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インフキュリオングループの社員4人に聞く、仕事と子育て両立のリアル

株式会社インフキュリオン
BaaSカンパニー DevOps部 デザインチーム デザイナー
岩本千代美(写真 左上)
6歳の子どもが1人

株式会社インフキュリオン コンサルティング
事業企画部 事業企画
伊藤友香(写真 右上)
5歳、4歳、2歳の子どもが3人。インフキュリオングループで3回の産休・育休を経験

株式会社インフキュリオン コンサルティング
コンサルティング部 シニアコンサルタント
杉浦詩穂里(写真 右下)
2歳の子どもが1人

株式会社リンク・プロセシング
プロダクト・マネジメント・ユニット テックリードグループ エンジニア
佐古竜矢(写真 左下)
3歳と4カ月の子どもが2人。2人目の時に育休を取得

インフキュリオングループは、平均年齢が36歳、子供を育てながら働いているメンバーは約4割です。今回は、その中から4人の社員に、仕事と子育てをどのように両立させているのか、それぞれの会社の仕事環境や職場の雰囲気などリアルな状況をお聞きしました。

子育て中の社員が語る、インフキュリオングループ各社の働きやすさとは

―まずは、それぞれみなさんのお仕事内容と子育て環境について教えてください。

岩本:私は、インフキュリオンのBaaSカンパニーに所属しています。デザイナーとしてプロダクトのUI/UX、コーポレートサイトやマーケティング資料といったデザイン業務に携わっています。2020年の入社時はすでにコロナ禍にあって、当初よりフルリモート・フルフレックスの環境(※)で勤務しています。

(※)インフキュリオングループのリモートワークとフルフレックスについて
インフキュリオングループ各社は、ハイブリッドワーク(基本的にリモートワークで必要に応じて出社する)とフルフレックスが基本の働き方です。

6歳の息子が一人いて、夫と保育園の送迎や家事を分担しています。9時ごろに始業して、18時にお迎えのため一旦あがります。その後家事が落ち着いてから作業を補っています。この4月から小学生になるので毎日のルーティンががらりと変わりそうです。チームで相談させてもらいながら、稼働時間を柔軟に変えていければと考えているところです。

伊藤:私は、インフキュリオン コンサルティングで事業企画部に所属しています。最近であれば、情報セキュリティや法令順守のための社内ルールづくりや事業企画部配下のメディア・ラボ室で発生する契約管理などが主な仕事です。そのほかにも組織開発チームのメンバーとして、社内のコミュニケーション活性化施策を考えたりもしています。

私がインフキュリオングループに入社したのは、全体でまだ社員が30名くらいの小さな組織だったころです。その後、3回の産休・育休を経て今に至ります。子どもは5歳の娘、4歳の息子、2歳の娘と3人いて、夫と二人で分担しながら保育園の送迎や育児をしています。今は9時~17時までの時短勤務ですが、5月からフルタイムにする予定です。当社はフルフレックスなので、フルタイムになったら8時半から5時半ぐらいを勤務時間にしようと考えています。

杉浦:私も伊藤さんと同じインフキュリオン コンサルティングに勤めています。職種はコンサルタントで、今は金融関連の新規事業の立ち上げ支援を行っています。2歳の息子がいて、共働きで子育てをしています。勤務時間は、フルフレックスなので、特に会社として決まりがある訳ではありませんが、9時半から19時ごろまで働く日が多く、子どもを寝かしつけた後に22時や23時ごろから追加で作業をすることもあります。今はコロナの影響もあり、フルリモートの在宅で働いています。

佐古:私は、リンク・プロセシングのテックリードグループに所属しているエンジニアです。主に決済システムのインフラに関する技術選定や実際の構築、運用周りの仕事をしています。入社してからまだ半年くらいしか経っていませんが、入社して早々の昨年12月に1カ月ほど育休を取得しました。3歳になる娘と4カ月の息子がいて、共働きをしながら子育てをしています。妻は現在育休中です。

皆さんおっしゃるようにフルフレックスなので、毎日大体9時半ごろから18時半ごろを勤務時間にしています。この辺は自由にやらせてもらっています。平日の朝は9時ごろに私が保育園に子どもを連れて行き、その後に仕事をして、18時半ころにご飯や子どものお風呂で一旦仕事から抜けます。その後、やることが残っていたら寝かしつけを妻にお願いして仕事に戻ります。この辺は日によって変わりますね。

―ありがとうございます。みなさんリモートかつ、フルフレックスで働かれているんですね。

一同:うなずく

佐古:私の場合は入社したてなので、まだ3回ぐらいしか出社していないですね(笑)

リモートワーク&フルフレックスの組み合わせが仕事と子育て両立の大きな味方に

―今回グループ各社からご参加いただいているので、今度はそれぞれの会社の状況を伺ってみたいと思います。まず、インフキュリオンの岩本さんにご質問なのですが、現在の職場環境についてどう感じていますか?

