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自然体の自分で働くこと。ワーカホリックの私がカミナシに転職した理由

※こちらの記事はカミナシ公式noteからの転載です

カミナシ採用担当です!
今回は、1月にカミナシにジョインした野崎(@mikupaccho)をご紹介します。

野崎は「みくぱ」の愛称で親しまれ、ジョイン後はバックオフィス業務を中心に活躍中です。
今回は、数社のスタートアップを経てカミナシにジョインをしてくれた理由やキャリアについて伺いました。

前職での資金調達業務の反省から大学院へ

私はこれまで、新卒で入社した大手金融機関以外の3社で経理・労務・法務・財務などのバックオフィス全般業務に携わってきました。

・大手金融機関(営業)
・会計事務所(経理、労務)
・上場ITベンチャー企業(経理、財務、IR、労務)
・HR系スタートアップ(バックオフィス全般)

特に、前職のHR系スタートアップでは5人目の社員として入社したため、創業初期はバックオフィスの立ち上げからカスタマーサクセスまで幅広く携わっていました。メンバーが増えた後は主に財務を担当していたので、資金繰りの予測や資金調達のタイミングなど、ずっとお金のことを考えていましたね(笑)

在籍中、2回の資金調達を経験させてもらいましたが、2018年12月に実施された1回目の資金調達は、まったく満足のいく仕事ではなく自分自身の力不足を痛感しました。

資金調達であらかじめ知っておきたかったこと|Miku Nozaki|note
scoutyでコーポレートを担当している野崎(@mikupaccho)です。この記事は scouty Advent Calendar 2018 の24日目です。 2018年12月21日にプレスリリースを打ちましたが、総額3億円の資金調達が完了しました。 前回の資金調達と異なり金額が大きいこともあり、多方面にご迷惑をお掛けしながらなんとか完了出来たので、その経験をせっかくなので note ...
https://note.com/mikupaccho/n/nbc007c553886


そのときの反省から、もっとファイナンスの知識を深めたい思うようになり、2019年4月から東京理科大学の大学院に入学してファイナンスの研究をしはじめたんです。
研究のテーマはスタートアップとはあまり関係のない、「上場企業における株主還元政策としての自己株式の取得の効果測定」なんですけどね(笑)
もうちょっと、スタートアップの実務でも活かせそうな研究内容でも良かったかもしれません。

初期メンバーとして大事にしていたこと|Miku Nozaki|note
この記事は、 LAPRAS Advent Calendar 2020 の24日目です。2018年、2019年に引き続きクリスマスイブに挑んでいくスタイルでまいります。 実はわたし12月末に LAPRAS の退職が決まっていて現在は有給休暇の消化中なのですが、スタートアップの創業初期メンバーとして働く上で大事にしていたことを振り返りたいと思います。退職エントリなのかな? ...
https://note.com/mikupaccho/n/n3629f8b847d7


そして、論文と格闘しているさなかの2021年1月に、カミナシにジョインしました。
つい先日、修論発表を終えて卒業したばかりですが、今後も学外の学会発表などが控えているため、まだまだ気が抜けない日々が続いています。
私自身は常に「勉強していたい」という気持ちを強く持っているので、またタイミングが合えば研究活動を続けたいなと考えています。

「自分に価値がなくなるのが怖い」不安と焦りから自分を追い込む毎日

前職で働いていたときは、とにかく”すごいキャリア”を築いて、会社からも社会からも必要とされる人材になろうと必死でした。そのため、平日の夜遅くや土日もかまわず働いていました。
とにかく社外でも社内でも人に負けたくない想いが強かったですね。新しく優秀な人が入ってくると「自分に価値がなくなってしまう」と危機感を募らせる日々でした。

特に女性は、結婚や出産などのライフステージの変化によって働き方が変わることも考えられるのかなと思います。
特に、出産をする際は一旦キャリアを離れざるを得ません。私自身も、いつかは子供が欲しいと思っていたので、20代のうちにキャリアを高めて必要とされる人材になっておかねば、と強い焦りがありました

でも、そんな働き方を続けていたら当然、身体にもガタがきますよね。焦る気持ちとは裏腹に身体が拒否反応を起こしはじめました。

体調が優れない日がずっと続いて、吐いたり、肋間神経症になったり、耳が聞こえづらくなったり……。最終的には、ストレスによる高血圧で倒れて救急車で運ばれました。そこで初めて「この働き方はまずい」と気づいたんです。

