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「変わりゆく高卒採用の中で、自分が納得した道に進んでほしい」ジンジブ新田常務が語る事業や会社への想いとは

こんにちは!株式会社ジンジブ採用担当です。

「人」を通じてジンジブの魅力をお伝えするインタビュー企画。
今回は、経営企画部のトップである新田常務にお話を伺いました。

  • ジンジブに入社したきっかけ
  • 経営に関わる上で大切にしていること
  • 会社のビジョンや今後の事業戦略
  • 入社するメンバーに期待していること

    などなど、盛りだくさんに語っていただきましたので、ぜひ最後までご覧ください。


新田常務 プロフィール

株式会社ジンジブ 常務取締役 経営企画部
大学を卒業後、100円ショップを運営する株式会社ワッツに入社し、約10年間で店長業務・経理業務・経営企画業務を経験。その後エレコム株式会社、株式会社ハウスドゥ(現:株式会社And Doホールディングス)、やる気スイッチグループなどで管理業務を一通り経験し、人事畑に進む。2017年9月、社長の熱い想いに惚れ込みジンジブに入社。2018年1月に取締役に就任。現在は常務取締役として、経営企画部とバックオフィスの統括をおこなっている。


これまでのキャリア選択の軸は自分の介在価値があるかどうか


ー新田常務がジンジブに入社された決め手はなんだったのでしょうか?
入社の決め手としては、面接で社長の想いや経営方針に惚れ込んだことです。オーナー企業であるにも関わらず従業員に意見を求める方で、面接ですごく人間味を感じたのを今でも覚えています。

もともと僕は教師になりたいと思って教育大学を卒業していて、人のキャリアや教育に関することにずっと興味がありました。そんなバックグラウンドを持っている中で、キャリア事業をおこなうジンジブという会社に出会えたことに縁を感じたのも入社のきっかけの一つですね。

ーこれまで5回の転職を経験されている新田常務ですが、ご自身の中の「軸」はありますか?
自分の介在価値を感じられるかどうかです。僕のこれまでのキャリアはほとんどバックオフィス側なのですが、正直、ただ単に椅子に座って決められた仕事をするのは、僕じゃなくてもできます。

実は、教師になりたかった理由も、自分の介在価値を見出したかったからなんです。自分がいたから誰かの人生に影響を与えたということに、すごく価値を感じます。

なので、ジンジブに入社した当時、まずすべての営業会議に出席したんですよ。現場の状況を知ってそこで働く従業員の意見をきちんとバックオフィス側に反映していくことが僕の介在価値だと思いましたし、実際に現場の仕事がスムーズに回ればまたそこに価値が生まれるじゃないですか。

自分の介在価値は、今でも仕事において大切にしているポイントです。

コロナ禍で一気に業績ダウン...「あの頃は本当にしんどかった」


ー会社の経営に携わる中で、1番大変だったことは何ですか?
コロナ禍で企業の採用活動が一気にストップした時です。先行き不安の中で新卒採用市場が一気に縮小し、採用支援をメイン事業としているジンジブの業績も一気に落ち込みました。

当時、取締役は僕含めて3人いたのですが、なんと社長から「今後の経営の舵取りは君たち3人に任せる」と言っていただいたんです。僕らが1番現場に近かったのと、危機に直面している時こそトップダウンではないやり方で経営を立て直そうということでした。

正直、ものすごくしんどかったです。コロナがいつ落ち着くかもわからないですし、いつ会社のお金が尽きて倒産してしまうのかもわかりません。そんな中、まずは資金調達をして、「事業をどの方向に持っていくのか」「何を改善するべきなのか」をとことん話し合いました。金曜日におこなっていた経営会議は毎週のように時間オーバーをして、土曜日にも集まっていましたね。

ー具体的には、どんな施策をおこなったんですか?
まず、これまでアウトバウンド(テレアポ)で獲得していた商談のリードをすべてインバウンド(金融機関からの紹介)に転換しました。当時は6割以上がアウトバウンドでしたが、今はインバウンドが6割以上です。これにより社内のリソースが空いたり従業員の不満が減ったりして、社内の空気がガラッと変わりました。

そうした甲斐もあり、2021年3月期以降、業績を一気に伸ばすことができています。今振り返ってもあの時は本当に大変だったと思いますが、経営者としてはかなり成長させてもらいました。

ー逆に、高卒採用支援事業をおこなってきた中で嬉しかったことは何ですか?
これまでジンジブでは、全国の高校を回って生徒さん向けに就職支援をおこなっていたのですが、僕がその部門を受け持ったタイミングで、進路決定のきっかけ作りをおこなう事業に切り替えました。よりキャリア教育に振り切り、実際に高校生向けに授業をしたり先生向けにセミナーを開催したりしていたんです。

ある時、自分たちで1から作ったキャリア教育コンテンツを受けた生徒さんが僕らに興味を持ってくれて、ジンジブに入社してくれたんです。「あの時のキャリアの授業が面白くて」と言ってもらえた時は本当に嬉しかったなあ...。