岩本:最近ではこの2月に産休に入られたばかりの女性社員がいらっしゃいます。開発部、ビジネスサイドともに男性の比率が高いですが、小さなお子さんを抱えていらっしゃる方も多く、マネージャー層含む男性社員も「子どもや家族の具合が悪いので早くあがります」といったやり取りをされています。理解があるという安心感もあって、私自身も発信がしやすいと感じています。

入社当時はチーム立ち上げでデザイナーも一名でしたので戸惑うことも多かったのですが、作業量に負担がないか、困っていることはないか、お子さん第一に、と配慮してくださることが多々ありました。1on1もあり、相談したり話を聞いてもらえる機会が用意されていると感じます。

―なるほど。インフキュリオン コンサルティングの伊藤さんと杉浦さんはいかがでしょうか? 伊藤さんは3回の産休・育休を経て復帰されていますよね?

伊藤:そうですね。しかも、3人それぞれ1年半ずつくらいしか空いていないので、復帰してすぐに妊娠が分かったという感じでした。正直、自分としては周りに対して「気まずい」と思いましたが、逆に周りの方はそんな雰囲気がまったくなくて。産休・育休に入る時も「頑張っておいで」と送り出してくれましたね。

私としては自分の年齢的に、短いスパンで3人欲しいと考えていたので、2人目の時は12月に出産して4月に復帰しました。復帰時期について相談した時には、「大丈夫?もっと休んだ方がいいんじゃない?」と心配してくれましたし、復帰後も無理のないようにと配慮をしていただき、とてもありがたかったです。

―母は強しですね。立て続けの出産を乗り切った伊藤さんもすごいですが、都度、状況に合わせて対応してくれた環境もあったんですね。

伊藤:子どもを産むたびに支障なく復帰できたことは、本当に感謝しています。上司からは、「ライフプランだから遠慮しなくていい」と言ってもらっていました。当時はコロナの前だったので出勤していましたが、つわりなどで通勤が難しい時は、家で仕事ができるように調整してくれたりもしました。勤務時間も、「無理しなくていいよ」と時給制にしてもらっていた時期もあります。状況に合わせて上手く調整してくれて、本当にいい会社だなと思いました。

―温かい配慮があったんですね。今の仕事のなかで、仕事と育児を両立させるために工夫していることはありますか?

伊藤:仕事と育児の両立は日々難しいと感じていますが、主人と家事を分担して子供との時間を作ったり、うまく調整するようにしています。リモートワークやフルフレックスのおかげでとても助かっている部分も多く、お昼休みや通勤時間に充てていた時間を使ってお米を研いだり、洗濯したり、ちょっとした家事をして効率よく時間を使うようにしています。

―杉浦さんは伊藤さんと違ってクライアントワークがありますが、その辺で調整の難しさがあったりはしますか?

杉浦:クライアントワークになるので急な対応が必要になることや、なかなか簡単に調整できないこともあって、悩みながら、模索しながら働いています。

子どもがまだ2歳なので、保育園から「熱が出たのでお迎えにきてください」と急に連絡が来ることが頻繁にあります。そういう時は、仕事の優先順位付けを行い、お願いできる仕事は周りに助けてもらったり、子供が寝た後に作業したりすることで、なんとか乗り切っています。ほかの皆さんもおっしゃっている通り、リモートワークとフルフレックスの制度、社内の雰囲気の良さにはとても助けられています。

(写真)左上:岩本、 右上:伊藤、 右下:杉浦、 左下:佐古

―社員同士が助け合う文化が根付いているんですね。なぜそれが実現できているんでしょうか?

伊藤:みなさん責任感が強く、チームワークを大事にする方が多いというのはあると思います。

杉浦:そうですね。優秀で、サポーティブな方が多いと感じます。「子供の体調不良で休みます」とか、「保育園からお迎え要請がきたので、この会議お願いします」などと言いやすい環境、受け入れてもらえる環境があるのは本当にありがたいです。

チームワークを大事にするグループのミッション、バリュー(※)の影響もあると思います。あとは、社長を含め役員にも小さなお子さんがいる方が多くて、積極的に育休を取得したり、お子さんの送迎でカレンダーをブロックしている方もいて、子育てに関して社内で理解を得やすい雰囲気が自然と出来上がっているんだと思います。

(※)インフキュリオングループのミッション・バリュー
参考:https://infcurion.com/company/mission/

転職の決め手となった入社後すぐの育休取得、各社に共通するのは“柔軟な対応力”

―なるほど、それは頼もしいですね! リンク・プロセシングのエンジニアでいらっしゃる佐古さんはいかがですか?

