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古民家DIY×まちづくりワーケーションツアーin海の京都を開催しました!

京都府宮津拠点では、コワーキングスペース「クロスワークセンターMIYAZU」を中心に関係人口創出事業に取り組んでいます。11月26日〜30日にかけては、宮津にて一次産業事業を行っている株式会社百章さんと共催で「古民家DIY×まちづくりツアーin海の京都」を実施しました。

将来地方移住したい!まちづくりに興味がある!という想いを持ったメンバーが東京や九州から集まり、ローカルプレイヤーや地元高校生を含めると20名以上が参加した今回のツアー。年代も出身もバラバラのメンバーの人生がクロスし、共創することで様々な化学反応が生まれました。今回はこのツアーができるまでと、実際のツアーの様子をご紹介します!


■なぜやるのか?ツアーができるまで

Founding Baseは、事業ビジョンとして『その地ならではの感動体験を提供し、地域と関わる人を増やす。』を掲げています。このビジョンの実現に向けて、社員自らが全国各地に移住し、地域に根ざして事業を行うことで地域経済の活性化に取り組んできました。

そんな中、都市部に住む人たちから

『地方創生やまちづくりというワードに興味があるけれど、何から始めたらいいのかわからない。』
『将来、田舎暮らしや地方移住をしてみたいけど、きっかけがない。』
『その地ならではの体験をしたり、ローカルな人々と交流したいけど、どうやって情報を見つけたら良いかわからない。』

など、地域に興味関心があっても都会暮らしで関わるきっかけがない、という声をたくさん聞くようになりました。

そこで始まったのが地域に関わるきっかけを作り、「宮津」というまちを「知らないまち」から「関わりたいまち」にするというプロジェクト。

現地に住んでいるからこそわかる地域固有の感動体験をパッケージ化し、魅力的な「遊び」や「学び」や「働く」を提供する。このことで、地域に関わりたいと思う人を増やし、最終的な移住定住につながる関係人口を創出することを目的に本ツアーを企画しました。

目的達成のための今回のツアーのポイントは、『古民家シェアハウスの立ち上げメンバーの一員となり、住民として、スタッフとしてまた宮津に戻ってくる理由をつくる』こと。ツアーに参加して終わりではなく、ツアーをきっかけに参加者とまちが今後も関わり続けることができるプログラムを作成しました。そんなツアーの様子をハイライトでご紹介します!

■ツアーの様子ハイライト

DYA1〜DAY2:古民家DIY&テントサウナ&ローカルプレイヤー座談会
DYA1〜DAY2のテーマは、「古民家シェアハウスのDIYを行い、まちに自分達の証を残す。建物に命を吹き込む。」

DAY1はみんなで薪割りやE-バイクによるサイクリングなどを体験し、
DAY2の午前中から、0から立ち上げ中の古民家シェアハウスをみんなでDIY!

ただ単にDIYをするのではなく、まずはまちや古民家の歴史や由来を学ぶところからスタート!この古民家にピッタリな名前はなんだろう?この古民家にふさわしい壁紙の色はどんな色だろう?どうすれば地域から愛される建物に育っていくのだろう?といったことをみんなで考え、語りながらDIYを行いました。

DIY後は、古民家の隣の里山の風景が広がる河川敷でテントサウナ&サウナ飯を実施。気持ちの良い秋晴れの中、川沿いに立てたテントサウナで整った後は川へダイブ!
びしょびしょの体を焚き火で乾かしながら、ピザ窯をつかった焼きたてピザ、宮津の魚、ジビエを使った贅沢サウナ飯を堪能しました。地元の高校生たちも大はしゃぎで身も心も最高にトトノう時間となりました。

夜は、株式会社宮津町家再生ネットワークの代表をお招きし旧呉服屋の迎賓館を活用しての座談会や、代表自らが再生した町家で晩御飯の振る舞いもありました。座談会の中では、地域で事業を創り、持続可能な状態をつくるためのポイントや小さくてもまずはチャレンジしてみることの大切さなど。これからまちづくりに携わりたい参加者にとって貴重な話が盛りだくさん。皆真剣な表情で聞き入っていました。

DAY3〜DAY4:海の京都スタジオで番組収録&隣町視察
DAY3〜DAY4は平日のため自由時間を多めに設定。テーマは「偶発性を楽しみながら、自らの意志でツアーをデザインする。」

DAY1〜2でつながったご縁と、参加者が各々が実現したいこと。そこに事前に仕込んでいたコンテンツや人を組み合わせることでこのツアーのメンバーでしか生まれない唯一無二の体験を一緒に創出することを目指しました。

