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“魚と人”への好奇心に駆られ入社、マーケティングの立ち上げに邁進、そしてママになって戻ってきた赤裸々な想い【マーケティングリーダーインタビュー】

こんにちは、フーディソンの広報です。

フーディソンは、漁業に携わる企業として、男性が多く活躍しているイメージがあるかもしれません。しかし、直近は少しずつですが女性メンバーも増え、ライフステージに合わせた働き方を推進しています。本日は2022年4月に育休産休を経て現場復帰した松谷さんにお話を伺いました。

編集部:とても笑顔が素敵で眩しいです!まずは、松谷さんのことを教えてください。

松谷さん:私は社内でも珍しい経歴なのですが、大学は芸大で空間演出学部に所属し、デザイン関連を学んでいました。芸大へ行きたかった理由はクリエイターへの憧れともっと多様な価値観に触れたい想い強かったんだと思います。高校が校則の厳しい学校だったので、制約の中で生きていくのが合っていないなと痛感しまして(笑)。大学では何かを極めようとしている職人気質な人が多く、周りの友人もいい意味で変態な人ばかりでしたし、私にとってはとにかく面白くて仕方のない環境でした。

編集部:確かに、フーディソンで芸大出身の方は珍しいですね!その後どのようにフーディソンに辿り着かれたのでしょうか?

松谷さん:前職は7年間ほどIT企業でWEB制作のディレクターやデザインをやっていました。
その会社で釣りにいくという社内イベントがあったのですが、出身地が漁業や釣りなど新鮮なお魚とは縁遠い土地だったこともあり、私にとってそれが釣り初体験だったんです。なんとその日はイワシの大群に恵まれて、100匹以上釣れるという大漁日でした。その時初めてイワシというものを見ましたし、もちろん初めて手に触れました。YouTubeを観てみよう見真似で捌いたりしたことがすごく楽しくて、まんまとハマってしまったんです。

自分でも魚を買って色々やってみようと思っていたら、近所にサカナバッカがあることを知り、行ってみると衝撃を受けました。こんなにおしゃれな魚屋さんがあるんだと。アイスベッドにいるお魚がとても綺麗で、見たことのないお魚ばかりでした。当時の店長もとても優しくしてくださり、すっかり常連になりました。

しばらくして一体どんな会社が運営しているのだろうと運営会社を調べたのが、フーディソンとの出会いです。当時は転職も考えていなかったのですが、水産業界をより良くしていこうというビジョンにも共感しましたし、カジュアルな面談を重ねていくうちに、スーパーの鮮魚売り場にいた人や漁業出身の人、お魚博士など、フーディソンにはいろんな人がいることを知りました。私の知的好奇心がくすぐられた瞬間でした。なんだか分からないけど、この会社にいれば人生が面白くなりそうだと、ピーンときたんです。


編集部:なんだかとてもドラマティックです!入社後のことも教えてください。

松谷さん:入社は2016年の5月で、最初は魚ポチのマーケティングチームに配属になりました。当時は人数も少なかったので集客関連はほぼ1人で対応していました。お魚の面白さや美しさを伝えて行けたらいいなと思い、毎日午前中は築地市場に行って撮影し、その日のお昼頃にはFacebookで情報発信していました。
ターゲットは30〜50代の個人飲食店オーナーでFacebookとの相性がよく、登録自体も伸びましたし「Facebookで投稿していたあの魚がほしい」というお客様からのリアクションも多くいただいけていました。

2018年の5月くらいからはカスタマーサクセスチームのリーダーを任されました。
当時の魚ポチはバイヤーチーム、実際の魚ポチサイト運営チーム、カスタマーサクセスチームと、役割が色々分かれているのですが、当時はその横の連携ができていないことが課題でした。
当時の上司には「松谷さんにはもっと巻き込む力を身につけてほしい」と言われ、私自身、これからもマーケターをやるなら、横との連携は絶対に必要だなと、自分を変えようと決意した瞬間でした。

