【川上真人専務取締役】国内・海外事業を基盤にM&Aも視野に入れ事業開発していく | インヴァスト株式会社
こんにちは!インヴァスト株式会社の採用広報担当です。今回はインヴァスト株式会社の川上真人専務取締役に話を伺いました。インヴァストが目指す「世界中の人々の『お金の課題』を解決することで、世界をもっ...
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こんにちは!インヴァスト株式会社の採用広報担当です。今回はインヴァスト株式会社の大村祐一郎常務取締役に話を伺いました。
インヴァストが目指す「世界中の人々の『お金の課題』を解決することで、世界をもっと、良い場所にする。」について、強みや課題、今後の方針などさまざまな点から語っています。
川上真人専務取締役のインタビュー記事も同時公開していますので、あわせてご覧ください!
川上専務取締役の取材記事はこちら
非上場会社になり、業務への影響がもっとも大きかったのは情報管理の分野です。
株式を公開している企業の場合、特にインサイダー情報について非常に厳密に管理しなければなりません。情報をクローズドにしておかねばなりませんでしたから、当該情報に関わる社員も極めて限定的でした。
非上場企業となり以前のような制約がなくなったため、情報をオープンにして社内の担当者を巻き込みながら柔軟に動けるようになっています。たとえば会社として何か大きな動きがある場合、今までは相手先とNDAを交わし、社内の情報管理を徹底して外部に漏れないよう進める必要がありました。決算情報についても同様に、一部の部署で管理されていました。
今は早い段階から社内で意見を聞いたり、相手先企業や社内外の関係者と活発に情報交換できるようになっています。こうした環境になれたのは、株式を非公開化したメリットのひとつなのだろうと考えています。
社内の風通しも良くなっており、若手社員が取締役会を見学したり、議案の説明をしたり、気軽に質問するといった光景も見られるようになっていますよ。
また、以前は上場会社に求められるルールに基づいて業務を遂行していればよかった、という面がありました。しかし、株式の非公開化によって「これって何のためにやってるんだっけ」と意義を考えるようになります。
上場企業だからこそ必要だったルールが取り払われ、ルーティン化されていた業務を再度見直すと、あらためて「インヴァストらしさ」を見つめ直すようになりました。上場会社だから形式だけは整えないと、と推し進めていた施策を再検討するなど「インヴァストらしさ」が増していると感じています。
非公開化に伴う作業において最も気を使ったのはやはり情報管理ですね。大株主である社長の川路から提案を受けて非公開化の初動は川上と私が中心となって行い、開示後にみんなに参加してもらって役割を分担したというかたち。
はじめは隠密行動です(笑)。開示までにさまざまな準備をしましたが、社員には一切伝えられませんでした。
その期間に応募して入社した社員は、私は選考・面接に参加しませんでした。コーポレート部門の担当といっておきながら最終面接にすら出席しなかったし、入社したら大きな変化が待っていたので、少し申し訳なかったな、と思っています。
前回の取材から2年以上が経過し、グループ企業が国内で3社設立されるとともに、海外でも事業を拡大しています。またインヴァスト株式会社も2024年4月に上場会社から株式非公開企業へと変更するなど、環境が大きく変わりました。
こうした変化に対応するため、社内体制の変更とともに私が担当する役割も以前とは少し異なっています。グループ企業の増加に伴って、ホールディングスとしてのインヴァストと各事業会社の役割を明確にするため、取締役の構成を一部見直したからです。
以前はグループ企業の社長がホールディングスであるインヴァストの取締役を兼務していましたが、事業会社の社長としてビジネスに専念していただく体制に切り替えました。そのため各事業会社の社長はインヴァストの取締役会からは外れ、それぞれの企業に注力する体制となっています。
インヴァストは持株会社として各企業のモニタリングや意思決定に関与し、グループ企業はそれぞれの考えに基づいて事業を推進する形で役割を切り分けたんです。それに伴って、私もグループ企業の取締役からは海外事業を統括しているオーストラリアの26 Degrees Global Markets Pty Ltd.(以下「26 Degrees」)以外は外れるとともに、ホールディングスであるインヴァストでは以前の取締役から常務取締役になりました。
インヴァストは2024年6月に組織変更を行いました。ホールディングスとしてコーポレート部門の機能が中心ですが、以前の3セクション体制から現在は4セクション体制となり、社長室、総合企画部、財務・経理部、内部監査部から構成されています。
