成長を止めるわけにはいかないので、僕自身が今まで以上に会社やサービス、メンバーと向き合っていく覚悟が強まりました。

# ここからは、3人と一緒に時系列でキラメックスを振り返っていきます。


リリース3ヶ月で2億円の資金調達。絶好調に思えたが...?

ーーキラメックス最初のサービスとして、共同購入型クーポン「KAUPON」のリリースされました。当時のことを教えてください。

村田:起業して2年目の2010年に、KAUPONを1人で開発しました。リリース1ヶ月後にはGrouponから突然の買収オファーがあり、3ヶ月後にグロービスから2億円を調達したりと、展開はものすごく早かったですね。リリース時は自分1人の会社でしたが、パートナーして事業を手伝ってくれていた金が役員として入ってくれ、そこからメンバーも20人以上に増えました。KAUPONは、自分にとって初めて作ったインターネットサービスだったので、こんなに上手くいっていいものかと思っていましたね。

金:KAUPONをリリースして、最初の2時間で50万円分のクーポンが完売して「これはすごいぞ」と可能性を感じましたね。その後も、数ヶ月で札幌、名古屋、京都、大阪、神戸、福岡と展開し、勢いがありました。しかし「おせち事件」をきっかけに、それまで好意的だったメディアからも叩かれたり、競合サービスが増えたことで全く同じクーポンでも翌月には半分しか売れないという、つらい状況に陥っていきました。あっという間に状況が変わりましたね。

2時間で完売した、KAUPON最初のクーポン。


ーークーポン事業の撤退を決めたときは、どういう状況だったんですか。

村田:
おせち事件や、Groupon、リクルートなどの大手との資金力合戦に突入し、状況は厳しくなり売上も最盛期の8分1にまでに減りました。サービスの形態を変えたりして試行錯誤をしましたが、結果的には上手くいかずにKAUPONの事業譲渡を決断しました。そうなると事業が何もないわけですから、そこから人がどんどん抜けていきます。せっかく入社してくれたのに申し訳ないなという気持ち、次の事業を早急に作らなくてはという焦り、そういうプレッシャーの中でなんとか踏ん張っていたという感じでした。


サービスも人も売上も何もない。4名からの再スタート

ーープログラミング教育事業を始めた理由はなんだったのでしょうか。

村田:事業譲渡してからは、サービスも人も何もかもなくなってしまいました。20名以上いたメンバーが、4名にまで減って。ただ、会社としては売上をつくらなければならない。まず小さく始めて素早く収益化できる事業をやろうと経営陣や投資家と決め、いろんなアイデアの中で一番実現可能性が高かったプログラミング教室を始めました。僕は独学でプログラミングを学んでエンジニアになった経験があるので、初心者にわかりやすく教えることができると思ったし、自分が講師をして、オフィスを教室にしてしまえば初期投資は必要ない。40名程入るオフィスの執務スペースだったところを教室にして、プログラミング教育事業をスタートさせました。

金:当時は人も減り、オフィスは広すぎるし家賃も高いので、退去が決まってました。そんなタイミングでプログラミング講座を始めてみたら想像以上に反応が良く、事業としてやっていくことを判断し、急いでオーナーに退去取り消しをお願いしましたね。ぎりぎりのタイミングでかなり焦りましたが、持っているリソースを最大限活用し、素早く新しい事業を立ち上げることができました。

オフィスにて、第1回目の講座の様子

村田:プログラミング教育事業を立ち上げることはできましたが、2、3年はほぼリアルの教室ビジネスでした。インターネットで募集や申し込みを受け付けているだけの状態。キラメックス創業の目的は、新しい価値のあるインターネットサービスを創ることなのに、結果的にリアルビジネスになっている。インターネットを使って田舎の人でもパソコンとネット接続さえあれば、都会以上の教育を受けられるようなサービスにしたかった。なので教室の事業が軌道に乗ってきたタイミングで、教育のオンライン化を試行錯誤して、オンラインブートキャンプという短期間オンライン育成の形式を開発しました。それがユーザーに受け入れられ、そこからは教室事業をやめ、オンラインの教育事業に一本化して今に至ります。


TechAcademy急成長から、ユナイテッドへのバイアウト。サービスを成長させる組織へと進化

ーー2016年、ユナイテッドへのバイアウトをされました。決め手は何だったのでしょうか。

村田:やっと目指していたインターネットサービスとして形ができて、それをさらに事業拡大させていくフェーズに入れたタイミングでした。事業成長のスピードをどうやって加速させられるかがテーマ。成長には投資が必要ですが、資金面について検討していたタイミングでちょうどユナイテッドからM&Aについてはオファーあり、事業を最短で大きくする組み先として最適だなと感じ、決めました。

