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【空間デザイナー対談】「隠れた本質」を、引き出す。「言語化」して作る空間のオモシロさ。

こんにちは。ヒトカラメディア採用・広報担当の有園です。

今回は、オフィスの内装デザインなどの空間プランニングを手がける、プランニング事業部の世古鮎美(2018年2月入社)と松原大藏(2019年1月入社)の2人にインタビューしました。

前職ではプロダクトデザインをしていた世古と、大道具制作から空間プランニングの経験を積んできた松原。両者ともデザインの経験はあるものの、"オフィス"領域はヒトカラメディアが初めてでした。なぜ未知の領域に足を踏み込んだのか、そして今、何を想って仕事と向き合っているのか。今までの経験を振り返りながら、お伝えしていきます!


なぜヒトカラメディアにジョインしたのか

世古:前職では、医療器具のプロダクトデザインをしていました。面白さを感じつつも、「モノからコトへ」という時代の中で自分自身の考え方も少しづつ変化。「コト」の重要さを感じているのにも関わらず、仕事では「モノ」からシフトできない環境。一度離れて、新しいチャレンジをしたいと思うようになりました。そこで見つけたヒトカラメディアのミッション『「都市」と「地方」の「働く」と「暮らす」をもっとオモシロくする』は、まさに自分がやりたいことが言語化されたものでした。人と人が意思・意図を持った場所に携わりたい!と、迷わず選考を受けることに。ちょうど自分のライフステージも変わり、「地域や各世代のつながりを作る、状況を作る」というのは、これからの時代に絶対必要になると考えていたんです。

松原:僕は前職で、主にミュージアム・ギャラリー・ショールームのデザインを担当していました。最初は楽しくて無我夢中でしたが、30歳くらいの時にふと、だんだん楽しめなくなってきている自分に気がつきました。その時ハッとしたのが、「モノ作りが好きだから、モノをつくれば当然楽しい」という考え方が実はズレていたということ。僕が楽しいと感じているのは、モノ作りそのものではなくて、それを通して誰かが「凄い、楽しい、嬉しい」と言ってくれる時だったのです。そこから本当にしたいことは何かを考えた結果、人にフォーカスしたもの、人がもっとも密接に関わる「生活している空間」をデザインすることだ、という答えにたどり着きました。

ーもともとオフィスデザインに興味があったのでしょうか?

松原:そうですね。理由としては、人が一番くすぶっている環境で、テコ入れのしがいがあると思ったからです。オフィスの場合、住宅と違って個人の力でどうにかすることに限界があります。長い時間を過ごす場所だから、いい場所であるべきにもかかわらず。なので、今までのデザインの知識を活かせる、かつ、人によりフォーカスできる”オフィス”という領域にチャレンジすることにしました。

入社当初の第一印象は、いい意味で「青臭い」。ヒトカラメディアはオフィス専門の空間デザイン経験者が少なく、オフィス家具メーカー出身やシェアオフィスのデザイン出身など、いろんな領域のプロが集まっています。だからこそ、オフィスを題材に、みんなが"素人"みたいに自由に知恵を出し合っている。十数年デザイン業界にいますが、こんな環境は初めてです(笑)

世古:同じく、デザインに対してこんな風に向き合って創り出しているんだ・・!と、衝撃を受けました(笑)「モノ」だけじゃなくて、「コミュニケーションが生まれる仕掛け」を本気で考えている組織ですよね。デザイナーのエゴじゃない空間が生み出される、しかも時には家具の設計さえも手がけるといった、一般的な空間デザイン会社にはないような経験できるのも面白いと思います。ちなみに私の場合、オフィスデザインがやりたくて入社をしたわけではなくて、オフィスデザインは「成し遂げたいこと」に近づくための方法の一つだと捉えています。

松原:「かっこいいものをつくる=デザイン」と最初は思っていたけど、実はデザインってただの「ツール」でしかない。必ずしも皆が求めているわけでもないし、人によって「かっこいい」って違います。「誰かに満足してもらうために」と考えていたはずが、いつの間か「自分の満足を追い求めている」状態になっちゃうことがあるんですよね。次第に価値観を押し付けてるのでは?と考えるようになったのも、僕自身がデザインについて考え直すきっかけになった一つかもしれません。


ー空間デザイン経験者が多くはない状況に難しさを感じたり、逆に気づきを得たことはありますか?

