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【ハッカズーク×レイン 代表対談 vol.1】なぜ、経営統合に至ったのか?意思決定の裏側に迫る。

この度、ハッカズークはレインとの経営統合を発表しました。

エンジニア・DX人材の採用支援サービスを提供するレインと、アルムナイ領域でワンストップソリューションを提供するハッカズークが経営統合することで、新しい「入り口」と「出口」の在り方を作っていきます。

▼詳細はこちらをご覧ください

アルムナイ事業を展開するハッカズークとエンジニア採用支援のレイン、経営統合によりグループ化
株式会社ハッカズークのプレスリリース(2024年10月30日 08時30分)アルムナイ事業を展開するハッカズークとエンジニア採用支援のレイン、経営統合によりグループ化
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000192.000030026.html


今回の発表にあたり、経営統合に至るまでの理由や今後の展望について、ハッカズーク代表取締役グループCEOの鈴木とレイン代表取締役兼、ハッカズーク執行役員COO兼CHROの芦川にインタビューをしました!

また、今回は特別企画として、レイン採用チームとともに、以下の第一弾から第四弾までを毎週お届けしていきますので、ぜひご覧ください!

第一弾:なぜ経営統合に至ったのか ※本日公開
第二弾:ハッカズークは、なぜレインを選んだのか?
第三弾:レインは、なぜハッカズークを選んだのか?
第四弾:ホールディングス化で目指すこと

株式会社レイン代表取締役 兼 ハッカズーク執行役員COO兼CHRO 芦川 由香(左)
ハッカズーク代表取締役グループCEO 鈴木 仁志(右)

多くの選択肢がある中で、今回の意思決定に至った理由

ー 今回は第一弾として「なぜ経営統合に至ったのか」をお二人にお聞きできればと思います。早速ですが、いつ頃から経営統合やM&Aを検討していたのでしょうか?

鈴木:ハッカズークは、今後事業を拡大して、ミッションを達成していくためには、M&Aなども選択肢に入れる必要があると考え、2023年の夏頃から検討を始めていました。

芦川:レインは以前からこのまま単独成長を続けるべきかどうかは悩んでいましたが、経営者の方々と話す中で、さまざまな選択肢があることを知り、2024年の春頃から具体的に検討を始めました。

ちょうどそのタイミングで鈴木さんとお話したことが大きかったかもしれません。M&AやIPOといった、これまで考えたことがなかったことについて教えてもらい、自分でも勉強をはじめました。

鈴木:私がきっかけをつくった感じですかね(笑)。私自身も昨年から知人の経営者と経営統合の可能性について話したりしていて、一部の企業とは具体的なデューデリジェンス※のプロセスまで進んでいました。実行に関しては今年にこだわっていたわけではなく、昨年どこかとご縁があれば昨年実現していたかもしれませんし、もしレインが昨年動いていたら、そのタイミングでレインと経営統合していたかもしれません。

※デューデリジェンス(DD)・・・投資や買収の前に、対象企業を詳しく調査・分析するプロセスを指します。

ー 経営統合の結果として、どのようなことを期待していたのでしょうか。

芦川:ビジョンである「Light up EngINeer」の実現をいち早く達成するためです。HRマーケットでエンジニア採用に強い会社として最初にトップを取りにいくことが重要です。そのための手段として経営統合が最適だと判断しました。マーケティングや営業基盤の強化も目的としていましたが、入り口の採用からサポートの裾野を広げることでLight up EngINeerの実現に近づけるとも考えていました。

鈴木:もともと、現在のサービス領域だけでいくつもりはなく、ミッションを達成するために必要なビジョンに基づいたサービスは広げていきたいと考えていました。そのため、今後アルムナイだけに限らない事業展開を考えた際に、自分たちだけで進めるべきなのか、それとも他社と組むべきなのかを検討する中で、自分たちだけでやるか他社と組むかはただの手段の話で、重要なのはミッションを達成することだと考えました。そうであれば、目指す世界観が近い会社で、事業シナジーが期待でき、経営陣がさらに強化される相手と組むことでより成長できると考えました。