結果、下記のようなイベントが生まれました。

◯銭湯を復活させたいという移住希望者と、隣町の舞鶴で銭湯復活プロジェクトを行なっているプレイヤーが意気投合し、国の有形文化財となっている銭湯の視察とノウハウの伝授が実現

◯参加者たちがツアーで感じた想いや夢を形に残したいと、最終日前夜にクロスワークセンターの配信スタジオを活用し番組収録を実施。(記事下のリンクをぜひご覧ください。)

そして、最終日にはDIYしたシェアハウスの名前を決めるためのワークショップを実施!参加者それぞれが感じた宮津の「まち」や「人」、DIYした古民家の印象をアプトプットして核となるキーワードを抽出していきました。

参加者から出たキーワードの一部
「偶然が加速するまち」「色づく余白のまち」「ありのままでいられて、変化し続けられるまち」

などなど、素敵なキーワードと名前の候補がたくさん出てきました。
正式名称は、今後投票などで決定する予定なので続報にご注目ください!
また、今回DIYしたシェアハウスは、継続的にこれからも定期的にDIYしたりアイデアをもらいながらみんなで創って、みんなで育てていく建物になる予定です。シェアハウスオープンまでのストーリーもぜひお楽しみに!

▼参加者からの声(一部抜粋)

地元高校生の感想・気づいていないだけで地元にも行動したいと思っている人が沢山いて、その人たちを集めたらまちの形を大きく変える力をもっていると実感できた。・悪いニュースばかりで将来に不安があったけど、交流した大人たちが僕の目標になった。これから地域創生についてもっと勉強したいと思えるツアーだった。・ツアーを通して「大人はつまんなそう」から「大人って面白い」に印象が変わった。みんな個性があって夢を持って、なおかつ僕達に何が大切かを教えてくれる優しい人たちばかりだった。

ツアー参加者の感想・宮津にはかなり多くの地域プレイヤーがいることが印象に残った。しっかり事業として稼ごうという意識が根付いているのが事前の印象と違った。どう小さく始めていくのか、どう「死なない」ように事業をしていくのか、という観点で話を聞けたことで、チャレンジへのハードルが少し下がった。・ツアーに関わった身として、シェアハウスや、今回発生した出会いの連鎖 が今後どうなっていくのか気になる。自分もまちの循環の一部になれたら嬉しい。・新しい人や経験に出会い、交流し、沢山のことをインプットできたと同時に、それを踏まえて自分自身や今後を見つめ直す機会にもなり、とても満足したツアーだった。


▼ツアー参加者による特別対談番組@クロスワークセンター内スタジオ
Founding Base卒塾生×地元高校生対談

移住候補者×Founding Base対談


■今後の抱負:『地方共創』の実現を目指して

Founding Baseは「地方共創」というスタンスを掲げ、私たち自身が地域に入り、事業を立ち上げることによって地域に関わる人を増やすことを目指しています。

元は”よそ者”である私たちが、その地の魅力を最大限に感じてもらうツアーやイベントを開催するには既に宮津に根ざし、フィールドやコンテンツを持っているローカルプレイヤーや住民の皆さんと共に創ることが大切だと考えています。
そんな中、このツアーは私たちの想いに共感し、本当に多くのプレイヤーの皆様が協力をしてくれました。
一緒に古民家シェアハウスを0からたくさんの人を巻き込んで創っていこうと声をかけてくれた共催の株式会社百章さん。

素敵な迎賓館を開放して座談会に登壇いただき、夜は特製の手料理まで振る舞って頂いた株式会社宮津町家再生ネットワークさん。

他にも、DIYだけでも!夜ご飯のタイミングだけでも!とお忙しい合間を縫ってかけつけてくれたプレイヤーがたくさんいました。このツアーは参加してくれた全ての皆さんと共に創ったツアーであり、一人一人の想いと行動により完遂することができました。本当にありがとうございました!

宮津拠点も立ち上げから半年以上が立ち、今回のような外から人を呼び込むツアー事業も始まりました。クロスワークセンター内ではクリスマスマルシェやスキルアップゼミなど宮津に住んでいる人が、宮津をもっと好きになれるコンテンツを続々開発しています。

今後はより一層、クロスワークセンター内でのイベントと宮津全体をフィールドとしたツアー事業をリンクさせていく予定です。宮津に住んでいる人も、外から来た人も「宮津を好きな人を育む」循環を生み出していきます!

12月下旬には、ローカルプレイヤーのMITEMIさんと共創して移住体験ツアーも実施予定!乞うご期待ください。

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