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【財務・経理】金融らしくないカジュアルで「人を大切にする」社風がインヴァストの魅力

インヴァスト株式会社で総合企画部(財務経理グループ)ヴァイスプレジデントとして活躍中の杜雅欣氏と飛田千夏氏にお話を伺いました。

ともに海外留学後に米国公認会計士として活躍後、ほぼ同時期にインヴァスト証券に入社。財務・経理業務や入社後に大きく変化したカルチャーについて語っています。

海外留学も経験、米国公認会計士として活躍後に同期として協力しながら財務・経理を担当

-お二人のご経歴をお話しいただけますか。

杜:私は台湾出身で、現地の大学を卒業してからアメリカに渡りました。アリゾナ州立大学の大学院で会計を学び米国公認会計士の資格を取得したんです。

その後、台湾に戻って大手監査法人に就職し監査業務を経験、上海での勤務を経てから結婚のため来日しました。日本に来てからは半年ほど日本語学校に通い、それから国内の大手監査法人に入所しました。

もともと大学で日本語を勉強していたので、日本に慣れるのは比較的早かったと思います。国内の大手監査法人では顧客こそ日本企業でしたが、英語を多用する業務が中心でした。

そのため日本での生活に抵抗なく馴染めたのも理由のひとつだったと考えています。大手監査法人でアドバイザリー業務に就いたのち、インヴァスト証券に転職しインヴァストに転籍したという経歴です。

飛田:私は一度卒業して商社に勤めたあと、アメリカの大学に留学して会計を学びました。大学卒業後、米国公認会計士の資格を取得し、ミシガンとロサンゼルスの会計事務所で勤務しました。

日本に帰国してから、金融機関や一般企業で働いた後、インヴァスト証券に入社、インヴァストの設立とともに転籍して今に至る、という経歴です。入社した時期は4年ほど前で、杜さんとはほぼ同時期ということで仲良くさせてもらっています(笑)。

杜:飛田さんは2019年1月後半に入社、私は2月1日に入社しましたから、同期と言っていいでしょうね(笑)。

-現在の業務内容について教えて下さい。

杜:私たちが担当しているのは、インヴァストの財務と経理の分野です。毎月速報として発表している月次概況をはじめ、四半期、半期、通期の決算をまとめたり、といった業務が中心ですね。

インヴァストの場合、子会社との連結決算になっていますから、一般の事業会社より複雑と言えます。有価証券報告書の提出準備も私たちが行っています。

部署としては大村取締役が総合企画部長を兼務しており、スタッフとして私たちがいるという構成になっています。

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飛田:ふたりの間で業務の区分けは特に明文化しておらず、どちらかが作業してもう片方が確認するという形で進めており、役割分担は自然とできています。インヴァストは3月が決算期なので、一年で一番忙しいのは4月です。

杜:はい、とても忙しかったですが、フレックスタイムを使うなど自分の中でバランスを考えながら働けるので、余裕を持って取り組める環境だと感じています。


金融らしくないカジュアルで「人を大切にする」社風に魅力を感じ入社

-前職でインターナショナルな会計士としてご経験を積まれてきましたが、インヴァストに入社しようと思った理由はどこにありましたか?

杜:インヴァスト証券を選んで入社した理由は3つあります。まず、私はずっと監査法人で働きクライアントの監査を数多く担当してきたため、事業会社で自社の財務・経理部門に在籍し仕事してみたかったんです。

金融業界は未知の事業分野ではありましたが、チャレンジしてみたいという気持ちが強かったのを覚えています。でも、大きかったのはインヴァスト証券という会社に魅力を感じたことでした。

転職する際、エージェントに相談して紹介してもらったのですが、まだ日本語の履歴書を準備できていなかったんです。エージェントは英語の履歴書を数社に送付したとのことでしたが、最初に連絡をくださったのがインヴァスト証券でした。

印象深かったのは面接でした。私が経験してきた製造や小売のクライアント企業は、どこもスーツや制服を着用するなどお堅いのが当たり前でしたし、金融もそうだろうと思っていたんです。でも、面接を担当した管理職の服装はカジュアルで、ざっくばらんに話してくれたんです。

服装だけでなく面接もカジュアル面談のように自社の事業やビジョン、それに所属する部署で同僚となる方々について丁寧に説明して下さったので、とても印象が良かったですね。「人を大切にしている会社なんだな」と感じたのが、インヴァスト証券に転職した時の決め手でした。

飛田:私も杜さんと同じように、事業会社の経理として働きたいという条件で転職先を探していました。エージェントがいくつかの企業を紹介してくれた中のひとつがインヴァスト証券でしたが、入社を決めた理由はふたつあります。

面接していただいた方の印象が良かったことがひとつです。もうひとつは、インヴァスト証券のホームページでみた「ミッションプロジェクト」としての社会貢献ポイントプログラムです。

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NPOに収益の一部を寄付するという活動ですが、認定しているNPO法人のひとつが、以前の職場の同僚が始めた団体で、これもご縁かと思いました。

間違い許されない業務だから自分を信用せず全て相互チェックする体制を構築

-間違いが許されない数字を扱う経理・財務の部署で、ミスを発生させないための工夫はありますか?