そこから週に一度「販促会議」を実施し、注力すべき重点商材をみんなで話し合いました。
最初は会議の開始時間通りに全員集まらなかったりとバラバラな状態が続いたのですが、建設的に意見を出し話し合い、数字を見える化することで徐々に結果が出るようになりました。狙い通りうまく売れるようになってからはチームとして機能し始めていたと思います。
元々巻き込む力に自身がなかった私にとってはとても勇気が必要でしたし、自然にできることではありませんでしたが、いいチームを作りたい一心でやっていましたね。

編集部:ご自身の殻を破られた瞬間だったのですね・・・!そのあとは、当時の新規事業チームに行かれたと伺いました。

松谷さん:そうなんです。コロナ禍の2020年5月〜2021年7月までは当時の新規事業チームのメンバーとなり、マーケティング全般とCSを担当しました。
少数精鋭のチームで、事業部長、デザイナー、エンジニア、そして私の4名で各自他事業とも兼務をしながらやっており、怒涛の日々でしたね。
飲食店さんが苦しかった時期だったので、メイン事業の魚ポチの業績も非常に苦しく、当然弊社自体も苦しいタイミングでした。だからこそ「なんとかしなきゃ」という強い思いでした。。

そんな中で、2021年7月から産休育休に入りました。

編集部:怒涛のタイミングで産休育休に入られたのですね・・・!その時はどのように思われていましたか?

松谷さん:正直・・・、中途半端なところで抜けてしまうのがとても気がかりでしたし、みんなにもすごく申し訳なかったです。やり切りたかった気持ちが強くて、早く戻ってきたい一心で「10月には戻ってくる!」と息巻いていたくらいです。裏腹にみんなはとても気遣ってくれ、リモートワークを増やすなど色々配慮をしてくれました。今でも本当に感謝しています。

編集部:お休みの間や復帰される時に感じられたことを教えてください。

松谷さん:お休みの期間中は早く復帰したいなぁとずっと思っていました(笑)。今までいろんな人と関わりながら、そして知恵を絞りながら仕事をしてやりがいや成長を感じていたのに、パタっと止まってしまった気がしていました。愛する我が子といられてとても幸せなのに、急な変化に気持ちが追いつかなかったんです。

なので保育園が決まった瞬間はよっしゃー!ってガッツポーズでした(笑)。実際に復帰して電車で通勤している時もウキウキソワソワしちゃうくらい嬉しかったですね。

編集部:実際に復帰なさってから感じたギャップなどはありますか?

松谷さん:ギャップはありましたね。お休み前と違うなと感じました。周りの期待に応えられていないのではないかと不安が襲ってきたんです。、求められているパフォーマンスを発揮できていないんじゃないかと感じていました。その感情をうまく言語化することもできず、モヤモヤしてたと思います。
夫が同じ職場で理解がある人なので、漠然としたモヤモヤを聞いてもらったり、上司との1on1でも相談したりしていて良い方向に導いてくれました。

それから、私はフェーズが変わったんだ、と受け入れる努力をしました。自分の中で気持ちを切り替えるのは難しかったですが、頑張りすぎずに「ここまでしかできない」とある程度線引きをして、周りに頼りながら気楽にやっていこうと。逆に、子供といるときはスマホを見ないようにしたので、オンオフを完全に切り替えられるようになっていき、それはそれで楽しいことも増えていきました。夜も子供と同じ時間からぐっすり眠れるようになりました。

編集部:フーディソンでは、女性活躍推進プロジェクトが立ち上がったと伺いました。どういった活動をされているのですか?

松谷さん:女性活躍推進のために、去年の7月「TMM推進プロジェクト」が発足しました。プロジェクト名になっている「TMM」はフーディソンバリューのひとつ、「Team Means More チームでやろう」から名前が付いていて、プロジェクトの初期メンバーは本社や店舗など各事業部から1名ずつ代表の女性社員が集まりました。

実際のプロジェクトでは、フーディソンのメンバーみんなが安心してイキイキ働くために、ハードルになっていることはなんだろう?という視点で、全社にアンケートを取ったり実際に現場にいってメンバーにヒアリングをしたりして、定期的にディスカッションを実施していました。普段の業務ではなかなか交わらないメンバーとも今回こうやって関わりが持てたので、横断的なプロジェクトっていいなーとシンプルに思いました。

