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本企画は、ハッカズークで働くメンバーの「リアルな想いと働き方」を伝える
インタビューシリーズです。
今回登場するのは、企業と退職者をつなぐアルムナイネットワークの構築支援を担う、原山さん。
「退職=終わり」「退職=裏切り」という古い慣習を見直し、
人と組織の関係性を前向きなものに変えていく──。
そんな思いを胸に、日々奮闘している原山さんに、仕事のやりがいや、その裏側にある苦労を聞きました。
キャリアの転機は「退職」という考え方への違和感から
「仕事をする上で、“退職”はとにかくネガティブで、ただただ嫌な出来事でしたね。」
新卒(18卒)でクリエイティブ業界に特化した人材会社へ入社し、約7年間、両面型のエージェントとして企業と人材の双方に伴走してきたという原山さん。
エージェントの仕事を通じて、日々“人の入れ替わり”と向き合う中でなかで、退職」という現象への違和感を感じていたと言います。
「とにかく、辞めるということがネガティブに捉えられすぎているんです。」
アルムナイが“当たり前”になれば
「アルムナイという考え方がもっと当たり前になれば、会社にとっても、働く人にとっても良いことだなと思いました。」
ハッカズークへ転職をしたのは、前職で培った知見を活かしながら、より構造的に“人と組織の関係”を変えられる環境を求めての決断だったと言います。
「同じようなエージェント会社に行く選択肢もありましたが、それでは何も変わらないと感じました。
これまでのHR業界での経験を活かして、新しいことにチャレンジできる会社を探していました。
これまで、“退職”はネガティブに捉えられがちでしたが、アルムナイという考え方を取り入れることで、退職がむしろ企業を良くするきっかけになる。そんな全く新しい価値観を提供する仕事があるのなら、挑戦してみたいと思いました。」
現在は、アルムナイネットワークの立ち上げや運営支援を中心に、新規事業や個別プロジェクトの推進にも携わっているとのこと。新たな取り組みを進めていく“推進型の仕事”に、日々大きなやりがいを感じているそうです。
苦労の瞬間——数百人規模イベントの「ゼロからの旗振り」
「会場の手配からゲスト登壇者のアサイン、ROIの算出、プログラム内容の企画、備品の手配まで……。
前例のない“ゼロから”の対応が多く、正直めちゃくちゃ大変でした(笑)」
印象に残っている“大変だった仕事”として原山さんが挙げたのは、
グループ会社・レインとの経営統合を記念して開催された、数百人規模のオフラインイベントでした。
▼引用記事
https://www.wantedly.com/companies/hackazouk/post_articles/1003086
過去に前例がなく、成功の定義も見えない。
そんな状況の中で、原山さんは旗振り役を任されました。
最初に立ちはだかったのは、「ROIをどう説明するか」という壁。
このイベントは直接売上を生むわけではありません。
だからこそ、「なぜやるのか」を社内に説明できるよう筋道を立てる必要がありました。
事前準備や集客の目途が立った後も、想定外のトラブルが起きるなどバタバタする場面も多くありましたが、事務局メンバーと協力しながら、最後は無事にやり切ることができましたと語ります。
「初めてのことばかりで苦労も多かったですが、その分、学びも多かったです。
特に、関係各所への連携の仕方や、周囲の巻き込み方などは、今後のプロジェクト運営にも活かせると感じています。」
初めての取り組みに対して、どうリードしてあげるか
アルムナイは、まだ多くの企業にとって“未知の領域”。
そのため、先方の意向を汲もうとして「どうしますか?」と問いかけるばかりでは、かえってクライアントを困らせてしまうことがあるそう。
「未知の領域だからこそ、クライアント側にも明確な答えがないケースが多いんです。そのため、僕たちがアルムナイのプロとして、しっかりクライアントをリードしてあげる必要があります。」
そんな中、ハッカズークに入社して間もない頃に原山さんがよく受けていた指摘があると言います。
「『場当たり的なベストエフォート型の提案はやめなさい』と、よく言われていました。
前職では、課題やニーズがある程度顕在化していたように思います。
『人がいないから紹介してほしい』『急な退職が出たから後任を探してほしい』といった具合です。
そのため、まずは先方の考えを丁寧に伺う“傾聴”が癖のようになっていました。
ただ、コンサルタントとしてアルムナイの取り組みを支援するためには、クライアントの目的達成に向けてこちらが主導して取り組みを推進していく必要があります。そのため、今までの仕事の進め方や考え方を、根本からアップデートする必要がありました。」
徹底的な仮説思考、構造化、入念な打ち合わせ準備——。
なかでも議事録の取り方は大きく変わったそうです。
「『議事録を制する者は会議を制す』。このアドバイスを受けてから、打ち合わせや提案の質が大きく変わったと思います。
とにかく事前の準備やアジェンダの設定が大事で、そのために議事録は……
だめですね、議事録の話だけで記事が2~3本書けてしまいそうなのでここまでで辞めておきます(笑)」
モチベーションの源泉は、“変化の手応え”と“誇れる瞬間”
原山さんの一日は、常に濃密。
「1日が3日分に感じるくらい濃い」と笑うその言葉には、
クライアントごとに異なる課題に向き合い、提案と検証を繰り返す日々の実感が滲んでいました。
「同じ案件が一つとしてないんです。
企業の文化や人の考え方を理解したうえで、どうすれば取り組みが上手くいくのかを考える。そのカスタマイズの余白が常にあるので、飽きることはありません。」
アルムナイという新しい概念を広げる仕事は、時に地道で、正解が見えにくいもの。
それでも、少しずつ企業の中に変化が生まれていく過程に、やりがいを感じるといいます。
編集後記
提案を磨くための仮説思考も、地道なヒアリングも、すべては「より良い関係をつくるため」の積み重ね。
アルムナイという新しい領域に挑む原山さんの姿勢には、“変化を起こす人”としての覚悟がにじんでいました。