こんにちは、ファーストループテクノロジー株式会社の代表の福永です。
この記事では、当社のCI(コーポレートアイデンティティ)の1回目について記載したいと思います。
当社のタグラインメッセージとこのCIを見直すにあたっての「私の眼差し」について紹介します。
当社は、2018年1月の創立・設立以来、CIとしてMVV(ミッション、ビジョン、バリュー)を整理しHP等で公開してきました。なお、現行のミッション、ビジョン、バリューについては、次のとおりです。
- ミッション :ビジネス現場で最も必要とされるバトラー
- ビジョン :ビジネス現場をデジタルループ化し、スマート社会を実現
- バリュー :世紀を超えた価値提供、現場主義、技術主導、正常化
当社は、次のような理由から、当期を第二創業年と位置付けています。
- 世界が混沌状況(グローバル化とブロック化の混在、紛争、イデオロギー、宗教、パンデミック等)
- 2025年技術的大転換(生成AIの台頭、物理世界へのAIの浸透)
- 物理現場の見える化、データ連携による最適化、物理空間への制御や群制御展開
- デジタルビジネス化が漸く始動(DXの歩みは遅い)
- トップダウンとボトムアップの間の取組の必要性
この莫大な変化エネルギーが当社事業に影響を及ぼすのです。そうです、自ら変わらないと生き残っていくことはできないのです。よって、第二創業年として発起することにしました。
このため、これまでの期間(2018.01:創立・設立~2025.03:第8期)を第一創業期と言いますが、この間の取組は、模索しながら顧客へサービス提供を行なってきました。上記の莫大な変化エネルギーを踏まえ当期を第二創業年、当期から向こう5年程度(2025.04~2031.03)を第二創業期としています。
このような背景から、当社のCIの見直しに着手しました。見直しの範囲は、タグラインメッセージ、ミッションステートメント、ミッション、ビジョン、バリュー他です。これまでも重視してきた「現場」と「バトラー」等を活かしたものとして整理しています。
今回は、CI紹介の第1回目として、当社のタグラインメッセージについてご紹介します。
【タグラインメッセージ】
GEMBA ENGINEERING FOR NIPPON
NIPPONを支える現場エンジニアリング
われわれの平穏な暮らしは、様々な現場(製造、物流、上下水道、道路、鉄道、エネルギー、通信 等)に支えられて成り立っています。当社は、その現場を支えるデータサービスを提供していく企業としてこのタグラインメッセージを定めました。
【創業者、経営者としての眼差し】
私は、日本が好きです。
これまで、たくさんの国々に赴いては仕事をしてきましたが、やはり日本ほど良い国はないと感じています。それは、イデオロギーというよりも、暮らしの実感から生まれる素朴な感覚です。
豊かな食と自然に恵まれていること。
社会が健全なバランス感覚で保たれていること。
実直な人々による、誠実な仕事の数々。
安心して生活できるということ。
ひとことで言えば、確かな社会基盤が当たり前にある。それは世界から見れば奇跡的で、幸福なことです。日本が好きだからこそ、いま、私は大変な危機感を覚えています。こうした確かな社会基盤が、失われようとしているから。
道路をはじめとしたインフラの崩壊、地方自治体の過疎化、食糧・エネルギー問題、製造業の衰退……。あらゆる場面で、日本の根幹を揺るがす問題が顕在化しています。
けれども、大切なことは、こうした問題はなんとかできるということです。これらの諸問題の共通点は、少子高齢化による現場の人手不足です。それは、データとテクノロジーの力によって補完可能です。私たちは、ヒト・モノ・コト・ジョウホウ・カネ及びエネルギーの移動データを用いたデジタルループサービスの開発・提供を通し、顧客利益の最大化や社会課題解決に取り組んでいきます。
ただし、安直にテクノロジーを導入するだけでは、かえって問題を深刻化させます。問題の本質を捉え、人と企業や自治体、そして社会が真に最適化するソリューションでなくては意味がありません。
“洞察力とビジョンをもって、先端技術を現場に接続する” ──ここに、私たちファーストループテクノロジー(FLT)の存在意義があります。
私たちは、現場の課題にどこまでも寄り添い、それぞれに適したソリューションを検討します。現場の数だけ課題があり、ソリューションがあります。だから、「一般に流通するシステムを導入し、現場が適合してもらう」というスタイルは、私たちは取りません。データ分析、AI やサービスシステム、IoT 機器など、あらゆる選択肢の中から、現場力を最大化するものを組み合わせて提供します。提供したら終わり、ではありません。本当に大切なのは、現場の方々がそのシステムを自由に使いこなし、(私たちの想像以上に)現場の価値を高めていただくことだと考えています。そのためには、いつまでも伴走し続けます。
こうしたプロセスは、率直に言えば、めんどうなことです。しかし、めんどうなことを逃げずに取り組んでいるのが現場の方々であり、そのおかげで私たちの安全な暮らしは守られてきました。今、FLT が一歩踏み出し、あらゆる現場に恩返しをするときです。日本の未来を守るために、日本中の現場力を高めていくときです。主に企業を対象とした「データ駆動型ビジネス推進事業」と、道路や上下水道、電気などの保守管理最適化を目的とする「社会インフラメンテンスデータサービス」の2軸で、社会の基盤を底上げしてまいります。
サービスを加速する自社プロダクトの開発や、実証実験も各所で進めていきます。そして2030 年、目指すは「データサービスNo.1 企業」です。
この第二創業期のはじまりに、「私たちが何者で、どこを目指し、何を行うのか」を改めて明確にしました。このことは、そのアイデンティティの表明です。製造、物流、建設、不動産、地方、社会インフラ──すべての現場の相棒として、ここから力強く歩みはじめてまいります。
<事業内容>
顧客課題に応じた解決手法の組合最適化により、ヒト・モノ・コト・ジョウホウ・カネ及びエネルギーの移動データを用いて顧客利益の最大化に繋げるデジタルループサービスの開発・提供しています。
FLTの事業内容に興味を持った方、製造業、物流、建設業、不動産管理、社会インフラ等の効率化・省人化、自律・自動化等のDXに興味をお持ちの方はぜひご連絡ください。
今後共、よろしくお願いします!
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