互いに「競合」と認識していたところから、今に至るまで

ー ハッカズークとレインの出会いについて教えてください。

芦川:去年の夏にあった経営者交流会が最初の出会いです。ただ、もともとハッカズークのことは知っていました。私たちも一時期アルムナイの領域に関わっていたため、競合として認識していましたね(笑)。

鈴木:私たちも、芦川さんに交流会でお会いする前からレインのことを知っていました。同じく競合として認識していました(笑)。ただ、交流会で会って話をして「直接的な競合ではない」と感じることができました。その後、別の機会もあり具体的に話す機会があったのが大きなきっかけになったと思います。

芦川:そうですね。その後もレインの5周年記念パーティーにお声がけしたりと、コンタクトはとっていましたね。

鈴木:そうやってやりとりする中で、お互いの事業についてじっくり話し合う場を設けることにしました。オフィスにも来てもらい、レインの将来の選択肢のひとつとして真剣に検討してほしいと声をかけ始めました


大事にしているのは「対等」であること

ー そこから今回の意思決定に至るまで、どのような動きがあったのでしょうか?

芦川:5月頃に他社も含めて本格的に動き始めようと思い、鈴木さんにも連絡をしました。もっとハッカズークについて理解を深めたくて、情報交換やディスカッションの場を何度かセッティングしてもらいました。

鈴木:私がしつこく「選択肢に入れてね!」と言い続けていたので、連絡をくれたのかなと(笑)。レインが本格的に動くと聞き、ハッカズークもレインとの経営統合に向けて動き始めました。

芦川:ハッカズークの株主の皆様にお会いしたり、開発拠点であるフィリピンメンバーに会ったり、意思決定に必要な情報を得る機会をたくさんいただきました。開発メンバーの雰囲気やフィリピンという国を知ることができたことはとても良かったです。

ー 本格的に動き始めてからは、どのような議論を重ねたのですか?

鈴木:最初は互いの経営スタイルや経営方針、経営者としての思想を確認していきました。あとは自社で起きている問題や対峙している課題について「それってこういうことだよね」「それならこうしてみたら?」「うちはこうしてるよ」と話せる範囲で会話をして壁打ちをしながら、それぞれの意思決定スタイルを確かめていきました。

芦川:その確認があったからこそ、互いの強みと弱みを深く知ることができましたし、ただ良い面を見せ合うだけでなく、一緒になったときにどうフォローアップしていけばいいかを理解することができたので、とても大事な時間だったと思います。

鈴木:そうやって議論を重ねていく中でもレインは他社からも提案が来ていたので、他が持ちかけないような内容で「ラブレター」を書いて渡しました。たぶん、それが一番はじめの正式な提案でしたね。

芦川:タイトルに「ラブレター to レイン」と書かれていて、もらったときはお茶目だな〜と思いました(笑)。そして提案の中身をみて、通常のM&Aではなく、「一緒に事業をつくって、共に成長していきましょう!」という内容で、とても斬新でおどろきましたがポジティブに感じました。

ー お二人の会話からも「対等なパートナー」という関係が伝わってきますが、鈴木さんは当初からそのような想いで企業を探していたのでしょうか?

鈴木:いえ、そもそも今回のような動きは初めてですし、M&Aの他社事例は参考にしていましたが、最初からこのようなスキームが明確に頭にあったわけではなかったです。ただ、進めていく中で「事業や会社を買う」ということをしたいわけではないと思ったんです。事業を買って数字をつくるのではなく、同じ熱量を持ち、目指している世界観が近い人たちと一緒に、楽しく事業をつくっていきたいと思いました。芦川さんをはじめ、レインの人たちと話していく中で、そうした気持ちがますます強くなりました。自分もこの人たちとタッグを組んだら絶対に楽しいだろうと思ったし、芦川さんにも「経営者として、こっちの方が楽しくない?」という話をよくしていましたね(笑)。

ー レインだからこそ、この関係が実現したわけですね!では、なぜハッカズークはこれほどまでにレインと共に未来をつくりたいと思ったのか?次回は、「ハッカズークがレインを選んだ理由」をレイン採用チームがお届けしますので、お楽しみに!

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