ーーユナイテッドグループ入り後、どんな変化がありましたか。

村田:一番大きな変化は、優秀なメンバーが入ってきてくれたことですね。サービスを成長させられる人材が一気に入ってくれたことで、事業成長が加速しました。

金:ユナイテッドグループにジョインして会社はすぐに倍の人数になり、フィット感の部分でうまくいくのか不安はありましたが、実際のところズレは全くなかった。チームとしてうまく融合できたことが成長に繋がりました。

2018年3月に実施した社員旅行の記念写真(石垣島)

樋口:密度の濃い2年4ヶ月でした。起業家の村田さん、金さんをはじめとするメンバーと一緒に働けたことは、大きな成長機会となりました。キラメックスの理念は自己実現の最大化ですが、まさに僕自身が自己実現の連続の2年間でした。

キラメックスに出会う前から、いつかは教育事業をやりたいと思っていました。3年ほど前にユナイテッドの新規事業担当として模索しているときに、キラメックスと出会い、事業やチームに惹かれ、M&Aを提案しました。一緒にやると決断してくれた村田さん、金さん、キラメックスのみんな、一緒にユナイテッドから来てくれたみんなには、本当に感謝しています。そんな彼らと、事業を成長させることができたことはとても幸せだった。みんなと一緒に、教育を通してより大きな価値を生みだすことに自分の人生をかけていきたいという思うようになり、ユナイテッドからの転籍を決め2017年8月に取締役に就任しました。


ーー樋口さんはキラメックスでは、どんなことをされてきたのでしょうか。

樋口:取締役に就任後は、主に新たな事業づくりに取り組んできました。これまでのTechAcademyは、主に社会人や大学生などの大人を対象としていましたが、小・中学生にもプログラミングの学習機会を提供するべく「TechAcademyキッズ」を年度末にリリース。ゼロからの立ち上げは、会社としても僕個人にとっても大きな挑戦となりました。


また、僕が新潟県の地方出身ということもあり、TechAcademyのようにオンラインでの学習機会を提供したり、TechAcademyキッズの仕組みを使って全国の子どもたちが学習できる場を創出できたことは、やりがいを感じています。キラメックスの経営理念にあるように、私たちはユーザー1人1人の自己実現の最大化を大切にしています。ゼロからサービスを創ることを経験して、1人でも多くのユーザーに、機会や新しい人生の選択肢を提供できる会社であり続けたいという想いが強くなりました。

【9年間の振り返り】最高の仲間がいたから走り続けられた

ーーこれまで大変なことも多かったと思いますが、「もう無理だ!」と思ったことがあったら教えてください。

村田:1回もないです。これは本当に。いつか絶対にうまくいくだろうと確信してたんですよね。だから、常にその成功地点に行くために、目の前のことをやっていくだけだと考えていたので、ポジティブでしたよ。

金:ないですね。一番苦しい時期はメンバーが20名から4名までに減って、村田さん、伏田さん(当時:マーケティング担当/現:取締役)、浅利さん(当時:取締役 CFO/現:財務経理部 部長)と僕の4人になったんです。もどかしいし危機的な状況だったけど、一人ひとり強みがあって、信頼できて。こんな最高なメンバーでうまくいかないなら、他でも無理でしょうと思っていました。あきらめなければ負けないだろう、という状態です。

村田:自分さえ諦めずにサービスを作り続ければ、プロダクトを磨き続ければ、いつか絶対にうまくいくという気持ちでずっとやっていました。そのために金がいつだってなんとかして売上を作ってきてくれたし、浅利が会社の財務を守ってくれてたし、伏田が事業運営してくれた。僕は安心して事業開発に打ち込めました。そういうお互いの深い信頼関係があったと思います。


【第二創業期突入】新体制で、教育のリーディングカンパニーへ。

ーー村田さんが退任し、樋口さんが代表取締役社長、金さんが代表取締役副社長、そしてキラメックスを長年支えてきた伏田さんが、新たに執行役員から取締役に就任。この体制について、どう感じていらっしゃいますか。

村田:会社経営は大変なことも多いので、続けるには軸や信念が必要です。これまでは、僕は新しい価値のあるインターネットサービスを創るんだ、ということを軸にやってきました。樋口は、教育で世の中をより良くしていきたいとい思いが誰よりも強い。そういう軸が、会社の成長に必要だと思っていますし、そういう想いを持った代表が適任だと思います。また、金、伏田(2018年6月に取締役就任)は、共に大変な時期を乗り越え、結果を出してきた2人です。この3人がいれば、お互いを補完しつつ強い経営体制が作れると確信しています。

