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こんにちは、FinTの広報担当です。
今回はSNSソリューション事業部でアカウントコンサルタントを務める望月のインタビューをお届けします。
望月は2022年に新卒で楽天グループに入社し、北海道で楽天トラベルの営業に従事していました。新卒2年目の1月にFinTに転職し、アカウントコンサルタントとして大活躍しています。望月は「クライアントの価値貢献ができる人間になりたい」という想いが人一倍強く、今でも原動力になっているのだとか。その想いでスタートアップに転職した理由や、FinTの環境について、リアルな声を聞かせていただきました。
【望月 海帆(もちこ)】
慶應義塾大学総合政策学部を卒業後、楽天グループに入社。楽天トラベル事業において、宿泊施設向けの営業コンサルタントとして勤務。6ヶ月連続の売上目標達成などの実績を創出。
2024年1月にFinTに転職し、アカウントコンサルタントとしてSNSを通じたクライアント様のプロモーションプランを提案し、受注後の伴走まで行う。担当クライアントは、美容業界のナショナルクライアントが多くを占める。
-今日はよろしくお願いします!今注力していることや、マイブームを簡単に教えてもらえますか?
アカウントコンサルタントとして、10〜15社程度のクライアントさんを担当し、日々どうやったらクライアントさんの売上向上に貢献できるかを模索しています。週に2回程度のご提案を行いながら、受注した案件の成果創出のためにディレクションの伴走も行っています。最近は、ドラゴンボールにハマっています!
クライアントさんに価値貢献できる人間になりたい
-もちこさん(望月)は新卒で楽天グループに入社されました。当時の入社理由はなんだったのでしょうか?
学生時代の頃から、「クライアントさんに価値貢献できる人になりたい」と漠然と考えていました。そのため、toB営業ができる会社を探していました。また、地方に貢献したいという想いもあったので、楽天では楽天トラベルや楽天市場(ふるさと納税で活用されている)などの事業でその夢も叶えられると思いました。留学経験があったため、英語を使う環境であったことも理由の一つです。
-「クライアントの価値貢献」、「地方貢献」など、学生時代からかなり強い軸を持っているイメージがあります。どのようなバックグラウンドがあるのでしょうか?
自分は山梨県の山奥の地方の出身で、実家で寺院と宿泊所を経営していました。
小さい頃から運営の手伝いをすることも多く、両親が宿泊者にホスピタリティを持って接している姿に憧れていました。
二人のホスピタリティって本当にすごいんです!笑 例えば、学生さんが団体で宿泊されたことがあったのですが、山奥で雪が大量に降ってしまい、バスで帰れなくなってしまったことがありました。その際にも、周りの家の方々に呼びかけを行って、無料で炊き出しを企画して、寒い中帰れない学生さんに寄り添っている姿を見ていました。そこから、自分も「目の前の人を喜ばせられる人になりたい」という想いが強くなりました。
また、大学時代の3年間、ファッション雑誌で営業のインターンをしており、クライアントさんが喜んでくれる成功経験をしたことで、「目の前のクライアントさんに価値貢献したい」という自分の大きな軸ができたのです。
-素敵なエピソードですね!楽天での経験はいかがでしたか?
成長実感もありましたし、楽しかったです。まずは、やりたいと思えていたトラベルの事業に携わることができたのが嬉しかったですし、何より多様な価値観を持った素敵な同期が大好きで、いつも刺激をもらっていました。
ソリューションを自分でゼロから思考して、もっとクライアントさんに向き合いたい
-充実した日々だったとは思いますが、なぜ転職を考えたのでしょうか?
正直、当時も絶対転職したいと考えていたわけではなかったです。しかし、自分ができることが増えていく中で、少しずつモヤモヤを感じるようになりました。
一つは、ソリューションの選択肢が決まっていることです。楽天トラベルというプロダクトの営業だったので、それぞれの宿泊施設に対して、既存のメニューを組み合わせてご提案する形をとっていました。ただ、自分は毎日のように施設さんと電話して、様々なお悩みを聞いていたので、「もっと幅広くご支援がしたいのに...!」と感じることが多かったです。もちろん充実した環境ではあったのですが、クライアント向き合いを特に重視する自分としては、さらに深いご提案をしたいと感じていました。
-具体的にはどんなサポートをしたいと思っていましたか?
それこそ、SNSを頑張りたいという施設さんは多かったです。SNSのことが分からないというお悩みをもらったので、拝見したところ、投稿の改善はもちろん、SNSから楽天トラベルへの動線を作って、ユーザーの流れを流動的にしたいなと感じたりしていました。しかし、業務の中で実際に動くことはできませんでした。
-なるほど!他にはどのような課題感を持っていましたか?
