注目のストーリー
国際協力
国際医療NGOが大切にしている価値観
自分の人生を大切に生きるNPOで勤めていると、崇高な活動だとか自己犠牲が素晴らしいだとか、そういった印象を持たれます。まさにと言える団体もあるとは思いますが、ジャパンハートは全く違います。 自分がやりたいからやる。それだけ。 だから、私たちは同じ団体にいながらも「こんなアクションを起こしたい」という考えが1人1人違っていて、働く理由を聞いてもあまり似た答えは返ってきません。それでも、団体のビジョンには全員が深く共感しています。つまりはビジョンに向けて自分なりのアプローチをしていくことができるのがこの団体の特徴であり、強味でもあると言えます。 創設者の吉岡秀人に、なぜ30年も活動を続けられ...
ガンに負けない。 あきらめない。カンボジアだって、できる。~小児医療センター小児科部長インタビュー~
嘉数 真理子 (かかず まりこ)医師/小児医療センター小児科部長2004年 琉球大学医学部卒業、沖縄県立中部病院にて研修2009年 静岡県立こども病院、静岡がんセンターにて研修2011年 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター勤務2017年 ジャパンハート長期ボランティア医師としてカンボジア赴任2018年 ジャパンハート小児医療センター小児科部長として入職違う場所なら助かったのに、と思う。昔の沖縄で、現在は東南アジアで。沖縄の出身です。 中学生のとき、病気で父親を亡くしました。 当時は日本の中でも医療の技術や設備に格差があった時代。 沖縄は戦後、とくに...
助からない子ども。それでも必死で助けようとする人。両方知っているからこそ、動き続ける。~事務局長インタビュー~
佐藤 抄 (さとう しょう)事務局長2002年ファッションモデル事務所に就職。 モデルのマネジメント2007年アートカンパニーに就職。 アーティストマネジメント、美術展企画運営、広報など2011年東日本大震災のボランティアに参加2011年ジャパンハートに入職。 事務局運営のすべての業務を歴任2017年ジャパンハート事務局長に就任何かできると思って参加したボランティアで、自分の無力さを思い知った。2011年、東日本大震災の発生直後の4月。 仕事を休み、ジャパンハートが活動する東北の被災地へ10日間の調整員ボランティアとして参加しました。 当時のジャパンハートはまだ極少人数体制で、ほとんどが...
【小児がん病棟日誌 】弟に付き添うお姉ちゃん
昼夜を問わず、入院している子どもたちにずっと付き添い、精力的にサポートをしているご家族の光景が印象的な小児病棟。大半の子どもたちにはお母さんが付き添っているなか、がんと闘っている弟に付き添うお姉ちゃんの姿がありました。スレイノウちゃん。19歳。弟のラフウくん(11歳)の付き添いで、毎日小児病棟で寝泊まりをしています。現在、姉として付き添っているのは彼女ただ1人です。どうしてまだ19歳の彼女が保護者として弟の入院生活に付き添うこととなったのか。何を思い、何を考えながら日々を過ごしているのか。今回の小児がん病棟日誌では、彼女の秘めた思いについて特集します。4人姉弟の長女としてスレイノウちゃん...
【NEWS】7月1日より新たなACジャパン支援キャンペーンがスタート ナレーションに江口洋介氏 ―東南アジアでの活動と日本の医療の「つながり」を描く―
ジャパンハートは2024年7月1日より、公益社団法人ACジャパンの支援キャンペーンによる広告を開始いたします。ACジャパンは、「広告活動を通じて国民の公共意識の高揚を図り、もって社会の進歩と公共の福祉に寄与すること(※1)」を目的とし、様々な団体・テーマの広告キャンペーンを展開しています。ジャパンハートは、その活動の公共性や社会的意義が認められ、2019年から2021年までの3期にわたりACジャパン支援キャンペーンを通して広告を展開。そして2024年7月1日より、メッセージを一新した新たな支援キャンペーンが開始する運びとなりました。「あの国で命を救うことは この国で命を救うことにも つな...
ジャパンハート認定医 遠藤 俊治先生 インタビュー
2024年4月下旬、ジャパンハート認定医の遠藤俊治先生にお越しいただき、集中的な手術活動を実施いたしました。コロナウイルス感染拡大前の2019年以来、約4年半ぶりにジャパンハートこども医療センターを訪れたという遠藤先生に、インタビューさせていただきました。Japan Heartとの出会いから現在に至るまでの経緯を教えてください。今から11年前、2013年4月に福岡で開催された日本外科学会に参加した際に、吉岡秀人先生が講演されていました。そこで、ジャパンハートは週末などを使って短期間でも参加できるというお話を聞きました。ジャパンハートが行っているような活動にはこれまでも興味はあったものの、...
