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こんにちは、デザインセンターでアシスタントをしている大熊です。
フェンリルでは、半期に一度、各部門ごとのキックオフミーティングを開催しています。
デザインセンターでは「デザイナーズデイ」と題したイベントを実施。運営は普段アプリやウェブのUX/UIに携わるデザインセンターのメンバーで構成され、デザイナーズデイのユーザー体験を企画・デザインします。
今期のデザイナーズデイの運営を担当した私が、企画から当日までをレポートします。
今年のテーマは「わかる ふかまる みえてくる」
例年、下期のデザイナーズデイは「和を深める」ことを目的とした「運動会」を開催しています。そして今回は「仲間の感性や新しい一面に出会えるような催しにしたい」という運営チームの思いから、新たな企画を検討。体を動かす競技だけではなく、頭を使う競技や、メンバー全員が協力し合うことをコンセプトに、こちらのテーマに決定しました!
わかる ふかまる みえてくる
「これまで見えていなかった、仲間の新しい一面に出会いたい」という思いを込めました。
キービジュアルは、グラデーションの3つの◯(丸)を組み合わせており、このグラデーションは、メンバーとの関係性が変化していく様子を表現しています。
【◯かる】わかる。輪となり、これから理解していくフェーズ。
【ふか◯】深まる。一丸となり、理解したフェーズ。
【◯えてくる】見えてくる。レンズを通して、物事がより深く見えてくるフェーズ。
会場は、フェンリルの大阪オフィスからすぐ、グラングリーン大阪の「JAM BASE」。カンファレンスルームを貸し切りにしました。
「◯」の謎を解き、未来のAIを完成させる運動会
今年の運動会は、未来のフェンリルのメンバーから「◯」を探すというミッションを与えられる、というストーリー展開を用意。当日は、チームに分かれて謎解きやフィールドワークに挑戦してもらいました。
── 2025年下期のデザイナーズデイは、例年どおり運動会を予定していたが、準備していた「◯(玉や輪っかなど)」が突如として消えてしまった。
その時、2080年にフェンリルで働くメンバー、スミダから通信が入る。
スミダは、自身が開発中のサポートAIに「人間らしさ」を与えるため、2025年に存在する◯を借りたと告げる。しかし、スミダはその◯が具体的に何を指すのか分からず、2025年のフェンリルメンバーに◯の正体を一緒に探してほしいと協力を求めてきた。
運動会を再開したい運営メンバーたちは、やむなくこの「◯探し」を競技として取り入れることを決定した ──
ここからは、実際のプログラムに沿って当日の様子をお伝えします。
1.ミニゲーム(お絵かき伝言ゲーム)
まずはウォーミングアップとして、ミニゲームからスタート。
チームで縦一列に並び、先頭のメンバーだけがお題を見て、それを絵に表します。次のメンバーは前の人が描いた絵を見てお題を推測し、絵を模写します。最後の人が、絵を見てお題を当てられたら成功です!
見事にお題を当てたメンバーもいれば、全然違う絵に変化していてお題からかけ離れた回答をするメンバーもいて、とても盛り上がりました!
2. 謎解きゲーム
セキュリティで暗号化された「なぞなぞ」を解読する謎解きゲームです。
隠された箱を見つけ出し、暗証番号を解読して箱を開けるというもの。チームはもちろん、他チームとの協力も必要不可欠なゲームに仕上げました。
謎解きは、未経験でも楽しめるように工夫し、難易度を調整。また、他のプログラムとのストーリーの一貫性や、コンセプト、企画、デザインに統一感を出すところにも注力しました。
3. デザイナーズ評価制度の授賞式
お昼休憩の前には運動会を一時中断して「デザイナー評価制度」の授賞式! デザイナーがデザイナーを讃える一大イベントです。毎年、前期の受賞者が選考委員となって、社内投票から集計、表彰までを執り行います。
こちらはマネージャー陣による推薦で選ばれる特別賞「マネージャー賞」の受賞者。
受賞された皆さん、おめでとうございます!
4. フィールドワーク
お昼休憩を挟み、午後からは再び運動会のプログラムに戻ります。
午前中の謎解きゲームで開けた箱の中に入っていたヒントを基に、大阪オフィス周辺で◯が写った写真を収集するロゲイニング(地図をもとにチェックポイントを回って得点を集めるスポーツ)を実施しました。
◯があるスポットをチェックポイントとし、グラングリーン、JR大阪駅、阪急梅田駅、曽根崎周辺の4つのエリアを散策。
およそ30か所のチェックポイントは、運営メンバーが街じゅうの◯を探して設定しました。リハーサルでは本番と同様に歩き回り、楽しく運動していることを実感できたので、自信を持って本番に臨むことができました。
当日は快晴でお天気にも恵まれ、最高のコンディションで実施できました!
5. ワークショップ
集めた写真データを現像し、そのフィルムを使ってスミダに送る転送装置をみんなで完成させるクリエイティブワークショップを用意しました。使用する写真は、チームで撮影した写真だけではなく他のチームの写真も交ぜ、他のチームの一面を知って会話が弾むように工夫しました。
これらの活動を通じてメンバーが協力し合う様子を見て、スミダはついに◯の正体を解析します。それは、ただの丸ではなく、人々の「和(わ)」、つまり協力し合う心や一体感であることが分かりました。
(みんなで作成した転送装置)
こうして、スミダが開発していたサポートAIは「和」の要素が組み込まれて無事に完成。サポートAIは「め、め、めっちゃ会いたかってんけど〜!」と人間らしさがあふれる挨拶をして会場を盛り上げました(笑)。
ノベルティは、チームでデザインした缶バッジ
今年のノベルティは缶バッジ! 缶バッジの形状は運動会のテーマである「◯」にちなんでいます。各チームで事前に話し合ってデザインしてもらいました。
また、貴重品や資料、飲み物などを入れるためのトートバッグも用意。当日はトートバッグに缶バッジを付けてフィールドワークに臨んでもらいました。
Designers Dayの運営を振り返って
新しくオープンしたグラングリーンをみんなで散策したいという思いから、フィールドワーク形式の競技を取り入れました。普段の運動会とはひと味違い、メンバーに楽しんでもらえたのではないかな、と思います。
「運動して競争する」のではなく、「誰かと一緒に体を動かす(フィールドワークする)」と捉えた運動会。当初は企画がまとまらず難航する場面もありましたが、運営メンバーの創意工夫とチームワークのおかげで、素晴らしいイベントを実現することができました。
チームで協力して課題に取り組むこと、ユーザー体験のために創意工夫することは、私たちの仕事と共通しています。デザイナーズデイの企画運営で学んだことはきっと、これからの業務に生かせると思います。
私は今回、たくさんの笑顔に触れ、何事も真剣に楽しみ尽くすフェンリルメンバーの魅力を再発見しました。今回の「和の心」で深まったつながりと新しい一面を大切に、今後も素敵な仲間たちと共に邁進していきたいと思います!