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新しい会社を探すとき、『自分が本当にやりたいこと』と『会社の成長性や社風』がしっかり合致するかどうかは、とても大切なポイントです。今回ご紹介するデザイナー・寺西さんの経歴は、一言でまとめられないほど多彩なキャリアを歩んでいます。広告の世界からアパレル、さらに大手企業やフリーランスを経て、なぜ今『介護×テクノロジー』のスタートアップでデザイナーとしてご活躍されているのかうかがいました!
■多彩なキャリアをスタートした背景
━━本日はよろしくお願いします!早速ですが、寺西さんのこれまでのご経歴について詳しく教えていただけますか?
私は大学が芸術系の学部だったこともあり、最初は広告や紙媒体のクリエイティブに興味を持っていたんです。でも思うように就活がうまくいかず、最初はデザインや広告ではなく、外資系アパレルメーカーに就職しました。
━━アパレル業界でのキャリアというと、ファッション好きにはかなり魅力的に聞こえますが、最初は希望していた部署ではなかったんですか?
もともとは広報部署に入りたくて面接を受けたんですが、『まずは販売からスタートだし、広報に行くには最低でも10年かかるよ』と言われました。面接の最終段階だったことと、大学の先輩経由で紹介された経緯もあって断りづらかったんですが、「入社してすぐに転職活動をしよう」と決意してしまいましたね。
━━なるほど、早くクリエイティブな仕事に携わりたいという想いが強かったんですね。それで実際に半年ほどで転職されたんですか?
はい。働きながら広告デザインの公募に応募したり、ポートフォリオを作ったりして、何とか広告関連に行きたい一心で転職活動をしていました。
■広告制作会社での奮闘と学び
━━転職後は広告関連会社で働き始めたんですか?
そうです。ただそこは家族経営に近い小さな会社だったので、なかなかハードな環境でした。辞める人も多かったですね。でも、私は『何くそ』という気持ちで2年間踏ん張りました。
━━それはかなり大変ですね...。その後は“入りたい会社”へ進むことができたんですか?
はい。学生時代に最終面接まで行って落ちた企業が、ちょうど中途採用をやっていたんで再チャレンジして、入社しました。
━━具体的にはどんな経験を積まれたんですか?
CM制作や新聞広告、グラフィック、動画編集、ロケハンの段取りなど、広告制作の一連の流れを少人数でやる環境だったんです。実践を通じてディレクションや企画立案など幅広く学べました。景気が悪かったり広告費が削られたりと大変な時期でしたが、やりがいは大きかったですね。
■IT化の波を受け、新たなスキルを模索
━━広告だけでは将来が不安...という時代背景もあったんでしょうか?
そうですね。ちょうどスマホやアプリが台頭してきた頃で、UI/UXという言葉こそ一般化していませんでしたが、画面デザインの需要が急速に増えていました。そこで私は25歳くらいのときに、いろんな企業に入ってみることにしたんです。外資の営業系のSaaSを展開している会社にデザイナーとして行って、営業用の販促ツールやデモアプリのデザインなどを担当したりしました。
━━なるほど、そこでさらにスキルの幅を広げたんですね。
はい。4~5社くらい渡り歩いて、守備範囲を広げました。さらに28歳のころには『やってることがディレクター寄りだからフリーランスでディレクションをやってみたら?』と勧められて、一旦フリーに転身して様々な大手企業のプロジェクトを請け負いました。
■母の介護と仕事との両立がもたらした視点
━━フリーランス時代も有意義な時間を過ごせていたのですか?
いいえ。30歳のときに母がステージ4のがんだと判明し、私がいろいろ動かざるを得ない状況になりました。当時は仕事も忙しかったので、母の入院先でリモート作業をしながら面倒を見る日々でした。自宅で介護と仕事の両立は厳しかったですし、結局は紹介で見つけた介護施設に入ってもらうことになりました。母は自宅で過ごすことを望んでいたので苦渋の決断でしたね。
━━本当に大変な状況だったんですね……。お母様はその後いかがでしたか?
残念ながら亡くなりました。最期までできる限りのことをしようと思いましたが、当時の自分には介護の知識もなかったし、フリーランスとしての仕事との両立に苦労しました。「もっと早く、イチロウのようなサービスを知っていたら」と今は思いますね。
■スタートアップイチロウとの出会い
━━そこから『イチロウ』で正社員として働くまで、どのような経緯があったのでしょう?
