●東京と徳島 どれくらい生活が変わる?
(2016.10 日和佐秋祭り「ちょうさ」の様子。戎町のオレンジ色のはっぴが美しい)
こんにちは!ヒトカラメディアの杉浦です。2週間のデュアルスクールを終えて、東京に戻って参りました。さて、今日から東京暮らしがスタートしますが、今回は「東京での日常」と「徳島での日常」について比較しながらお伝えします。徳島県は美波町にある戎邸でのリモートワーク、日和佐小学校でのデュアルスクールの様子を中心にご紹介します。
(※前回の記事『親子で都市と地方を行き来。デュアルスクールをはじめた理由』もご覧ください。)
●1日のタイムスケジュール 【東京の場合】
(2016.10 東京都内某所からの眺め)
4:00 起床・身支度
4:30 洗濯物干し
5:00 掃除・朝食準備
5:30 スケジュールチェック・ニュースチェック・読書など
7:00 息子起こす・着替える・朝食
7:40 送り出し
8:30 出発
9:30 出社
17:30 退社
18:00 息子を学童へ迎えに行き、帰宅 夕食準備
18:30 夕食・片付け・息子入浴
21:00 息子就寝
21:30 洗濯セット・入浴
22:00 就寝
●1日のタイムスケジュール 【徳島の場合】
(2016.10 美波町にて。夕暮れ時)
6:00 起床・身支度・朝食準備
6:30 息子起こす・朝食・朝食後に息子は制服に着替える(体操服のようなもの)
7:30 送り出し
8:00 洗濯干し・片付け
9:00 スケジュールチェック
9:30 出社(業務開始)
12:00 昼食・夕食づくり
13:00 業務再開
15:30 息子学校から帰宅(宿題や家事手伝いをしてから遊ぶ)
17:30 業務終了
18:00 夕食・息子入浴
20:30 息子就寝・業務再開
21:30 業務終了
22:00 片付け・入浴
23:00 就寝
●東京と徳島の1日の流れ
今回、住居スペースとワークスペースが併設された「戎邸(※)」であることから、在宅ワークに近いスケジュールです。 私の通勤時間がないこと、息子は学童なしで学校の授業が終わったらまっすぐ帰ってくることから、平日は3時間程度一緒にいる時間が増えました。時間的な余裕もあるため、夕飯のお手伝いの時間を長くとって会話する機会も時間も増えました。息子にとってみれば毎日は新しいことばかりで話すネタ満載ですから、これだけたっぷり話が聞ける時間があってよかったと思います。
(※戎邸 シェア型サテライトオフィス。住居兼オフィスとして今回利用。あわえの皆様ありがとうございました!)
●仕事編
(2016.10 1日の大半がこの眺め。寂しいのでオンライン会議を増やしてもらいました。ホームシックならぬオフィスシック)
戎邸は古民家を改築して、1階がワークスペースと水回り、2階が寝起きできる4.5畳と8畳の和室です。ワークスペースは、ネット環境・モニタ(普段デュアルディスプレイなので助かる)・家庭用のスキャン+プリンターがあるので、東京で在宅ワークをするよりもはるかに快適。
(2016.10 徳島へ行く2日前に足の甲にヒビ。しばらく足をあげて仕事をしていました。これも在宅ワークだから可能なこと?)
そして、私は今回徳島へ発つ2日前に足の甲にヒビを入れてしまい、「段差の多い古民家で大丈夫か?」と思いましたが案外いけました(※)。段差が多いということは腰掛ける場所が多いので、しんどいときにはどこでも休めます。さすがに階段は登ったり下ったりが厳しいのですが、滑り止めがしっかり入ってるので大丈夫でした。
(※日和佐弁で「いける」は「はい」「大丈夫」の意味。)
●学校編(戎邸周辺)
美波町立日和佐小学校
(2016.10 日和佐小学校 正面)
美波町立日和佐小学校(戎邸から徒歩6分)。1学年1クラス20人前後。改築された木造の2階建て校舎。プールも体育館も運動場も広い!
