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こんにちは!株式会社アイ・エフ・クリエイト、人事部の大湯(おおゆ)です。
今回は私が新卒さんの採用活動で選考時に何を見ているかを5つ書かせていただきます!
当社の選考は、基本的に2度の面接で採否を決めます。
(過去に2度目の選考でお見送りをさせていただいた方が「悔いが残っているので3回目の面接を・・・!」と仰っていただき3度面接を実施した方も数名おられますが基本は2回です)
多い方だと3回接点がある感じですね。
面談(もしくは会社説明)→面接→面接
この数回の接点でどこを見ているかがわかると”就活って何したらいいの?”がわかってくると思います。
ではではスタート!
【見ている①】当社のことを知っているか
就活をされている皆さまにとって、選考に臨む時間がとても大切なものだとは認識をしています。
だからこそ、面談や面接ではより”よく知りたい”のです。
「よく知らないけど来てみました!色々と教えてください!」
というスタンスも嫌いではないですが、人事担当者がする会社説明の多くは情報公開されています。せっかく時間や交通費を使って就活を進めるのであれば、短時間でかつ無料で手に入る情報を得ることも大切だと思います。
皆さまがアルバイトをしていたとして、(自分が愛着を持っているバイト先に)新たに後輩が入ってきたときに、
「良く知らないけど受かったのでここでバイトすることになりました!よろしくお願いします!」
というのと、
「以前からこのお店で働きたかったので受かって嬉しいです!よろしくお願いします!」
というの、どちらが嬉しいでしょうか?
やはり私も人なので、会社に興味を寄せてくれていると嬉しいです。会話も弾んじゃいます。
興味を行動に表せる人は、お客さまや一緒に働くメンバーも嬉しくさせると思っています。
【見ている②】どんな風にコミュニケーションをとるか
冒頭で「接点は3回くらい」と書いておきながら、実はもっとたくさんの接点がありますね。
メールやチャット、郵送や電話がそれにあたります。
面接以外のこれらのコミュニケーションは顔が見えないため、冷静に分析されがちです。
送るものは”良いもの”を送っておくに越したことはありません。
では、私はどんなものが良い(または嬉しい)と感じるのでしょうか。
メールやチャットの場合
あってほしい
挨拶、名乗り、内容、署名があり、わかりやすい。
あると嬉しい
上記に加え、文章内に相手の名前がある、その相手に向けたオリジナルの言葉や共通の話題(面接でのこととか)がある、レスポンスが遅くない。
郵送の場合
あってほしい
書類を丁寧に扱った感じがする、読みやすい。
あると嬉しい
添え状がある。
電話の場合
あってほしい
名乗りがある、ちゃんと聴こえる。
あると嬉しい
電話を受けてくれたことにお礼が言える、相手の”今”に対して配慮がある。
こんな感じです。決して難しくはないのではないでしょうか。ただし「面倒くさい」と感じる方もいらっしゃると思います。
そう、プラスアルファは基本的に面倒くさいのです。でもこれらは相手によっては面倒くさくなく、進んでやろうと思えると思います。進んでやろうと思える会社が志望度の高い会社なのでしょう。
【見ている③】入社したい気持ちがわかる
皆さまは「この会社に入社したい」と思うことはありますか?
就活ではそう思えることが大切です。難しいかもしれませんが、その理由を言葉や行動で相手に伝えることができる人は就活を楽しんで進めているような印象がありますので探してみると良いと思います。
では、”働く理由”ってなんでしょう?
”働く理由”をスタートに掘り下げていくとよいかもしれません。
理由に関しては、思いついたことに対し、不正解などないので気にせず、その”働くこと”を維持できる環境がどんなものなのかを考えていってみましょう。
また、「働く」ということは「傍(はた)を楽(らく)にする」といわれるくらい、「人のために行動することが多い」です。簡単に言うと「他の人の”面倒くさい”を代わりにやる」という要素多く含みます。
でも「自分の代わりにやってくれるんだけど、すごい面倒くさそうにやってくれる」ってどうでしょう?嬉しくなくないですか?
