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新卒 1 年目の本音:ベンチャー入社前と入社後の変化について

こんにちは、キカガクプラットフォーム部の茂木です。

今回は、プラットフォーム部で初の新卒採用者である私から、

  • 入社前にどんなことを考えていたのか
  • 入社後にどんなものが見えたのか

これらについて共有したいと思います。

対象読者

  • ベンチャー企業って実際どうなの?と思う就活生
  • 入社前と後で、どんなギャップが生まれるのか知りたいと思う就活生
  • 転職を考え企業情報を集めている第二新卒の方
  • 弊社に興味をお持ちの方

キカガクでの社歴

簡単な年表

2022年09月:インターン生として、法人向けサービス「キカガク for Business」を開発している
「キカガク for Business 開発チーム」へアサイン

2024年04月:24卒として入社

2024年12月 現在:「キカガク for Business 開発チーム」に所属

主にやってきたこと

  • 「キカガク for Business」の機能改修および新機能開発
    • キカガク for Business 内にあります「ネットワーク検証」のページは、インターン時代に新機能として実装を担当させていただきました。
  • 法人研修で利用する「機械学習体験アプリケーション」のリプレイス
    • 弊社で法人様向けに実施しているDX研修にて、機械学習を体験するために利用するアプリケーションのリプレイスを担当させていただきました。

キカガク入社前に思っていたこと

①「ベンチャー = 裁量権が大きい」から、なんでもやれる!

就活等のタイミングで、ベンチャー企業と大企業の違いは?など調べると、違いの 1 つに「裁量権が大きい」とよく出てきます。入社前の私は、教育につながる開発で思い浮かぶものをなんでもかんでも「形にしたい!やっていくぞ!」という気持ちでした。しかし、インターンを始めると段々と「自分ができることとできないこと」が見えてきて、おや?おや?と思い始めていました。

②実力主義だから、すぐに多くの役割をもらいマネジメントまで進める!

インターン開始時、キカガクは50人未満の規模でした。

私が所属しているチームも当時 2 名といるなかで、すぐに多くの役割をもらいマネジメントなどの役職に進める!(何ならインターン時代でも!!)と思っていました。

しかし、インターンを経験する中で、「中途採用の方がいっぱいだ、、みんな経験がある中で自分はほぼ未経験じゃないか、、、」と雲行きが怪しく感じていました。

③ベンチャーで大企業より楽しく働いていくんだ!

私はネットの情報とインターンの経験から、楽しさや働きやすさという視点では「 ベンチャー > 大企業である。断言する。」と考えていました。その理由は、フレックス、裁量権が大きい、実力主義、出世や昇給がしやすいなどなど、都合の良い情報ばかり見ていたためでした。また、インターンを経験する中で「〇〇が楽しいから。」と、制度面を中心に弊社を選んだ理由に挙げていたと思います。

これらの入社前に思っていたことは、全ての文章が過去形になっているとおり、今は違う視点から見ることができています。

入社後に見えたこと

①裁量権って思っている以上に自由に扱えるものではない!

裁量権とは「企業またはチームの進む方向を決める意思決定」のことであり、自らの責任が伴うものです。弊社はまだまだ成長中の企業であり、一つ一つの意思決定が経営に与える影響は、良くも悪くも大きく出てしまいます。そのため、「弊社の事業成長につながること」を意識して意思決定をする必要が大企業に比べ、マネジメント層以外でも必要に感じました。 そう感じている今、入社前に思っていた「大きな裁量権の元にただやりたいものをやる」というのは、出来るものではないことを知りました。

だからこそ、入社時に企業の方向性と自身の方向性が一致しているかどうかが非常に重要になります。
企業の目指す方向と自分のやりたいことが重なり合っていれば、自ずと自分のやりたいことに繋がる業務に取り組むことができ、結果として裁量権を最大限に活かした働き方ができるはずです。

②どんな環境でも役割を任せてもらうためには相応以上の努力が必要!