もちろんそれは、スタートアップの環境が悪いのではなく、大学院(論文執筆)との両立、将来に対する不安や焦り、追い込みがちな性格と仕事でのプレッシャーが重なってしまったんです。
あとは、コロナウィルスの影響による、将来の不透明感なども知らずとストレスになっていたのではないかなと思います。

その出来事がきっかけで「いくらキャリアを積んでも、身体を壊したら本末転倒だ」と気付くことができました。
パートナーにも心配をかけてしまったのもあり、短期的ではなく中長期的にパフォーマンスを上げられる働き方をしようと、考え方を変えたんです。

私が尊敬する、ソニー元執行役員・最高財務責任者の村上敦子さんもインタビューでこのように仰っていたのを思い出しました。

「女性は若いうちに頑張りすぎてバーンアウト(燃え尽き症候群)しがち。でも大人になると、仕事は長期戦だからそれでは持たないと分かる」。あくまで自然体、流れに身を任せるタイプで「頑張りすぎないのがモットー」。 

▲引用:仕事は長期戦、頑張りすぎない働き者 村上敦子さん

「どんなプロダクトを誰とやるか」仕事内容や条件よりも大切にすること

そんな折、数年前から知り合いだったカスタマーサクセスの小林さんに声をかけていただき、カミナシに興味を持つようになりました。
カミナシがどんな会社なのかはだいたい知っていましたが、興味を持った大きなきっかけとなったのはCEO諸岡のnote です。

あなたは赤と青、どちらの薬を飲むか?|諸岡 裕人(カミナシCEO | SaaS)|note
「これは最後のチャンスだ。先に進めば、もう戻れない。青い薬を飲めば、お話は終わる。君はベッドで目を覚ます。好きなようにすればいい。赤い薬を飲めば、君は不思議の国にとどまり、私がウサギの穴の奥底を見せてあげよう」 ...
https://note.com/kaminashi_ceo/n/n7cb0786659b2


この記事では、諸岡がプロダクトの意思決定をメンバーの後藤さんに譲った話が綴られていました。
社長の自分よりメンバーのほうが能力が高いことを認めて、適した人に重要な役割を譲る。そんな判断ができる経営者のいる会社で、働きたいなと思い始めたのです。

昨年の後半に転職を考えたタイミングで、「また1からスタートアップを育てたい」「新しい業界に挑戦したい」と思ったことや、働き方に対する考えが変わったこともあり、さらにカミナシ興味を持つようになりました。

正直、バックオフィスの業務は会社が変わってもそこまで変わりません。
だからこそ、「”どんなプロダクト”を”誰”とやるか」は私の非常に重要な軸になっています。

社会にインパクトを与えられるポテンシャルがある『カミナシ』というプロダクト、本気で世界を変えようとしてる諸岡さんの熱量を見て、「このプロダクトを支える仕事がしたい」と思い、入社を決めました。

背伸びをしなくていい。自然体で最高のパフォーマンスを発揮できる場所

先にも書いたように、身体を壊したことをきっかけに働き方や考え方を見直すようになりました。その経験を経て、カミナシで働いてみて以前とは考え方が大きく変わったと実感しています。

Before(入社前)
・常に強く見せ続けるプレッシャー
・人に聞けずに、すべて自分で調べて行動
・自分が周りに気配り
・自分の地位を取って代わられてしまう不安
・無意識に人との比較や競争を意識
・自分がどう評価されるか

After(入社後)
・自然体で評価される安心感
・素直にわからないと伝えて、人を頼れる環境
・周りからの気配りと感謝の文化
・仲間が増えることへのワクワク
・社外に価値を与える意識
・企業価値をどう上げるか

一番変わったのは「自然体でいてもいい」と思えるようになったことと、背伸びをせずに働けるようになったことでした。

以前は、弱いところを見せると評価が下がってしまう、別の人に取って代わられてしまうんじゃないかと強い不安があり、常に強く見せようと背伸びし続けていました。それは、自分が無意識に感じていたプレッシャーが与えていた悪い影響です。

一方、カミナシはその人の自然な状態で発揮されるパフォーマンスを重視する会社です。もちろん、仕事に全力でコミットはしますが、弱さを見せたっていい、辛いときは頑張りすぎなくていい、人に頼ったっていい。
カミナシは、「力を入れること」と「力を抜くこと」のバランスが良い組織なんじゃないかなと思っています。