(2016.8 向って右側が6コースの25メートルプール。左側は低学年用の浅いプール)
(2016.8 日和佐小学校の体育館。バスケットコートの外側が3メートルぐらい。コートとコートの間が5メートル程度間隔がありました。)
(2016.10 日和佐小学校 運動場。子どもたちが野球の練習をしている)
山に囲まれた運動場で、夕陽に照らされながら練習している少年野球の子達を見てると、郷愁に駆られます。
(2016.10 日和佐小学校 2年生の教室前)
先生方もおおらかで優しい。美波町は海抜が低く海に面しているため、防災意識がとても高いです。廊下に人数分のヘルメットが並んでいました。
(2016.10 時間割と日和佐小学校で使った教科書)
授業について。8:10が授業スタートで、小学2年生の場合はほぼ15時下校、16時下校が週に1度。教科書は音楽をのぞいて全て東京と違うのですが、国語は東京の教科書で出てきた『お手紙』という物語を、徳島の授業でも再びやっていたそうです。息子にとっては好きな話なので得した気分のようです。また、日和佐小学校は制服ですが、体操服のようなものなので、東京でも使えるものを買い足しました(ちょうど買い替えのタイミングでした)。
デュアルスクール支援員の方が学習や学校生活のフォローをしてくださり、ほぼ毎日15時ごろに電話をいただいて1日の様子を教えてもらいました。おかげさまで学習についてもあまり不安なく過ごすことができました。
日和佐八幡神社
(2016.10 日和佐八幡神社)
日和佐秋祭り「ちょうさ」や、町内の運動場はこのあたりがメイン会場。
大浜海岸
(2016.10 大浜海岸にて)
息子は波との追いかけっこが楽しくエンドレスで遊んでいたそう。うみがめの産卵地として有名な美波町。
タスカルタワー
(2016.10 タスカルタワー)
戎邸のそばにある津波がきたときのための高台。ぶら下がっている紐は「ちょうさ(太鼓屋台)」の飾り付けを固定していたもの。前日ちょうさは海に入ったため、撮影時干していた。
その他
他にも美波町の町立図書館、住民交流の場の『はまひるがお』などが子どものよく集まるスポット。いわゆる公園らしい公園はなかったです。そして、平日の放課後は少年野球や阿波踊りなどで結構みんな忙しいようです(詳しくはこちら)。そういえば、クラスのお友達が戎邸に遊びに来る日は雨の日でした。
●家庭編
【スーパーやホームセンターなど】
(2016.10 OKITAにて袋詰する息子)
フレッシュフーズOKITA日和佐店(第2水曜休み/9:30-19:30)戎邸から徒歩12分
フードショップみなみ(火曜休み/10:00-19:00)戎邸から徒歩5分
コーナン ホームストック日和佐店(定休日なし/10:00-19:00)戎邸から車7分・徒歩19分
ローソン 日和佐寺前店(定休日なし)戎邸から車7分・徒歩18分
ちなみに、OKITAの産直品には大変大変お世話になりました。お米とかすだちとか。「値段付け間違えてる??」と思うほど安くておいしかったです。徳島だと、太刀魚は夕飯にのぼるポピュラーな魚で、さんまなどの北の方の魚は関東よりもお値段がやや高めでした。
スーパーの食品の種類を記した看板に「みそ」「乾物」などの表記とともに「進物(しんもつ)」とあったのに驚き。進物・ご進物は、挨拶等として人に差し上げる品物のことを言います。お中元やお歳暮以外にもお祭りへ持っていくこともあるので、おそらく「進物」と書いているのではないかと思います。
【病院】
(2016.10 海部病院。足の診察を受けました)
海部病院(土曜日曜休み)戎邸から車23分。総合病院。店内にローソンあり。
※戎邸から車で13分のところに「美波病院」という総合病院もあります。
イワキ医院(日曜祭日休み)戎邸から徒歩2分。内科・小児科。
【お食事どころ】
(2016.10 つくしにて。日和佐秋祭り「ちょうさ」のために徳島入りしたヒトカラメディアの面々と)
居酒屋つくし(休みなし)戎邸から徒歩10分
何を食べてもおいしい。裏メニューでラーメンがあるですが、これも絶品。
てこ屋(月曜休み)戎邸から徒歩2分
漁港近くのお好み焼き屋さん。やきそばもお好み焼きも具が大きい。おかみさんも常連さんも明るくて楽しい。
ひわさ屋(水曜休み)戎邸から徒歩6分
昼は定食。夜は居酒屋ですが、夜定食もあり。夕ご飯もこちらで。息子は唐揚げが好き。
●車が運転できなくとも大丈夫
(2016.10 明石海峡大橋から。車だとこんな素晴らしい眺めが味わえます。あった方がいい。)
私はゴールドペーパードライバーでして、車がないと生活できないかなーと心配してましたが、総合病院以外は徒歩でもいけます。また、町の観光協会で手続きをすれば電動アシスト付自転車を借りることもできるので、特段不自由を感じることはないです。電車が1時間あたり1本なので、そこだけが難点かもしれませんね。
●日々の暮らしの音がする
(2016.10 いただいた鳴門金時をおやつに)
徳島の美波町での暮らしは快適でした。一度大雨が降ったときに瓦にあたる雨音が大きくてちょっとびっくりしたぐらいで、常に静か。毎朝6時に薬王寺の鐘が鳴るなあとか、ああ今日はお祭りだから太鼓の音が聞こえるなあとか、人が暮らしている音が心地よいぐらいでした。
次回は、デュアルスクールのメリットとデメリット、制度を利用した者から見た今後の課題などをまとめてお伝えします。では、また次回(※)をお楽しみに!
(次回記事は『デュアルスクールのメリット・デメリット。今後のまとめ』です。こちらもご覧ください!)
《「デュアルスクール」に関するブログ記事一覧》
- 【2016年 リモートワーク実験】家庭でもオフィスでも「はたらく女性」は自由で幸福だ
- 【2016年 デュアルスクール(1)】親子で都市と地方を行き来。デュアルスクールをはじめた理由
- 【2016年 デュアルスクール(2)】東京と徳島、どう変わる?リモートワークとデュアルスクールの日常(※本記事)
- 【2016年 デュアルスクール(3)】デュアルスクールのメリット・デメリット。今後のまとめ
- 【2017年 デュアルスクール(1)】徳島県でリモートワーク&デュアルスクールをする親子の特別ではない1日
- 【2017年 デュアルスクール(2)】こどもたちの8日間デュアルスクール
- 【2017年 デュアルスクール(3)】実は大人の特効薬?デュアルスクールの隠れた効能
- 【2018年 デュアルスクール(1)】移住者プロデュースカフェ@徳島県美波町
- 【2018年 デュアルスクール(2)】目指せIoTお母ちゃん!どこでも気持ちよく学校へ送り出す方法
- 【2018年 デュアルスクール(3)】意外な穴場が!「徳島駅」周辺で楽しめるスポット5つ
- 【2018年 デュアルスクール(4)】【デュアルスクール番外編】美波町の秋祭りで最もお世話になってるあの人に聞いてみた
- 【2018年 デュアルスクール(5)】親子フル参加!日和佐八幡神社秋祭りの思い出
- 【2018年 デュアルスクール(6)】都市と地方を行き来するデュアルスクール。卒業と次なる暮らし方
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