QAエンジニア研修
フェンリルのQAエンジニア向け新卒研修の内容です。品質管理の基礎からテスト設計・実施、他部門と連携した実践的な開発フローまでを学びます。
https://recruit.fenrir-inc.com/fresh/training/qa-engineer
フェンリルでは4月から6月までの3か月間、新卒メンバーに向けた研修を実施しています。
職種に関係なく全員が参加する人事研修と、職種ごとに分かれて専門的な知識や技術を学ぶ部門研修。
どちらもフェンリルで働くメンバーが研修を担当しています。
<QAエンジニアの研修>
今回は、2025年度の新卒QAエンジニアの2名と、研修を担当したQAエンジニア(チューター)1名で部門研修を振り返ります。新卒メンバーが入社当初のQA部門に抱いた印象をはじめ、研修の内容や身に付いたスキル、今後の目標を聞きました。
左から、木之本(新卒)、草刈(新卒)、佐藤(研修担当)。
佐藤
新卒研修おつかれさまでした! 今日はこのメンバーでQAエンジニアの研修を振り返りたいと思います。なんか今日、全員服の色が被っていますね(笑)。早速ですが、2人は研修を受ける前、どんな心境でしたか?
木之本
研修を受ける前は、社会人になることへのワクワク感でいっぱいでした。ただ、QAの知識もテスターの経験もなく、「自分にできるかな」という不安も正直大きかったです。期待と不安が入り混じった気持ちでした。
草刈
私も研修を受ける前はとても緊張していました。 QAという職種について右も左も分からず、未経験の自分が務まるのかという不安が大きかったです。
佐藤
そうだよね。私も新卒研修を受けた一昨年は、全く同じ気持ちでした(笑)。実際にQA部門のメンバーと接してみて、どのような印象を持ちましたか?
草刈
研修が進むにつれてチューターさんやQAの先輩が温かく接してくださり、「優しさの中に芯のある方々」だと感じるようになりました。
木之本
積極的にフランクにコミュニケーションを取ってくださる優しい先輩方ばかりです。分からないことがあっても、とても聞きやすい雰囲気で、安心して業務に取り組むことができそうと感じました。
佐藤
4月にお会いした時には二人から緊張感がひしひしと伝わっていましたね(笑)。QA部門のメンバーに好印象を持っていただけてホッとしています。私自身、新卒を不安にさせない進行ができているだろうかと自問しながら研修に臨んでいたので、とてもうれしいです!
佐藤
QAエンジニアの部署である品質管理部は、大阪拠点の1課と東京拠点の2課で構成されています。従来、新卒研修を担当・実施するのは大阪拠点の品質管理部1課のみでしたが、今年度より東京拠点の2課にも参画していただきました。2課に配属となった木之本さんも、配属後をイメージしつつ研修に臨めたのではないでしょうか。
木之本
はい、研修では東京拠点のメンバー3名にお世話になりました。チューターの先輩が初歩から丁寧に説明してくださり、安心して研修に取り組めました。技術指導だけでなく、僕の性格に合わせたサポートもしてくださったことに感謝しています。また、積極的にご飯に誘ってくださったことも、とてもうれしかったです。
草刈
佐藤さんをはじめ、チューターとしてお世話になった先輩方には感謝しかありません。 未経験で一からQAの道を歩み始めた私に、いつも優しく、そしてフランクに接してくださいました。
佐藤
ありがとう。これからも折を見て声を掛けますね! 私は初めて研修担当に選任されたので、新卒メンバーと関わるのが新鮮で楽しかったです。研修の合間には、新卒のお二人が気軽に声を掛けられるように、コミュニケーションの取り方についてもお話しました。例えば、相手の回答を急ぐ場合はどのように催促するかや、複数人のスケジュールをどのように調整するかなど、雑談を交えて会話しました。お二人とも楽しみながらインプットできたのではないかと思います。社会人へのイメージとフェンリルにおける実際の働き方で異なるところがあると思うので、2人に何度も再確認をしました。
佐藤
草刈さんと木之本さんが一番印象に残っている研修は何ですか?