いわゆる出世に向けて必要な絶対条件は

  • 評価者から見て、その役割を任せるに値するか。
  • そもそもその役割のポストが空いているのか。

これらだと思っています。そのため、インターン開始当時、人数が少なかった弊社では2つ目の条件を達成しやすい!これはチャンスだ!と思っていました。しかし、インターンをする間に人は増え、入社時には業務の結果や取り組む姿勢で表現をしないといけないフェーズにありました。

そのため、ここからはどう成長していくかが重要になっていきます。

そこに大きく立ちはだかる壁は「ドメイン知識」です。

「ドメイン知識」とは、その企業におけるルールや独自の文化など、企業独自のもの全てへの知識のことです。これを理解するのにはもちろん時間がかかりますし、問題点を見つけ改善提案をしていくにはさらに時間がかかります。(今もなお、、、)

加えて、役割が増えれば増えるほど、ドメイン知識と企業戦略をもとに不確実性の高い意思決定をしていく必要があります。(難しい、、、)

そこまで進むのは、相応以上の「努力」が必要であり、中々「すぐに」というわけにはいきませんでした。

現在、私はプロジェクトマネージャー(PjM)に挑戦させていただいています。
そこに至るまでの過程では、個人の開発からチームとしての開発、そして組織の目指す方向のための開発へと、徐々に視座を高めてきました。今はチームとしての開発に重心は置かれていて、自身の担当する開発と並行して、設計段階にも携わらせていただいたり、保守・運用に比重を置いて行動したりと、チームメンバーがより開発しやすい環境を作るために日々奔走しています。

③環境の中で自分と合うものを見つけられるから楽しい!

大企業でもベンチャーでも「会社」であることに変わりはありません。そのため「会社員」になる以上は、その会社の環境との擦り合わせをしつつ、仕事もしていく必要があります。そうした先に環境とマッチすることで「楽しい!」と思いながら働けるわけです。

私が弊社で感じた「楽しい!」は例えば、

  • チームの平均年齢が若いから話が合って楽しい!
  • ブログを書いたりお茶会があったり、通常業務以外でもやれることがあって楽しい!
  • オンラインだけでなく、対面で合う合宿や全社会などがあって楽しい!

などがあります。

合宿の記事はこちら → https://tech.kikagaku.co.jp/entry/2024/10/23/090000

弊社では日々チャレンジングな業務をいただき、この半年間でも多くの経験をプレゼントしてもらいました。その過程で、インターン時に思っていたことへの視点が大きく変わり、今は弊社をより成長させていくところに視線を向けて日々働いています。

ついに社会人デビュー!!と言った心持ちです!

おわりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

今回は、私自身の経験をもとに「入社前後で考えたことや学んだこと」をお伝えしました。振り返ってみると、入社前に抱いていた理想や期待が現実と異なることがほとんどでしたが、それを受け止め、乗り越えることで成長を実感する日々を弊社で送っています!

将来的には PdM(プロダクトマネージャー)のように経営視点も持ち合わせたマネジメントに挑戦したいと考えています。そのため、まずは来年 PjM として組織への理解を深め、チームでプロジェクトを成功させることに注力します。新卒 2 年目は、土台を固めるための、着実な一年にしたいと思っています。


入社前と現在で見え方が変わったもの

  • 裁量権の本質を理解することが大切

裁量権は自由と責任がセットです。単に「やりたいこと」をするのではなく、事業成長に貢献するための意思決定が求められます。

  • 役割を任せてもらうためには努力が必要

どの環境でも、自らの努力や成果、取り組む姿勢が評価につながります。ドメイン知識を深め、確実に成長するプロセスが重要です。

  • 自分に合った環境で働くことの楽しさ

「楽しい」と感じられる瞬間は、会社の環境や文化、そして自分自身の取り組み方によって生まれます。会社の中で、自分に合ったものを見つけることが、充実した仕事生活への第一歩です。

もし、この記事を通じてキカガクや私たちの文化に興味を持っていただけたなら、ぜひお気軽にカジュアル面談へお越しください。新しい仲間とともに働ける日を楽しみにしています!

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