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社員インタビュー第44弾!2025年4月にイチロウへ入社し、会計・財務から人事・採用まで、コーポレート全般を幅広くリードしている今村さん。公認会計士として監査法人、商社、スタートアップ役員という多様なキャリアを経てイチロウに参画した背景や、冷静さの奥にある熱い想いに迫りました。
━━これまでのご経歴について教えてください。
高校時代に漠然と経営に興味を持ち、大学では経済学を専攻していました。就職活動の時期がリーマンショック直撃世代だったので、将来への漠然とした不安もあり進路に迷っていたのですが、その時、在学中に公認会計士に合格していたゼミの同期に勧められて資格に興味を持ち、心機一転公認会計士を目指すことにしました。大学4年生から勉強を始めて2年で試験に合格し、24歳の頃、監査法人へ入社しました。スタートアップ支援部門でIPO準備企業の監査に携わりましたが、「外側から見るだけでは限界がある」と感じ、企業の中で経営に近い業務を経験するため、商社の経理部門へ転職しました。商社では経理として決算・連結・M&A後のPMIなど幅広い業務を5年間経験しましたが、商材への関心やキャリアの長い昇格サイクルに課題を感じ、再び転職を決意しました。自分が興味を持ち、誇りを持てるサービスで経営に近い立場を目指す中で、スタートアップの管理部門・CFO領域に挑戦したいと思い、次の会社へ。そこでは経営管理部長として入社し、1年後に取締役として経営にも携わりました。役員として4年間の任期を終え、培った経験を活かして次のステップを目指し、イチロウに参画したというのがこれまでのキャリアです。
━━イチロウとの出会いは?
次のキャリアを考え始めたタイミングで情報収集を始めたところ、最初に声をかけていただいたのがイチロウで、選考を受けたのもイチロウだけでした。応募した理由は大きく3つあります。1つ目は、事業そのものがこれから伸びる領域だと感じたこと。社会的に必要とされるサービスで、自分が胸を張って働ける会社だと思ったからです。2つ目は、これまでの経理・管理部門での経験がそのまま活かせると感じたこと。自分のスキルセットとフィットすると直感的に思いました。3つ目は、一緒に働く人の魅力です。前職でも人に恵まれてきましたが、イチロウはボードメンバーの年齢も近く、対等に議論しながら組織づくりや経営に携われると感じました。
━━入社前と入社後のギャップは?
大きなギャップはほとんどなかったですね。良くも悪くも「スタートアップらしさ」は想像通りでした。整っていない部分もあるだろうと思っていましたが、むしろこのフェーズにしてはちゃんと必要な仕組みの基盤が整っている会社だなという感覚もありました。イチロウでは、会議ごとにネクストアクションが明確に区切られていたり、仮説検証をとても大事にする文化が根付いていて、「あ、これが本来のスタートアップだよな」と改めて実感しました。新鮮さもありつつ、思っていたよりも整っている環境で働けているなと感じています。
━━現在の業務について教えてください。
今は「お客様対応以外すべて」といった感じで、コーポレート全般を担当しています。会計・財務・法務・情報システム・人事・採用など幅広く見ていますね。役割として最も期待されているのは、やはり守りの部分を中心としたIPO準備だと思っています。
━━そんなにたくさんの部門をどうやって見ているんですか?
もともとマルチタスクが嫌いではなく、むしろ1つのことだけを延々とやり続けるタイプではないんです。だからこそ、コーポレート全般のように複数領域を並行して見るほうが自分には合っていると感じています。コーポレートの領域は幅は広いものの、「目指すべき正解や完成形がある程度見える仕事」が多いんですよね。セールスやマーケティングのように正解がなく仮説検証し続けるタイプの仕事とは性質が違い、会計や法務は「あるべき姿」が比較的明確なので、いつまでにどこまで整えるかを決めて、マイルストーンを引きながら一つ一つ進めていく感覚が自分には合っています。一方で、採用のような領域は、同じコーポレートでも、かなりマーケや広報に近い要素が強い仕事なので、バックグラウンド的にも試行錯誤しながら進めている感覚はありますね。今のフェーズでは、規程作りやワークフロー整備など、大きな「あるべき形」をつくる仕事が中心です。運用面の細かい部分は、今後会社が成長したフェーズで、経理やHRなどのチーム制にして深掘りしていくべきだと思っています。人数が50人、100人、1000人と増えるフェーズになれば、HRは専門人材が独立して担い、僕はより会計や管理系のコアに集中していくのが理想だと思っています。
━━やりがいを感じる瞬間は?
