AWS Summit Tokyo 2023開催! AWS Ambassadorに選出されたフェンリルのエンジニアにインタビューしました vol.1 | フェンリル
AWS Summit Tokyo 2023AWS Summit Tokyo 2023とは、4月20日〜21日の2日間にわたり幕張メッセで開催された、日本最大級AWSクラウドのラーニングカンファレ...
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AWS Summit Japan 2024(以下AWS Summit)は、2024年6月20日、21日の2日間にわたり幕張メッセで開催された、日本最大級のAWSクラウドのラーニングカンファレンスです。AWSの理解を深めるための講演やセッションをはじめ、ソリューションや事例の展示、ハンズオンやゲームなどのコンテンツが提供されました。
AWS Summit内で開催されたチーム学習演習に、フェンリルのメンバーが参加。「AWS Jam」では開発センター開発2部の米田のチームが1位、「AWS GameDay」ではクラウドネイティブ技術部の三﨑のチームが2位を受賞しました。
<去年のAWS Summitに関する記事>
今回は、AWS Summitで実施されたイベント、AWS JamとAWS GameDayに参加した米田と三﨑によるレポートをお送りします!
米田勇輝(よねだ・ゆうき)開発センター開発2部1課
前職ではシステム開発企業にて、VPCを利用したシステムの構築・運用を担当。2020年にフェンリルに入社後、インフラエンジニアとして多数のシステム開発案件で設計、構築、運用に携わる。現在はDevOpsユニットのサブリーダーも兼任し、エンジニア全体のスキルアップに貢献する活動にも取り組んでいる。
趣味はキャンプとガジェット集め。オレンジ色が好き。
三﨑和紀(みさき・かずき)クラウドネイティブ技術部プロフェッショナルサービス2課
新卒で受託開発企業に入社し、IaCを用いたAWS環境構築とオンプレミス環境のサーバー構築を担当。その後、AWSに特化したシステム開発に興味を持ち、2022年にフェンリルに入社。現在は、AWSをメインとしたアーキテクチャの作成やインフラ側のチームリーダーを担当。2023年にJapan AWS Jr.Championを受賞。趣味は筋トレとウォーキング。最近はダイエットに真剣に取り組んでいる。
米田
私はフェンリルに入社してもうすぐ4年が経ちます。前職では主にVPS(仮想サーバー)やオンプレミス環境での開発や保守に携わっていました。AWSをはじめとしたクラウドサービスは、趣味で触れることはあったのですが、仕事では扱ったことがありませんでした。転職を機に「スキルアップしたい、AWSを本格的に学びたい」という思いからフェンリルに入社。現在は社内のDevOpsのテックユニットに所属し、広範なインフラ系技術を学びながら、AWSを使った設計や運用を担当しています。
三﨑
私は2年前に中途入社し、クラウドを活用する案件を中心に携わっています。インフラが専門ですが、最近はアプリケーション開発にも興味を持ち始めて幅広く学んでいます。AWSの知識を生かし、インフラ周りのエンジニアリーダーを務めています。
三﨑
今回のAWS Summitには、どういった目的で参加しましたか?
米田
主な参加目的は、展示ブースで他社の事例を学びながら、今後業務に生かすための情報を得ることでした。AWSの最新動向を直接キャッチアップする機会は貴重ですし、勉強するための良い場だと思います。AWS Summitは、事前にセッションやハンズオンなどのイベントへの参加登録が必要です。AWS JamやAWS GameDayといった参加型のイベントは特に人気があるため、すぐに満席になってしまいます。そのため当初はそれらのイベントに参加する予定はなかったのですが、当日に確認したところ空きがあったので、急遽AWS Jamに参加することにしました。
三﨑
私は開催初日に参加できなかったのですが、2日目にAWS Game Dayと、生成AIに関するセッションに参加しました。現在、クラウドネイティブ技術部では生成AI関連のシステム開発に取り組んでいるため、AWSの生成AI技術には特に関心を持っています。
三﨑
参加者はAWSのベンダーや技術者が多いかと思っていたのですが、会場を見渡すとさまざまな業界の企業や、技術者以外の参加者も多く見受けられました。AWSやクラウドサービスへの関心が高まっているのだと感じました。
米田
そうですよね。AI関連のセッションやブースは特に盛り上がっていて、近年のAIブームを反映していると感じました。またセキュリティ関連のセッションも注目度が高く、最近発生した大規模なサイバー攻撃の事例を背景に、多くの参加者が関心を持っていたようです。こうした世間の興味や関心をリアルに肌で感じることができるのは、オフラインイベントの良さですね。
三﨑
ところで、AWS JamやAWS GameDayを知らない方も多いと思うので、まずはAWS Jamについて簡単に説明してもらえますか?
