プロフィール
田中 椋也(たなか りょうや) 大阪大学外国語学部卒業後、立命館大学大学院にて臨床心理学を専攻 。臨床心理士として精神科・心療内科で4年間勤務 。その後、知人の起業をきっかけに採用業務に触れ、ビジネスの世界へ 。前職の採用代行会社を経て、2025年6月に株式会社irodasへ入社 。現在は人事・採用担当として、中途採用を中心に組織づくりに奔走している 。
臨床心理士として精神科・心療内科で4年間勤務した後、採用代行会社を経て、2025年6月に入社。人事・採用担当として活躍中の田中さん。心理職からビジネスの世界へと飛び込んだ田中さんに、irodasとの出会い、入社への経緯をインタビューしました!
なぜ「臨床心理士」に?
福井県鯖江市。職人の街で育った僕は、眼鏡を作る父の背中を見ながら、いつしか「自分は物ではなく、人を通じて価値を届けたい」と考えるようになりました。その答えとして最初に選んだのが、教育の道でした。
しかし、大阪大学へ進み、教員免許の取得を目指す中で、「教育学というパッケージを学んで、実社会を知らないまま教育を教えるなんて、なんか違うな……」と感じるようになりました。
自分の言葉で、自分の体験に基づいた価値を届けたい。パッケージ化された正解を横流しにするのではなく、もっと生々しく、深いところで人と向き合いたい。そう考えた僕は、方向を転換し、人の心の深淵に触れる「臨床心理士」という専門職の道を選びました。
「人の心」の専門家が、なぜビジネスの世界へ?
精神科や心療内科の現場で過ごした4年間。精神科や心療内科で、一人ひとりの患者さんと深く向き合う日々、暗闇の中から出口を共に探す、その仕事は確かに尊く、やりがいもありましたが、3年ほど経った頃、ある限界を感じるようになりました。
病院という場所は、基本的に「マイナスをゼロに戻す」場所です。そして、個人の心にいくらアプローチしても、その人を苦しめている根本の原因が「組織」や「社会」という構造にある場合、臨床の場だけでは救えない現実がありました。
「苦しくなってから救うのではなく、人が前向きに、自らの意志で人生を切り拓ける仕組みを創るべきではないか」
そんな時、学生時代の友人が起業した会社で、採用を手伝う機会がありました 。そこで感じたのは、学生時代に没頭した国際学生団体(AIESEC)での、あのヒリつくようなビジネスの熱量 。20代後半、自分の限られたリソースをどこに投資すべきか。
自問自答した結果、私は心理学というミクロの視点を持ちながら、人事というマクロの視点から「人の幸せ」にアプローチする道を選びました 。
ビジョンは、数字で動く。irodasが「理想」を「現実」に変えられる理由
irodasとの出会いはWantedlyの記事でした 。irodasの第一印象は、正直に言えば「すごくビジョナリーで、キラキラした会社」でした。「1億色を創る」というミッション、直感的に「自分の軸と似ている」と感じて応募しましたが、選考が進む中で良い意味でのギャップに驚かされました 。
irodasは、一見すると熱量の高い「ビジョナリーな組織」に見えます。しかし、中に入って見えてきたのは、驚くほど徹底された「数字ベースの論理」でした 。
「3人採用すると決めたら、何があっても3人採用しきる。そのためにターゲットを絞り、コミュニケーションのロジックを積み上げ、戦略を練り抜く」
そこにあったのは、単なる精神論ではない、数字への執念でした。前職の採用では「迷ったら採らない」が定石でしたが、irodasは違います。「決めた選択を、正解にするために、あらゆる施策を講じる」というスタンス。
「熱量」を支えているのは、揺るぎない「ロジック」だったのです 。
「1.01倍の貢献」がチームを動かす
入社して9ヶ月。採用担当として日々膨大な書類と向き合い、面談を繰り返す中で、今改めて確信していることがあります。それは、「数値化できない人の価値」の大きさです。
例えば、ある新入社員。スキル面ではまだ成長段階ですが、彼がオフィスに響き渡る元気な挨拶をするだけで、チーム全体の空気がわずかに上向く 。その「1.01倍の貢献」が積み重なることで、組織の業績は大きく変わります 。
「この人は、チームにどんな新しい風を吹かせてくれるか」
「この人の存在が、既存メンバーの0.01倍の成長を引き出せるか」
臨床心理士として「個」を見てきた私だからこそ、こうした繊細な変化を拾い上げ、組織の力に変えていきたい。irodasには、そうした「人の可能性」を信じ、とことん向き合うカルチャーが根付いています 。
入社から退職まで、人の一生に寄り添える人事へ
今の私の目標は、irodasの採用をさらに仕組み化し、再現性の高いものにすることです。しかし、それはゴールではありません。
将来的には、採用だけでなく育成や配置、さらには「人がなぜ離職するのか」といった守りの部分まで、トータルで関われる人事になりたいと考えています 。心理学という過去の専門性と、ベンチャーで培うビジネスの視点 。この2つを掛け合わせることで、働く人が「自分の意志」でキャリアを切り拓ける環境を作っていきたい 。
irodasには、完成された人間なんて一人もいません。
みんな、葛藤し、悩みながらも、自分なりの「意志」を持って一歩を踏み出しています。
「自分はどう生きたいか 」
その問いに本気で向き合いたい方と、ぜひ一度お話ししたいと思っています。