一番のやりがいは、イチロウという会社の“基盤づくり”に携われていることだと思っています。有名な“レンガ積みの寓話”がありますよね。3人のレンガ職人に「あなたは何をしているのですか?」と聞くと、Aさんは「レンガを積んでいる」と答え、Bさんは「家族を養うために、レンガ積みの仕事をしている」と答え、Cさんは「歴史に残る大聖堂をつくっている」と答える——という話。僕自身は、このCさんの感覚にとても近いです。イチロウはこれからさらに成長し、社会に必要とされる会社になっていくと思っています。その時に必要となるのが、健全な成長を支える人事制度や管理体制といった“土台”。その基盤を今まさに自分がつくっている——その事実に大きなやりがいを感じています。将来、「イチロウがここまで来られたのは、この基盤があったからだ」と言われるような仕事をしたいし、「この土台は今村がつくったんだ」と胸を張って言えるようになることが、僕にとってのやりがいであり、喜びです。
━━業務の中で感じる課題や苦悩は?
一番の課題は、やはり常にリソースが不足していることです。ただ、それはある意味スタートアップでは当然の状態だと思っていますし、楽しみながら取り組んではいるのですが、会社が進みたいスピードに対して体制が追いつかない場面はボトルネックになります。採用自体はうまくいっているものの、人数が50人・100人規模になったときに必要となる権限移譲やミドルマネージャーの育成、組織統制のやり方については社内に十分な知見がなく、ここは明確な課題です。だからこそ、組織を細分化し、専門性の高い人材採用を進めています。また、上場準備が進むにつれて監査対応・証券会社対応など会計領域の負荷が増えるため、私の役割とは別に、その領域を専任で担えるメンバーがもう1人必要だと感じています。
━━仕事をする上で大切にしていることは?
仕事では、相手の期待をほんの少しでも超えることを大切にしています。コーポレートはチェックする立場になることが多いので、単純にイエスorノーを返すだけではなく、「こういう視点もあるのでは?」「こう改善すると良いかも」といった一言を添えられるよう心がけています。また、自分がボトルネックにならないことも強く意識しています。承認が滞ると組織全体の生産性が下がるため、なるべく早く返信したり、今どんな状況かをこまめに共有したりして、相手が進めやすい状態を保つようにしています。時間が必要な案件でも、「忘れていない」「どこまで進んでいるか」をきちんと伝えることで、安心感を持ってもらえるよう心掛けています。
━━今後の目標や、チャレンジしたいことは?
前職では実現できなかったこともあり、IPOに耐えうる体制づくりは大きな挑戦として引き続き取り組みたいと思っています。IPOが最終ゴールではありませんが、イチロウが社会に認められ、より大きく成長していくうえで重要なマイルストーンだと考えています。また、HR領域は専門の方に任せていく方針ですが、100人・1000人規模の組織を、今の良さを保ったまま作り上げていくことも自分にとって非常にチャレンジングなテーマです。組織づくりの面でも、これからの成長に合わせてさまざまな形で貢献し続けたいと思っています。
━━最後に、イチロウへの応募を検討している方へメッセージをお願いします。
素直で、まっすぐにチームと向き合える方に来てほしいと思っています。どんな会社でもギャップや思い通りにいかない瞬間は必ずあります。イチロウはその中でもギャップが少ない会社だと思っているんですが、その時に踏ん張れるかどうかは、会社のミッションを信じられるか、仲間を大切にできるか、イチロウという会社を好きになれるかにかかっていると感じています。経験やスキルを活かしたいという理由でも、メンバーと働きたいという理由でも構いません。最終的に、「イチロウをもっと成長させたい」と心から思える人に、ぜひ仲間になっていただきたいです。
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