米田
そうですね。私が参加したAWS Jamは、AWSのユースケースに沿って用意されたさまざまな課題を解決するハンズオンイベントです。4人1グループでAWSから出される課題を解決し、課題解決の数や速さを競います。解決した課題と、解決するスピードにポイントが加味され、どれだけ速く効率的に解決できるかを競います。
三﨑
AWS GameDayも基本は同じです。AWSソリューションを実装して課題解決スキルをテストする実践型のイベントで、4人1チームで課題解決に取り組みます。実践形式なので、実務経験で得たAWSの知識が試される場面が多く、普段からAWSを使い込んでいないと難しい部分もありました。
(Jamのトロフィーと)
米田
初めて会う人たちと即席でチームを組んで臨みました。普段は接点がないエンジニア同士でも、一緒に問題解決をしていく過程で自然とコミュニケーションが深まります。未知の課題に対し、チームで協力しながら効率的に課題を解決していくことが求められ、新鮮な体験でした。
三﨑
未知の課題に対し、チームで協力しながら優先順位を考えて進めるのが鍵ですね。普段はあまり使わないAWSのサービスに触れる機会も多く、新たな発見がありました。
米田
まさか私のチームが1位になるとは思っていなかったので驚きました。課題を進めていくうちに、チームメンバーと「もしかして上位を狙えるかもしれない」という話になり、みんなで協力して、最後まであきらめずポイントを取りにいきました。それぞれが得意分野を持っていたので、お互いに補完し合いながら進められたのが大きかったと思います。順位が発表されたときは、本当にうれしかったです。
三﨑
チーム名が「オオサカ」だったそうですが、どうしてその名前に?
米田
イベント開始前に30分ほどのアイスブレイクの時間があり、自己紹介をしました。そのときに、私だけが大阪出身で他のチームメンバーはみなさん東京出身だという話をして、自然とその名前になりました(笑)。
(チーム名「オオサカ」)
<Amazon Web Servicesブログのレポート>
米田
今回のSummitでは、業務に直結するようなセッションを多く見て回りました。例えば、コスト最適化に関する知識や、ローカル環境の効率的な準備方法、さらにセキュリティ関連の最新情報などです。こうした内容は、すでにいくつかの案件で生かしていますし、今後も積極的に取り入れていきたいと考えています。AWS Summitの魅力は、実際に業務に役立つ知識をすぐに取り入れられる点ですね。AWSを使っている技術者にとっては、本当に学びが多く、楽しいイベントでした。
今回、一緒に参加したインフラエンジニアのメンバーと「プロジェクトマネージャーのような意思決定を担うメンバーにもぜひ参加してほしい」という話をしました。インフラエンジニアの設計思想に関するセッションでは、「なぜこのように設計したのか」といった思考のプロセスを学ぶことができます。業務で使っているサービスに対する技術的な理解が深まるだけでなく、「考え方」という新しい視点からも学ぶ機会になるのではないでしょうか。
三﨑
私も今回、GameDayを通じて他のエンジニアと一緒に課題を解決していく楽しさを改めて感じました。個人のスキルが試されるのはもちろんですが、チーム全体で協力して進めるところに、普段の業務ではなかなか得られない達成感があります。また、GameDayでは、AWSの現時点での自分の能力がスコアとして可視化される点も良い経験でした。自分がどこで強みを発揮できるのか、逆にどこに改善の余地があるのかがはっきりと分かるので、次のステップへの目標設定がしやすくなります。
他社のエンジニアと交流できたことも大きな収穫でした。社外の技術者と意見を交換することで、新たな視点やアイデアを得ることができましたし、普段とは違う環境で自分のスキルを試す場としてとても刺激的でした。来年も、さらに多くの社内メンバーを連れて参加したいと思いますし、他のエンジニアにもぜひこの機会を体験してほしいですね。
フェンリルは、社内のプロジェクトに加えて、こうした社外イベントにも積極的に参加できる環境が整っています。新しい技術を学びたい、スキルを高めたいと考えている方にとっては、やりがいのある職場だと思います。興味のある方はぜひ一緒にチャレンジしていきましょう!