松原:デザイナー同士では通じる「当然こうだよね?」という部分で、話が噛み合わないことは多々ありますね。でもこの環境は、すごく得られるものが多いです。「だって気持ち悪くない?」「だよね」って会話になるところが、「何がですか?」「気持ち悪いってなんですか?」って尋ねられるんです。そう言われると、言語化できない自分がいる。その時に初めて、言語化って大事だなと気がつくことができました。社内に通じないものは、お客さまに通じるわけがないですよね

世古:本質的で、新鮮な環境だと思います。自分の「直感」や「センス」だけに頼るデザイナーがいないんです。ヒトカラメディアでは、日々言語化の連続なので、相当鍛えられます。


ー「自己満足」なデザインになってしまったなと感じることはありますか?

世古:最終的なデザインの決定はもちろん私たちがしますが、自己満足で完成させたと感じた案件はないと思います。お客さまとの対話を非常に大事にしていますし、メンバー同士の意見交換として「メーメー(※1)」というものが頻繁に行われているからです。

※1 ・・・プロジェクト外のメンバーから、考えたプランに口出ししてもらうこと。これによって新たな学びを得て、知識の幅を広げられる。

(↑ プランニング事業部のメンバーが作った"メーメー"ステッカー。)

松原:とはいえ、もらった要件定義とこちらが認識にズレが生じることは、全くないわけではありません。ヒアリングできていると思っていても、100パーセントかどうかって言うのはこちらの解釈でしかないので。その点は非常に難しいですよね。

世古:良かれと思ってやったものが、実は求められていなかったこともありますね。空間プランニングはコンペのこともあるのですが、経験者が増えてきたり、今までの経験を言語化できるようになってきたことで、最近はますます勝つことが増えてきています!


ヒトカラに入って印象的だったことってなんですか?

世古:「わからないことはすぐに聞け」と言われたのは、かなり衝撃でした!ヒトカラメディアで初めて先輩メンバーと現場に出た時に、「これは何ですかって目の前で聞いて!その方が面白いし、他の人は皆そうするよ。先輩だから聞けないとかないから。」って言われたんですよね。当時のマネージャーにも、「聞く方が早い、聞け」って。複数のプロジェクトをスピード感持って遂行しなくてはならない状況においては、その方が効率も良いし吸収しやすいのだと思います。

松原:「聞く前に一旦、自分で考える」が一般的ですけどね(笑)僕が印象的だったのは、「ワークショップを大事にしている」ところです。デザインは「求められていることを、いかに正確に返せるか」が大事だと思っていましたが、実は「求められているもの」って全てじゃない。「お客さま自身が認識できていない要望」の存在に気がつきました。ヒトカラメディアではそこを重要視していて、時にはワークショプを開催することで「課題の本質」を引き出すといったこともします。とても難しいのですが、面白いですね。

世古:案件で思い入れがあるのは、千葉県長南町にある廃校をリノベーションした「おかえり集学校プロジェクト(※2)」です。来た人が集う場所や、記念になるものを作れたらいいなぁ・・・と、思い切ってシンボルツリーを作ってみました。この仕掛けが思っていたよりも機能して、実際に来た人たちがツリー部分に記念写真を飾ってくれたんです!お客さまとのコミュニケーションのすえのアウトプットとして、こういう効果が生まれるのって面白いですよね。作ってよかった、「お節介」が効いたなって思いました

※2 ・・・閉校した校舎を再生・利活用する株式会社リングローさん独自の活動。その第2弾として、千葉県にある「長南集学校」の改修設計をヒトカラメディアが担当しました。

▽プロジェクトの詳細はこちらから!


松原:「お節介」が喜ばれた経験は、僕にもあります。内装が完成する直前に、棚をつけたいけど予算がないことが判明した案件がありました。普通だったら追加費用をいただく、もしくは、他の棚を削って作成することで解決するかと思いますが、あえてお客さまを巻き込んだ「DIY」を企画してみたんですよね。これがかなり喜んでもらえて、すごく嬉しかったです!


ヒトカラメディアのプランニング事業部には、どんな人が合うと思いますか?