佐古:私はエンジニアなので、業務でのやり取りは社内が中心です。その意味で、わりと調整しながら仕事をしやすいですね。前職ではコンサルタントでクライアントとのやりとりがあったり、遠い場所に出社する必要もあったので家事や子育てをやりにくい部分がありました。今はリモートワークですし、やり取りも社内メインなので家のことが柔軟にやれています。最近転職したばかりですが、転職先を決める際は子育てのしやすさを重視して決めました。

―佐古さんの場合は、7月に入社して12月に育休を取得されたんですね?

佐古:はい。子どものことは転職活動中に分かっていたので、「このタイミングくらいでお休みをいただきたいです」というのを初めから伝えていました。本来、当時の制度では入社1年以内の育休取得は認められていなかったんですが、社内で調整いただいて無事に取ることができました。こうした柔軟な対応が転職の決め手になりました。

ー周りの社員さんも小さなお子さんがいる方が多いんですか?

佐古:小さなお子さんがいる方が多いと思います。朝Slackを見ていても、男性、女性問わず「子どもの体調が悪いので遅れます」とか、「保育園や学校が休園なので中抜けします」などという書き込みをよく見かけます。そうした環境なので、自分のことも言いやすい部分があります。

ライフプラン優先でチャレンジを促す

―ありがとうございます。どの会社も制度や子育てしやすい職場の雰囲気がよく似ていますね。これまでいいお話が多かったんですが、逆にこれまで困難を感じた場面はありましたか? インフキュリオンでの産休経験者の伊藤さんはいかがでしょうか?

伊藤:実はありがたいことに、困った経験が本当にあまりないんですが、子供を産むタイミングで産休・育休という長い休みを取ることで、キャリアに対する不安は確かにありました。新たなステップにチャレンジしたいという気持ちと、まだ子供たちが小さいので、チャレンジしてもやり切れないのではないかという不安があり、今後どのようにキャリアアップしていくか悩んでいると、ちょうど最近上司に相談したんです。でも、ここでも「自分のライフプランに合わせてやりたいと思ったタイミングで手を挙げてくれたらいいよ」と言ってもらい、心がとても軽くなりました。

当社ではいつもそうですが、基本的に話し合いをする時間をしっかり作ってくれます。その上で、チャレンジを促すという感じで、まさに今それを実感しています。一時はキャリアの不安を感じたりもしましたが、1on1などの機会で解決できています。

―杉浦さんはいかがでしょうか?

杉浦:私は保育園の延長保育を使ってフルタイムで働いているので、ほかの方と同じ稼働量で昇進などの評価方法も同じです。やりがいを感じると同時に、時間的な余裕がなく大変だと思うこともあります。育児・家庭と仕事の理想のバランスは人それぞれだと思うので、今後コンサルタントの働き方の選択肢が増えればいいなとは思っています。今はコンサルタントでの時短勤務等の事例がまだ社内にないので、ゆくゆくはそうしたことも可能になればいいなと思っています。

―そうしたいです! という人が出てきたらまた変わりそうですね?

杉浦:はい。社員の意見や希望を聞いて、柔軟に制度を検討してくれる会社だと思っています。

岩本:私もそう感じます。会社の取り組みとは別ですが、日々の生活の中では「もっと子どもとの時間を取った方がいいのかな?」とか、「デザイナーとして成長するために学習時間を確保したい」とモヤモヤする場面もあります。「ここまで出来たらOK」と自分自身で上手く線引きしていくのも大切だなと感じますね。

―向上心があるからこそ、ですね。佐古さんはいかがですか?

佐古:最近入ったばかりなので、本当に特に何も思いつかないですね。さらに良くしようという意味では、今は“人がいい”からやれている部分もあると思うので、今後は人に依存しない仕組みを標準化できるともっと良いと思っています。そういったところも今後どんどん対処していく必要がありますが、この会社の文化的には迅速に対応できそうかなとも思います。

―なるほど。グループ全体が成長し社員が増え続けるなか、新たに対応が必要なことが発生した時には、スピーディーかつ柔軟に調整する体制が整っていそうですね。みなさんありがとうございました!

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