エンジニアという仕事を楽しみ続けるためには|shu223|note
アプリ開発等で有名なフェンリル社にお招きいただき、「エンジニアという仕事を楽しみ続けるためのキャリア戦略」というテーマで講演させていただきました。フェンリルさんに許可をいただいたので、その講演内でつかった約60ページのスライド資料を全ページ公開します。 ...
https://note.mu/shu223/n/n234455f6d09e
こんにちは。フェンリル東京支社でiOSエンジニアをやっている谷口尚です。
今回は昨年末の12月19日に、フリーランスのiOSエンジニアである堤修一さんをフェンリルにお招きし、お話いただいた勉強会の模様をお伝えしたいと思います。
元々、堤さんと面識があったフェンリルのiOSエンジニアがメッセージを送ったことから実現した今回の勉強会は、フェンリルの社内だけでなく、ネット上で様々な共感を呼び関心を集めました。
テーマ:エンジニアという仕事を「楽しみ続ける」ためのキャリア戦略
一般的に、現在の仕事を続けるうちに、自分が持っている技術もだんだんと目新しさがなくなり、それと同時に達成感もだんだんと薄れていきます。
これでは仕事を「楽しみ続ける」ことは難しく、それを解決するために新しい刺激となる仕事や技術を獲得し、自分の幅を拡げていかなければなりません。
今回の勉強会は、その「楽しみ続ける」ための方法を、堤さんが歩んできたキャリアを通じて知る時間となりました。
まずは発表の全容を下記noteやSlide Shareでご覧ください。
私の記憶に残った内容をいくつかピックアップしてご紹介します。
(元画像 ※1)
(元画像 ※2)
発表の中で私がまず気になった単語は Searchable でした。
「自分が何かできる人で、何をやりたい人か」を示し、それを必要とする人に見つけてもらうようにするため、どのメディアで、どのように発信していくか」という話の中で、フェンリルのスタッフが堤さんへ各種メディアの使い分け方を質問し盛り上がる話題となりました。
これが興味深いものであったため、まとめます。
1. 技術記事を書くなら“Qiita”
技術記事はQiitaに書くと多くの人に長い期間読まれる。また、Qiitaの記事が100いいねを集めると公式のツイッターアカウントがその記事をツイートしてくれるため、100いいねになるのが1年後, 2年後であったりする場合にリバイバルヒットになることもある。
2. 自己紹介や実績紹介には“個人ブログ”
自分の名前と共に記事を出したいときや、フリーランスの実績を紹介する記事は個人ブログに記事を書く。
3. ツイート拡散を意識する“note”
noteを運営する株式会社ピースオブケイクのCXOである深津さんを意識した記事を書くそうです。意識することで、深津さんがその記事をツイートして多くの人の目に触れられる。
4. 英語で記事を書くときは“Medium”
Mediumには英語で記事を書き、Metal や ML on iOS など自身がやってきたことを内容にする。
私自身は、Qiitaの仕組みを活かす発信方法を実践したいと思います。
そして、この「Searchable」のセクションからは、発信する内容だけでなくその発信方法を考えることで、自分が持っている価値を最大限に引き出せることを学びました。
(元画像 ※3)
次に気になった単語は、発表の終盤で出てきた「許容できるリスク」です。
自分と他人との違いをどのように出し、よりユニークなポジションを取れるかという話題の続きで「許容できるリスク」の話がありました。
堤さんが例にあげて話してくださったのは、過去に海外カンファレンスで英語講演を依頼された際、英語でのコミュニケーションがあまりうまく行かないという状況でも、堤さんが話すネタと知見が「英語が苦手」というリスクを上回り、講演するに至ったというエピソードでした。
自分自身の「許容できるリスク」を知り、海外での講演を経験したことが、国外での様々な活動の土台を作ったと堤さんは言います。
(英語でのコミュニケーションがうまくできていなかったという当時の打ち合わせを録音したSkype音声を聞かせてくれ、「許容できるリスク」を身をもって体感させてくれた堤さんに感動を覚えました)
Searchable -> ポジショニング -> 許容できるリスク
と、一連の話題の流れから許容できるリスクを分析し、そこからハイリターンを得るという経験は、許容できるリスクが人それぞれで異なるからこそできるものであり、その経が自分の武器になり、ユニークなポジションを取るための足がかりになるということを今回の勉強会で学びました。
とにかくまずは行動し、学び発信することが大切であると思います!
フェンリルでは、今月も外部からエンジニアをお招きしスタッフの前でお話いただく機会を予定しております。そちらも記事にできれば、ここに公開する予定ですので、お楽しみにお待ち下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました!
( ※1, ※2, ※3 各画像はこちらから引用しております。スライドの画像の引用は堤さんご本人の許可を得ています。)