FISMでは「インフルエンスデータで新しい世界地図を作る」というミッションを掲げ、現在、インフルエンサーマーケティングを中心とした事業を展開しています。
ミッションについては、取材いただいた際や、面談、面接にお越しいただいた皆さんには必ずお話させていただくのですが、面談、面接ではイメージがだいぶ変わった、という意見もいただいているので、今回はあらためて「インフルエンスデータで新しい世界地図を作る」とは何なのか?をお伝えします!
ミッションの背景 -社会における”コミュニティ”の変化
FISMではインフルエンサーマーケティングを展開するうえで、”インフルエンサーが所属するコミュニティの分析”を独自のAI技術により行っているのですが、私たちが考えるコミュニティに関する社会の変化について少しご説明します。
インターネットが普及する以前は学校や会社、スポーツチームなど生活している地域ごとにコミュニティが形成されており、人と人との物理的な距離の近さがコミュニティを形成するうえで重要な要素でした。
しかし、インターネットの普及によって、リアルだけでなくインターネット上にもコミュニティができるようになりましたよね。SNSが登場し、住んでいる地域はバラバラでもバーチャル上でコミュニティが形成されるようになりました。
通信手段や交通手段の進化、経済的な発展により物理的な距離という制約が減っていく中で、個人の取りうる選択肢はますます増加していますし、情報へのアクセスが容易になったことも相まって、個々人の価値観、趣味嗜好はどんどん多様化していますよね。
それ自体はいいことだと思うのですが、興味関心や情報が分散しすぎてしまい、追いきれなくなっていることに課題があると私たちは感じています。
価値観、趣味嗜好といった精神的な繋がりで形成されているコミュニティだからこそ、人はそうしたコミュニティから大きな影響を受けています。
一方で、情報の出し手はそのコミュニティの繋がりが見えず、誰にどんな情報でアプローチすればいいのか分からなくなっています。
FISMでは、「個人がどのコミュニティにどんな影響を与えているか定量化するためのデータ」を「インフルエンスデータ」と呼んでいるのですが、このインフルエンスデータをテクノロジーの力で可視化し、複雑なコミュニティを再定義することで、「適切な人に適切なメッセージを届けることができる」のではないかと考えています。
精神的な繋がりで形成されるコミュニティの可視化=新しい世界地図
価値観、趣味嗜好といった精神的な繋がりで形成されているコミュニティだからこそ、人はそうしたコミュニティから大きな影響を受けます。
しかし、情報の出し手はそのコミュニティの繋がりが見えず、誰にどんな情報でアプローチすればいいのか分からなくなっている。
FISMでは、個人がどのコミュニティにどんな影響を与えているか定量化するためのデータを、「インフルエンスデータ」と呼んでいるのですが、このインフルエンスデータをテクノロジーの力で可視化し、複雑なコミュニティを再定義することで、「適切な人に適切な情報を届けることができる」のではないかと考えました。
SNS上では、インフルエンサーとそのフォロワーによって、多種多様なコミュニティが形成されていますが、FISMではインフルエンサーのフォロワーを機械学習により解析し、趣味嗜好、興味関心などの属性が近いインフルエンサーコミュニティの可視化を行っています。
下の図がこのコミュニティをマッピングしたものなのですが、近い属性を持った人たちが同じようなところに固まり、ひとつひとつが国のように見えてきませんか?
現在はインフルエンサーマーケティングという領域でこの分析技術を活用していますが、コミュニティの分散化が進む現代において、他分野にでもこの技術は応用可能と考えています。
また、上の図はオンライン上のインフルエンサーとそのフォロワーの趣味嗜好、興味関心という切り口でマッピングしたものですが、2019年10月に発表したドン・キホーテ運営のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスとの資本業務提携により、膨大なオフラインの購買データを取り込むことで、より多面的な切り口でコミュニティの定義が可能になると思います。
ドン・キホーテさんとの取り組みについては、また次の機会でお伝えします!
FISMでは、この新しい世界地図を作ることで、「適切な人に適切な情報を届けることができる仕組み」を生み出していきます。
FISMでは全職種で絶賛採用中です!
カジュアル面談も随時行っているので、少しでも興味が湧いた人はぜひご連絡ください!