株式会社グルーブシンクのスタッフに仕事の話を聞いていくコーナー、続いては2024年の秋口に入社した宮崎さん。現在はアシスタントとしてeスポーツイベントの仕事の流れを学んでいる最中です。
前職は少し堅めのお仕事だった宮崎さんがなぜグルーブシンクを選び、いまどんな仕事をしているのか。その想いや、入社後の体験、さらにはスポーツ業界の未来観まで、じっくりお話を伺ってみました。
目次
「人の人生に彩りを与えたい」という思いが入社を後押しした
― 宮崎さんが当社へ入社した理由や志望動機を教えてください。
ー 中学生になってからしばらくの間はゲームから離れていたそうですが、改めてeスポーツ業界を選んだ決め手は何でしょうか。
前職との違いは“反応の手触り”を直に感じられること
ー 現在の仕事内容はどのようなことをしていますか?
社内イベント「のびしろ杯」を企画、運営
ー社内の交流イベントとして「のびしろ杯」というユニークな取り組みを主導しました。
“経験と想像力”がとても重要なスキル
ー イベント運営ならではの苦労はありますか?
ーeスポーツやゲームの世界は変化が激しい印象ですが、今後の展望をどう見ていますか?
職場の人と友人の中間くらいの雰囲気で働いています
ーグルーブシンクやチームの雰囲気はどんな印象でしょうか。
チャレンジしたい人にとって、機会がたくさんある環境
1996年生まれ。大学卒業後、2019年にITセキュリティ企業にエンジニアとして入社。2023年から1年間の官公庁への出向を経て、2024年にグルーブシンクに入社。好きなゲームは『VALORANT』で、退勤後は友人とのコンペや国内外の大会観戦に勤しむ。最近観た映画『教皇選挙』がとても良かったので、全人類におすすめしたいとのこと。
「人の人生に彩りを与えたい」という思いが入社を後押しした
― 宮崎さんが当社へ入社した理由や志望動機を教えてください。
入社のきっかけは「自分が楽しいことをして、人が幸せになったら最高」という思いです。私のキャリアはグルーブシンクで3社目になります。1社目はITセキュリティ関連の企業で働いていました。その会社を選んだ理由は「幸せの基盤となる安心、安全を提供する仕事に就きたい」という思いからでした。そこから一歩進んで「人の人生に彩り……すなわち幸せを与える仕事」に挑戦したいと考えたとき、自分の好きなゲームを活かせるeスポーツ業界に興味を持ったのがきっかけでした。
私は大学生時代のサークル活動の経験から、人やものへの愛が自分の原動力であり、人生において最重要だと感じていました。自分の好きなゲームで、イベントを通じて人の人生に彩りを与えられたら、私自身も幸せだし、何より素敵だな、と思ったんです。
ー 中学生になってからしばらくの間はゲームから離れていたそうですが、改めてeスポーツ業界を選んだ決め手は何でしょうか。
社会人になってからNintendo Switchを購入し、久しぶりにゲームを楽しむようになりました。その流れで、いわゆる“真剣にゲームを競技として取り組む”人たちの存在を知り、強い憧れや尊敬の気持ちが生まれました。
自分が少し触れたものを極めている姿を見ると「すごい」と思うし、同時にもっとサステナブルに盛り上げられないだろうかと感じたんです。
プロ選手はどうしても引退やゲームタイトル自体の衰退などのリスクがつきまといます。そこを少しでもより良くする手助けができたらと思い、業界に飛び込みました。
それから、自分の中で体験知を重視していて、それがイベント運営という仕事とマッチしているのではないかというのもありました。何事においても座学よりは、体験して学ぶほうが好きなので。
前職との違いは“反応の手触り”を直に感じられること
ー 現在の仕事内容はどのようなことをしていますか?