フリーランスとしてキャリアを築くこともできたと思いますが、結婚を機に、正社員という選択肢も視野に入れるようにしました。慌てず、今後長く腰を据えて働く上で『人の役に立ちそうな事業』『会社としての成長性』がある企業を探していたんです。そんな中エージェントから紹介されたのが、イチロウでした。他社の選考ともタイミングが被っていたんですが、イチロウはレスポンスがとにかく早かった。こちらとしても『ここだ』という縁を感じたので入社を決めました。
━━面接の対応の迅速さって大きいですよね。実際に入社されてみて、どんなところに魅力を感じていますか?
やはり介護の分野は個人的にいろいろと感じるものがあるので、自分のデザインが誰かの助けになるという感覚は大きいです。昔の自分のように『困っているけど情報が足りない』という人に、わかりやすいアプリを届けられたらいいなって。経営陣との距離も近いので、提案もしやすいですね。自分発信で“ものづくり”をさせてもらっている充実感があります。
■現在の業務:UI/UX改善への取り組み
━━今は具体的に、どんなプロダクトに携わっているんですか?
主にケアパートナー向けのアプリのデザイン改善を担当しています。入社時点で既にリリースされていたのですが、文字が小さくて読みにくかったり、画面情報が多すぎたりなど課題が山積みだったので、全部洗い出して一つひとつ修正しようと提案しました。まだ3分の1ほどしか着手できていませんが、登録画面や案件一覧などは見れるものになったと思います。
━━実際に数字にも表れるような変化はありましたか?
登録導線の最適化によって、新規の登録者数が上がったと聞いています。今後もCS(カスタマーサクセス)側からの声や、本当に困っている点を拾って、優先度を付けながらさらにプロダクトを良くしていきたいです。
━━なるほど、ご自身で“こうしたい”と考えたことをすぐ実装しやすい環境は魅力的ですね。
そうですね。柔軟に方針が変わるのも面白いところです。もちろん方向転換が多い分、作っていたものがお蔵入りになる場合もありますが(笑)。でも私はそういうトライアンドエラーは嫌いじゃないので。
■社風と仕事のやりがい
━━寺西さんから見たイチロウの社風、たとえばメンバー同士の距離感や働くうえでの魅力はどう感じていますか?
経営者との距離が近いことですね。たとえば新機能のアイデアを思いついたら、すぐに提案して検討してもらえる。まだ完成形に至っていないサービスだからこそ、みんなで一緒に作り上げようという意識が強く、意見を聞いてもらえる場がたくさんあります。あと、プライベートでも社内メンバー同士でキャンプや部活動みたいなことをやったり、自由な雰囲気はありますね。
━━確かにスタートアップではメンバー間の交流が働きやすさにつながることが多いですよね。では、“これから入社を検討している方”へメッセージはありますか?
やはり『自分のやりたいこと』と『会社の成長性』をどちらも大事にしたい人にはすごくおすすめです。イチロウはまだまだこれから発展していく段階だからこそ、アイデア次第でいくらでも“未来を変えられる”手応えがあります。上からのトップダウンだけではなく、こちらが主体的に動くことを歓迎してくれるし、実際すぐにレスが返ってきます。私のように新しいことをトライ&エラーしながら作り上げていきたいタイプの方なら、とてもやりがいを感じられると思います。
━━なるほど、求職者の方にもそのメッセージはぜひ届いてほしいです。では、今後の“まとめ”として、さらにどんな目標をお持ちなのか、聞かせてください!
今年の目標でいうと、新しい機能を自分発信でリリースしたいです。アイディアボックスに貯めていっているのでいずれかは実現させます。後は、私自身、人の間に入って仕事をするのが得意なので、社内外のさまざまな意見をデザインに反映させる“ディレクション力”をもっと強化したいと思っています。特にCSチームなど現場の声を直接拾って、必要な機能を優先順位付けしながら開発に落とし込むといった動き方ですね。社内にPDMはいますので、あくまで補佐的な役割を担えたらと思ってます。
━━寺西さん、ありがとうございました!
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