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こんにちは!プロジェクトリーダーをしているカナツです。
フェンリルのデザイナーは、アプリデザインやウェブデザインといったデジタルコンテンツのお仕事が大半を占めていますが、スタッフの中には、広告デザインやグラフィックデザインなど、さまざまな業界の経験があるスタッフも在籍しています。
そんな中、島根県松江市を拠点とするサッカークラブチーム「松江シティFC」さまのサポーターとして協賛し、フェンリルも参画している「しまねIT立地企業会」の広告看板の作成依頼をいただき、もともとグラフィックデザインに興味があったというフェンリルの新卒デザイナーのグォンをアサインしました!
このような看板のグラフィックデザインのプロジェクトはどのような過程で進められていくのでしょうか?
今回は、いつもとはひと味違ったフェンリルのデザイナーの取り組みを紹介します!
その前に、松江シティFCの紹介⚽
冒頭でもご紹介したとおり、松江シティFCは島根県松江市を拠点とするサッカークラブチームです。
島根県サッカー協会 松江支部の代表チームとして2011年4月に発足し、ホームタウンである島根県松江市を中心に活動しています。
地元サポーターも数多く、今回の現場取材の際にもシティFCのチームカラーである黄色のTシャツを着たサポーターたちを多く見かけました!
↑松江シティFCのエンブレム、どこかレトロな風情がかわいい。松江市花である椿と観光地としても有名な宍道湖がモチーフになっているそう。
広告看板の制作フロー
今回制作するのは、サッカーのグラウンドに設置する6m(!)の特大広告看板になります。
(よくテレビ中継とかにも写っていますよね、あのでっかいやつです)
制作のフローは下記のような流れで進めました。
1.依頼
2.調査
3.コンセプト定義
4.制作
5.チェック
6.FB対応
7.完成
これらのうち、デザイナーのメイン作業である、2〜6の工程をピックアップして紹介します。
<調査>
看板デザインにあたって、まずはコンセプトを定めるために関連事項を調査しました。
今回サポーター企業として名前を記載する「しまねIT立地企業会」がどういう団体かを調べながら、松江シティFCとの共通点を結びつけてコンセプトに。両方とも島根の成長や、若い人々を応援するという目的があったので それに合うようなデザインを考えました。
<コンセプト定義>
調査結果を元に、より具体的にデザインが出来るようコンセプトに落としていきます。今回はIT企業を想起させるブルー系カラーを日本の伝統色から選定することに。
<制作><各社チェック><FB対応>
何度か協賛各社さまや松江シティFCの担当者さまなど関係各所にFBをいただき、ブラッシュアップをしながら制作していきます。
また、6mという大きな成果物になるので、実寸サイズで見たときの印象を確認するためにA3印刷し、原寸大の看板サイズを再現して確認作業も行いました。
<完成>
そして最終的に完成したデザインがこちら!
デザインのポイントは、下記になります。
・島根のイメージとIT企業会を融合させたデザインに
・色面はIT企業のスピード感、正確さの意味を持つ2つのブルー色(群青、瑠璃)を使用
・デザインのパターンは島根を代表する美しい自然のイメージ(波、森)と勾玉を幾何学にパターン化
社会人デザイナーとしてはじめてのお仕事
完成までのフローをご紹介しましたが、本プロジェクト参加した感想や得た学びなどを、担当した新卒デザイナーのグォンに聞いてみました!
新卒研修が終わってから初めてのデザイナーとして仕事だったので、制作したものに対するFBをもらい、修正する時間の感覚がなかなかつかめず悩むことがありました。また、当初のデザイン案では「しまねIT立地企業会」をメインにしていましたが、5社のロゴを大きく見せたいという意見があがり、ガラッとデザイン案を変えることになったため、そちらの対応も大変でした。
ただ、研修が終わって初めてのプロジェックトだったので、それだけで楽しくできたと思います。制作途中では自分が作ったものを見てもらい色々アドバイスをいただいたので、たくさんの学びがあったのが嬉しいです。また、先輩のアドバイスで色々気づきがあったので勉強になりました。納品後、最初から最後まで作ったものを見てみるとすごく楽しいです。(印刷したものが本の厚さぐらいたまりましたので、、)
看板の現場視察をしたときに感じたことですが、やはり競技場は広いので5社のロゴとIT企業会の文字が予想よりも小さく見えるなと感じました。また、白い看板は日が当たると光の反射で色が飛ぶので別の色をつけても良かったかもしれないと思いました。
今後は、実際の結果物のことがより想像できるように色々試してみたり、見せたい情報のことをどう確実に見せるかの工夫を自分のなかでもっと考えていきたいとおもいます!今回の制作のように、フェンリルがなにかのスポンサーになったらまた、何かできることがあるのではないかと思います。また、機会があればロゴのデザインもやってみたいと思います!
なんと、新卒研修が終わってから一番始めのプロジェクトがこの看板制作だったグォン。スケジュール感や、実際のイメージなど、研修で習ったことと異なる部分も多々あったかと思いますが、グォンの熱心な対応により無事ゴールすることができました!
フェンリルでは、このように新卒や若手のメンバーでも「自分のやってみたいこと」がチャレンジできる環境が整っています!
以上、スポーツの秋⚽な島根からお届けしました!
またお会いしましょう!だんだん!