世古:正直まだまだ整ってない部分が多い組織ですし、いつでも誰でもウェルカム!といった状況ではありません。そこを一緒に作って行けるって思える人がいいですね。もちろんここでやりたいことがある人の方が楽しめると思いますが、具体的にやりたいことがなくても、課題感やモヤモヤがあって、そこに向かってがむしゃらに進んで行ける人にとっては、楽しめる環境ではないでしょうか。

松原:ある意味かなり自由な会社なので、極端な話ミッションに沿っていれば、何をしても会社は応援してくれます。青臭いことを言っても笑われることは一切ないです。熱い想いをさらけだしても大丈夫だという安心感がありますし、僕自身ヒトカラメディアに入社して気持ち的にも肉体的にも若返りました(笑)成し遂げたいものがあったり、真剣に夢を語ることを否定しない人にオススメです!


▽ヒトカラメディアでは、一緒に働く仲間を募集しています!

空間デザイナー
より多くの人をいきいきと。人に寄り添う"働く場"をデザインしたい人募集
はじめまして、ヒトカラメディアです。数ある魅力的な企業の中から、私たちヒトカラメディアのページをご覧いただきありがとうございます! 私たちは ◆ミッション 「都市」と「地方」の「働く」と「暮らす」をもっとオモシロくする ◆ビジョン 「働く場」と「働き方」からいきいきとした組織と個人を増やす という企業理念の下、『「らしさ」にこだわったオフィス移転』を提供している会社です。主に都内のベンチャー・スタートアップを中心とした成長企業に対して、オフィスの選定から内装のプランニングまで、一気通貫でオフィス移転のプロデュースを行っています。 「オフィス移転」と聞いても、あまり馴染みがないかもしれません。しかし、成長企業に移転はつきもの。プロダクト・サービスを開発して、軌道に乗ったら人員が必要になって、一気に手狭に。1~2年に一度、オフィス移転する企業が多くを占めています。時間もお金もたっぷり使うオフィス移転、これを「ただの引っ越し」で終わらせないことに、ヒトカラメディアはこだわっています。 予算や広さ、雰囲気だけで物件や内装を決めない。財務状況や資金調達、立ち上げ期なのか拡大期なのかの企業のフェーズ、立地と内装にどれくらいの費用をかけるのか、採用を加速させたいのか、働く環境をより良くしたいのか、様々な観点から移転先を検討していきます。 また、せっかく移転しても一日の大半を過ごす場所なのに、単なる作業場になってしまうのはもったいない。作業だけだったらリモートでもいいはずですよね。会社のメンバーの皆さんが集中しやすかったりコラボレーションしやすかったり会社のカルチャーと空間の仕掛けがフィットしていたり、その会社ごとに、日々チャレンジする場所をどんな場所にするか?オフィスの立地や空間を戦略的に練ることは、その企業の理想的な「らしさ」を追求することでもあります。 経営者や移転担当者の方々だけではなく、時には会社のメンバーの皆さんも巻き込んで、「◯◯社らしさって何だろう?」「これから◯◯社は、どんな企業になっていきたいか?」「そのためにいま足りてないことは何だろう?」とワークショップを行うこともあります。ちょっと時間は掛かりますが、きっとメンバーの方々が「使いやすい/使いこなせる」オフィスになるはず。私たち自身も過去数回の全社を巻き込んだオフィス移転プロジェクトをしてきたので価値を実感しています。ヒトカラメディアは「オフィス移転」を「会社の成長の好機」に変えることで、成長企業の応援をしています。 ◆なぜ「らしさ」にこだわるのか? その企業「らしさ」という形の見えない言葉の中には、ミッションやビジョン、カルチャーや行動指針、サービスや提供価値へのこだわり、組織の在り方や組織戦略など、すべてに共通する太い「軸」が通っていることが求められます。そこに「オフィスの立地や空間」も1つの大事な要素です。「ヒトカラメディアらしさ」とは何か?この問いに正しい答えはなく、もしかしたら個々人によって違う回答が返ってくるかもしれません。それでも「これはやるのは、格好悪いからヒトカラメディアらしくない」とか、「自分たち「らしさ」って何だろう?良いところは?悪いところは?」と、しっかりと自分たちに向き合い続けて、どこの真似でもなく自分たちにしか出来ない「らしさ」を大事にこだわり続けている企業は強いのではないでしょうか。 また、オフィス移転以外にも自社施設の運営やオフィスビルのオーナー向けのソリューション提案、工事・施工管理、地方での展開も行っています。これらの事業がクロスすることで、より厚みのある価値提供を目指しているのもヒトカラメディアの特徴です。
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