草刈
私が印象に残っているのは、2名体制でテスト実施をする「テスト工程管理」です。自分が制作したテスト仕様書の質問に答える場面で、「相手にどう伝えるべきか」を考えるコミュニケーションのあり方が、とても勉強になりました。
木之本
私は「テスト実施」です。実際に手を動かすことで、QA業務を具体的にイメージできました。それまではぼんやりとしていた業務の輪郭が、急にしっかり掴めたことが強く印象に残っています。
佐藤
やはり、実践的な研修が記憶に残りますよね。研修を通して、こちらが驚かされるタイミングが多くありましたよ。例えば、テスト工程管理では、私が入社した頃には想定しなかったテストケースを考慮していました。研修開始当初はスライド作成や発表が苦手な印象を受けましたが、新卒同士、協力しながら成果発表まで成し遂げてくれました。
佐藤
改めて研修を振り返ってみて、それぞれが成長を感じたスキルについて聞きたいです。
草刈
研修を通じて、特に「見るスキル」が向上しました。仕様書と実機を何度も照らし合わせる作業は、難解な間違い探しのようです。何が間違いなのかを正確に理解する過程も含め、この「見るスキル」が大きく成長したと実感しています。
木之本
私は特に「伝える力」が鍛えられました。テキストでの報連相(報告・連絡・相談)や不具合報告など、実践的なアウトプットの機会が多くありました。これらの経験を通して、正確かつ簡潔に情報を伝える力が身に付いたと思います。
佐藤
なるほど。どちらも大事なスキルです。研修を担当した私自身も、新たな課題を発見するきっかけになりました。特に、事前情報のない方に対して説明するスキルをもっと磨きたいです。新卒メンバーとのやりとりを経て向き合う時が来たなと(苦笑)。
佐藤
同期同士での交流はしていますか? 研修中は度々、励まし合っているところを見かけました。
木之本
同期に同じ部門で働く草刈くんがいてくれて本当によかったです。お互いの進捗を確認したり、分からなかったところを教え合ったり、時には軽口を言い合ったりと、彼とは切磋琢磨できる存在です。2人で研修を楽しく乗り越えられたと思っています。
草刈
私も木之本くんがいてくれて本当によかったです! 私は一つダメなことがあると全部ダメに見えてしまう悪い癖があるのですが、木之本くんは落ち込んだ時に自分の長所を褒めてくれました。他部門の同期メンバーも優しい人ばかりで、プライベートでも会うほど仲が良いです。休日にはカフェに行くなど、同期のおかげで大阪を満喫できました。
佐藤
素晴らしいです。私の実体験にもなりますが、先輩と話しにくいことも同期になら話せるといったシチュエーションも時には発生しうると思います。そんな貴重な存在であるからこそ、これからも同期とのコミュニケーションを大事にしてほしいです。
佐藤
お二人の今の目標は何ですか?
草刈
元々デザインの経験があったので、デザインで得た知見をテストに生かせるQAになりたいです。具体的には、テストの際にデザイナーがやりがちな注意点や、自分にしかない複合的な観点を持ってテストできるようになりたいです。
木之本
私は2年間は知識を全力で吸収し、先輩方の経験や知見を徹底的に学びたいです。最終的には、「木之本なら大丈夫でしょ!」と信頼してもらえるような人材になることを目指します。
佐藤
応援しています。私は来年以降も新卒研修に携わりたいですし、中途入社される方のフォローアップにも挑戦したいです。自身の教育・支援的なスキルをさらに磨いていくのが私の目標です。それぞれの目標に向けて、一緒に頑張りましょう!
佐藤
QAエンジニアを目指す方や興味を持っている方に向けて、伝えたいことはありますか?
草刈
私は、QAに関しては全くの素人でしたが、フェンリルのQA部門は未経験からでも親身に指導してくださる環境です。もし「未経験だから……」と悩んでいる方がいらっしゃいましたら、それは問題ないと思います! 応援しています!
木之本
QAエンジニアは、プロダクトの品質向上とユーザー体験に貢献する大切な仕事です。研修もしっかりしていて、先輩方のサポートも手厚く、個性豊かな素敵な人が多いので、興味があればぜひ目指してみてください!
佐藤
ありがとうございます。私からも、WantedlyでQAエンジニアのクロストーク記事を公開しているので、ぜひ読んでみてください!