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企業の進化を支援し続ける フォルシアのDXソリューション

こんにちは、広報の見原です。

普段表に出る機会が少ないフォルシア役員4名へのインタビュー企画。
今回は、フォルシアのDXソリューションを統括している山田常務にフォルシアのDX(デジタルトランスフォーメーション、以下DX)事業への取り組みについて話を聞きました。

新型コロナ流行の影響もあり、この数年、企業のDXへの取り組みの加速度が増してきています。創業時より、企業の経営課題を独自のノウハウとテクノロジーを活用して解決してきたフォルシア。フォルシア創業初期から長年フォルシアの事業を支えてきた山田常務は、近年のDXの流れをどのように捉えているのでしょうか。

第一回の記事はこちら:社内のお困りごとを「対応」するバックオフィスではない!?経営課題を「解決」するフォルシアのコーポレート部門

企業のトランスフォーメーションを検索で支える

ー この数年、様々な企業でDXが進んでいます。そもそもDXとは何なのでしょうか?

デジタル技術を用いて、古いビジネスから脱却し、ビジネスモデルや企業のカルチャーの変革を行っていくものだと理解しています。DXという言葉自体はこの数年でよく目にしたり耳にしたりする機会が増えましたが、従前から「IT化」や「デジタル化」など違う言葉で似たような企業の変革が語られてきました。ただ、「IT化」「デジタル化」などと呼ばれる変革は、業務そのものやプロセスをデジタライゼーションすることを指していることが多く、そこからは表面的な変革しか得られませんでした。DXは、その先にある組織なども含めたビジネス自体をデジタル化して、ビジネスモデルや組織をまるっと変革していくイメージですので、より大がかりなものになってきているかと思います。

ー たしかに、DXという言葉はただのデジタル化ではなく、企業の変革自体を意味しているようなイメージがありますね。フォルシアも長年企業のDXを支えてきていますが、その中でもフォルシアはどのような役割を果たしていると考えますか?

フォルシアは創業時から変わらず検索という切り口で、これまで窓口の販売が主流だった旅行業界、カタログ販売が中心だったMRO業界がECに舵を切る、そのトランスフォーメーションを支援してきています。21年という年月を経て、時代と共に支援する形態は少しずつ変わってきていますが、企業のトランスフォーメーションを強力な検索で支えているということは揺るぎないですね。

強力な検索でDX時代の競争力向上へ

ー フォルシアのビジネスの特徴として、お客様である企業が長きにわたってフォルシアに検索を任せていただいているという点があげられると思います。多くの顧客企業にフォルシアを選んでいただいている理由はどこにあると考えますか?

創業以来、検索分野で前線に立つフォルシアの検索をお使いいただくことで、競争力向上を実現したいという視点で選んでいただいていているのではないでしょうか。

ユーザーのネットでの検索の仕方は大きく分けて2種類あります。一つは、①目的とする対象物がはっきりしている検索。Googleなどでおなじみのキーワード検索がそれに当たります。ユーザーが提示するキーワードに対し、期待に合致する検索結果を提示することが求められます。

もう一つは、②ぼんやりと方向性は見えているが対象物がはっきりしていない検索。こちらは対象物を特定するための条件(スペック)から対象物を絞り込み、ユーザーの希望に合った候補を提示することが求められます。

これまで、フォルシアの検索は②を得意としてきました。物販などのECサイトでは1秒の遅延が売上に影響を与えると言われています。膨大なデータの複雑条件が絡み合うサイトでも高速に処理する技術が旅行業界、MRO業界にフィットし、他に類を見なかったことが大きな要因と言えると考えます。

ー お客様のDXのニーズにマッチしていたということですね。現在、お客様からフォルシアへはどのような期待が寄せられていると感じますか?

前述した従来からのスペック検索に加え、キーワード検索の改善に向け、表記ゆれ(例:ホチキス、ホッチキス、ステープラ、ステープラー、紙綴器、ジョイント、ガチャンコ)への対応や並び順の精緻化、サジェスト機能の強化に取り組みたいという声が強まっています。また、DXを進める上での前工程として必要なデータクレンジングやデータ整備に対しての引き合いも多く、フォルシアとしてもより力を入れていきたい分野でもあります。

新しい検索、新しい分野への挑戦

ー お客様の期待に応えて強化していきたいですね。近年様々な企業でビジネスのDXが進む中で、これからの検索はどうなっていくと考えますか?

フォルシアが創業してからのこの20年で大きく変わってきているのでこれから先もさらに変化していくと思います。
現在は目的とする対象物に視覚的・直感的にたどり着きたいというニーズが高まっており、そのニーズに対応していくことが求められています。インスタグラムやTiktokの普及もあり、商品の購入や、旅行の行き先などを画像から意思決定する時代が来ています。画像から目的の対象物にたどりつきたいという、新たな②のニーズ(ぼんやりと方向性は見えているが対象物がはっきりしていない検索)に対し、フォルシアでも技術を磨いていくことが必要不可欠だと感じています。

ー たしかに、商品購入の際の検索の仕方は数年前とは大分変わってきていますね。これからフォルシアはどのような姿を目指していきたいですか?

私が、変身振りがすごいと思っている企業の一つとして富士フイルム社があります。ご存じのとおり、フイルムの分野で世界的なシェアを握った会社ですが、時流を読み、時代に先んじて新しい事業分野の開拓を行いました。デジタルへの対応のみならず、自社の技術を生かして化粧品や医薬品の異分野へも進出し、実績を残したことは偉業と言えるでしょう。

フォルシア自身もDX、トランスフォームしていかなければならないと常々考えています。これまでは検索を強みにしてきましたが、それを磨き上げていくことは素より、自社の強みを生かした新しい分野への挑戦も意欲的に手掛けていきたいです。

ー これまで強みにしていた分野に限らない挑戦、楽しみです!長年フォルシアの人材の流れを見てきた山田常務。このDX時代、フォルシアの社員に期待することは何でしょうか?

何より顧客の課題に向き合い、解決することが原点です。一人のお客様に対してマンツーマンで向き合い対話して、お客様の課題や求めるものは何なのか、先回りして探って一緒に解決していってほしいですね。

役員プロフィール


常務取締役 事業戦略統括 山田 尚紀
前職の大手航空系旅行会社では、旅行業務全般とIT企画を担当。
フォルシアでは取締役として営業・人事・教育・法務等を管轄した後現職

※所属は2022年12月現在のものとなります

さいごに

山田常務、お話ありがとうございました。

創業時から企業のDXを支援してきたフォルシア。時代とともに企業の経営課題も変化していっています。フォルシア自身も積み上げてきた強みを活かした新しい価値を生み出し続けていければと思います。

次回は、フォルシアのDX最初のお客様である旅行業界の顧客担当役員、大西取締役の話を聞きます。お楽しみに!


この記事を書いた人

見原 麻里子

経営企画室・広報担当。
山田常務と前回登場した三坂取締役はフォルシア入社のタイミングは異なりますが、
前職も同じだったのでかれこれ30年もの付き合いになるそうです!

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