また当社は、職種によって働く時間や環境が全く異なるので、同じ組織に所属していてもなかなか見えていなこと、気が付きにづらいことも多いんですよね。そういった面で悩みや課題もさまざまなので、現場やスタッフのリアルな声を聞いて施策を考えていきたいなと思っています。

女性社員でくくると会社全体ではまだまだ少数派ですが、今後中長期的には、家庭や子育てと両立するための支援を強化したり、福利厚生の充実や社内向けの情報発信にも力を入たりしながら女性メンバーの人数ももっと増やし、ライフスタイルや職種に限らず、安心してイキイキ働ける会社にしていきたいと考えています。


編集部:部署をまたいでのプロジェクト活動って素敵ですね。松谷さんのチームは女性が多いチームだとも伺いましたが、働く女性についてはどう思われますか?

女性がバリバリ働いているのはかっこいいなと思います。育児などがあると自分のペースだけで仕事ができなくなるので、色々大変な部分はあると思いますが、社会と繋がることで視野が広がり、楽しいことを発見できれば、それを家族にシェアして夫婦の会話も賑やかになり、家庭円満にも繋がるんじゃないかなと感じています。
金銭的な部分だけではなく、奥さんに楽しくいてほしい、生き生きしててほしいと思う男性も多いのではないでしょうか?むしろ男女という性別は関係なく、夢中になれることを続けられる社会をつくっていきたいですよね。

実は今、フーディソンで管理職をしている女性は、私を含めまだ3名だけなんです。ただ、創業当時に比べ女性メンバーもたくさん活躍していますし、代表も女性の意見がもっと反映される会社にしたいと思っており、私も盛り上げていきたいなと思っています。

まだまだ解決しなければならない課題は多いですが、どうしてやっていこう?こうしたらいいかな?と前向きに考えて実行することが好きな方、ぜひフーディソンで一緒に働きましょう!

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ユーザーに寄り添い、食の感動を生み出すカスタマーサポートリーダー募集!
Foodisonの名前の由来はFood × Edison。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミッションは「世界の食をもっと楽しく」 現在はビジョンである「生鮮流通に新しい循環を」創り出す生鮮流通プラットフォーム事業を推進しています。 プラットフォーム内では具体的には以下3つのサービスを展開しています。 ▶飲食店専用の生鮮品仕入サイト『魚ポチ(うおぽち)』 https://uopochi.jp/info/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  飲食店向けに全国の産地や中央卸売市場から仕入れた商品をネットを介して卸売りするサービス。日々4,000種類以上の商品をウェブサイト上で販売、商品を店頭まで配送しています。 ▶いつも新しい発見のある街の魚屋『sakana bacca(サカナバッカ)』 https://sakanabacca.jp/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  日本の風景から減りつつある街の魚屋をモダンにアップデートし、食べて美味しいだけではなく、魚を知り、体験できるお店作りを目指して、東京ではあまり流通していない魚種や高鮮度の鮮魚を販売する魚屋です。駅ナカ中心に店舗展開しています。現在8店舗。 ▶フード業界に特化した人材紹介サービス『フード人材バンク』 https://foodjinzaibank.jp/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  スーパー、鮮魚専門店、飲食店、寿司店、精肉加工店などフード業界を対象に、鮮魚加工や精肉加工に特化した専門技術を持った人材を紹介するサービスです。 ▶プラットフォーム事業のスケール感 飲食店向けECの魚ポチだけで考えても、一都三県で12万店、全国で45万店の潜在顧客がいます。現在の魚ポチの月間アクティブ店舗は約4000店。今後の展望としては、一都三県で3店に1店利用する状態を目指しており、規模としては今の10倍、年商で600億円の社会インフラとなります。さらに日本全国展開、海外への日本文化の広がりに対する流通のビジネスチャンスは広がっています。 我々は業界の一般常識では「絶対できない」と言われることを実現し続けてきました。今後も業界常識でいう「できっこない」を実現し続けていくことを目指しています。一緒に実現しちゃいましょう。
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▼【2023年3月30日(木)15:00~ 開催】新卒向け座談会「食の豊かさと産地の所得向上を両立させるビジネスとは|グロース上場」

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