調理スタッフ夫婦とジャパンハートとの出会い~ジャパンハートこども医療センター(カンボジア)栄養管理部だより~
今回は夫婦で栄養管理部の調理スタッフとして働く、キムセンとサリー(通称パパ&ママ)について紹介したいと思います。カンボジアの「ジャパンハートこども医療センター」のFacebookでは定期的にスタッフインタビューを投稿しています。今回、栄養管理部からパパとママがインタビューを受け、その内容が動画で投稿されました。小児がん患者の親でもあるパパとママ私が初めてパパとママに出会った時の印象は、”明るくてフレンドリーなスタッフ”でした。調理スタッフは英語が得意でないため、クメール語でコミュニケーションをとる必要がありますが、みんな簡単な日本語の単語は理解して使ってくれています。その中で1番、日本語...
「チームとは?」「リーダーとは?」を学ぶ、Dream Trainリーダー選出会
ジャパンハートは、2010年に養育施設「Dream Train(ドリームトレイン)」を開設。場所は、子ども達が今まで生活していた地域からは遠く離れたヤンゴン市内。人身売買に巻き込まれる可能性のある地域から敢えて子ども達を引き離すとともに、日本人による里親制度を開始しました。現在までにDreamTrainで生活する子どもたちは増え、より多くの子どもたちを対象に施設への受け入れを行っています。そんなDream Trainでは毎年5月頃に全ての子どもたちを4つに分けるチーム編成と、各チームのリーダー選出を行います。そして、ここで選ばれた子どもたちによるグループは、日本の学校の生徒会のような役割...
「できない理由」の反対側に見えるもの~活動レポート~
コロナウィルスの影響により、ラオスでのVISA取得は非常に難しく、入国後の強制隔離措置などの影響により、今までのように日本から医療者が参加した手術活動を行うことはできません。そんな状況の中、2021年6月に約1年半ぶりにウドムサイ県病院での手術活動を行うことができました。その手術活動に対する色々な想いなどを伝えるラオス事業部の吉田によるレポートが更新されました。甲状腺疾患は命に直結する疾患ではありません。では命に直結しないから後回しでも良いのでしょうか。甲状腺は頸部にある臓器です。それが拳大以上に腫大することがあります。その「こぶ」があることでどれだけ大変な生活を強いられているのだろうか...
Dream Train 真夏の暑さを吹き飛ばすカレーパーティー~活動レポート~
ジャパンハートは、2010年からミャンマーで「Dream Train(ドリームトレイン)」という養育施設を運営しています。エイズをはじめ、様々な病気で親を亡くした子供たちや貧困のために教育を受けることができない子どもたちが一緒に暮らしています。DreamTrainでカレーパーティーが開催された様子がレポートで報告されています。子どもたち皆で協力して、調理と片付けも並行しながら、カレーを作って食べました。DreamTrainに訪れた人は、みな大きさにびっくりするという大なべも大活躍です!物品の提供に加え、みんなで一緒に何かをするという楽しいイベントを計画してくださったヤンゴン在住日本人のお...
ラオス事業で働く看護師にインタビュー!現地医療の実態や活動への想いを語る!
ジャパンハート第三の活動地ラオスで、実際に医療活動を行っている看護師にインタビューしました。スタッフ紹介名前:吉田 真弓ポジション:医療事業部長・看護師経歴:群馬県にある看護専門学校卒業後、地元の高度救命救急センターICUに勤務2018年よりジャパンハート国際看護師研修生として活動開始。2021年より現職。趣味:映画、日本酒、登山Q1: ジャパンハートではどのような業務を担当されていますか?ラオスで行う医療活動の計画や調整などの管理をおこなっています。診療や手術活動をする時は、本職である「看護師」として活動します。月に1回以上は診療もしくは手術活動を行っていましたが、ここ1年ほどコロナウ...
ラオス事業の現地職員をご紹介!ユニークな仲間たちが集うラオスオフィスは楽しそう!?
ジャパンハート第三の活動地であるラオス事業地で働く現地職員をご紹介します。どんなメンバーが働いているのでしょうか?スタッフNo.1:ラオス事業の要!総務部長のローさん名前:Douangkeo THAMMACHEDYニックネーム:ローさん役職:総務部長事業代表からのコメントローさんはラオスオフィスの事務仕事全般を請け負ってくれています。とても複雑なラオスのVISA申請やMOU(プロジェクトの覚書)等、様々な書類仕事もお手の物。逆に言うと、彼女がいなければラオス事業はどうなってしまうんだ・・・というくらい、頼りになるラオス事業の要です!何かあったらまずはローさんに相談!ラオス事業にとって欠か...
ラオス事業スタッフインタビュー!海外における非医療者の業務のリアルとは?
ジャパンハート第三の活動地ラオスで、事業拡大に奮闘するスタッフにインタビューしました。スタッフご紹介名前:杉山 智哉業務:ラオス事業責任者経歴:教育関係の非営利団体での勤務を経て、ジャパンハートに入職趣味:野球、音楽鑑賞Q1 ジャパンハートではどのような業務を担当されていますか?ジャパンハートに入職して最初の半年間は、カンボジア事業地の管理・診療支援部に所属して勤務していました。簡単に言ってしまえば、病院運営の「何でも屋さん」に近かったです。現地職員と一緒に掃除をしながら、どうしたら綺麗な病院に出来るかを考えたり、備品にシールを貼ってリスト化したりしていました。病院外での医療活動地を開拓...