担当施設さんが多く、全ての方々に向き合いきれていない状況もありました。当時は80社ほどを担当させていただいており、その全てに向き合い切ることはできず、取引の多い15個程度の施設さんとメインでコミュニケーションを取っていました。そこに悔しさを感じていました。
FinTメンバーのクライアントに向き合う姿勢に刺激を受け、「ここなら何でも提案できる!」と感じた
-そんな中、スカウトがきっかけでFinTへの転職を決意してくれました。大きな理由を教えてください。
面談面接でFinTメンバーと会話している中で、「この人たちはクライアントへの価値提供に真っ向から向き合っている人たちだ」と感じたことが大きかったです。
特に、部長の熊谷との面接が印象的でした。当時熊谷はリテール(小売)の構造に興味を持ち研究していたらしく、最近の気づきなどを教えてくれたのですが、「SNSの会社なのに、なんで店舗のことを考えているんだろう?」と疑問を持っていました。面接後調べてみると、メーカーの方々はオフライン店舗でどの棚を取れるかが重要で、オフラインとSNSを連動して考えていらっしゃることを知りました。そこで、SNSの幅に捉われず、クライアントが本当にしたいことは何か?そこにFinTが価値提供できることは何か?を常に問うFinTのスタンスに触れることができました。そして、ここなら自分のやりたいことができるという確信を得ました。
それ以外に、FinTの「人の良さ」も決め手でした。
当時はたくさん悩みながら転職先を決めたのですが、何度も面談を組み、納得がいくまで考え切るサポートをしてくれて、安心感がありました。また、自分のキャリアや仕事に対する考え方を否定せず、肯定してくれるメンバーの人の良さにも惹かれました。
スタートアップへの転職は「未来の自分への投資」だと思ったら、踏み切れた。
-とはいえ、楽天という充実した環境からスタートアップへの転職は、かなり不安だったと思います。
元々懸念はあまりないタイプでしたが、不安はたくさんありました。特に勤怠面と給与面は大きかったです。
楽天もしっかり働く環境ではあったのですが、スタートアップってもっと過酷だろうなと感じていました。しかし、20代のうちはクライアントさんに価値提供ができる人間になるために、時間を投資しようと考えていたので、飛び込んでみることにしました。
給与面においては、楽天ではボーナスやインセンティブが充実していたので、それがなくなることへの不安が大きかったです。ただ逆に、自分の実力に対して、楽天ではお金をいただきすぎてしまっているという感覚もありました。繰り返しにはなりますが、今は自分のレベルアップのために投資したいと考えていたので、ある意味勉強費用として捉えたら、覚悟を決めることができました。
また、実際に入社してからは、FinTを成長させてこのような制度を提案していけるようになりたいと感じています。
-転職に関して、ご家族からの反応はいかがでしたか?
最初はなぜわざわざリスクを取るのか?という反対意見をもらっていました。
その意見もありがたいと思いつつも、自分は今成長のために頑張りたいんだということを素直に伝え、理解を得ることができました。
対峙する相手のレベルに対応するために、120%でクライアントさんに向き合う。そうでないと失礼にあたると思う。
-実際にFinTに入社されて、クライアントに価値貢献する力を伸ばせているという実感はありますか?
かなりあります!
印象的だったのは、メイク領域で誰もが知っている有名ブランドさんに対して、4ヶ月以上の提案期間を経て、「やっとわかってくれる人がいた」と担当者さんに言っていただけたことです。そのクライアントさんは若年層に向けたマーケティングに課題があり、FinTにご相談をいただきました。入社6ヶ月目から担当させていただいたのですが、当時はまだ具体的な与件をいただいておらず、どうやったら自分のことを頼ってもらえるかを考え抜きました。最初はSNSのプロとして、いちターゲットユーザーとして、何かできることはないかと考え、ブランドさんのSNSの現状整理や、そこに対する意見をお持ちさせていただきました。そのアウトプットを評価していただき、少しずつ相談していただけるようになりました。そこからも、何度も何度も提案を積み重ね、ようやく受注させていただくことができました。
今では、複数のSNSの運用をさせていただきながら、デジタルマーケティングの全体戦略会議にも入って欲しいと言っていただき、運用以外にもご提案させていただける幅が広がっています。営業として向き合い続けることで、マーケティングパートナーとして信頼していただける関係性を築けたことは、私にとって大きな成功体験でした。
-素敵な関係性ですね!FinTに入社してから、「クライアントさんに向き合う」上で大切にしていることはありますか?