ーさまざまな経験も経た上で、新田常務が経営に携わる中で大切にしていることを教えてください。
すごく難しい質問ですね...。

1つ言えるのは、僕らを取り巻く関係者がみんな「Win」になることですかね。

会社の利益だけを追い求めるのではなく、取引先となるパートナーさんや顧客はもちろん、高校生とその保護者、従業員やその親御さんまで含めた僕らのステークホルダー全員が「Win」になれるものをどうやって作るかというのが1番の肝なのだろうなと思っています。

就職の多様性が尊重される中で若者が自身の道を探す手伝いをする


ー今後、高卒採用市場はどのように変化していくと思われますか?
コロナ禍という先行き不安の中で、「今就職するのがベストなのか」という不安から進学率が増えたのは確かです。大学全入時代(※)でもあり、実際、高校生の進学率(専門学校含む)は8割を超えています。

そんな中、僕らの見立てでは、高校卒業後の進路選択の多様性がより尊重されていくようになると思います。進学や就職だけでなく、留学、起業、フリーターというのも1つの選択肢で、それをもっと真剣に考えられる、つまりキャリア教育の重要性がより高まっていくはずです。

だからこそ高校生はもっと真剣に自分の将来を考えるようになるだろうし、高卒採用を取り入れる企業も増えると思います。

※大学全入時代
2024年(令和6年)入試時までに日本の大学への入学希望者総数が入学定員総数を下回る状況を迎えるとされる状況を指す言葉。ーWikipediaより

ーそんな中、ジンジブという会社が成し遂げたいことを教えてください。
僕らには、「正解の道を選ばせてあげたい」ではなく、「自分が納得した道に進んでほしい」という想いが強くあります。万が一、進んだ先が失敗だったとしても、自分で選んで進んだ道であれば、その失敗も受け入れられると思うんですよね。ただ、誰かの都合で押し付けられたり、誰かの意見に流されたりして進んだ道だと、そうはいきません。

僕らはあくまでも、その「道」を探すお手伝いをしているイメージです。なので、選択肢を提示するという意味で求人媒体、自分で考えるきっかけを与えるという意味でキャリア教育にこれからも力をいれていきます。それから、現在は『ジョブドラフトNext』という、「高卒第二新卒」向けのサービスの認知も広げている最中です。実は高卒新卒者の1年目離職率は約16%で、これは大卒新卒者の倍の数値です。そういった方の就職支援をしつつ、ゆくゆくは就職だけでない、人生のライフサポーターのような役割を担えたらいいなと思っています。

ビジネスの観点でいくと、今後は政令指定都市や地方都市にも拠点を広げていきたいですね。高校生の就職率は地方のほうが圧倒的に多いので...。

ー新田常務が理想としている組織像を教えてください。
数字だけにとらわれる、目標主義的な組織にはならないようにしたいです。そのために大事にしたいことは2つあって、1つ目は、愛情ベースのマネジメントができていること。ジンジブという組織を飛び出しても引く手数多の人材になってもらうためには今何が必要なのかをマネージャーがしっかり考えられる組織でありたいと思っています。

2つ目は、自立自走できること。失敗してもいいから、自分たちで考えたことを自分たちで実現していって、その先で見えた世界の中でもう1回改善して...と、自走してほしいなと思います。

従業員それぞれの目標を実現できる会社でありたい


ー新田常務から見た、ジンジブの魅力はどんな部分ですか?
事業的側面でいうと、高校とのパイプをもっていることです。実際、全国にある約5,000校のうち、約430校にジンジブのキャリア教育を導入していただいています。実際に高校生との接点も多く、ここまで学校と連携しながら事業を展開できている会社は他にはないので、それが僕らの競争優位性です。

それから社内的な側面でいうと、価値観教育に力を入れていることです。事業を進めていく中でもっとも重要視すべきなのはお客様の満足と感動だということ、そしてそのために僕らの人間力が大切だということを年間を通して従業員に伝えているので、みんなが同じ方向を向いて進めているのだと思います。これこそが僕らの強みですね。

ー実際にジンジブでは高卒の新入社員もたくさんいますよね。
はい。これはジンジブのポリシーでもあるのですが、毎年新卒は大卒と高卒が半数ずつ入社しています。2年目からは給与も揃えていて、「大卒だから」「高卒だから」で判断することは一切ありません。

高卒7年目、25歳で支店長を担っているメンバーもいて、心強いですよ。

ー新田常務が「一緒に働きたいな」と思うのはどんな方ですか?
まずは、事業の方向性に惚れてくれる方に入社していただきたいですね。それから、自分の利益だけを追い求めない人。「お客様のために」「高校生のために」「社内のメンバーのために」と考えて行動できる人であれば、スキルや経験は求めません。

ありがたいことに、実際、ジンジブにはホスピタリティ溢れるメンバーばかりが揃っているんです。これは会社の自慢ですね。そして、せっかく縁あって熱い志を持って入社してくれたメンバーには、自分のやりたいことを実現してほしいです。それが実現できる会社、グループでありたいですね。

ー新田常務、ありがとうございました!


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