そして財務・経理部は川上専務が部長兼務ですが、それ以外は全て専任の部長が配置されましたので、以前より組織として人材の厚みが増したと感じています。
そのため、イレギュラーな対応が求められるケースやグループ企業の事業をスケールさせるための支援に対応できるようになりました。
インヴァストは「お金の課題」を解決する事業グループとなりました。非常に広い事業領域になったな、という印象を受けています(笑)。
OUR STORY
インヴァストはもともと「こうべ証券」という対面の証券会社で、現在のインヴァスト証券になってから自動売買を進化させてきました。
また海外事業として26 Degreesを展開し、その後オンライン学習プラットフォーム事業のアルカドが生まれ、Webサービス企画・開発・運営のファルクや海外教育および留学に関するコンサルティングのボーディングスクールコンサルティングなど、事業が多岐にわたっています。
インヴァスト証券株式会社(https://www.invast.jp/)
26 Degrees Global Markets Pty Ltd.(https://www.26degreesglobalmarkets.com/)
株式会社アルカド(https://www.arkad.co.jp/・https://fincs.jp/hp/)
ファルク株式会社(https://www.inv.inc/falc)
ボーディングスクールコンサルティング株式会社(https://boardingschool.jp/)
インヴァストグループとしては、これら複数の企業がシナジーを追求していくための基盤が整いつつあると言える点が強みです。
一方で、既存の内部人材ですべてをやることには限界を感じています。そのため、素晴らしいアイデアや実行力を持つ外部の人材と一緒に事業を作っていきたいと考えています。
また、アイデアを事業に落とし込み、それを回していくための人材育成にも取り組みはじめました。
インヴァストでは若手社員にグループ企業の経営や事業会社の運営に携わって幅広い経験を積んでいただき、新たな事業の立ち上げまでできる人材を育てていこうとしています。インヴァストグループを支える各企業の幹部候補をインキュベートしていく役割の強化ですね。
グループ全体としては、「お金の課題」を解決する事業を各社が展開し、ホールディングスであるインヴァストがそれらを支える人材を育成する役割を担っていく形です。
ですから、インヴァストとしては一般的なホールディングス機能以外に人材育成が重視されるようになっています。強みであるグループ企業同士のシナジーをさらに高め、強みを磨くとともに、積極的な人材育成を通じて「お金の課題」を解決するための事業拡大を図っていきたいと考えています。
インヴァスト証券では現在もリモートワークを積極的に利用していますが、インヴァストでは以前より出社日を増やしています。というのは、インヴァストは人材育成の重要性が増していますから、同じオフィスで顔を合わせて仕事し考え方を伝えたりできる環境が大切だと考えるようになったからです。
もちろん、リモートワークを否定するつもりはありません。リモートのほうが効率よく進められる業務もありますから。
一方で、オフィスじゃないと学べないこと、対面のコミュニケーションからしか生まれない発想もありますよね。グループ企業が増えていますから、それぞれのオフィスでリモートが良いのかを日々議論しながら試行錯誤している段階ではありますが、インヴァストでは原則出社としながら必要に応じて、あるいは業務の状況を見ながらリモートワークという社員が多いですね。
グループ各社がさまざまな事業を展開していますから、複数の領域にまたがっていろんな経験を積めるのがインヴァストの魅力です。どの事業も新規にスタートさせ、これからスケールさせていく段階ですから、みんな手探りで業務に取り組んでいます。
ですから、一緒に試行錯誤しながらゼロイチで課題解決にチャレンジし、事業の発展に努めていける方がいいですね。また、グループ企業に数年出向して各社の実務をマスターしたうえでインヴァストに戻ってくるような人材育成も進めていきたいと思っています。
新規事業に乗り出すグループ企業も多いですから、チャレンジ好きにはやりがいのある環境だと自信を持っています。インヴァストではミッションフィット、カルチャーフィットする第二新卒や若手の人材をポテンシャル重視で採用していく方針です。
興味を持っていただけたら、オープンポジションの募集からカジュアル面談で話を聞きに来て下さい。
(取材日:2024年11月5日 聞き手:垣本陸)