「120%でクライアントさんに向き合う」ことです。
先ほどのブランド担当者さんもそうですが、自分が日々対峙するクライアントさんは、大手メーカーのブランドマネージャーであったり、代理店で何年も経験を積み重ねているシニアのプランナーの方々です。入社して数ヶ月の自分が価値貢献をするには、普通のことをやっていたら、絶対にみなさんから求められている質に対応できないなと感じました。
そこで、自分の120%の力で向き合い、求められている以上の仕事をすることに決めました。ブランドの商材を使うのはもちろんのこと、競合ブランドのSNS分析や、提案時にできるだけ投稿イメージを持たせられるよう、イメージクリエイティブを自分で制作することもあります。このように、求められている以上の準備を行うことで、自分にも価値貢献ができるようになってきたと感じています。
楽天でも裁量権やスピード感はあると思っていたけど、FinTは想像の10倍だった。
-入社から1年経ち、前職との違いも見えてきたと思います。どのようなことが挙げられますか?
まずは裁量権の大きさかなと思います。
楽天時代もかなりの裁量をもらえている実感があり、とても満足していました。しかし、FinTに来てみると、大きな違いがあったなと感じています...!
当時は、クライアントさんに対して、数種類の中からカスタマイズをしてご提案する形をとっており、その中での自由度は高かったです。ただ、FinTではそもそもクライアントさんが何を求めているのかを徹底的に言語化し、ニーズにお応えできるプランがなければ自分で作りにいくことが多くあります。思考の枠組みを自分から広げに行く感覚が前職ではなかったので、とても新鮮ですし、難易度も高いです。
また、スピード感にも驚きました。スタートアップなので速いのかなとは思っていたのですが、想像以上でしたね笑
特に、入社2週間でメインの担当者として提案をさせていただいた時は本当にびっくりしました。当時は戸惑いもありましたが、先輩メンバーが新メンバーに対して一人ずつメンターになってくれる仕組みになっており、しっかり伴走してくださったので、安心感はありました。ただ、最後に行動に移すのは全て自分なので、大きな負荷がかかりながら成長できた期間でした。
成長に対する考え方も大きく異なります。
前職では、個人の目標達成のための業務ができることが最初に求められます。チーム目線があれば、かなり評価されていたと感じます。
しかし、FinTでは業務ができることは当たり前で、そこからが成長のスタートです。私たちは競合の代理店さんが多いということもあり、どうやったら期待の120%を超えていける提案ができるかを、枠組みを超えて考える必要があります。そのためにはインプットの量も必要ですし、個人だけではなく、ディレクターチームとの体制をどのように組んでいくかなど、複合的な視点が求められます。
このように、抽象度の高い課題に取り組むことが増え、何度ももがいたことで、自分の成長に繋がっていると感じています。上長との1on1でも、「この1年で個人としての成長は大きく見られるので、これからは会社全体の売上のために最適な動きは何かを考えて欲しい」というフィードバックをもらいました。内容の抽象度からも、成長幅の違いが見受けられると思います。
メンターの梨緒さんがいてくれたから、ここまで頑張れた!
-もちこさん(望月)の成長には、りおさん(永井)の存在が欠かせないのかなと見受けられます。もちこさんにとって、りおさんはどんな存在ですか?
本当に、りおさんがいてくださったからこそ、今の私があります。
この一年で様々な悩みにぶつかったのですが、一緒にもがいてくれました。特に、入社して2,3ヶ月の頃、自分が入社前に期待していた成果を出せず、なんでこんなにできないんだろう...同期入社のみんなは成果が出ているのに...と悩んだことがありました。
自分は人と比べてしまいがちなのですが、りおさんが客観的な視点で、自分が立ち向かっている課題の難しさを言語化してくださり、自分のペースで成長して良いんだと励ましてくれました。
メンタル面もそうですが、自分はりおさんがロールモデルとして憧れの存在でいてくれることが、大きなモチベーションにもなっています。りおさんのように、クライアントさんの成果が出るプランニングを通じて信頼を積み重ね、どんどん相談されるサイクルを作れるようなプランナーになりたいです。
※永井はFinTのトップ営業として、個人での成果も創出しつつ、望月のような新メンバーの育成にも携わっています。永井のインタビューはこちら。
メンター永井との様子
-最後に、自分のキャリアに悩んでいる同世代の方々へメッセージをお願いします。
僭越ながら...悩んでいるんだったら、まずは一回やってみたらとお伝えしたいです。
自分も前職の環境は大好きでしたし、このまま残る選択肢もありました。しかし、転職というチャレンジを経て、自分の成長幅はいくらでも広げられるんだと実感しました。少しでも悩んでいて、20代のうちに頑張りたいと思っている方には、ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ただし、想像以上の大変さもあると思うので、覚悟を持って決めていただきたいです。成長したいというアツい想いのある同世代と切磋琢磨したいので、お待ちしております!
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