基本的にはイベント運営に必要な進行管理をしています。台本作成や演者・選手への連絡、ホテル・弁当の手配など、多岐にわたる業務を担当中です。最近は一部のプロジェクトでディレクターの役割を少しずつ任せてもらえるようにもなり、ステップアップの手応えを感じています。また、課長補佐というポジションもいただき、組織面のサポートにも携わっているところです。
前職との違いは“反応の手触り”を直に感じられることですね。クライアントや選手、観客のリアクションがその場で見て取れるのは本当に嬉しい。イベントの業務ですから、どうしても忙しさには波がありますが、イベント本番で成功したときの達成感は大きいですし、落ち着いている時期には会社全体をより良くするためのアイデアを試せるのも面白いです。
社内イベント「のびしろ杯」を企画、運営
ー社内の交流イベントとして「のびしろ杯」というユニークな取り組みを主導しました。
はい。イベント運営の仕事柄、どうしても「提供する側」に立つことが多いんですが、社内メンバー自身も“楽しむ側”になってみるのはどうかと思ったんです。社内で普段、いろいろなゲームイベントの番組を見ているなかで「負け残りをベースにした大会をやってみると面白いかも」という話が出たので、一歩進めて「社内大会をしよう!」と企画しました。
この大会の特徴は“伸びしろ”を体感する点です。まず負け残りトーナメントをして“最弱チーム”を決めるのですが、その後コーチにレクチャーをお願いし、再戦として今度は勝ち上がりトーナメントをします。教わったことをすぐ実践して成長を実感しよう、という仕掛けでした。結果的に参加者から「楽しかった」という声をたくさんいただき、イベント企画の流れをゼロから経験できたことが自分自身の糧にもなりました。
「のびしろ杯」では、実際の大会運営、配信台本の作成、配信のセットアップを自身がリードして行いました(宮崎)
“経験と想像力”がとても重要なスキル
ー イベント運営ならではの苦労はありますか?
かなり体力を使う現場もあります。特に大規模イベントがあるときなどは、設営から撤収まで3日毎日3万歩近く歩くこともありました(笑)。あとは“経験と想像力”がとても重要だと痛感しています。事前にマニュアルを読んでいても、実際に現場で生じるイレギュラーやトラブルには経験がものを言うんです。そして選手や観客の立場に立って「本当に必要な配慮は何か」を想像する力も欠かせません。
ーeスポーツやゲームの世界は変化が激しい印象ですが、今後の展望をどう見ていますか?
近い将来は、観戦者向けのコンテンツがますますリッチになると思います。単なる公式配信を見るだけでなく、選手個人の視点やリアルタイムのデータを自由に選べるようになるなど、視聴方法が多様化していくのではないかと思っています。長い目で見ると、ゲームやイベントをみんなで楽しむ場がもっと身近になると嬉しいですね。大会会場以外にも、日常的に“集まって視聴”する文化が根付くと面白いと感じます。
職場の人と友人の中間くらいの雰囲気で働いています
ーグルーブシンクやチームの雰囲気はどんな印象でしょうか。
宮崎: フラットで多様性があると思います。バックグラウンドや個性がさまざまなメンバーがいて、仕事とプライベートの距離感が程よく近い感じです。ちょっと伝わりにくいかもしれないんですけれど、「職場の人と友人の中間くらいの雰囲気」みたいな。とはいえ、単に馴れ合いではなく、イベント本番のような“やるときはやる”場面では結束力が高い。手が足りなければ「手伝うよ」と自然にサポートが入り、そこに強制感はあまりありません。とても働きやすい雰囲気ですね。
「これはあなたの仕事でしょ」と線引きをするわけでもなく、といって他人の仕事を奪うわけでもなく、参加者のためを思って、会社のためを思って仕事をしている人が多いのが特徴ですね(宮崎)
チャレンジしたい人にとって、機会がたくさんある環境
ー これからの目標や、入社希望者へのメッセージをお願いします。
まずは自分自身、アシスタントからディレクターへステップアップし、さまざまなイベントを成功に導く力をつけたいです。今は「吸収」に集中している段階ですが、いずれは自分らしい企画や運営スタイルを確立していきたいと思っています。
当社はチャレンジしたい人にとって、機会がたくさんある環境です。未経験のことでも「やってみたい」と手を挙げれば前向きに任せてもらえます。周囲のサポートも厚いので、成長したい人にとっては最適だと思います。
一緒に働きたいのは「何事も面白がる視点を持ち、行動できる人」。また、イベント運営は突発的な課題が多いので、想像力を働かせて先読みできる人は大歓迎です。逆に、決められた手順だけをこなしたいという方には少し合わないかもしれません。柔軟さと行動力を武器に、ぜひ一緒に成長していきましょう!