フェンリルの新サービス、ハピネスを生み出すクラウド活用支援『GIMLE』とは? | フェンリル
こんにちは。クラウド事業推進部の前垣内です。フェンリルはこれまで、自社プロダクトをはじめ、共同開発と位置付けているアプリ/ウェブ開発で多くの実績を積み重ねてきました。フェンリルで働くデザインと技...
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クラウドネイティブ技術部は、クラウドを活用した企業成長の支援をしています。主なサービスである「GIMLE(ギムレ)」では、これまでの経験や専門知識を生かし、クラウド活用の新たな可能性を提供します。現在、GIMLEのソリューションの範囲を拡大。最新の技術である生成AIを組み込むことにより、ビジネスの変革をさらに進めようとしています。
今回は、部長である前垣内とプロフェッショナルサービス1課課長の木村との対談を通じて、クラウドネイティブ技術部の取り組みと、生成AIのサービスである「Generative AI」についてご紹介します。
<GIMLEについて>
前垣内健太郎(まえがいと・けんたろう)クラウドネイティブ技術部部長
2014年フェンリルに入社。官公庁向けのシステム開発経験を生かし、プロジェクトマネジメントと組織マネジメントに携わる。2020年にクラウド事業推進準備室室長に就任。2024年にはクラウドネイティブ技術部部門長兼OpenSSA日本コミュニティリーダーを務め、金融・製造業向けコンサルティングと人工知能技術の革新を推進。
サウナが趣味。絵を描いたりコードを書いたり、海外を飛び回ったりするいつも忙しい人。
木村裕亮(きむら・ゆうすけ)クラウドネイティブ技術部 プロフェッショナルサービス1課 課長
前職は自動車業界でエンジンの流体解析エンジニアを経験。2018年にフェンリルに入社し、さまざまなシステム開発案件にてインフラエンジニアを担当。近年は機械学習を取り扱うための GIMLEのサービス「MLOps」や「Generative AI」を立ち上げ、プリセールスとエンジニアリングを兼任。
サウナとドライブが趣味。
前垣内
3Daysとは、戦略策定のためのワークショップです。わずか3日間でクライアントのビジネスモデルに合ったクラウド活用の戦略を策定し、従来数か月を要していた要件定義を大幅に短縮します。
クラウドを活用したいけど具体的な方法を見つけられない、あるいは導入したけど活用できずにいるようなクライアントに向けて、GIMLEを通じて独自のコンサルティングと実行メニューである「3Days」を提供しました。このアプローチによって初期段階で企業の内部課題に焦点を当てることが可能になり、さまざまな大型案件を成功に導くことができました。
木村
課題解決のためにニーズを具体化するアプローチはGIMLEの特長の一つです。MLOpsや機械学習の応用によるクラウドの活用は現在探求している新しい領域でもあり、今後さらに発展させていきたいと考えています。
木村
1課は最前線に立ち、新しい技術を積極的に試す役割を担っています。一言でいうと「新しい物好きの切り込み隊長」です(笑)。技術の探求を楽しむと同時に、プロフェッショナルとして「お客さまがしたいことを実現する」というビジネス価値を追求するメンバーで構成されています。
前垣内
クラウドネイティブ技術部は、デジタル戦略課とプロフェショナルサービス1課、2課、3課で構成されています。ビジネス戦略を策定するデジタル戦略課の次に組織されているのが、プロフェッショナルサービス1課です。戦略チームの次のフェーズに新しい技術を追求するチームを置くことはとても重要だと考えています。部内に生成AIやOpenSSA、オープンソースのコントリビューターを内包しているチームは、市場でも価値があるのではないでしょうか。
木村
Generative AIは、生成AIとクラウドを活用してビジネスを進化させるための取り組みです。対象となる主なクライアントは、生成AIを効果的に活用したいがその方法が分からない、あるいは実現可能性に不安を感じているという企業です。
<Generative AIの詳細は下記をご覧ください>
前垣内
例えば、「冷やし中華始めました」と店先に看板を出していても、お客さまは冷やし中華を注文してくれるとは限りません。ラーメンを食べたい、飲み物も一緒に提供してほしい、といった要望もありますよね。お客さまがしたいことと私たちが勧めたいものが、必ずしも一致するわけではありません。私がクラウド事業を始めた当初このような市場ニーズのギャップを痛感しました。しかし「クラウド技術のプロフェッショナル」であるというアイデンティティを持ち続けました。
木村
生成AIを提案すると「目新しさ」や「物珍しさ」が勝ってしまい、お客さまの本当のニーズが分からなくなってしまうことがあります。私もアイデンティティとして生成AIという新技術と向き合いたいと思っています。
前垣内
技術の話ではないものを求められることも往々にしてあります。例えば「一緒に来て情報システム部を説得してほしい!」など。クラウド技術をアイデンティティとしながら、ストラテジーができるチームを組織することで、そういったお客さまの課題解決に臨んできました。
前垣内
2011年のウォールストリートジャーナル紙に、投資家でソフトウェアエンジニアでもあるM・アンドリーセン氏の寄稿文『ソフトウェアが世界を飲み込む』(※)が掲載されました。アンドリーセン氏は文中で「今後、産業はソフトウェアによって成立することを想定する必要がある」と指摘しました。テクノロジーには、私たちの生活、行動、そして存在そのものを変え得るほどの影響力があります。生成AI技術の台頭により次の10年で私たちの世界は大きく変わります。
この変革の中で今注目すべきことは「デベロッパーエクスペリエンス(開発体験)」というもう一つのDXです。知識の上層部だけが持っていた新たなテクノロジーが専門知識を持たない層に広がるとき、デベロッパーエクスペリエンスが劇的に変化すると考えています。
(※) Software is eating the world. — Marc Andreessen (The Wall Street Journal, August 20, 2011)
https://www.wsj.com/articles/SB10001424053111903480904576512250915629460
木村
生成AIを活用することで、作業の効率化から産業への応用に至るまで、多くの情報を一度に処理しより高度な意思決定ができるようになりました。システムの監視や保守、ソフトウェア開発の難しさも、これからの時代は大きく変化すると思います。
前垣内
クラウドネイティブを受け入れることで、生成AIの真の価値を引き出すことができます。GIMLEにおける生成AIの活用は、クラウドネイティブの道を切り開くきっかけにもなると考えています。
木村
GIMLEの役割は、ただの技術提供にとどまりません。私たちは、技術を通じて社会全体をより良い方向に導くことを目指しています。今回の対話から、生成AIがビジネスや社会に与えるポジティブな影響を改めて認識しました。
前垣内
私たちGIMLEチームがプロフェッショナルであり続けるためには、最新の技術トレンドを追い、それを責任を持って活用することが求められます。私たちはこれらの技術を使って、社会に価値を提供したいと考えています。
GIMLEについての最新情報は下記URLをご覧ください。
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