また、カミナシのみんなが気配りしあって助け合う文化もステキだと思っています。
小さなことでも感謝や褒めあう言葉が自然に飛び交っているんです。会社のSlackに各個人のチャンネルがあって、そこでは自由なことをつぶやけるのですが、どんなことをつぶやいてもみんなコメントくれたりスタンプで反応してくれます。
「自然体でも認めてくれる環境」がとても心地良いんです。小さなことでも感謝や褒めあう言葉が自然に飛び交っています。

最近、11億円の資金調達を発表しましたが、前職での経験もあり、入社初日から中心的に関わらせていただいていました。
約3ヶ月かけた大きなプロジェクトを任されたので、プレッシャーもありましたがなんとか完了できました。この slack は、その時に代表諸岡からもらった感謝です。

他にも、メンバー同士で感謝を送り合っている文化がとても好きです。

もうひとつの大きな変化は、思考が「自分が評価されること」から「会社が評価されること」に変わったことです。
以前は、とにかく人と比較して社内・社外問わず、負けたくない気持ちが強くありました。「自分が評価されたい」という承認欲求が強かったと思います。

しかし、カミナシはメンバー全員が社会にインパクト残すことに向かっています。顧客や社会と向き合うことを1番に考えているんです。
その環境にいると、自然と「自分の仕事を奪われてしまう不安」よりも、どんどん仲間を増やして、社会にインパクトを与えられる会社にしたいと!自然と思えるようになりました。

ライフステージごとで自分が最善だと思える選択を

私は、キャリアに正解はないんじゃないかと思っています。
だからこそ、あえてキャリアを“決めすぎる”のをやめることにしたんです。今後は、ライフステージごとで最善だと思える選択をし続けたいですね。

世の中には結婚して、何歳で子供を生んで、何人生んで……みたいな、いわゆる”レール”があると思っていました。そのレールに乗ることのプレッシャーも無意識に感じていたんじゃないかなと思います。

でも、本当に大切にするべきなのは世の中の物差しではなく、「自分がどうしたいか」や「自分がどう生きたいか」だと、最近思うようになったんです。

私も以前は、出産や子育てをすることになったらキャリアを諦めなければいけないと思っていました。特に、パートナーが起業家なので、もし子供ができたら辞めるしかないのかなと。それはそれで楽しめるタイプではあると思いますが、なんとなく、働くことから離れなければならないという寂しさを感じていました。

でもカミナシに入り、CEOや周りの社員が働きながら自分のキャリアを実現しつつ、育児を両立している姿を見て、「スタートアップでコミットしつつも出産や育児と両立することもできるんだ」と思えるようになりました。そんな環境だからこそ、自分でどうしたいか決めてもいいんだって思えるようになったんです。
自然なライフバランスの中で仕事にもちゃんと打ち込める。
そんな、自分の人生の移り変わりと共に歩めそうなカミナシがとても心地よく感じています。

高校時代から悩んだときの指針にしている名言があります。

In a moment of decision the best thing you can do is the right thing. The worst thing you can do is nothing. -Theodore Roosevelt

(訳)決断の時に、あなたができる最良のことは、正しいことだ。最悪なことは何もしないことだ。ー セオドア・ルーズベルト

常に、その時の最善を選択していきたいです。

社会にインパクトを起こせるカミナシで、一緒に働きませんか?


▲ (左から)カスタマーサクセスの小林、野崎

カミナシは社会へ大きなインパクトを与える可能性を秘めていると感じます。

昨今、さまざまな領域でデジタル化が進んでいますが、現状ではまだアナログから脱せていないのが、ノンデスクワーカー(ブルーカラー)です。
そこに大きなポテンシャルがあると考えています。
ノンデスクワーカーの働き方を変えたら、日本の生産性は大きく向上するのではないでしょうか。日本が世界で強くなれるカギは、ノンデスクワーカーなのではないかと私自身も本気で思っています。

社会を変えるプロダクトを作る一員になりたい方はぜひ、カミナシで一緒に働きましょう!

株式会社カミナシの会社情報 - Wantedly
株式会社カミナシの魅力を伝えるコンテンツと、住所や代表・従業員などの会社情報です。私たちは、現場のルーティンワークや事務作業を自動化する現場管理アプリ「カミナシ」を提供しています。 日常はITに溢れているのに、仕事場は紙ばかりで非効率。 今日も作業現場で働く人たちは、十分に才覚を発揮できていない。 そんな3,900万人の埋もれたエネルギーを、私たちが解き放つ。 ...
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