「どんな会社であれば、その面倒くさい(かもしれない)ことを進んでやれるか」
「どんな職種であれば、その面倒くさい(かもしれない)ことを進んでやれるか」
「どんな相手であれば、その面倒くさい(かもしれない)ことを進んでやれるか」
を考えてみてもいいかもしれません。
例えば、お給料が多い、会社が家から近い、好きな商品がある、残業がない、などがあるかもしれませんね。”これがあるから頑張れる”ってやつです。
そして、たくさん会社がある中で、その会社オリジナルの入社したい理由(志望理由)を思うことはとても難しいと思いますが見つけてみると選考が進みやすくなると思います。
「料理が上手だからあなたが好き!」
「足が速いからあなたが好き!」
と言われるよりももっと嬉しい「〇〇なあなたが好き」を考えることに近いのかもしれません。
実際に「今はまだ上手く言葉にできませんが、御社に入社したいです!」と仰る方との面接で一つひとつ掘り下げていき、明確かつ齟齬のない理由が見つかり両者納得の上で内定を出させていただいた方もいらっしゃいます。
【見ている④】変化を受け入れられるか
社会人になり、そして取り巻く社会も変化していく中、その変化を受け入れられるかが知りたいと思っています。
社会に出ると皆さまは「思っていた自分と違う」や「今までの私ならやらないのに」と思うような行動力が身につくことがあります。
「引っ込み思案」だと思っていた人が人前でちゃんと話せるようになったり、「心配性」だと思っていた人が誰かを後押ししたり、成長という名の変化をすることがあります。
その変化を自分事として受け入れられることが大切だと思っています。
また、自分の周りの環境の変化や仕事の変化に対してもそうです。
例えば「電話を受ける仕事がいい」と強く思っている方がいたとして、私が考えるのは「ご本人が当社で電話を受ける仕事に配属されなかった場合」のことです。
「やりたいこと=これじゃなきゃヤダ」
の場合は、当社で叶えられるかどうかが不確定になるので要検討材料になります。
さらには「やったほうがいいかな?と思うことはやった方がいい」という考え方を持っているかも大切です。
例えば、
お客様対応をすることの無い職種についたとしても、お客様からの電話がたくさん鳴って他メンバーがとり切れない時には一旦電話を取る。
や、
来店されたお客様がどこに座っていいか困っているときに、直接の担当者ではないけど笑顔でご案内差し上げる。
また、
自分の部署は定時を待つばかりだけど、忙しそうな部署が隣にあるから手伝ってみよう。
などと考えられる方がいいのかな、と思っています。
当社には職種がたくさんあるのでジョブローテのタイミングが基本的に訪れます。その中には「これはヤダな・・・」と思う職種もあるかもしれません。
そう思っているかな?と思われる学生さんには「今やりたくないと思っている仕事(や職種)をもし得意になった場合に悲しいか嬉しいか」を訊いたりします。
その時に「嬉しい」と思えるのであればやるやらないは別として今許容しておくのはアリだと思います。
「過去のことは訊かないの?」と言われそうですが、ちゃんと訊きます。ただ私たちが知りたいのは関わったことの”すごさ”ではなく、一生懸命やることに対する姿勢や価値観をお聴きしたくて訊いています。
この変化を受け入れられるかは、数回の接点で感じることができます。2次選考で1次選考からの変化に気づいたり、メールがどんどん上手になっていったり、また面接の感想を聴かせていただく中で感じたりしています。
当社への入社の可否に限らず、関わっている学生さんの素敵な変化を見るたびに嬉しい気持ちになります。
【見ている⑤】感謝があるか
感謝に関しては、会社に対してしてほしいということではなく、「感謝をする(表現する)スタンスを持っているか」を見させていただいています。
親御さまでもご友人でも学校の先生でもいいです。
「〇〇に感謝してるんです!」
が伝えられる人は、きっと職場でも伝えてくれると思っています。
学生さんが社会人になり最初にチャレンジするのは「教えてもらうこと」です。
この時に感謝を表現できると会社での会話が楽になります。
「教えてもらって当たり前」「やってもらって当然」という考え方よりも、「当たり前のことではなく、有り難いことなんだ・・・」って素直に思える人と働くと、人のための仕事も進んでできるのではないかと思っています。
※面接お礼メールに関して※
学生さんの中には「面接後のお礼メールが担当者の手間になるのでは・・・」とか「お礼を送って返信来たらその後どうしていいかわからないから・・・」と思っている方がいらっしゃるようですが、当社の選考に限らず”お礼のメール”は絶対やった方が良いです。全力でおすすめします!これもらって喜ばない人事はいないと思いますよ!
お礼のメールに返信来ちゃったら、他の学生さんより多く接点とれたってことになりますし、「ご覧くださりありがとうございます。ご返事いただけてとても嬉しいです!引き続きよろしくお願いします!」といった内容のメールを送ればさらに人事担当者さんは喜ぶのではないでしょうか?
以上5つを書かせていただきました。
就活攻略のカギは間違いなく「興味」です。実は就活に限らず、働いていく時も仕事に人に興味がある人はすごいです。(語彙ぃ)
「内定はゴールじゃないぞ!」という言葉も世の中にはありますが、内定はある意味ひとつのゴールだと思います。学生の皆さまが頑張って目指すものですから。
ゴールを一つにしなくていいのであれば、まず最初のゴールは「興味のある会社を見つけること」としてみてはいかがでしょうか?
次のゴールは「エントリーする」とか、「面接に進む」とか。
そして「内定」のゴールの先に「ここで働いていて良かった!と思える」ゴールがあることを願っています!
長文ご高覧ありがとうございました!