飛田:私の場合は、自分が作成したものは、杜さんや外部の先生など、どなたか自分以外にチェックしていただくようにしています。「自分を信用しない」のがポイントかもしれません。

杜:四半期ごとなど定期的に作成している開示資料は、数字こそ変わりますがフォーマットは同じです。そのため、予めチェック項目を揃えておき、確認を怠らないようにしています。

また、私たちはお互いがお互いの作業における確認者となるよう徹底しており、どんなに細かな作業でも相手に承認してもらうまで、実際のアクションには移らないようにしています。送金作業で桁を間違えたりする可能性もないわけではありませんから、かなり徹底していますね。

-経理業務で最も難しいと思う点は何ですか。

杜:インヴァストの経理業務には、他の会社と違うだろうなと思う点があります。一般的に、経理の業務ってルーティンワークが多いというイメージがありますよね。

もちろん、開示資料や決算など、ルーティンと言ってもいい業務も多くありますが、それ以外にも様々な業務が発生するんです。M&Aや合併、買収などの検討をはじめ、組織再編に会社分割、株式移転など。

先日も新会社として株式会社アルカドの設立が発表されました。

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私たちにとっても、あまり経験がない事案が少なくないので、自分で勉強したり、外部の専門家に相談しながら業務にあたっています。どのように会計処理すべきか、しっかりと検討しながら進める必要がある、という点がインヴァストにおける経理業務で難しいと感じる点ですね。

-コストに敏感な経理部門として、インヴァストの効率化やコスト削減に貢献したケースはありますか。

飛田:経理部門というと一般的にとても硬直的なイメージがありますが、インヴァストは人間関係がフラットで、意見を出せばマネジメントは耳を傾けてくれます。

また、インヴァストは会社の規模もほどよいので、機動的に動いて継続的に改善しつづける姿勢が強いと感じます。私たちも、直属の上司である大村取締役から必要なものは導入にむけて検討して良いと言われていますので、積極的に提案しています。

ワークフローシステムを入れ替えた際には、以前は、大量の書類をファイリングして倉庫に送っていましたが、システムを入れ替えてペーパーレス化が実現したことで、書類発送作業もなくなり、倉庫保管コストやスペースコストを削減できました。

杜:私たち自身の業務省力化に結びついた例としては、会計システムと経費精算システムの入れ替えがとても効果的でした。以前のシステムが新しい電子帳簿保存法やインボイス制度に対応できていなかったので、対応しているシステムにリプレースしたんです。

とても使いやすいシステムになったので、助かっています(笑)。

-財務経理グループとして次に取り組みたい課題は何ですか。

杜:これから新規事業開発がますます活発になっていくでしょうから、必要な資金を調達したり、資金の運用管理を強化していきたいと考えています。

飛田:インヴァストはグループとしてこれからも柔軟に変化していく会社なので、グループ全体での資金や資産の管理、連結決算の効率化、会社の組織再編など、どのような変化にも柔軟に対応できる財務・経理システムを構築していきたいと考えています。


入社後にオフィス移転と新型コロナで大きく変わったカルチャーを実感

-おふたりともインヴァスト証券に入社後、持株会社としてのインヴァストが設立されたり、新規事業に参入するなど変化が大きかったと思いますが、当時から変わったと感じる点はありますか?

飛田:インヴァスト証券からインヴァストに移った時は、同じグループですから違和感なく仕事に取り組むことができました。大きく変わったと思うのはインヴァストに限らずグループ全体の働き方です。インヴァスト証券に入社した頃はなかった、フレックスタイムやリモートワークなどが導入され、働きやすい環境がどんどん整っていきました。

オンライン会議やオンラインでのセミナー参加なども増えて、会議室も時間も有効に使えるようになりました。働きやすくなったと感じているのは私たちだけではなく、グループの多くの人が同じように感じていると思います。

杜:昔は日本の会社によく見られるカルチャーでしたが、私たちが入社した頃に比べて、グループ全体がとても変わりました。インヴァストはまだありませんでしたが、インヴァスト証券を比べても当時と現在ではカルチャーが大きく変化したと感じています。

入社した当時の虎ノ門オフィスでは、席の配置がいかにも日本的だったんです。部長がいて、その前にスタッフが並ぶ形でした。また、虎ノ門にいた頃は、マネジメントが何を考えているのか正直わからなかったんです。

でも、東日本橋に来てオフィスのレイアウトが働きやすく、声を掛けやすくなってから、マネジメントが考えていることやどんなことをしているかわかるようになりました。これも、働きやすさにつながっていると思います。

以前はとても日本的な企業でしたが、私も東日本橋に引っ越したのがカルチャー変革の大きなきっかけだったように思います。

-これからインヴァストに入社する方としては、どんな人材と働きたいと思いますか。

杜:インヴァストはとても自由な会社ですし、個人の意見を尊重してくれますから、外国人や女性にとってすごく働きやすい会社であると実感しています。だからこそ、同じフロアで気持ちよく仕事するためにも、協調性があってチームワークできる方だといいですね。

また、常に好奇心を持って新しいチャレンジを求めている人であれば、インヴァストに合うと思います。提案を歓迎する会社ですので、新規事業開発やデータサイエンティストにとっては歓迎すべき要素だと感じます。

財務経理グループでも、新しいシステムの導入など、チャレンジングな姿勢は常に維持していきたいです。

飛田:インヴァストは女性だからとか外国人だからという空気が全くなく、誰でも活躍できる環境です。

新しいことをどんどん取り入れていこうという姿勢でチャレンジを許容できるカルチャーですから、好奇心を強く持っていること、私はあまり得意ではないですが、良いものはどんどん取り入れいこうという会社ですので、ITに抵抗感がないことは大切だと思います。

(取材日:2023年5月22日 聞き手:垣本陸)

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