こんにちは。アイブレインズの佐藤です。
私が飲食店の改善業務に着手したのは、2024年。
集客施策の設計や現場オペレーションの改善を行い、売上は前年割れすることなく、右肩上がりで推移していました。
現場レベルでは、「まだ伸ばせる」という手応えもありました。
その中で、このお店は畳むという判断が下されました。
目次
お店の始まりは、社員の「やりたい」から。
数字が伸びているからこそ、見えた“壁”。
この経営判断について、今思うこと。
これからのアイブレインズ。
最後に。
お店の始まりは、社員の「やりたい」から。
このお店は、2021年に“低糖質レストラン”としてオープンしました。
社員のアイデアを後押しし、挑戦を歓迎する文化の中で生まれた事業です。
しかし、その中心人物が退職したあとも、事業としての構造や役割分担が十分に整理されないまま、“なんとか回し続けてきた”側面がありました。
数字が伸びているからこそ、見えた“壁”。
原材料費や光熱費の高騰、若者のアルコール離れ、少子高齢化による労働人口の減少…飲食業界全体が厳しさを増していく中で、このお店はそもそも損益分岐点が非常に高い状況でした。
約30席という規模に対して正社員が常時3名。
現場のスタッフが頑張ってもお給料を上げることは難しいし、今は「まだ伸びる」と思っていても、少しでも外部環境が悪化すれば一気に落ちることは明らかです。
数字が伸びているからこそ、天井やリスクがより明確に見えたのかな、と思います。
この経営判断について、今思うこと。
正直、悔しさがないと言えば嘘になります。
でも、社長にとってもつらい判断だったことを重々承知しています。
人にも物にも投資を重ね、その過程で、失ったものや、泣く泣く手放してきたものも決して少なくなかったはずです。
時には失うことを前提に、選択を重ねてきたはずです。
だからこそ、今回の決断も、簡単に割り切れるものではなかったと思います。
限られたリソースの中で、どこに投資し、どこから撤退するのか。
生産性や将来性のある事業、より大きな価値を生み出せる人に投資できなければ、会社全体の成長機会を失い、社員の未来をも圧迫してしまう。
それは、思いだけでは覆すことのできない、現実だと思います。
これからのアイブレインズ。
2026年は、成果や組織編成を厳密に見ていく意向を伺っています。
これまでの挑戦的で自由な文化は、多くのチャレンジを生み出してきました。
個人の裁量が大きかったからこそ、スピード感を持って前に進めた場面も少なくありません。
一方で、見切り発車で物事が進んだり、特定の人に依存した運営になっていたりと、
仕組みとして十分に整いきっていなかった部分があったのも事実です。
これからは、「なんとか回す」「誰かの頑張りに頼る」のではなく、仕組みとして整えた上で、誰が・どの役割で・どんな価値を生み出しているのかを明確にし、その価値を正しく評価・配分していくフェーズに入っていくのだと感じています。
成果や貢献が可視化されることは、間違いなく厳しさを伴います。
ただ、その厳しさは、頑張った人や価値を出した人が、きちんと評価され、報われる組織をつくっていくために必要なものなのだと思っています。
最後に。
全くのゼロからマーケティングや経営的な実務に関わり、試行錯誤を重ねながら形にしていった日々。
その過程で、本当に多くの経験をさせていただきました。
何より、自分の中で「得意な領域」や「楽しい仕事」に出会えたこと。
私にとって濃い二年間でした。
この経験で得た学びや視点を活かし、より大きな価値を生み出すチームづくりに貢献していきたいと考えています。
感謝の気持ちを忘れず、これからも前に進んでいきます!!