新しい経営陣。左から伏田、樋口、金


ーー金さん、樋口さん、それぞれ今の心境を教えてください。

金:今、やりたいことをやれていると感じています。新卒で入社した楽天では、球団の立ち上げを経験し、楽天イーグルスのようにみんなが知っていて影響力があり、ユーザーに価値を提供できているサービスをつくりたいというのが、起業当時の目標のひとつでした。事業規模はまだ小さいけど、客観的にみても、本当にいいサービスだと思っています笑。これからは、誰でも知っているようなサービスに成長させたいです。また経営者としても、メンバーの一人ひとりがキラメックスでチャレンジすることが、人生の中で転機となる環境を提供していきたいですね。

樋口:この2年半、紆余曲折しながらも事業を伸ばす経験ができました。僕自身、教育を通して世の中に価値を提供していきたいと思っていますが、キラメックスには、会社の理念に共感してくれている仲間がいて、TechAcademyというサービスがあり、実際に大きく成長しているという状況。そういった環境で、新たな挑戦ができることは幸せだと思っています。

今は、ビジョンである「次世代の教育リーディングカンパニーになる」という大きな目標に対して、挑戦ができるまたとない環境です。平坦な道ではないですが、だからこそやりがいや、やり遂げたときの喜びも代替できないものだと思います。これからは、既存サービスに磨きをかけ、私達にしか提供できない価値を生み出していきながら、より多くの人の自己実現に繋がる受け皿を創っていきます。事業・サービス・組織の全てがフェーズに移るタイミングで、僕自身が本当にワクワクしているんです。創業者の村田さんという大きな存在が抜けますが、だからこそ1人では実現不可能な価値をチームで生み出し続ける組織でありたい。そのために、一緒に全力で前を向いて走ってくれる人にジョインしてもらいたいです。一緒に、これまでにない教育カンパニーを創っていきたいですね。

次世代の教育のかたち、教育の当たり前を創っていくのは誰でもない私たちです。



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▶TechAcademy(テックアカデミー) https://techacademy.jp/ 短期間でエンジニアを目指すオンラインブートキャンプを運営しています。 学習をサポートするメンターは全員現役のエンジニア。独自の学習システムとパーソナルメンター制度でエンジニアを育成いたします。 ▶TechAcademyジュニア(テックアカデミージュニア) https://junior.techacademy.jp/ 子ども向けプログラミング教室サービスです。プログラミング教育において指導者不足は深刻な課題です。 TechAcademyジュニアでは、プログラミング未経験者でも指導できるようにし、プログラミング学習の普及に努めています。 <解決したい課題> プログラミング学習時の挫折をなくしたい。 1人では難しくてもサポートがあれば誰でもエンジニアになれる、そんな仕組みをオンライン上に作ろうとしています。 国内のインターネットビジネスの市場規模は2018年には80兆円となり、5年で5倍に成長しています。 そのビジネスを支える現在の日本のエンジニア人口は110万人ほど。 毎年大学でのコンピューターサイエンス関連の修了者が2万人ほど輩出されますが、それではエンジニアが足りず、今後30万人ほど人材不足となると推定されています。 私たちはこの大きな、そして今後も大きくなり続けるIT人材の需給ギャップを埋めるべく、プログラミング学習の機会をつくりだし、プログラミング技術を職に活かせる人材を増やしたいと考えています。 ▶TechAcademyマガジン https://techacademy.jp/magazine/ 月間約150万人が訪れる「教育×テクノロジー」のオンライン専門情報誌です。 企業の代表へのインタビュー記事から、アプリケーションの使い方、オススメソフトの紹介など、EdTech関連のニュースを幅広く発信しています。 <解決したい課題> プログラミングに興味がある、今後勉強したい、そういう方に向けた書籍などは沢山ありますが、ネット上にはまだまだ情報量、質ともに足りてない。 そういう方に幅広く情報を発信し、有益な情報を提供し続けることで、学習の機会を見い出し、学習の一歩を踏み出せる方を増やしたいと考えています。 ### メディア掲載実績(一例)### TechCrunchに紹介されました。 https://jp.techcrunch.com/2018/02/26/techacademy-kids/ 日経新聞Web版に紹介されました。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26527320V00C18A2XY0000/ ・CNET Japan様のインタビュー記事が公開されました。 ・テレビ東京WBSにTechAcademyが紹介 ・AERAにTechAcademyの記事が掲載 ・リクナビNEXT JOURNALにインタビュー記事が掲載 ・日経産業新聞にTechAcademyの記事が掲載 ・Forbes Japan に記事が掲載
キラメックス株式会社
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